Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

シドニアの騎士 ♯4「選択」

$
0
0

谷風機、帰還限界点の先へ。壮絶な迎撃戦の果て、終結を迎える第4話

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 20

※画像右下隅クリックで拡大。

 脱出艦シドニア、その総力を上げた「撤退戦」に引き込まれた第4話。
 なりふり構わぬとはこの事か。

 彼らを追い込んだ「進化するガウナ」も撃退に成功したようですが、果たしてこれで一段落なのか……?

■英雄の一刺し!
 第一話冒頭を思い起こさせる、訓練装置満点の実力を見せ付けた第4話!
 やはりナガテは規格外中の規格外だった、と。

 しかしガウナも規格外らしき様子ですから、まだまだ油断は出来ません。

 ナガテ漂流と言うトラブルも発生しましたが
 彼なら生還できるでしょうし、彼と合流したなら星白も無事と言うことでしょう。多分。

 問題は、予定調和をどう裏切ってくるかという事! 次回も楽しみですね。

『凄ェ、衛人があんなに……』『256機だってさ』『カビザシは残り27本…』

イメージ 12

 緊急事態に、総力を上げて布陣するシドニア守備隊。壮観であった。

■小林艦長の選択
 虎の子の四人とカビザシを失い、重質量弾による排擲にも失敗した小林艦長は
 大被害を承知の上で、シドニアの急転回を選択
 辛くも時間稼ぎに成功する。

 だが惨劇を代価に布陣したシドニアを前に、ガウナも転進、カビザシ回収班を襲う。

 ヘイグス粒子を操る異例尽くしのガウナを前に
 回収班は全滅かと思われたその時、ナガテが駆る継衛が飛び出し、無我夢中のままにガウナを切り捨てた。

 百年ぶりのガウナ撃退に歓喜に沸くシドニア
 だが当の英雄ナガテは、放り出された星白を追いかけて二次遭難してしまう――――。

 次回、♯5「漂流」

『ガ487変形! 重質量砲弾回避!!』『排擲失敗! 軌道変わりません』

イメージ 4

 安全帯の使い方、固定柵の位置を熟知していた星白。さすが優等生。

■排除失敗
 エースを失ったシドニアは、仕切りなおすべく再び「重質量弾」を用意したものの
 今度の砲撃、なんとガウナは回避する!

 それもただ避けるのではなく、わざと衛人を爆発させて爆風に乗る始末!!

 この怪物、ただの無秩序に暴れているのではない!
 知性か、それに匹敵するものがある! 山野を取り込んだことで学んだのでしょうか……?

『衛人は待機させておけ。推進機関、始動用意。ただし左右の点火をズラせ』

イメージ 5

 ガウナの移動を阻害できなかった艦長は、すぐさま「緊急回避」を選ぶ!
 それも左右の点火をズラし「斜め移動」する荒業。

 司令補は反発しますが、艦長は「艦内への侵入阻止」を最優先します。

■リスク
 仮にここで衛人を緊急発進させた場合、さっきの4機以下のパイロットに賭ける事になります。
 シドニア艦内に入られれば、粒子砲や質量砲も使えなくなりますし……。

司令補『各員、加速に備え安全帯を最終確認―――、点火!』

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

 目を覆わんばかりとはこの事か……。

■惨劇
 シドニアの急激な軌道変更で生じた慣性により、艦内は地獄絵図と化した。
 安全帯での固定が間に合わなかった者が
 老朽化した部位が………。

 次々と飛び出し、或いは巻き込まれる。
 百年前の昔話に語られていた「安全帯」の大事さを、彼らは身を以って思い知る事となる―――。

 安全帯で固定したヒトも、落下物や人間同士でぶつかったのか、酷い有様に。

『ガ487、シドニアの進路から外れました、回避成功です!!』

『ただちに噴射停止、慣性航行に移行しろッ!』

イメージ 12

イメージ 13

 前回の四機は、この大軍勢に値する評価だったのだ、と思うと改めて凄い。

■一時しのぎ
 シドニアに取り付こうと加速していたガウナは空振りし、慣性を殺せずに遠ざかってゆく。
 が、当然これは時間稼ぎに過ぎない。

 小林艦長はすぐさま、いま動ける正規・訓練生から256機もの衛人を出撃。
 内8機に、残り26本となったカビザシを持たせた。
 シドニアの総力戦であろう。

 ただカビザシを温存したという事は、一応「予備戦力がある」ということなのか?

