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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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残響のテロル ♯2「CALL&RESPONSE」感想

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正体を一切見せず、リサを警察を視聴者を翻弄する“スピンクス”! 息を飲む♯2

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※画像右下隅クリックで拡大。

 相変わらず「ナインとツエルブ」の視点を殆ど見せず、警察とリサの視点で描かれた♯2。
 確かな実力、ナメた言動、警察を手玉に取る“スピンクス”に
 見ている方も引き込まれる!

 アンタは共犯者だけど、仲間じゃない――――

■正体不明
 特に面白いのは、主役に位置するナイン、ツエルブの背景が殆ど見えない事
 彼らがどんなキャラか掴めない為
 視聴者も振り回されます。

 主人公によるテロ、というと一昔前のアニメ“コードギアス”と似ていますが
 その点で、より不気味な仕上がりに!

 反面、あちらと違い主人公側に感情移入しにくい為、深夜アニメという以上にドラマっぽい印象も?

母『本当の事を言いなさいリサ、あなたも私から逃げようとしているのねっ!?』

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 なんちゅうキツい家庭……。そら彼女も塞ぎこみますわ。

■問いかけと応答
 東京都庁テロを調べていた警察は、実行犯が「我らはプルトニウム強奪犯だ」と書き残した事に気付く
 続いて、実行犯チーム“スフィンクス<スピンクス>”は
 その名の通り、謎かけだと洒落た。

 有名なエピソードだと確信をもって追いかけた警察は、誤解し、スピンクスに手玉に取られてしまう。

 捜査チームのリーダー倉橋は
 左遷された自分の部下、柴崎に戻ってくるように呼びかけるのだが―――?

 次回、♯3「SEARCH&DESTROY」

科学捜査研究所『相当に頭の良い犯人だと、言わざるを得ないでしょう…』

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 いかにも真面目そうな青年が印象的。いかにも衝突しそうな正義漢?

■警視庁、震撼
 先の停電で避難していた為、死者ゼロ負傷者27、極めて小さい被害に終わった「都庁テロ」。
 対策本部は、瓦解のプロセスを検証しタメ息をついていた。

 ありふれた機材による発熱現象で「柱を溶かし」、さらにスプリンクラーと合わせて水蒸気爆発に転化
 その損傷と、都庁自体の重さで自壊させてしまったのだという。

 実行犯はVON、プルトニウム強奪犯だと宣言していた――――。

 会議特有のゴタゴタ感、科捜研の解説への「いいから要点言えよ」感がまた良い。手間が凄い!

ツエルブ『ナイン? なんでアイツに“共犯”なんて言葉を使ったの?』

ナイン『―――ただの口封じだ』

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 家内制手工業的な。手作り感覚っていうか?

■共犯者
 次の作戦を準備中の二人、ポイントは「共犯者」という言葉。
 ナインは、軽く口ごもって「口封じだ」と。

 お前にも罪があるぞ? とプレッシャーをかける為だったと言うナイン。

 でも今までの描写も加えて見るに
 ナインは、あのクール眼鏡さんは「仲間」が欲しいのかもしれませんね。そんな一コマ。

『どっちがやる?』『んー………、じゃーんけーん、しょっ!』

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 まさに「お遊び感覚」でテロの下準備をする二人は、おかもちに見せかけた爆薬を某警察署に設置。
 なんという度胸。

 人の出入りの多い場所特有の警戒心の無さ、念の為カメラも設置し、次のテロを準備するのだが―――

『近々、第二の爆弾を仕掛ける予定です♪』『では皆さん、特に警察の皆さん…』

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 答えはスピンクスと視聴者が知っている。

■CALL
 再びネットで呼びかけを始めた「スピンクス」は、その名になぞらえ、スフィンクスの謎々を行う。
 朝は二本、昼は四本、夜は三本……。

 有名な謎かけ、けれど順番が違う……?

 だが警察は「スフィンクス」というキーワードから誤解してしまい
 つい「答えは人間だ!」だと早とちり
 住所4-2-3に急行してしまう。

 スピンクスの呼びかけに、誤まった応答(RESPONSE)を返してしまうのだった。早とちりは良くない……

リサ『オイディプスは王の妻と結婚する。だがそれは彼の母親だった―――』

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 敢えて緑茶を半分混ぜ、噴出を適度に抑える優しさ!(多分)

■メントスガイザー現象
 リサも、スピンクス=スフィンクスの伝説を調べ、捨て子だったオイディプスが王の妻と結婚し
 実は彼女が実母だったと知り、自分の目を潰した逸話に差し掛かる

 頬を染めていた彼女はツエルブにからかわれ追いかけ―――

 彼女の問いかけは、アンタは共犯者だけど、仲間じゃない――――という返答を返される。

ツエルブ『だから、もしチクったりしたらアンタを殺すよ?』

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 いいか? お前は仲間じゃなくてあくまで“共犯者”なんだからな!と言わんばかりのツエルブ
 ホント踏んだり蹴ったりだなリサさんってば!

柴崎『いや、それは二つある謎々の、片方の答えだ―――!』

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 実はスフィンクスの問いは二つあり、一般に知られぬごくマイナーな方こそが「正解」なのだと気付く柴崎。
 問いは、朝二本、昼四本、夕方三本。
 答えは人間ではない!

 生まれは人間、母と結婚した「獣のような」青春時代、そして目を潰し杖を付く晩年。

 答えはオイディプス自身。
 転じて、問われた警察こそが狙われているのだと柴崎は指摘する!

柴崎『遅かったか――――!』

『―――戻ってこい、柴崎!』

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 何かトラウマがあるのか、現場復帰に「汗を流す」芝崎さんが印象的。

■CALL&RESPONSE
 警察の「返答」がハズレだったと判断したナインは爆薬を起爆、正解の4-2-3にある警察署を爆破!!
 後手に回ったと知った現場の倉橋部長は
 柴崎に戻ってこいと呼びかける。

 爆発!

 爆発による瓦礫の飛び方、逃げ惑う人々、奔走する警察官の描写が頑張りすぎ!
 ホントこのアニメ、手間がかかってますわ!!

 映画か!

ナイン『早く、出てこいよ……!』

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 一方、ナインにとっては「挑発」だったらしく、この件で誰かが出てくるのを待っている模様。
 流れからすると、柴崎刑事がやらかした「何か」が
 彼ら絡みだったとか?

 一体なにが「早く出て来い」なのでしょうね。

リサ、警察、スピンクス、三者が呼びかけ、応答を得る第2話

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 とにかく、一貫して「CALL&RESPONSE」なんですね。面白いサブタイトルですわ。

■振り回していくスタイル
 ヒロイン、警察、視聴者を振り回し不気味に展開してゆく「残響のテロル」。
 より強く感じるのは、この実写向けな感じ!

 本作って、サスペンスが好きな主婦や高齢者、昼間や22時ごろに向いた作品ではないでしょうか?

 デスノートが実写化してウケた事がありましたが
 ああいった方向性っぽい作品。
 なんて感じてしまいます。

 ともあれ、この振り回される感じは面白い!
 一体、プルトニウムを「どういう風に」使ってくるのでしょうね。そして警察の奮闘とリサの行方は!

 次回、♯3「SEARCH&DESTROY」
 見敵必殺!

■過去感想記事
 ♯1「FALLING」

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