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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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革命機ヴァルヴレイヴ 第24話「未来への革命(完)」

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ニンゲンシンジマスカ? 革命機、最終回

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※画像右下隅クリックで拡大。

 怒涛の勢いで風呂敷を畳んだ最終回。多少こぼれたかもしれんが気にするな!
 ラストバトルは凄かった!

 困難を極めたであろう銀河帝国への道程、どうやってカミツキが信仰される世界を作ったか
 その辺、ざっくりと省略した辺りはちょっと勿体無いですね。
 が、その辺もこのアニメらしい最終回。

 嘘に後悔した主人公が、嘘、情報操作で世界を操る敵役の真実を暴いて世界を変える物語。

 と、感じましたが、急展開感がやはり強かった。
 そこが持ち味でもあるのでしょうし、話題性が強い作品だったのは確かだと思います。

 スタッフの皆様お疲れ様でした。あとアードライ爆発しろ。

『時縞ハルト! ―――ああ、お前は……、俺の、友達だ』

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 これが王道だと解っていても「友達だ」で締めくくる流れはグッときた。しかし。

■それから
 ドルシア総統の正体、マギウスを白日の下に曝くエルエルフ。
 拡散した情報は、一旦は『ジオールによる映像トリックだ』という嘘で誤魔化されようとしたが
 それだけでは終わらなかった。

 あらかじめエルエルフが捏造しておいた、『百一人委員会の偽名簿』にアルスの大統領らが乗っかり
 元々あった反感を煽る格好で、世界に混乱が巻き起こったのだ。

 今度こそ足元が危うくなったマギウスの一人、カイン大佐は二号機でハルトを襲うも
 エルエルフを噛み、彼に乗り移ったハルトは自らの記憶を燃やし尽くし
 その戦闘技能と莫大な出力で大佐を押し切る。

 混乱に落ちた世界の中、残された少年達は居場所をつくった。
 これは第三銀河帝国の始まり、小さな学園が独立するまでを描いた物語―――。

『総統がバケモノだと!?』『中継を見ろ! おかしな事になってる!』

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 まさに世は大混乱時代!

■世界を曝く
 ドルシアとアルス二カ国主導の生放送中、ドルシア総統が怪物だと暴かれる―――。
 怪物が敵だ! と意気をあげていただけに混乱に陥る連合軍。
 作戦成功に浮かれる咲森学園。

 俺達勝ったんだよな! と、当の山田が戦死したことも知らず呼びかける霊屋くんが悲しい。……が。

『なんだよ偽映像かよ』『化け物はアイツらだけってコトよね?』

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 最終話にして満を持して登場、カイン大佐の愛機「ダーインスレイヴ」。
 敵ながら、ヴァルヴレイヴの総決算のような機体。

■マギウスの嘘
 しかし、強襲したヴァルヴレイヴ二号機改『ダーインスレイヴ』の手により中継衛星が破壊
 即座に『アレは嘘映像でした』とマスコミが広報を開始する。

 ハイスピードで手のひらを返す世論。そんだけマスコミへの信頼度が高い世界ってコトなのよ。多分。

イクスアイン『カイン! ハーノインの仇ィィィッ!!』

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 戦場にカインが出てきた事を受け、勇躍、キルシュバオムで踊りこむイクスアイン!
 砲撃を両手のビームシールドで掻き分ける姿はカッコよかった!

 しかし、やはり相手が悪い。

クーフィア『裏切り者には死を。そう誓ったろ――――!』

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 同じく乱入したアードライに乱入返しするクーフィア!
 最終話まで乱入する男であった。

 アードライは制止しようとするも
 サキのヴァルヴレイヴ戸霪任箸辰気某搬里動いた。
 結果、山田との戦いで損傷し、不調である事を隠していたクーフィアを撃墜してしまうのだった。

イクスアイン『ゼロ距離で……、刺し違えてもお前だけはァッ!!』

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 一方イクスアインは、キルシュバオムで必死にダーインスレイヴに喰らいつき
 巻き添え覚悟で主砲を使用、落命します。

 結果から言えば、彼の奮闘がハルトとエルエルフに時間を与えることに。

エルエルフ『使え! 奴に戦闘技能を叩き込まれた俺の身体と、お前の呪いで!』

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 第一話の通り、ジャックした後の身体能力は肉体側に依存。これがやりたかったのか!

