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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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銀の匙 Silver Spoon2期 7話「駒場、マウンドに立つ」

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八軒、自分の目指す先を思う。一方、駒場は……。

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※画像右下隅クリックで拡大。

 一旦テンションを下げてから盛り上げた前回に対し、終盤の無音シーンが印象に残る第7話。
 駒場所属の野球部、全道大会、遂に終了を迎える………。
 その「結末」は、次回に持ち越し。

 一方八軒、またも残念エピソードを増やしてしまいましたが、酪農家としても着実にスキルを積んでるぜ!

 先だって約束した「二人で出かける」フラグも残念気味に消化しましたが
 協力する女性陣の怒涛っぷりも良かったですよねー。
 エゾノー女子みんな怖いわー。

■夢
 また、主に一期でやったエピソードですが「相川の夢」のお話、獣医のお話も再び。
 やっぱり相川くんの前向きっぷりは素敵ですよね。
 先日は人間ばん馬までやってくれたしな!

 しかし、そうやって夢一杯な高校生活の中、駒場の戦いを緊張して見つめる御影。
 その意味は次回。

 こりゃ今期は「冬の巻」の頭、原作9巻の73話辺りで終わる勘定でしょうかね。

『いつも雨竜さんが打ってくれたおかげで、俺、ここまで投げられたッスから』

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 雨竜先輩が負けず劣らず辛い。そして「これまで」を踏まえて頭を下げる駒場、良い後輩過ぎる。

■「ありがとうございました」
 エゾノー祭も終わり平常に復帰した学校で、八軒は勇気を出した。
 いつかの約束を果たし、御影と二人で出かけたのだ――

 それはまあ上手く行かなかった!

 でもこの一件、夢を思うきっかけを得た八軒は、遠く空を見上げる。
 実は、彼が知らない所で、彼の担任が思ってくれたように「何になろうか」と自分自身の将来を思う。

 一方、プロ野球選手になって実家の経営を立て直す―――、野球と農家、二つの夢を抱えた駒場は戦う!

 全道大会に駒を進めたエゾノー野球部
 その一年生ピッチャー、救援投手の役割を立派に果たし、夢へと驀進する駒場。

 が、突然の突風が、エゾノーの勝利を目前で奪い取ってしまう―――

八軒『ふ、二人で遊びに行くって……』

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 いつものさっぱりした口調ではなく、もごもごと「楽しみにしてるよ」と言う御影。八軒は速やかに爆発すべき。

■エゾノー祭り、その後
 病院から寮に戻ってきた八軒は、周囲の気遣いを受けつつ、御影と「約束」を再確認する。
 普段の御影からすれば、忘れていても不思議ではない―――
 が、彼女も変わりつつあるという。。

 浮かれはしゃぐ八軒だったが、そんな彼に駒場が忠告する。
 まだ目の周りのクマが取れてないだろ、と。

 ヤバかったら遠慮なく周りを頼れよ。

 父を過労で失った駒場。彼らしい一言に、八軒、礼を言う(ただしアニメでは独白カット)。

八軒『逃げてきて良かった、もう逃げたことに後悔はしない――でも』

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 再会した父は、この学校はお前に合わないとハッキリ言い切った。
 その言葉に八軒はショックを受けた。

 けれど、この学校も、仲間も、皆好きだと今はハッキリ言い切れる。
 逃げてきて良かったと言い切れる。
 でも。

 けど、俺の場合、置いてきた問題が消去された訳じゃないんです校長先生――――。

校長『大蝦夷神社はどうですか? 絵馬が馬の形をしてて可愛らしいですよ』

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 うーんこの連帯感。

■八軒、約束を果たす
 さて翌日、早速チャンスが回ってきた。
 大仏先生が寝仏になってしまい、午後の時間が丸々空いた、それに「大蝦夷神社」なら御影が喜ぶ。
 さっそく二人で出かけることになったが――

 空気を読まない常盤襲来!
 そして撃退!

 女性陣の熱い友情を受け、御影とデートに出かけた八軒。
 しかし、神社には馬術部一度がお集まり――
 まあ皆聞いてたしね……。

 そもそも、大川先輩の願掛けがきっかけなんですしね。もっと落ち着こうぜ、八軒!

