残響のテロル ♯10「HELTER SKELTER」感想

残された「寿命」を振り絞って！しかし、その行動は裏腹に作用する………

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　発射されちゃったよ！？そんな第10話っていうか、もうアレどうやって止めるの！？
　ナイン自身が「もう誰にも止められない」と明言
　しかし……？　

　私の分まで、生きて、ナイン――――。

■ハイヴの最期
　また「ナイン達をも弄ぶ強敵」として出現し、アメリカの傲慢さを演出したハイヴも死亡。
　最期まで難儀な子だった……。

　同じくリサに背中を押されたツエルブ、久々の「スピンクス」が事態を覆すのか？ 次回、最終回！！

『特別手配されている“スピンクス一号”だ。出頭しに来た』

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　なんというスタイリッシュ出頭！

■しっちゃかめっちゃか
　日本警察がまったく預かり知らぬ事情から、急に出頭してきた「スピンクス1号」ナイン。
　上へ下への騒ぎの中、原子爆弾を盾に「会見させろ」と迫る。

　しかし、事情を知らぬハイヴによって会見は阻止。
　彼女はナインを自由にし、自分の代わりに生きろと言い残すや、米国部隊を巻き込み自爆する。

　そして会見開始の20時、ナインの未着によって「原子爆弾」の仕掛けが作動。
　夜22時爆発の告知を配信し、人知れず動き始めた。

　次回、♯11「VON(完)」。

ナイン『―――原子爆弾をセットしてきた。こちらの要求を聞き入れろ』

倉橋さん『要求……？』

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　倉橋さんに語るナイン。タイムリミットがありますしね。

■約束
　前回の「仕込み」は、原子爆弾の自動発火装置だった。
　全国へ向けた「会見」を要求するナイン。

　これまでの犯行予告、奴らは必ず約束を守ってきました。そんな奴らが、初めて「要求」を出したのです

　自動発火まで間もなく
　何より、倉橋さんの熱意が通った格好で、会見が開かれることになるのだが―――。

羽村『間宮の所に行くんですよね、自分も行きますっ！』

柴崎『なら頼みがある。ゲンかつぎだよ、その銘柄を吸う事にしてるんだ』

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　一方、無期限休職中の柴崎さんは、いよいよ諸悪の根源、或いはKONNGENNに挑む――――。
　その前に、まだ若い羽村警部を騙すの図。

　気付け羽村！
　柴崎さんはアンタを巻き込みたくないんだよ！

　という訳で、羽村さんは「縁起の良い銘柄(柴崎談」を探し、彷徨うハメに。

間宮『あの戦争から70年近くも経った……、しかし、この国は敗戦国のままだ』

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　彼らの目的が「お前らを殺す為」と聞き、逆に、ニヤリと笑う間宮氏。

■この国の為に
　間宮と対峙した柴崎警部は、アテネ計画が「日本の為だった」という彼の動機を聞く。
　屈しない為の人材、そしておそらく「原爆」もそうだ。

　スピンクスは、親殺しの為、お前らを殺す為に戻ってきた。

　敗戦国の宰相を務めて来た男として
　国を建て直す為に、人材と兵器を開発させたという間宮。

　その彼へ、その為に子供らを犠牲にしてきた彼を、決して許さないと柴崎は断ずる。

クラレンス『テロリストの要求には応じて、米国政府の意向には添えないと？』

『―――我々を失望させるな。良い返事をお待ちしている』

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　そして、問題だらけのハイヴ劇場が再び始まる！

■米国政府
　実際、本作において強調されてきた「米国政府の強引さ」。
　裏ではテロリスト同然の行為をしつつも、米国の意向の一言で圧力をかけ続けてきたのだから。

　しかし、空港の一件以来「圧力」も限界。

　それでもナインを必ず奪う。
　ハイヴは、武装集団に偽装することで「強引に奪う」作戦を立てる。

　そして「日本製原子爆弾」がかかっている以上、クラレンスもその作戦に従う事を決めたのだった。

柴崎『(間宮と)刺し違えてでもケリをつけるつもりだったが、見たくなってな』

『奴らの、行く末を――――』

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　前後しますが、柴崎さんも「間宮」との会話は切り上げ、会見に臨むと決めます。
　タバコ、ちゃんと実在する銘柄だったのね！

　倉橋さんのスッとぼけっぷりもカッコ良かった！

ツエルブ『もう俺には関係ない、アイツに合わせる顔なんて無いんだ……』

リサ『―――ツエルブのばかっ！！』

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　ツエルブが人形を渡すとか、どうも一話を思い出して困る(わざとでしょうけれど)。

■嬉しかったよ
　リサを助ける為にナインを裏切ってしまった、そう腐っていたツエルブも立ち直る。
　どんな形であれ、来てくれれば嬉しいはずだから。

　リサを巻き込んでしまったこと
　その結果が巡り巡って、ナインを裏切ってしまったことに落ち込んでいたツエルブを、リサが励ます！

　今までと完全に逆！これだから面白いですね。

ハイヴ『ナインは誰にも渡さない――――』

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　三つ巴、最期のハイヴ劇場！

■カーチェイス！
　ナインが「核で脅している」という
　日本との駆け引きを知らないハイヴと米国は、武装集団を装って奪還を敢行。

　と言いつつ自分は顔すら隠さず、堂々とナインを奪おうとするハイヴ！

　ツエルブも乱入したものの
　偽装護送車は、刑事ごと走行不能に陥ってしまう。

　ナインは爆破を阻止する為にも、敢えて刑事らを放置し、急いで護送車から抜け出すのだが――――？

クラレンス『バカな……、我々を、敵に回す、など……！？』

ハイヴ『私に残された時間は、あまりにも短かった――――』

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　クラレンス、傲慢な台詞と共に散る。

■ナインvsハイヴ
　会見場への最大の妨害、ハイヴの前に立ちはだかったナインは、彼女と一騎打ちとなる。
　ボロボロになりながら彼女を止めるナイン。

　ナイン……、ずっとアンタに勝ちたかった……！

　だが、もはや身体が限界に達したハイヴは
　ここで本音を吐露する。

　本当は、彼女もとっくに「薬」で死んでいたはずだったのだ。

ハイヴ『アンタが、私を生かしてくれたのよ………、だから』

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　BGMの寂しげな感じが印象に残る。

■私の分まで
　ナインへの執念が、今まで自分を活かしてくれた、そうハイヴは理解していた。
　だから最期の最期で、力を振り絞り「助けに来た」のだ。

　だから、私の分まで生きて、ナイン。―――先に行くわね？

　ガソリンに着火し、クラレンスが命じた「追撃部隊」を巻き込んで自爆するハイヴ。
　炎に照らされる瞬間、寂しげな彼女は美しかった。

　いつかのナインの回想そのままに、炎に照らされ、ハイヴは今度こそ消え去る――――。

余談。しかしハイブな何も知らない

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　ただハイヴは、今まで昏睡状態にあった事や、日本政府との関係悪化で「真相」を知りませんでした。
　ナインが会場にいけなければ、核爆弾が発射されるのだと。

　つまり彼女は、結果的にナインの首を絞めてしまった。

　最期まで皮肉すぎる……。

録画一号『＜これは会見中止の時に自動で流れる、最後のメッセージです＞』

『＜そんな訳で、最後の爆弾は“原子爆弾”です―――＞』

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　どんな訳やねん！！(by都民)

■不可能
　夜二十時の会見に間に合わなかった事で、ナインの「時限爆弾」が発動。
　都民達に自動でメッセージが流れる。

　時刻は二十時、爆発は二十二時。

　二時間のタイムラグを残しておきながら、「誰にも止める事はできません」と言い切った真意は？
　恐らく避難させる為でしょうが、二時間の猶予でも止められない
　その仕掛けとは？

　日本のみなさん、さようなら―――。

　スピンクスの「親殺し」が、今、日本全国を震撼させる―――！

次回、最終回。どんな結末を迎えるのでしょうか？