よく考えるとどっちでも良いって事か……、生きてても死んでても、俺は俺だけどな……?
■多次元ロマンス
ラスト、ダンディは、星の力を注ぎ込まれ「生きて帰った可能性」へと送ってもらいます。
でも「死んでしまった可能性」もある。
むしろ死んでいた。
ラスト、ダンディは、星の力を注ぎ込まれ「生きて帰った可能性」へと送ってもらいます。
でも「死んでしまった可能性」もある。
むしろ死んでいた。
ラストは、彼に恋したポーの下へ、「死んでしまったダンディ」が逢いにきた……?
なんせダンディですから。
私は、彼がそんな奇跡を起こしたのだと思います。生きててようと死んでようとダンディですから。
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つまり死んでるって事じゃんよ。画像はEDより。
私は、彼がそんな奇跡を起こしたのだと思います。生きててようと死んでようとダンディですから。
冒頭、朽ち果てたアロハオエ号、その意味するところとは……。
つまり死んでるって事じゃんよ。画像はEDより。
■少女は旅ガラスに恋するじゃんよ
ある日、目が覚めたらたった一人で彷徨っていたダンディ。
何故そうなったか記憶にない、メシも無い。
ある日、目が覚めたらたった一人で彷徨っていたダンディ。
何故そうなったか記憶にない、メシも無い。
彷徨う内、ここは死者の星、貴方は死んだのだと告げられる。
冗談じゃねえ死にたくねえ!
逃げたダンディは、ずっと彼を見つめていた一人の少女、この惑星の「好奇心」そのものと出会う。
逃げたダンディは、ずっと彼を見つめていた一人の少女、この惑星の「好奇心」そのものと出会う。
ダンディに「死なない可能性もあった」と看破した彼女は
惑星に残った力を振り絞り、ダンディをその可能性、別の次元へと送ってくれたのだった―――。
惑星に残った力を振り絞り、ダンディをその可能性、別の次元へと送ってくれたのだった―――。
次回、第22話「同じバカなら踊らにゃ損じゃんよ」
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川を行く船、花一杯で貝殻一つ、フード付きの「死者の衣」。
猫の貴婦人『ここは“どこでもある”し“どこでもない”さ!』
ダンディ『なんも思い出せねぇぇぇぇぇ!?』
川を行く船、花一杯で貝殻一つ、フード付きの「死者の衣」。
■ダンディの川流れ
気付けば「死者の礼装」、日本式に言えば、白装束になって川流れしていたダンディ。
QTもいない、ミャウもいない、独りぼっちのBBP。
気付けば「死者の礼装」、日本式に言えば、白装束になって川流れしていたダンディ。
QTもいない、ミャウもいない、独りぼっちのBBP。
わァたしはフェルディナント! ―――どうぞ、お見知りおきを……?
行く先々で奇妙なモノを見聞きし
そして、奇妙な男「フェルディナント」に出会う。
そして、奇妙な男「フェルディナント」に出会う。
どうにも奇妙なダンディは、行く先々で、死んだ事や死ぬ事を考えている連中と遭遇してゆく。
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演出が不思議すぎじゃんよ。
貴族『つまりだ? 我々は死ぬ為に生きているようじゃないか? ってコトさ』
貴婦人『生きる意味が、ご自分にはあると思っているなんて?』
演出が不思議すぎじゃんよ。
■生きる意味なんて
例えば、貴族は「どうせ人は死ぬ」と言い出す。
人生にどんな楽しみがあったって、どうせ人は死ぬと言い出す。
例えば、貴族は「どうせ人は死ぬ」と言い出す。
人生にどんな楽しみがあったって、どうせ人は死ぬと言い出す。
でも「意味」を考えるなんて、意味があると考えるなんて、それは思いあがりじゃあないのかい?