『岐神より司令室、カビザシ発見。これより回収に入ります』

『大変です、ガ487進路変更! 回収班を向いています!』

イメージ 14

 ナガテが発見した槍を、隊長権限でさりげなく横取りする岐神。うわあ…。

■ナガテ出撃
 艦長の秘蔵っ子であるナガテも、訓練生ながら「カビザシ回収班」として出撃。
 それでも、回収できる槍はたったの1本だけ。

 だが、それを含めてすら「たった27本」というカビザシは貴重な戦力なのだ。

 詳細は不明。
 シドニアの満身創痍っぷりからみるに、再製造が困難な代物なのか?

『ガ487、エナを変化!』『高ヘイグス粒子反応』

イメージ 2

 しかしガウナは、人が大量にいる防衛陣や母艦ではなく「カビザシ回収班」を強襲。
 これは「山野を取り込んだこと」と関係があるのか?

 ともあれ、彼らを狙って転進したガウナは更に変形
 ヘイグス粒子を収束させます。

 衛人の動力であり主武装であるヘイグス粒子、なんとガウナはこれを操る能力を獲得!?

ナガテ『赤く発光しているのはヘイグス排化器? もしそうなら―――!』

イメージ 15

イメージ 1

イメージ 16

イメージ 17

イメージ 18

 命令無視に定評のあるナガテ。

■「谷風機、ガウナの進路に!?」
 ガウナの大出力ヘイグス粒子砲を辛うじて回避しつつ、四機は余波で障害。
 特に星白機は、動力であるヘイグス機関が暴走
 辛うじて脱出するも星の藻屑に……。

 せめて残った二機を牽引し、離脱しろと叫ぶ司令補を無視し、ナガテはガウナに立ち向かう!

 ナガテは「ガウナの変形」を逆手に取り――――

司令穂『ヘイグス干渉爆発を狙ったのか!? まさか谷風の奴!』

イメージ 3

イメージ 19

イメージ 20

 ガウナの得た砲撃機能を逆手に取り、たった一撃でコアを露出させる!

■一刺し
 コアを露出させてしまえば、後は近接戦訓練を延々と繰り返してきたナガテのお手の物―――
 ナガテは、たったの一刺しでコアを貫通。
 ガウナを霧散させる。

 ガコン!と小気味良い音でカビザシを拾ってから、速度を殺さず見事なカウンター!
 その最中、再び「山野」の姿をとるガウナに構わず一刺し。

 腕を失おうと山野を前にしようと、ナガテ、一切躊躇わぬ一刺しであった――――。

ナガテ『あ、あの俺、星白を探してきますから―――』

司令補『何!? 戻れ! 谷風、お前もシドニアに戻れなくなるぞ!!』

イメージ 21

イメージ 22

イメージ 23

 ナガテ、司令補のこと無視しないであげてナガテ。

■谷風、帰還限界線を越える
 百年ぶりに会敵し、既知の情報を越える能力を見せたガウナに対し、人類は初の勝利を決めた。
 緊張をとき喜びに沸くシドニア、だが当のナガテは踵を返す。

 星白が脱出した時の、方角も速度も解っているんだ―――!

 もっとも近いナガテが追わなければ、本当に彼女を回収できるチャンスは無くなる。
 駆り立てられるように、ナガテは継衛を走らせた。

 既にエネルギーが底を尽きかけた継衛で、無我夢中のまま深遠へと飛び込んでゆくのだった。

次回、継衛は機能停止しつつも、星白の回収に成功する――?

イメージ 10

イメージ 11

イメージ 1

イメージ 16

イメージ 19

イメージ 20

 シドニア百景。休む間もなく航海し続け、老朽化した街ですもの。そりゃ崩壊もしますわ。

■敗走からの逆転
 シドニアの「緊急回避」が引き起こした惨劇、壮観すぎる総力戦、そしてガウナの進化、逆転劇と……
 とかく見所が多い話ながら、最後の一刺しは極めてシンプル。
 だがそこがいい。

 やはり、達人ほど一瞬の交差で決めるものですよね!

 余談ですが
 ブログめぐりしていると、本作への好意的な感想が以前より目立つようになったようになった気が。

 次回、♯5「漂流」


Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles