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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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異能バトルは日常系のなかで 第5話「厨二 -センシティブエイジ-」感想。安藤と異能、灯代と鳩子の日常回

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秘密に気付いて擬似デート、シンプルな灯代回。何という記憶力……!

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 今までと比べれば、トラブルらしいトラブルもなく、普通の高校生らしい日常が流れていった回。
 灯代の秘密を知ってしまって、ほんの少しだけ距離が近づいて
 けど、もっと近い子に気付かない寿来の回。

 かっけぇだろ? 異能は最高にカッコいい! ――――ただ、それだけだ。それだけで良いんだ。

■寿来と「異能」
 また、寿来の異能に対する向き合い方が見えた事で、何故あんな異能なのかも察せられた感も。
 高梨先輩の「復元」も、彼女の欲求に根ざしたものなのか?

 それはそれとして、鳩子の気持ちに気付け寿来!

 一番ラノベな環境なのに、「根は一番常識人」っぽく描かれつつある寿来君!カッコ良いけど爆発しろ!

寿来『こんな俺に、人の心を動かす音楽なんて……!』

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 思いつきでギターを買うだと……!?中二病は財布も大変です。

■元中二病(自称)
 弾けもしないし弾く気もないのに、「カッコイイから!」とギターを買った安藤寿来は
 舞い上がったあまり、うっかり部室に鞄を忘れ
 灯代の中二病っぷりを目撃してしまう。

 灯代は、ホントは寿来に近い趣味を持った少女で、しかも今はラノベ作家を目指している

 秘密を共有した二人は、寿来の提案で、休日のデートもどきに出かけたのだが
 知らない内に、その姿を鳩子に目撃されてしまう。

 次回、第6話「罪悪 -ヴァイスペナルティ-」

千冬『ギターだっ。すげー……、安藤、これ、ちょうだい?』

寿来『いやだよ!』

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 即座に「ちょうだい」って、小学生こわい!

■ギター、はじめました
 何時の頃からか知らないけれど、「他人の注目を集める為に、ギターを買う」のは中二病の定番!
 寿来も購入し、さっそくドヤ顔ダブルギターである。

 さて安藤……、どっちが本物だ?

 ギターを欲しがった千冬に、うっかりギターを複製されてしまう寿来!
 人生は常に二者択一、どちらかを選んで貰う!

 しかも、「外れだと思ったほうを壊して貰う!」とか言い出すし、この小学生ってマジで怖い!

寿来『いや違う、この問い自体が壮大な罠……。両方とも、偽物だッ!』

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 なんてロックな破壊シーンなんだ!

■偽物語
 が、この勝負は「千冬は絶対に勝てない」ルールだ

 だって、寿来が勝った時=ニセモノを壊し、寿来が本物のギターをゲット。
 しかし千冬が勝つ時は、本物が壊れた時なのだ。

 千冬はギターを得られない。いくら小学生だって、そんな御馬鹿な提案をする訳が無い!デデーン!

寿来『ちょっと待って、ちょっと待ってよ……、マリァァァァァ!!』

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※壊れた「六弦の皇女 -インフィニティ・マリア-」は、スタッフが美味しく再生させました。

■おバカだった!
 まあ、千冬は気付いてなかったんですがね!
 大丈夫なのか小学生!

 とはいえ、どうせ高梨先輩が直してくれるから、気楽に遊んだだけだったようです。多分。

 マリアァァァァ! cv岡本さん今週も快調!

灯代『さあ! 刻の狭間に閉ざされて、永劫に彷徨い続けるがいいッ!! …!?』

寿来『―――――中二、乙?』

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 灯代は残念な夕方の女王。

■迂闊に残念に
 が、ギターに夢中になった寿来は、うっかり鞄を部室に置き忘れ―――――。
 中二病バリッバリの灯代を目撃してしまう。

 見た? 見てないよね……?

 いわく「元中二病」。
 しかも、現役で「ラノベ作家を目指して執筆中」と畳み掛けるように判明!

 どんだけ隙だらけなの灯代ちゃん!