生きる意味を考える事が出来る。
理性をもっている事に、高尚ぶってんじゃねぇバァカ? なんて。
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に、してもダンディ、出されたモンを迷わずに喰いすぎじゃんよ。
考えるだけバカバカしいじゃんよ!
理性をもっている事に、高尚ぶってんじゃねぇバァカ? なんて。
フェルディナント『どうぞ、こちらへ』
ダンディ『おお、用意がいいじゃねえか♪』
に、してもダンディ、出されたモンを迷わずに喰いすぎじゃんよ。
考えるだけバカバカしいじゃんよ!
まあ、速攻で吹きだして『死ぬかと思ったぜ!』なんて言っちゃうワケじゃんよ?
もう死んでいるのにね!
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この場合、「荷物運び」というより「門番」の意味か? いずれにせよ奇妙すぎじゃんよ。
フェルディナント『危ない! 逃げて!』
ナイトポーター『――――お前は、ずいぶんと変わった生き物だ?』
この場合、「荷物運び」というより「門番」の意味か? いずれにせよ奇妙すぎじゃんよ。
■棚上げの「理性」
飯を求め、フェルディナントとぶらり旅をしていたダンディですが
ついにナイトポーターに見つかってしまいます。
飯を求め、フェルディナントとぶらり旅をしていたダンディですが
ついにナイトポーターに見つかってしまいます。
ダンディを「異分子」と認定した彼らは、消滅させると言い出すのですが――――。
後のパートによれば、彼らこそ「この星の理性」。
他所から来た「死者」を消滅させ、この星を守る門番ってなワケですな。
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考えてみてください、フェルさんcv津田健次郎さん、こんな語りが出来るお人なんですなぁ……。
他所から来た「死者」を消滅させ、この星を守る門番ってなワケですな。
フェルディナント『―――本当にイカレた人だ……』
『考えてみてください、あなた、本当に腹など減っていますか?』
考えてみてください、フェルさんcv津田健次郎さん、こんな語りが出来るお人なんですなぁ……。
■納得させてゆくスタイル
実はダンディ、死んでいたのである。
よく死ぬダンディだが、死者の世界ってワケである。
実はダンディ、死んでいたのである。
よく死ぬダンディだが、死者の世界ってワケである。
フェルディナントは、“死んだ”と理解できてないダンディを、納得させようと歩いていたのだろう。
けれど、どんなムチャクチャな状況に遭っても
ダンディは全く気付かない……
ダンディは全く気付かない……
フェルディナントは、ついに「葬式」という形で説明をはじめてしまう。
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癖になるほど穏やかに、手馴れた様子で「貴方は死んでしまった」と説得してくるフェルディ。
手元の「ブラックボックス」をみたダンディは
自分が死んだ状況を思い出す。
フェルディナント『それは“あの世のフライトレコーダー”です』
癖になるほど穏やかに、手馴れた様子で「貴方は死んでしまった」と説得してくるフェルディ。
手元の「ブラックボックス」をみたダンディは
自分が死んだ状況を思い出す。
巨大な生命反応がある惑星を見つけたが、ガス星雲に捕まってしまって――――
にしても、「美味しいもんを食べてから餓死したいですぅ……」
って、ミャウも切実過ぎである。
って、ミャウも切実過ぎである。
ここしばらく、ダンディってば金に困りすぎである。
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いちいち動きがディズニーを思い起こさせるフェルさん。説得に来てるぞ!
『まぁ、ここは歳もとらないし腹も空かない、働かなくて良いしストレスも少ない』
『なにせここは、失うものなど何もない。悲しみのない世界です……』
いちいち動きがディズニーを思い起こさせるフェルさん。説得に来てるぞ!
■まだ死にたくねえんだよ!
ここで暮らす、死を受け入れるメリットを滔々と語るフェルさんだったが
ダンディは断固とハネつけた!
ここで暮らす、死を受け入れるメリットを滔々と語るフェルさんだったが
ダンディは断固とハネつけた!