大川元部長『幸せそうな奴らはみんな爆発四散すればいいのに』

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 大川先輩、このあとめちゃくちゃ願掛けした。 

■トラウマ
 絵馬に何て書いた? という話題から、相川の夢の話につながってゆく。
 獣医になりたい、それが彼の出発点だった。

 獣医を目指すガキんちょが、調子こいて酷い牛の手術を見に行って、トラウマになっちゃって―――

 好きだから目指した。
 でも、現実を見て凹まされてしまった……、八軒も同じだ。
 子供の頃から勉強好きだった、だから進学校に行って、そして順位争いで荒んでしまった。

 でもそれでも好きだから、獣医になりたい。

 まっすぐな相川に八軒は自嘲してしまう。自分の「好き」には「何になればいいか」が見つからない。

相川『どん詰まりじゃなくて、今から何にでもなれる、って思うと楽しくならない?』

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 俺、夢がないんだよな、と「笑って言えるようになった」だけ、前に進んでます八軒。

■夢
 そうやってしょげる八軒を、相川は励ます。
 考え方一つ、八軒には「なりたいものがない」から、今から何にでもなれるのだ、と―――
 相川、出来た男である。

 そして相川と同じく、好きなもの、夢への一本道を見定めた男が戦っていた!

駒場『四つ勝てば―――、いや、たった四つだろ!!』

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 駒場、なんと一年生にしてピッチャーマウンドに立つ! たいした野郎だ!!

■駒場奮戦
 エゾノー野球部は順調に全北海道大会を進む。
 が、いよいよ強豪、常連校との戦いが頻発する準々決勝、準決勝とキツい展開に。

 そんな中、駒場は七回からマウンドに立つ!

 クローザー、リリーフ、疲労した先発から継いで、抑えを担当する投手になっていたのだ。
 彼の活躍もあり、ベスト4へと駒を進める。

 駒場の活躍を、遠くエゾノーから見守る八軒達。
 そして、授業中でも「BGMだ」と見せてくれる酪農先生。いい先生である。ホント。

御影父『ちょうど始まったか。…勝てよ一郎!』

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 生きるための逃げはアリアリです! からのスムーズな捕獲術。さすが校長である。

■準決勝
 そして始まった準決勝、御影は実家で、八軒たちは牛舎のモニタを借りて見守って―――
 あ、牛の出産が始まった! お前酪農科だから手伝え!
 そんな八軒受難回。

 相手は夏の甲子園出場校、しかも関西から有力な選手を連れてきているという―――
 プロもそうですが、やっぱり順位がかかると熾烈です。

 そして八軒も熾烈です。
 一期でも「牛の出産」はやりましたが、あのような難産でないにせよ、やっぱり手間が掛かるのです…。

八軒『これは慣れではない! 精神崩壊だ!!』

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 一期でやりましたが、やっぱり「出産」はグロい。というのが八軒の結論。
 それも連チャンでやらされる八軒。
 野球見れない八軒。

 エゾノー祭のおいてきぼり感、再び!

TV『<九回裏、ピッチャー、広尾君に代わり、駒場君>』

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 ラストの野球部、黒板にぶん殴った跡……。無言の主張。

■「ありがとうございました」
 ギリギリの状況、監督は疲労した広尾先輩を下げ、温存していた駒場を登板。
 観客ですら胃が痛くなる状況、それでも駒場は立ち向かう!

 気力十分気迫満点の駒場は次々と決め、続く四番「全道大会でも打率五割」の怪物すら討ち取る―――

 かに思われた一瞬、突風が空中でボールをイレギュラー
 雨竜先輩がこれをキャッチしそこない
 エゾノーは敗れる――。

 何事も無い風を装い戻ってきた駒場は、声も無く頭を下げる雨竜先輩に、逆に頭を深く下げた。

 ここまで来れたのは、先輩がここぞで打ってくれたおかげ
 頭を下げるのはこっちの方だ、と。

 こうして駒場の全道大会は終わり、そして翌日。駒場は、学校に来なかった―――。

次回、「秋の巻」シリーズ最終話へ

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 女子の友情アタックや笑いあう二人など、楽しい要素もあったけれど、今週ラストはやはり重い。

 頑張って頑張って、でも、運が悪かった。

 相手校が「頑張ってない」とは言いませんけれど
 でも、頑張った奴が報われない話は、やっぱり飲み込みきれないものがあります。
 創作物ですが、創作物だけにと言いますか、こうなんというか。

 次回、第8話。

■原作
 第7巻の57話から、同巻最終話の61話まで。
 実に5話分相当なので、カットされたシーンもちらほら。
 多分、原作での「最後の八軒のモノローグ」は、意図的にカットされたと思われますけれども。

 いよいよ物語は冬のシーズンへ。今期も全11話でしょうか?
※前期は全11話。

 また、牛先生の農業エッセイ漫画「百姓貴族」、最新の3巻が発売開始ッスよ!




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