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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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SHIROBAKO ♯03「総集編はもういやだ」感想、僅か10秒のシーンに込められたもの。タイトル「白箱」も回収!

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初めての「制作進行」完遂を描いてゆく第3話。監督、良かったなぁ……

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 第1話は本作の導入、第2話では大きなトラブル、その後始末と宮森の成長を描いて、第3話完遂!
 一種のサブタイトル詐欺でしたが、落ちないかドキドキでしたね!
 見終わった時、謎の精神疲労が視聴者を襲う!

 あとねえ、監督V編で泣いてたって……、あるぴんのカット。

■終わりよければ……?
 最後、問題の「あるぴんのカット」を流した演出も良かった!
 僅か十秒程度の動画に、込められた気持ち。

 先輩陣の励ましとか、完成品の「白箱」を二人で見つめる場面とか、見所たっぷりの30分でしたね。

『怒りメイン? 悲しみメイン?』『うーん……、どっちも?』

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 問題の「あるぴん」シーンに、かかりっきりになるスタッフたち。

■完パケの喜び
 担当の作画監督が倒れ、監督のこだわりでリテイクが決まり
 作画がサボりFTPサーバーは止まり―――

 トラブル尽くしとなった第4話の完成に、これが初の制作進行となったあおいは喜びに震える。

 アニメは一人で作っているんじゃない
 トラブルに立ち止まった時、エリカ先輩がかけてくれた言葉で立ち直れたのだ。

 頑張って良かったという喜びを感じつつ、新米のあおいは、新米動画の絵麻と「完成品」を見つめる。

 次回、♯04「私ゃ失敗こいちまってさ」

井口(総作画監督補)『――――良しっ!!』

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 かわいい。

あるぴんはいます!
 問題のシーンの「原画」を、綿密な打ち合わせの上、徹夜で描きあげてゆく井口祐未。
 気合十分! プロの準備っぷりが快い!

 その仕事っぷりに見惚れた新人原画、安原絵麻はゴミ箱をひっくり返してしまう

 が、まるで気付かず、絵に向かい続ける井口。
 プロの集中力ってスゴい……。

 先輩の仕事は「見て盗むもの」だといいますが、憧れる絵麻さんも可愛い。

円(演出)『監督、寝るなら家に帰って寝てくださいよっ!』

木下監督(寝言)『総集編~~~~! ごめんなさいごめんなさいっ!』

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 木下監督こそ、本作のメインヒロインといえよう。

■追い込み「制作進行」
 大騒ぎから一夜、監督がうなされていた頃、新人「制作進行」宮森あおい・てんてこまい!!
 四話と九話、担当回に際し、必要な手順をまとめてゆくのだが
 もう聞いてるだけで胃が痛い!

 小さなことからコツコツとっ!!

 コミカルな絵柄と、あおいの前向きなキャラに救われるものの
 多岐に渡る仕事の「仲介役」!
 仲介役は大変!

 サブタイトルのコールから、先輩進行エリカさん登場まで、僅か二分足らず!情報量多すぎィ!!

エリカ(制作進行)『木佐さんの“やってます”と“後ちょっと”は信用するなって』

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 さらに、「担当作画さんに、業界の問題児が混ざってる」と教えられ、あわててチェックしたり
 制作進行を束ねる「デスク」の本田さんに、状況を問い詰められたり―――

 そんなに畳み掛けたら、制作一本目の新人は「わわぁ!」ってなりますよっ!

 あおいってば、初の一人仕事だったらしい。
 そりゃもうテンパります。

 にしても、エリカ先輩の気遣いっぷり、本田デスクの小気味良い調子の良さ、良い按配ですわ。

エリカ『撮影の佐倉さんに電話、状況報告しておかないとマズいっしょ』

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 エリカ先輩が要点をまとめてくれたことで、改めて動き出すあおいだったが―――。
 にしても「撮影監督の佐倉」さん、余裕あるなぁ。
 いつも余裕だわ。

 公式の用語によれば、撮影とは「背景やキャラクターの素材を合成し、さまざまな撮影効果を加えて、
 ムービーデータに変換するセクション」なんだそうで。

 エレガントかつ妻子持ち、よっぽどデキる人なんだろうなぁ

演出の円『大声出してタイミング計る人って、いまいち解んないんだよね』

演出の山田『頭ン中で出来る奴も、わからんけどな?』

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 一方、これまた同じ役職なのに、タイプがまったく違う円さんと山田さん。
 山田さん、あやちん押しが今週も深刻。

 というか、この状況でぐっすり寝てる監督も気になるな!

 あの会議の後も、日付が変わっても仕事!
 横の連携を取りつつ、ひたすらに仕事に打ち込んでゆく制作スタッフの皆さん。

 他の人の仕事が終わらないと取り掛かれない事の強調も、あおいの責任の重さが見えますね。

あおい『起きないなら、山田さんのサイン勝手に書いて流しちゃいますよ!』

演出の山田『そんな手管、誰に教わったぁ!?』

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 にしても、先週の「伝説の作画崩壊回が、俺の初演出だったですよぉ!」事件といい
 山田さんイキイキしまくってるなぁ!

 で、六時半にモーニングコール頼む! 後一時間とか言うと思うから、俺の言うことは聞かないでくれっ!

