荒北が積み重ねてきた熱い想い、敗北を認める待宮、二人とも格好良すぎる!
後ろ向きな「逆恨み」で強くなった待宮と対になる、
同じく挫折し、ひたすらに前を見続けた男・荒北の回! 何で、
荒北が「福ちゃん」って呼ぶのか、良く解った!
初勝利の瞬間が堪らなかった!
あんときこうしてりゃあ、って呪文はさぁ。時々出てきちゃ動けなくすんだ…、想いを濁らせちまうんだ……!
■強ェよ、お前……
ラスト、「ワシが!」と自分の事しか言えなくなった街宮に、さらりと「お前も強い」と認める荒北。
街宮自身も、あらゆる努力を尽くした果てだと語られましたし
熱い決着でした。
箱学勢の仲の良さにニヤニヤし、
熱い初勝利とレースに酔いしれ、Cと提供で爆笑する! 最高だった!
『中一の時、新人賞を取って…、県大会で華々しくデビューだと疑ってなかった』
しかし肘を壊して球威を落とし、雪崩を打つように野球をやめた……。
■前へ進め
待宮の逆恨みを聞かされた荒北は、その鬱屈した思いだけでは勝てないと諭す。
荒北もまた挫折に苛まれ、立ち直った男だったからだ。
勝負に勝つには、純粋に勝ちに行く姿勢だけでいい、余計な思いは背負い込むな。
その姿と地力に打ちのめされた待宮は
闘争心を支えるものの差が、二人の成長を別けたと思い知り、敗北を認める。
次回、ROAD.11「サバイバル」
福富(回想)『―――ここから先は、乗らなければ解らない』
第1期30話の15分を、5分に圧縮して回想するスタイル
■「現実」がひっくり返る瞬間
荒北は、「世の中、どうにもならないものがある」と理解したつもりになって荒み、暴れていた。
しかし福富と違い、原付で自転車に負けた時「そうじゃないかもしれない」と
そう、思うようになった。
自転車は、下を向いていては進まない――――。
前だけを見ろ
単純に「姿勢が悪い」だけでなく、荒北が鬱屈を抱えていると見抜き、全部忘れて走れと福富は説いた。
回想ですけれど、やっぱり
福ちゃんの自転車精神論が熱すぎる!いや万事に通じる事ですよ!
回想荒北『なぁにが“前を見なきゃ進まねぇ”だ! クソッ鉄仮面野郎!!』
『ってか、何で髪切ってんだよ俺ェ!!』
絵面のインパクト強すぎィ!■このリーゼントからの卒業
福富の言葉に、理性では反発しつつも感覚的に納得していた荒北は、髪を切り自転車部に入部した。
何より、野球をやめ、無為に過ごしている何者でもない自分
無価値な自分を認めるのが怖かった。
今の自分を、外側から見るのが怖かったんだ……、“何者でもねぇ”今の自分を……!
それでも認め、立ち上がった荒北!
荒北さんカッケェ!
でも絵的にギャグ過ぎる上、
言ってる事とやってる事が真逆すぎて笑えるとか、ステキすぎィ!!
福富『どこまで行きたい?』
荒北『“テッペン”はどこだ!』
福富『毎年夏に行われる最大のレース、インターハイだ!』
荒北『だったらそこだァ!』
笑った!
鉄火面の男が笑った!?■「テッペン」目指して
実際に乗り、改めてロードレーサーの乗り難さを体感し、それがデッカイ壁だと荒北は理解する。
理解し、今から初心者がインハイに行く「現実的じゃない」と言われ
なお荒北は叫んだ!
俺には無理…? だったら覆して見せますよ、その現実って奴を! 見ちまったんでね、ひっくり返る瞬間を!
福富が信じているもの
前だけを見て進もうとする意思を見せつけた荒北に、福富は思わず微笑み、彼を歓迎した。
先輩の当然過ぎる煽り、荒北の常識知らずっぷり、そして福ちゃんの笑み!
荒北『こんな単調なのニ時間もやれるかよ!? ハムスターじゃねェんだぞ!?』
福富(強い)『やれ』
若い! 二人とも若い!!
