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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 第4話「追撃の騎士 -Point of No Return-」感想

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“敵”は誰? 伊奈帆は「らしさ」を忘れ、スレイン“帰還不能点”の第4話!

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 誰が「敵」か判らず、味方と信じきれる者もおらず、独り、姫様を救う為に「戦う」決意を固めるスレイン
 同じく「誰が敵か」が判らぬ中、ただ避難民の為に身を投げ出そうとする姫様
 姫の姿に、「らしさ」を忘れる伊奈帆!

 そうかな? ―――そうかも

■そうかも
 相変わらず異常に冷静ながら、“無茶をやった”伊奈帆がカッコ良かったですね。
 敵が趣味的な機体で助かったとはいえ。

 相手がナメてくれているからこそとはいえ、工夫を凝らし切り抜ける伊奈帆! 今週も面白かった!

インコ『―――緊張したぁ、祭陽先輩、踏むかと思った……』

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 いちいちインコちゃんが「普通の子」。なんだかホッとしますね。

■二人の少年の奮闘
 この戦争が、火星の騎士が、敢えて彼らの姫を謀殺したことで起こったものだとスレインは知るが
 隕石爆弾によって姫と離れ離れになった彼は
 ただ独りで姫を探そうと決意する。

 一方、火星騎士から避難民を守る為に、敢えて正体を明かそうとしたアセイラム姫の為に
 その正体を知る伊奈帆は、勝算も見えないまま時間稼ぎを敢行。

 なんとか場を切り抜けた伊奈帆は、戦いを終えてようやく「自分が無茶をしたのだ」と気付くのだった。

 次回、第5話。

アセイラム『ありがとうございます、私の事は―――、セラムとお呼び下さい』

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 事情を知っているのは、わずか四人+火星所属のスレイン君のみ。

■“水入り”の隕石爆弾
 暗殺者の首魁、火星騎士『ザーツバルム』司令は、暗殺者を掃討する為に隕石爆弾を敢行。
 結果、スレインも合流する暇が無く、姫様と離れ離れになってしまう。

 アセイラム皇女健在。

 それさえ知らせれば戦いは終わる
 と、姫様は焦るが、そもそも「暗殺されかかった」状況ゆえ、火星の誰が敵なのか判らない。
 地球にもスパイがいる。

 慎重派の伊奈帆は、この秘密を直接「火星政府」に伝えるべきだと考え、秘密は保留されるのだった。

カーム『仇は討つ! オコジョや他の奴らの仇を―――、火星の奴らめ!』

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 前々回で帰らぬ人となった起助くん、彼の存在はメンバーに心の傷を残しました。
 忘れないで貰えるのはとても幸せな事かもしれません。

 けれど、明るいカーム君がこうなってしまうのは悲しいですね。

カーム『岩石帯から、ずっと俺達を見下ろしてッ!』

クルーテオ『月の陰から、無様に地球を見上げていた、我々の切願を!』

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 また、「火星は俺たちを見下してる!」と吐き捨てたカーム君の直後
 その彼らが「見上げていた!」と叫ぶ。

 古代文明の継承者を名乗り
 地球人を見下し、しかし地球に焦がれる火星人。印象的な対比でしたね。

ユキ姉『耶賀頼先生がいて下さって助かりました♪』

耶賀頼『アーマチュアの処理なんて、久しぶりです。無茶は控えてください?』

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 に、しても一話目以来ユキ姉かわいすぎる。

■鞠戸大尉と耶賀頼先生
 ユキ姉の腕をサポーター処理してくれたのは耶賀頼先生。やがらいと読む。……沖縄の人?
 一話の会話からするに、鞠戸大尉の主治医らしい。

 前々回の戦い、今回の回想から見るに、鞠戸大尉は戦争の後遺症が残っている。

 耶賀頼先生はその主治医らしいですが
 久しぶり、と言っている様子からすると従軍経験者なのかもしれませんね。

 余談ですが、不自由な手足を補正するこうした機械は、既に実用化段階。こういうリアルさ好きです。

鞠戸『賢明な判断だ。粘った所で被害が増えるだけだ、逃げるに限る』

ダルザナ艦長『さすがはあの十五年前の戦いを生き延びた人の見解ですね?』

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 また、今回ようやくしっくりきたのが「艦長の鞠戸への気持ち」

■逃げた/逃げなかった
 この時、ダルザナ艦長は「さっさと逃げるなんて勿体無い(もっとふんばるべきじゃ?)」と言い
 大尉は「逃げるが一番」と返しています。

 鞠戸大尉は、15年前の戦いで「逃げた男」と言われているのでは無いでしょうか?

 ですが、前回の大尉は「ガキ共がいるから逃げるな!」と
 仲間の為に居残る事を選びました。

 風評で聞いていた鞠戸大尉と、現実の彼自身は違った、だから艦長は「興味がある」と言ったのでしょうか?

火星騎士ブラド『フッ、飛び道具とは無粋。アルドノア・ドライブ起動!』

『レーザー兵器……、いや、刀だと!?』

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 抜刀から始まる、BGMの高まりっぷりが素晴らしい!

