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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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のうりん 第10話「究極と至高の野菜対決!」

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え、なにこれ最終回? 継パパ vs 田茂農、激戦となった第10話!!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 徹頭徹尾、濃厚な敗北フラグを完遂した第10話。
 父はやはり強かった…。

 有機無農薬栽培した伝統の地野菜が最高! ……そうした「通好み」を一蹴する、プロ農業回!!

■説得力!
 一般に「旨い」とされる前述の伝統野菜
 その強みをまず見せつけつつ、真逆の「改良品種」を作る継パパに敗北したのが今回のお話。

 父の理屈は確かに正論。
 丹精をこめたといっても所詮学生レベルですし
 そもそも、農業は品種をはじめとする改良を繰り返した効率化の歴史でもありますから。

 ただ、台詞的には少し説得力が足りなかった気も………

 ―――などと微塵も感じさせない圧倒的迫力! いい仕事でしたな継パパ。これは強いわ……!

マネー金上『声と若さで客を引き寄せ、購買意欲を高める―――!』

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 ちゃんと身を張って売り子するマネーさんも良い子ですね。ホント。

■井の中の蛙、大海を知らず
 ある日、ボケた校長が「昔ながらのナス」を欲しがった事から、継が伝統野菜を作っていると発覚する。
 農薬と効率経営で母を失った継は、誰より現代農法を嫌っていたのだ。

 だが、復縁を迫る父に野菜販売対決を申し込まれた継は、現代農法の凄みを知る。

 自分の見識の狭さを悟った継は、敵を知るべく、吉田と共に海外農業の研修に出発
 広い世界を知る為に、一時、田茂農を飛び出すのであった。

 次回、第11話「あかるいのうそん」

継『―――貴様は! どうしてここを……?』

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 開幕シリアス。継に電話してきた謎の人物は、近いうちに迎えに来ると言って電話を切る。
 継がひどく嫌うというその人物は?

 しかし、ホントに継くんは真面目にやってれば優秀な農業生なんですな……。
 夜も作物のチェックをしていた模様。

※なお新キャラはcv小山力也氏。
 二代目毛利小五郎や、fateの衛宮切嗣、サーバント×サービスのぬいぐるみ課長など。良い声だ……。

ベッキー『それがね、色々食べさせたのに「これはナスじゃない」って』

継『正しいですよ。―――それは本物のナスじゃない、工業製品です』

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 校長のデザイン、どうみてもミスター味っ子の味皇様。それも「2」。

■校長、ボケる
 校長室(公聴室)に呼び出されたいつもの五人は、本物のナスとは何か、を考えさせられる。
 校長がぼけてしまい、本物のナスがどうたら言い出したのだ。

 それを見た継は、そのナスは工業製品だ、と言い出す―――

■味皇さま!
 サブタイトルが美味しんぼだったのに、内容はミスター味っ子だった!
 なにをいってるか以下略。

 当時のアニメ版
 及び「味っ子2」では味皇様は病で意識不明となり
 本当に旨いものだけは口にするという、ちょっと変わった植物人間となっていたのだ。

継『明日、家庭科室を使わせてください。本当のナスをお見せしますよ』

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 やっぱり美味しんぼじゃないか!!

■うーまーいーぞー!!
 翌日、挑戦的な台詞と共に「見栄えの悪いナス」を取り出す継。
 だがそれは、500円ナスより遥かに旨かった―――!

 完全有機無農薬の500円ナス、それすら上回るこれぞ本物のナス!!

 リアクションが完全に味皇様(アニメ版)。
 これぞまさしく復活の味―――、って病院でハンバーガー食って大騒ぎした時の台詞じゃないですかー!!