■時にはハムスターのように
だが部に入ってやらされたのは、傍目には滑稽すぎる、ローラーを使った訓練ばかり。
そんな日々の中で、福富にイヤガラセされてるのかと思い
それでもひたすら貫いた。
進もうとしなきゃ進めない、それが自転車―――、てかコレ、進まないじゃなァーーーい!?
進まないじゃなァい!?
そら、ローラーの訓練だから進まないよね!
と言いつつ、
一切手を抜かず、毎日ひたすらこぎ続けた荒北、この人、根っこが真面目過ぎィ!!
東堂さん『ハッキリいって気に入らんのだよ、部を乱しているッ!!』
東堂さん三段活用。
やだ、このヒトってば笑えすぎる!■安心の東堂
その間、荒北に反感を持つ東堂と、彼を「面白い」と評する新開の会話が繰り広げられたが
カチューシャをバカにされたのが最大の理由って
東堂さん面白すぎィ!
やべぇ、この頃から箱学漫才の片鱗が見えているッ!
東堂さんはいじられてこそ輝く!
しかし、
「荒北は苦い過去を持っている」とちゃんと察する辺り、さすが出来た人。
箱学のおかん。
新開さん『ウチの東堂がね、オメさんのこと煙たがってる』
荒北『知ってる、あのカチューシャだけじゃねぇ、全員に嫌われてる…』
さりげなく、
「新開だっけ」と返す荒北。
嫌われ者と自覚しつつ、名前覚えてるんだなぁ………。
■アラキタ
飯時、新開は荒北を探し出し、部員に「嫌われていると自覚して、なぜ乗るのかを問い
傍目には支離滅裂な答えを聞いた。
証明してぇからだ! “俺がここに居る”って事を!! 俺は俺で俺だからだ!!
自転車でも何でも良かった
ただ、自分自身が無為じゃないと証明できる何かを、もう一度掴みたかった。
そんな彼をして、
新開は「福富は、意思が強い奴が好きだ」、だから入部させたのだろうと微笑む。
新開さん『嬉しそうだな寿一? 外、走らす?』
福富寿一『いや、あの男は……』
何故でしょう、前期アニメ
「まじもじるるも」と、同じ作者さんなんだなーって良く解る流れ。
■ハジメテ
やがて荒北に、念願の「外を走る日」が訪れたが、それは何とレース場!
初の外練習が初レース!
このレースは俺も走る、「聞きたい事」があれば、前に上がってこい……!
福ちゃんの熱い無説明!
説明なしに、初めてロードレースに放り込まれた荒北は、当然くじけそうになった――――。
が、がむしゃらに走った!
効率もセオリーもクソもない!!荒北『どうだコラァ! 四周かかっちまったが追いついたァ!! 何か言え!』
福富(強い)『―――聞きたい事は何だ?』
荒北『ハァ!? ……忘れちまったよ、そんなもん……………』
忘れちまったよそんなもん……、からのcv吉野裕行さん、好演過ぎる。
■初レース
荒北は初レース四周目でトップに追いつく大金星を見せ、そのままリタイアした。
結果だけいえば、初レース・リタイアとなる。
倒れながら……、頭の横を走る自転車の音聞いて、「結構な人数抜いてきたんだな俺」と思った……。
もう一歩だけ、階段を登った気がした。
傍目から見ればバカそのもの、けれど地道な練習、野球部で身に付けた地力が生きたと見せ付けた。
何より、稚拙でも
「やりぬく意思」があると見せ付けた荒北、スゲェ格好良かった……!
先輩『ハハハ、見ろよ、解ってる奴は、無理な希望は抱かない』
この一連の流れ、
「来るぞ、来るぞ」って感じがひたすら熱かった!!
■「2位」狙い
初めてのレースが成績上は惨敗でも、荒北が一切折れない姿に、福富はある種の確信を抱く。
そんな時、「現実を理解しろ」と言う先輩が現れ
荒北は反発した。
先輩に対し、「自分は次のレース、2位狙いです」と返した福富に、荒北は大いに反発した。
福富も同じ気持ちだと思った
なのにコイツも、
「無理な希望は抱かない奴」だったのかと、荒北は怒り狂ったが―――。
福富『俺が2位といったのは、お前の勝つ意思に「本物」を見たからだ』
『だが、お前は優勝する事は出来ない………、「俺のアシスト無し」では!』
レース中、
福富達が「自分のアシストに現れた」と誤解する先輩、ざまぁ。
■「勝て、荒北!」
実は福ちゃん得意の倒置法だと判明し、燃えた荒北は「アシスト」の大切さと福富の凄さを知る。
前々回、荒北が小野田に見せ付けた、「先輩アシストの凄さ」は
他ならぬ彼自身、福富から受け取ったものだった。
悔しいけど、このレース全部おめぇのおかげだよ鉄火面! いや―――、福ちゃん!
気が遠くなるほどの練習
こんなの、無為なんじゃないのかと思ってもくじけなかった荒北
くじけなかった者に与えられた、最高の初勝利……!ロードレーサー荒北、誕生篇―――!!
荒北『待宮―――、お前が前見て全力で走ってりゃあ―――』
『今頃、俺たちをおびやかすくれェのタマになってたかもなぁ!!』
あんときこうしてりゃあ、って呪文はさぁ。時々出てきちゃ動けなくすんだ…、想いを濁らせちまうんだ……! ここから先は、濁ってちゃいけねぇ領域…
速くなりたい、アイツに勝ちたい、面白ぇ前に進みたい…
そういう純粋な気持ちになんねぇと――――、行けねェ領域なんだよ! 待宮ぁぁぁぁぁッ!!
二人とも同じように恨み言を抱え
二人とも同じように、ひたすらにたゆまぬ訓練を繰り返し、執念でレースに臨んだ。
それでも
前を見て進んだ荒北の伸びは、下を見て走ってしまった待宮を、最後の最後で引き離す!
待宮『“見とれた”!? ワシとは違うアイツの走りに!? ンな訳ないじゃろ!』
『勝つんじゃワシが! ワシが! ワシがぁぁぁぁぁ!!』
実は昨年の三日目も、
今年の一日目と二日目も、実力で頑張り続けたと判明する広島。しかし。
■認める強さ
最後の最後で待宮のモチベーションを折ったのは、荒北に他人を認めるだけの強さがあると解った事だった。
本当に強いレーサーは、前回前々回とあれだけ憎まれ、挑発されて
なお相手を理解し、受け入れる度量がある。
気力体力闘争心、今もっとる力、全部出して…、負けたんよ、ワシら―――。闘争心を支えるモンの差や……
待宮は、「逆恨みの闘争心」で自分を支えてきた
けどそれも、相手の事情を察し、自分の運の悪さが招いた結果を、受け入れる強さがあれば……。
ただ
他人を尊重する、それも今回のテーマだったのかもしれません。
Cパート井尾谷『宮ァ』『宮ッ!』『宮ぁぁぁぁぁぁッ!!』
井尾谷は見た、
そんな井尾谷を視聴者は見た!!■宮ぁぁぁ!
締めは、劇中ラスト「宮…、知っとるんでよ宮……」を思い切り膨らませたCパート!
振り返れば、いつもそこに井尾谷が居た!
宮ァ!
チームの為にボトルを作ってた時も、実家のお好み焼き屋でも、彼女と別れたときも!
むしろ居すぎィ!
やめて、腹筋が崩壊しちゃう! 宮ァ!!
この人ってば、一時期
「策士・待宮を更に操るガチ黒幕」か?と思わせたのに、何この萌えキャラ化!?
提供、荒北、テッポーで撃たれたとさ。
これには待宮も愕然である。スタッフさんの発想が毎週スゴすぎるんだぜ……(褒め言葉)
■荒北三部作、荒北友情篇
正直、今クールで一番好きな回となりました。文句言いつつもしっかり努力し続けてる荒北ァ!
他人に、訳知り顔で「不可能だ」って言われたって
やってみなきゃ判らない!
不可能だって思っても、前を見て、ひたすらに貫く思いが形にする!
文句は山ほど言っても、ちゃんと一つ一つを愚直にこなし続けた真面目な荒北! そして東堂と新開!
回想の中の彼が、「勝て、荒北!」と福ちゃんの声を受けて
ゴールに突っ込むシーンは最高でした!
敗北を認めた待宮に、「お前が一番悔しいだろ、お前こそチームの為にあんなに頑張ってくれたのに」と
彼を思い、男泣きする井尾谷も友情に溢れてましたし
Cで台無しにしたのも流石だった!
次回、ROAD.11「サバイバル」