 寿来も寿来で、日ごろの鬱憤とばかりに散々っぱらからかったものの――――。

灯代『笑うなら笑いなさいよぉ!』

寿来『何を笑うんだ?』

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 思った以上に真摯なのは、作者さん自身の思いゆえでしょうか。

■応援
 もちろん「ブラッディ・ビブレ」を普段から書いてる寿来が、それしきで笑うはずもなかった。
 いつものように笑い、寿来は真摯に彼女に応える。

 夢を応援するのは誰にでも出来るけど、心配するのは、親しい人間しか出来ないよ

 灯代の夢は、成功確率が限りなく低い冒険同然の道だ。
 応援するのは、ちょっと違う。
 心配をしたいのだと。

 それに灯代の「作家になりたい」がどれだけ本気かも知らないから、だから「応援」は出来ない、と。

灯代『時間を操る、そんな大層な異能を持っていても……』

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 やがて、「困難は自分の力で叶えるものだ」という話に流れてゆくのですが 
 時間操作なんて作家垂涎ですよ!?

 リスク不明ですが、時間を操れる異能なんて全作家垂涎の異能ですよ!?

 まあ「止める」のは数秒っぽいですものね! 仕方ないね!

寿来『灯代は、面白い小説が書ける異能が欲しかったのか?』

灯代『―――冗談でしょ? そんなの、何の意味もないじゃないっ!』

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 鳩子ちゃん、彼が鞄を取りに戻った時点で、追いかけていればなぁ……。

■日常系の中で
 異能が「自分の夢に役立たない」と嘆く灯代に、寿来は問う。
 夢を、異能で叶えたいのか? と。
 灯代は否定した。

 かっけぇだろ? 異能は最高にカッコいい! ――――ただ、それだけだ。それだけで良いんだ。

 異能はすごい。
 でも、それは「カッコイイ」だけでいい。
 偶然手に入れた力で、何かを都合よく変えてしまうのは、自分の為にならないし、面白くない。
 そういうスタンスが安藤寿来なのでしょうか。

 普段アホっぽいギャップもあって、格好良いです寿来。

灯代『皆に言わないでよ! 私の夢知ってるの、安藤だけなんだからねっ!』

寿来『でも、何かオゴるくらいなら良いだろ?』

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 畳み掛けるようにデートを仕立てる寿来。とんだ肉食系やで!

■秘密とデート
 灯代は、ラノベ大賞の一次審査を通過!
 そもそも「一次審査に数回落ちた」という事は、ちゃんと書き上げる力があったという事。
 灯ちゃんたいした子だわ!

 なんで安藤とのデートごときで、あたしがこんなに悩まなきゃいけないのよぉぉぉっ!

 秘密は二人の共有物。
 で、灯代が受かったなら「お祝い」するのが世の情け。

 寿来はさらっとデートを提案し、灯代はぐるぐるのハイテンションになってしまう!この温度差!

寿来『カップル限定ケーキセットが今なら300円引き! これにしようぜっ!』

灯代『い、嫌よ何で私とアンタが!?』

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 あまつさえ、ミニスカートの灯代に平然と応え、カップルセットをお勧めする寿来。
 平然としている!

 まったく寿来くんは肉食系だぜ!

 顔には出ていませんが、内心は結構動揺していたのか、或いはマジで鈍感王なのか……?恐ろしい子!

灯代『―――だから、アンタくらいなのよね。本当の趣味をさらけ出せるのって』

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 ああ、やっぱりこーなっちゃうのか……。

■擬似デート
 灯代に一方的に意識させたまま、けれどいつしか硬さも取れて、同じ趣味を楽しんだ。
 隠したいオタ趣味を、イヤミなく話し合える友達。
 夢さえも口に出来る友達。

 だ、だから。また一緒に―――――。

 そのまま、勢い任せに「次の約束」を繋ごうとした灯代だったが
 それは鐘の音にかき消されてしまった。

 いわゆる「え? 何だって?」現象
 でも確実に距離を縮め、そんな姿を、二人とも気付かぬまま鳩子に目撃されてしまう――――。

 鳩子、不憫……。なお次回は彩弓さん回である模様。不憫!

予告寿来&彩弓『知らない事は罪悪ですから!』『本当にそうですか?』

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 弁解は罪悪と知りたまえ!

鳩子は見ていた
 一時の恥、でも「寿来が夢を知ってくれた」事で、夢と趣味を共有できるようになった灯代。
 元々近かったというのに、さらに近づく二人の距離!
 絡み合う指先!

 日ごろの恨み、驚異の記憶力でさんざんおちょくる寿来君!
 かと思ったら、笑わず、下手に勧めず、真正面から心配し向き合ってくれる寿来君。

 愉快で楽しくて、真摯な少年
 中二病っぷりは見ててカユくなってしまいますけれど、かっこいいですよね。

 次回、第6話「罪悪 -ヴァイスペナルティ-」


■制作スタジオさんが同じ
 キルラキル 放映終了、感想まとめ


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