■趣味人、現る。
 姫様暗殺の真実を知らぬらしい火星騎士、cv速水クルーテオが派遣した「ブラド」が侵攻。
 中継基地から、急ぎ脱出を図っていた伊奈帆たちは
 彼、単騎に圧倒されてゆく。

 弾丸を「切り落とす」というより、その剣で「空中で爆発させる」機体。

 近接戦に特化した趣味的な機体だが
 現代的な量産機、地球のKG-7シリーズはなす術も無く破壊されてゆく。なんて極端なバランスだ!

姫様『―――あの騎士と、話をします』

エデルリッゾ『姫様、危険です。もし暗殺者の仲間だったら……』

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 彼の攻撃でダルザナ艦長の部下の艦は大破、破片の流れ弾を受け、揚陸艇も損傷してしまう。
 この事態、なんとか出来るのは姫様以外に居ない。

 ここにいる皆さんを守るには、それしか。

 しかし、この中で一番危ないのは姫様です。
 彼女自身こそ、あの騎士の狙いかもしれないと理解しつつ、姫様は説得に出ようとします。

伊奈帆『時間を稼ぐ』

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 その姿を見た伊奈帆は、敵の性能がまったく未知な状況で打って出る。
 時間を稼ぐ、というのはそのままの意味。

 前回と違い、敵は初見です。
 あれほど「観察」して戦った伊奈帆からすると、違和感もある出撃ですが―――

伊奈帆『HE弾はダメか……、AP弾ならどうだ?』

ブラド『考えたな? 炸薬の入っていない弾なら、“空中で爆発しない”と。だが!』

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 刀対策は「腕を狙う」!なんて強引な!?

■弾丸封じ
 火星カタクラフト「アルギュレ」は、高熱を発するレーザーソードを装備した近接戦特化型。
 その“刀”の効果は、近づくと、爆弾にも似た「榴弾<HE弾>」は自爆
 貫通弾でも弾頭部が蒸発してしまう。

 遠距離火器が通じないと悟った伊奈帆は、銃身の爆発を煙幕に、敵機の「腕」を直接掴んでしまう。

 あまりに強引な戦術だったが
 当然、パワーは火星側に分があるのは言うまでも無く―――

伊奈帆『―――もう少し、右かな』

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 ですよねー

■訓練生、奮闘
 その窮地を救ったのは、伊奈帆を囮に、貨物コンテナを即席ハンマーにしたインコだった。
 不意打ちを受け、頭部カメラがへしゃげたアルギュレは激昂

 虫ケラの分際でーーーー!

 冷静さと視界の一部を失ったアルギュレに
 伊奈帆、カーム、そして貨物クレーンを操るインコは食い下がるが、これ以上の隠し玉はない!

不見咲『遅くなりました艦長、安全航路の策定に手間取りまして―――』

『弾頭、信管停止。カタクラフト隊―――、構え!』

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 パワー補正アーム! 強引に動かすユキ姉ちゃん素敵!

■「そうかも
 間一髪、マグバレッジ艦長の「強襲揚陸艦わだつみ(?)」が来着。
 伊奈帆の戦術を聞いていたのか、信管を停止、爆発しないようセットした弾丸を放ってアルギュレを止める。

 正規軍の一斉掃射に、さすがのアルギュレも余裕をなくし
 なんとか脱出に成功するのだった。

 伊奈帆らしくないよ、無茶なんかして!

 と、インコちゃんが視聴者の代弁をしてくれたところ
 こちらに頭を下げる姫様が目にはいり、伊奈帆も「らしくなかった」と気付き、次回に続く!

 相変わらず観察、切り替えが速く頼もしいものの、人間味も見えてきた伊奈帆君であった。

クルーテオ『―――貴様にその資格は無いと言ったはずだが。消えろ!』

スレイン『出撃させてください―――』

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 一方、伊奈帆たち以上に「信頼できる人」が誰もいないスレインは、誰にも相談できず
 自分ひとりで姫を探そうと決意、出撃を懇願する。

 その為には「地球人<同胞>」と戦うことも辞さない!
 今、スレイは“Point of No Return、帰還不能点、後に引けない場”に立たされたのです!

 頑張る少年スレイン。
 でも、今の流れを見ると「オープニングで姫に銃を向けられてる」のは彼なんじゃないかなー、と。

第二の「アルドノア」出現。敵がナメてくれている内が華

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 EDが早くも変更。早い、早いよ! 右の機体はスレイン君なのか?

■隕石爆弾
 姫様生存が解った以上、スレイン君はどうするのだろう?
 と、思ったら「隕石爆弾で離れ離れ」
 その伏線だったのかー。

 スレインは千載一遇のチャンスを逃がし、伊奈帆も情報を秘匿する事に決定。

 この状況を活かし、姫様のキャラと「伊奈帆の無茶」がつながる
 この展開が面白いですね。

 伊奈帆の「らしくない行動」をしっかり台詞で表現してくれた辺りも、上手いなぁと思いました。

 敵の強さも現在の状況もシリーズ構成が虚さんなのもハラハラする!
 次回、第5話。


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