 と制作進行(あおい)に頼み
 翌朝、僅か数時間の睡眠で叩き起されるシーンですが、もうホント修羅場ってるテンション!!

総作画監督のゴスロリ様『“それだけ”と思ってらっしゃるんでしょう?』

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 あおい達が驚くことで、スゴ味が伝わる! 

■「あるぴん」完成!
 会議の翌朝、井口さんが徹夜で描いてくれた動画に、ゴスロリ様が「作画監督」を担当。
 喋りながらもサクサクと進め、あっという間に出来上がり!

 この人、すごい風格あるけど一体全体どんだけキャリアがあるんだ……!?

 また「今回のラストシーン」から考えると
 あの十秒程度の作画に、あの集中力で描いて一晩かかったことになります。

 とんでもねえ……。

『ひとつ足りないです! 大阪から、吉本さんから届くはずなんですっ!!』

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 総集編はもういやだ!のカットって、ここだったのか!!

■トラブル!
 が、テンパっている時にさらなるトラブル!
 大阪から原画を運んでいたトラックが、事故に巻き込まれて遅延する事態に。
 木佐さんも起きない!

 もう何でも良いからお願いしますっ! 八カットあげた時の木佐さんはどこに行ったんですかぁっ!?

 どんどんトラブル!
 どんどんテンパっていくあおい!!

 とはいえ、なんとか「四話入稿まであと一日」の時点で、それなりに目処が立ってくれたのだが……

あおい『―――えぇ? FTPサーバーに何度やっても上がらない? 無理?』

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 今週、エリカ先輩の存在感がパない。タロー君は毎週パない。

■完パケろ!
 だが「仕上げ」を外注していた会社との、データのやりとりに使っていたサーバーがトラブル。
 万策尽きてしまった……。

 四話と九話を一番良く知ってる、みゃーもりが動いてこそ、四話は完パケるんだよっ!!

 職場放棄しかけたあおいに
 報告・連絡・相談、情報を持ってる宮森が止まったら、お仕舞いだとエリカは諭す。

 情報を共有し、まずデータがどうなってしまったかを追う事となるのだが…、PCトラブルは怖い。

エリカ『アニメは一人で作ってるんじゃない、チームワークなんだっ!』

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 実は木下監督の元妻、とか無いですよね?

■山が動いた!
 間もなく「サーバートラブル」が表面化し、四話が間に合いそうも無いという情報を一旦共有
 が、仕上げスタジオが直接データを持ってきてくれる事になり―――

 私がやります。宮森さん、絵コンテと台本、タイムシート下さい。

 更に、総務の目隠れ美人・興津さんが、実は元制作進行だったという事が判明
 制作を辞めた彼女が、あえて手を貸してくれたことで
 一気に事態は動き出してゆく。

 本作名物、気合十分の3Dカーアクションも挟み、なんとか……?

小諸スタジオ社長『放送、楽しみにしてるよ?』

あおい『お気をつけてっ!』

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 一人で抱え込まないで、と言ってくれる本田デスク。心強い。

■感動
 小諸スタジオ社長が、二時間かけて車を走らせてくれたことで、なんとかデータ納品は間に合い
 翌日、無事「完パケ(放映可能な状態)」となった。

 あとねえ、監督V編で泣いてたって……、あるぴんのカット。

 初めての制作進行を終えたあおいを、本田デスクは忠告と共にねぎらう。
 トラブル尽くしの第4話、監督も感動の完成……。

 感動の第四話「もっともっと罵って!」

 でも、サブタイの感動クラッシャーがパないんだけど!? 一体どんな話だったんだ………。

演出の山田『遠藤、飲みにいくか?』

作画監督の遠藤『いいけど、9話は大丈夫なんスか?』

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 ギリギリでまたリテイクが出る可能性も見越し、居残って貰っていたスタッフも解散。
 いやホントお疲れ様でした……。

 スタッフの手配と、連携の間を埋める「働きバチ」となる制作進行。

 自ら作るわけじゃないけれど
 担う役割、背負う苦労は本当に大きいのですね。そして……。

あるぴん『あたし、知ってた……、あたし知ってたッ!!』

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 最後の最後は、新米制作進行のあおい&新米原画の絵麻の目を借りて、「リテイク」を流して終わり。
 怒りと悲しみが混じった、感情が爆発するような
 監督のオーダーは果たされた―――

 一話が初見、三話が「今後も視聴するかを決める分水嶺」であるとするなら
 四話は、決してウエイトが重い話じゃありません。

 そうした「情報」は視聴者も漏れ聞いていますけれど、でも、たくさんの気持ちが詰まっているのです。

予告の総務の興津さん『次回、私ゃ失敗こいちまってさ(平板)』

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 ラストで二人が見てたのが「白箱(SHIROBAKO)』、完成状態の映像のことなのです。

次回は「同好会の同窓会」!
 幾多のトラブルを乗り越え、一話からずっと作っていた「第四話」が完成するお話。
 いい最終回だった。

 エリカや演出の山田さんなど、キャラもぐんぐん掴めてきて、ますます面白くなる!

 あと冒頭、こだわりの「あるぴんをどう描くか」に指示を出したり頼み込んだりする監督も良いですよね!
 演出の山田さん共々、男性陣もすごい良い味だしてます。
 面白いわ!

 次回、♯04「私ゃ失敗こいちまってさ」

■公式サイト
 http://shirobako-anime.com/



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