そらそうです、「冗談じゃねえ! 喜びもねえって事だろ!?」と。
要は、今まで見てきた連中のように「グダグダと時を過ごす連中になれ」という事。
腹が空かないから食い物がない、旨いものがない
女の子がいない
腹が空かないから食い物がない、旨いものがない
女の子がいない
なによりここにはブービーズがない、第一ダンディは死にたくないのだ!ごもっとも!
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逃げまくったダンディは、不思議なゴンドラの少女「ポー」と出会うのだが――――
どっちに行きたい、というポー
ポー『どっち……?』
『おぅ、なんか下は地獄っぽいから――――、上!』
逃げまくったダンディは、不思議なゴンドラの少女「ポー」と出会うのだが――――
どっちに行きたい、というポー
返事はこう! 笑顔はこう!
■死者の惑星
この惑星は、ずっとずっと昔の戦争で滅んでしまった惑星
惑星が一つの生命体と化した場所
この惑星は、ずっとずっと昔の戦争で滅んでしまった惑星
惑星が一つの生命体と化した場所
死者が留まり続ける、あの世とこの世の間。
ポーは「星の好奇心」。
好奇心だからこそ、ずっと変わらないこの惑星が寂しかったのだ。
好奇心だからこそ、ずっと変わらないこの惑星が寂しかったのだ。
他所からきた「異物」、とびっきりの変人、イカれた異物であるダンディに恋をしてしまったのだ。
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ダンディは、不運にもガス星雲に巻き込まれて死んでしまった。
だが「死なない可能性」もあったのだ。
ポー『あなたは戻る事は出来ないけど、別の次元にゆく事は出来るかも……?』
ダンディは、不運にもガス星雲に巻き込まれて死んでしまった。
だが「死なない可能性」もあったのだ。
避けられない死ではなく、避けられたかもしれない死。
そこに気付いたポーは、ダンディを「死ななかった可能性」の次元へと送ってくれた。
この「惑星そのもの」である彼女は、惑星の力をすべて注ぎ込んでまで
強引に助けてくれた。
この「惑星そのもの」である彼女は、惑星の力をすべて注ぎ込んでまで
強引に助けてくれた。
■夢か幻か
かくして知らぬ間に助かったQTとミャウだったが、一人、ダンディだけは寝こけたままだった。
その後のシーンは、ダンディの見た夢だったのでしょうか?
それとも「別の次元」なのでしょうか?
かくして知らぬ間に助かったQTとミャウだったが、一人、ダンディだけは寝こけたままだった。
その後のシーンは、ダンディの見た夢だったのでしょうか?
それとも「別の次元」なのでしょうか?
死んだ可能性もまたあったなら、その可能性のダンディは、彼女に逢いにいったんじゃないでしょうか。
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EDもオリジナル曲「WHITE HOUSE」に差し替え、しんみり……、そして次回は一級のバカ話じゃんよ!
予告『夜空に光るあの星は、実はもう死んでるかもしれない―――』
EDもオリジナル曲「WHITE HOUSE」に差し替え、しんみり……、そして次回は一級のバカ話じゃんよ!
■不思議な世界……
不思議すぎて「この解釈で良いのだろうか?」と、考える楽しみのあった第21話。
前回のハイテンションから急展開。
不思議すぎて「この解釈で良いのだろうか?」と、考える楽しみのあった第21話。
前回のハイテンションから急展開。
何が良かったって、やっぱりオチですよね。
生きてても死んでてもダンディ
そう「死ぬのもアリだな」と思い返したから、迎えにいった可能性=ダンディもいたんだ、って感じで。
ノリノリでネクタイを締め直す姿、ダンディだったじゃんよ!
そう「死ぬのもアリだな」と思い返したから、迎えにいった可能性=ダンディもいたんだ、って感じで。
ノリノリでネクタイを締め直す姿、ダンディだったじゃんよ!
次回、第22話「同じバカなら踊らにゃ損じゃんよ」