継『種が違います。俺のは固定種、伝統的な品種です』

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 ベッキーが持ってきた完全有機無農薬ナスは、F1、一代雑種と呼ばれる品種改良主。
 形、生産効率を優先した種。

 こんなものは工業製品だと言い捨てる継に、校長は「一理ある」と頷いた。

 規地域生産地域消費を中心にしたい
 形が悪く栽培が難しい、でも旨くて本物の、地域の伝統野菜を作りたいのだと謳いあげるが―――

校條 創『継。これ以上、お前をこんなところで遊ばせておく時間は無い……!』

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 はい独身です! ベッキーがマジでベッキー。

■絶縁
 現れたのは継が絶縁したはずの父、校條 創であった。
 かつてメロン農家であり、農薬を使った効率的生産によって妻を倒れさせた父。

 今は生産から販売まで全てを取り仕切る「六次産業」の農業商社、ヘキサテクスの社長!!
 彼は、継を後継者とすべく連れ帰ろうとする。

 だが、母を犠牲にしてなお悪びれない姿勢が気に入らない継は、その全てに反発。
 同じく「こんなところ」と言い切った創に反発し
 林檎も一緒になってケンカを売った。

 そんな学生たちの血気を笑い、ならば「野菜販売」で勝負だと父はもちかけてくるのだった。

継『あいつのように「売れさえいい」ではなく、本当に旨い野菜を―――!』

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 だと思ったらいつもの「のうりん」だった。※褒め言葉

■見参、四天農!
 敢えて父と同じ値段設定にし、味で勝るこちらが有利だと攻め立てる継。
 有機無農薬栽培、それは形が悪いが味は良い―――、という常識も手伝って好調な売れ行きを見せる。
 更にマネー金上も参戦、怒涛の攻めが開始!!

 売り場での見た目を整え
 また「適切な商品を、適切な数量と値段で、適切なタイミング」で売る手法を大事に売り続ける。

 更に、可愛い生徒を売り子に大量投入。

 客の目を自分達へ引き付ける、マネー金上の身を張った戦術は、見事に成功してゆくのだった。

『過真鳥君? 先生の事お母さんって呼んで良いのよ? 呼べよホラァ!』

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 そして洩れなく暴走するベッキー。継パパが素晴らしいから仕方ない。多分同世代だろうし!
 お母さんと呼んで? 呼べっつってんだろ!
 俺の名前を呼んでみろー!!

 ってそれ別の台詞だから!

 そんなベッキーを阿吽の呼吸で運び去る耕作と金上。アレこの二人息ぴったりじゃないですかー!

父『―――お前はヘキサテクスの野菜を否定し、味わうことなく勝負を受けた』

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 この一連の流れ、完全に美味しんぼの山岡。

■井の中の蛙
 が、単に耳目を引き付けただけで、野菜の売れ行きでは継達の完敗だった。
 敵はただ試食コーナーを設けただけだったのに―――

 だが見た目が良く、そして「普通に美味しいと解る」ヘキサテクスの野菜の方が、消費者にウケた。

 継は伝統の種を、自然の力で育てる「昔ながら」を守った。
 それもまた正しいが、ヘキサテクスの手法は、農業を進歩させようとする姿勢であるとも言えるのだ。

 より安全で、より安く、より旨い野菜を作る!

 その姿勢と比べれば
 今の継の姿勢は独り善がりだといわれても仕方がない。
 父が、簡単に大量に作って安く売るだけの「手抜き」商法でなく、進歩の為の努力をしていると継は悟る。

 また父が元メロン農家なら「ブランド(=購入者の評価)」も一代で築いたもの。そりゃ美味しい訳ですよ。

継『俺の負けだ! どこへなりと連れて行け!』

父『―――いや、気が変わった』

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 だが父は、チラリと継の仲間を見据えると「この程度しか作れない奴は不要だ」と立ち去ってゆく。

 悔しければ自分を越える野菜を作ってみろ

 その言葉に発奮した継は、今度こそ海外研修に志願。
 吉田胡蝶と共に、海外の農法を取り入れるべく勉強の旅に出発したのだった――――

■……ってアレ?
 まるで最終回じゃないですか!
 でも、もうちょっとだけアニメは続くようです。オールスターで楽しかった!
 ただ「校長を覚醒させるほど美味な野菜」を上回るには、少し理由付けが弱かった気もします。

 さて継くんはいつ帰ってくるやら……。
 あくまで研修ですから、すぐに、或いは次回辺りあっさり帰ってくる可能性もありますが!

 越えるべき父、いい話じゃないですか。多分誤解があるんでしょうね。
 どうみてもツンデレですお父さん。

 次回、第11話「あかるいのうそん」。


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