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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ジム・キャノンのHGUC化を待ち続ける話 [MS話]

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HGUC化が待たれる第一次モビルスーツ・バリエーション(MSV)機

イメージ 1

 ガンキャノンの低コストな量産を目的に、ジムのパーツを流用した支援砲撃用モビルスーツ。
※画像右下隅クリックで拡大。

■HGUC化が待たれる
 設定通りジムとの共通部が多い為、キット化されれば「ジムver2の改造素体」になりうる機体。
 という点からも注目されるそんなモビルスーツ。
 一年戦争系ゲームにも頻出します。

 ただ見ての通り肩のキャノンが胴体側にめり込んでいますから
 胴体と腕を繋ぐ可動部に難が出てしまうので、現行可動での1/144化は難しいのではないか等と思われます。
※可動が狭い、脆くなる等。

 ちなみに以前発売されたBクラブの「HGUC改修用ガレージキット」では
 キャノン部を被せて装着させる格好だった為、キャノン側が可動しない仕様だったようです。

ジムの兄弟機に相当する「量産型ガンキャノン」

 外見はほぼジムであり、主要装甲や内部機構の六割をジムと共用しています。
 これは生産コストを下げる為であり、開発目的は「ガンキャノンの量産型」に位置する機体です。

■RX-77 ガンキャノン
 ガンタンクを経て、汎用型のRX-78ガンダムとペアで開発された中距離支援試作機。
 ガンダムよりも射程に優れたビームライフルも持っていた。

■RGC-80 ジムキャノン
 ガンキャノンの量産化を目的に、RGM-79ジムとは別に進行していた開発プランの完成型。
 最終的に「ジムと部品共用化して生産負担を下げる」プランが採用され
 一般には「ジムの砲撃型」と誤認されがちな形状となった。

特徴的な肩部キャノンと脚部装甲

 ジムのサーベル同様、生産性の面からキャノンは一門となった。
 また脚部に追加装甲が施され、この装甲は「重し」として、砲撃時の反動を抑える役割も有していた。

■RGC-80S 空間突撃仕様
 ジムキャノンの多くは宇宙反攻作戦に投じられたが
 その一部には、宇宙空間戦闘により適した「空間突撃仕様」もあった。
 このRGC-80S型では脚部の追加装甲が撤去され、代わりにバーニア・スラスターを装着していたという。

 このスラスターはジムSCと同型であったとされ
 やはり、共通化によって、生産面の負担を下げようとしていた状況を窺うことができる。

より後発の量産機「ガンキャノン量産型」

■RX-77D ガンキャノン量産型
 より「ガンキャノンの量産型」らしい外見となった後発機。
 装甲材質や内部部品を後期型ジムと共通化し、性能と生産性改善を両立していたとされる。
 ただ生産数は少なく、型式番号が試作ナンバー(RXタイプ)になっている事から
 ごく試験的な量産に留まったとする見方もある。

 突貫開発・生産されたジム、ジムキャノンらが主戦場に送り出された後
 より完成度を高めた機体として完成され、試験的に運用されていた機種にあたるようだ。

 戦後を見据えた「次世代量産機開発へのデータ収集機」と見ることも出来る。

戦時の連邦が採用した「特化型機種の大量生産」戦術

 連邦は、当初から「近接白兵戦」と「支援砲撃」で別機種を用意する方向を固めており
 その結果ジム、ジムキャノンが誕生した。

 が、結果的に、射程が短いサーベルとスプレーガンを基本装備とした「前衛担当」のジムと
 支援砲撃にのみ特化した「支援担当」のボールに絞り込まれ
 ジムキャノンは少数生産に終わった。

 ともあれ、役割を分担し、機能を絞った機種は、当然ながら「万能な機種」よりも生産がしやすく
 また役割と機能を絞り込む事は「パイロットに必要な技能」のハードルを押し下げ
 短期間での戦力化を容易としたとも言われている。

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