■「僕ら二人で!」
 機体、戦闘技能に大きな開きがあるカイン大佐に敗れ、学園モジュールに落下するハルト。
 駆けつけたエルエルフは、自分の肉体に彼を憑依させることで
 戦闘技能の差を埋めようと提案します。

 以前もやった事とはいえ、決戦でやるとやっぱり燃えるね!

カイン『キミは何も解っていない。――我らは世界の平和を守ってきたのだ!』

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 あの後、実はエルエルフにハリツケにされ、兵士に詰め寄られていた総統がちょっとチャーミング。
 さすがに現場の兵士は誤魔化しようがないですしねえ。

■歴史の結論
 エルエルフの助力を受け、伍する力で迫ってきたハルトにカインは自説を語る。
 キミ達の方こそが世界平和を乱している。

 百一人評議会、マギウスは人間を捕食せねば生きられない。
 故にかつて人間に迫害され
 お互いに傷付いた。

 やがて結論として『世界の影に隠れ、人間と別々に生きる為のシステム』として評議会を作ったのだと。

ハルト『あなた達は諦めて、互いに傷付かないよう嘘の壁を作った!』

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 刀を抜くワンシーンは「侍ロボ」なデザインが素晴らしかった。

■大人の理屈と青年の主張
 自分達を守る為に、情報操作に長けた百一人評議会。
 それがお互いの為、平和のシステムだと、都合の良い理屈を掲げるカイン大佐にハルトは抵抗する。

 諦めずに道を模索し、解りあうべきなのだと理想を掲げる!

 長い歴史を糧に結論を出した評議会に対し、それは諦めから出発したからだとハルトは叫び
 傷付こうと諦めなかったエルエルフ、ショーコのように
 自分も諦めないと記憶を燃やす。

 マリエ同様に記憶を燃やし尽くしたハルト、カインを撃破するも全ての「情報」を失うのだった。

カイン『プルー………!』

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 いまわの際、プルーをヴァルヴレイヴのシステムから脱出させ、カインはダーインスレイヴと共に爆散する。
 これは「守るべきものが違うだけで、大佐も悪い人ではなかった』という事なのか
 それとも別の意味があるのか。

 ともあれ眼帯大佐、ここに散る。

ハルト『それ……、僕の名前? キミは、誰……?』

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 カイン大佐撃破直後、目を覚ましたエルエルフの演出がちょっとジブリっぽかった。

■ハルト、散る
 体内の情報(ルーン)を燃やし尽くしたハルトもまた、マリエと同様に事切れる。
 その最期、エルエルフに「お前は俺の友達だ」と言われた彼は
 一瞬だけ瞳に光を取り戻し、事切れた。

 ギアスの際は「もしかして?」と可能性を残しましたが、今回は疑うことなき絶命か。

評議会『ぐ、デタラメな情報で煽動しているのか!?』

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 一方、エルエルフが捏造し、バラ撒いた『偽の百一人評議会名簿』が出回り
 ドルシアの王統派(非主流派)とアルス大統領が同調
 世界は大混乱に。

 どちらも『情報の真偽より、とにかく現政権を』『とにかく百一人評議会を』排除する為に
 ちょうど良い口実だと話に乗っかり、マギウスを暴き出します。

 嘘で世界を操った評議会、嘘によって陥落するの巻。

???『秘密兵器でもあると思ってた?』

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 まさかのショーコエンド(色んな意味で)。

■「仲良くしましょう?」
 どこにマギウスが潜んでいるか判らない
 疑心暗鬼は世界規模で混乱を招き、どさくさに紛れて咲森学園は独立に成功。

 情報操作を得意とした百一人評議会も
 情報を誰でも発信、受信できる近未来にあっては隠すことに限界が生じて崩壊。
 疑心暗鬼によるマギウス狩りが横行した結果、やがては世界中の人々も懲りてしまったようです。

 こうして、どさくさで生まれた小国はいつしか第三銀河帝国と呼ばれるまでに成長
 その信条は『人間を信じる事』であったとか―――

革命機ヴァルヴレイヴ

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 豪華なスタッフで耳目を引き、突拍子のない展開で話題に事欠かなかった話題作、ここに完結。
 色々ありましたが、終わりよければすべて良しと申します。
 終わりが良かったのかはまあさておき。

 ロボットモノと呼ぶには、ロボバトル要素が案外少なめだったCGロボアニメ。
 最終話はそんな評判を覆すロボ戦の連発から
 本作らしい結末へ。

 色々ありましたがきっとこれがヴァルヴレイヴらしい結末なんでしょう。
 多分。

 ともあれスタッフの皆様お疲れ様でした!


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