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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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蒼き鋼のアルペジオ 最終話「航路を拓く力」

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ダイナミック説得アクション。世界とコンゴウ様に風穴をあける物語、ここに完結。

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※画像右下隅クリックで拡大。

 独特すぎるフルCGを活かしに活かし、コンゴウ様へのダイナミック説得アクション活劇と共に完!
 アニメ版アルペジオ・スタッフの皆さま、御疲れ様でした!

 最終回にして生身(?)アクションを最大限に活かすとは思わなんだ最終回。
 フルCGの恩恵でとんでもない動きをしていましたね。
 素晴らしかった!

 意思を語るイオナに「成長したなあ」と思い、戸惑うコンゴウ様に目を見張った最終回。

 霧の正体など原作でも未公開な謎はお預け。
 スタッフとしては二期をやる心積もりはあるらしいですがどうなるでしょうねえ。

 しかしシリアス一辺倒だったのに、終始視聴者にツッコミを入れさせてくれたキリクマさんの存在と
 何気に乙女チックだったコンゴウ様、表情豊かになったイオナは素晴らしかった。

群像『何かだった、ではなく、今、自分が何者か―――、という事だ』

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 最終話は偶数回、漫画家エンドカードを原作者自ら担当。全員メンタルモデルです!(一名疑問符)。

■意思
 アメリカ駐留「霧の艦隊」を一掃したコンゴウは、自分もろともイオナらを消滅させると宣言した。

 麾下の艦隊全てを取り込み、自壊必至となったコンゴウ。
 そんな彼女を放ってはおけないと、自らの意志で立ち上がるイオナ。
 彼女をサポートし、群像以下、イ401は始動する。

 概念伝達を遮断し鉄壁の自艦に立てこもるコンゴウに、イオナは「メンタルモデル」一つで立ち向かう。

 霧の規範を「意思」で破ったイオナと旗艦コンゴウは解り合い
 霧の規範を破り、イ401の渡米を許す。

 振動弾頭量産化へと道を繋ぎ、世界のパワーバランスを変えた群像は「ありがとう」とイオナに告げる。
 笑いあう二人を乗せ、イ401は今日も海を行くのだった。

コンゴウ『それでいい。―――我々はエラーなのだ』

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 大方の予想通り、霧リカ艦隊は瞬殺。酷い話だったね……。

■エラー
 マヤのみならず、麾下の東洋艦隊を全て吸収、空中要塞と化したコンゴウはアメリカ艦隊を一蹴。
 艦の姿を捨てた彼女を「霧から外れている」と非難するヒュウガらに対し
 それでいい、自分達はエラーなのだと応じた。

 自滅必至の強制融合状態のまま、エラーである「自分達」すべてを消し去ると宣言する。

群像『誰かを待つんじゃない。自分達で始めないと、世界は変わらない――』

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 取り付くしまのない上、地球もビックリの火力を誇る新コンゴウ様。

 しかし「霧と人類が同等の力を持つ為」の、霧と交渉できるだけの力を人類に持たせる為の兵器
 振動弾頭を米国に託すためにも、ここで沈むわけには行かない―――。
 未来を変える為にも、止まる訳にはいかない!

イオナ『コンゴウは、傷付いてる』

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 キリシマ、即座に「現状では無傷だが?」。おい空気読めそこのクマ。

■「直に接続する」
 どうしようもない状況下、イオナは直接コンゴウを説得すると宣言。
 そしてそれは、誰でもないコンゴウの為の行動だった。

 イオナに呆れ、けれどその感情を理解できてしまう自分達に呆れかえる「元・兵器」達。
 なんて面倒な思考ルーチンを手にしてしまったんだ。
 元々は兵器だったはずなのに。

 けれど、元々何だったかよりも、今、自分が何者かが大事だと群像は微笑む。

『演算処理を越えた衝動が私を動かしている―――、群像、これが意思?』

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 理屈ではどう考えてもありえない行動、コンゴウを救いたいと自分自身が訴えている!
 自分がしたい事をしたい!

 決然としつつも、群像に問うイオナが彼女らしいですよね。

杏平『やべえよ、まじハンパねえ!!』

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 もうなにがなんだか!(褒め言葉)

■「今しかないんだ!」
 BGMが切り替わり、特殊作戦発動!
 メンタルモデル勢フル活用、蒔絵にまで演算を手伝わせ「タカオ」主導でイ401が走る!

 コンゴウとマヤ、二隻分の弾幕カーニバルに悲鳴をあげ
 とてつもない弾幕を潜り抜け、滝のような超重砲を超重砲で相殺し強引に掻き分けながら猛進する!

 弾幕がイ401に集中する中「今しかない!」とイオナ入り魚雷を放つ群像。

 そのたった一発に、キリクマ操る援護射撃が乱れ飛ぶ!
 うりゃりゃりゃりゃりゃりゃりゃ!
 凄いぞまるで大戦艦だ!

コンゴウ『―――401、何故ここに来た?』

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 イオナ、SFチックダイナミック八艘飛び! フルCG作画マジはんぱない!

■「止める為!」
 自分をコンゴウに送る為に、弾幕に晒されるイ401クルーを見つめ、それでも決然と宙に舞う!
 イオナ、一世一代の侵食魚雷八艘飛び!

 自分の上に落ちてきたイオナに、艦体が傷付くことにまるで躊躇せず攻撃をかけるコンゴウ。
 ナノマテリアルの剣の雨をイオナはかわす!
 かわして叫ぶ!

 それでもかわしきれず倒れたイオナに、自らトドメを刺すべく近付き、コンゴウは「接触」してしまう。

イオナ『私は死を知った! それはとても悲しい事、だから―――失いたくない!』

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 最終回、演出がダイナミックすぎてついていくので精一杯だよ! カーニバルだよ!

■「私に触るなッ!」
 直接触れて、コンゴウとの概念伝達に踏み込むイオナ。
 拒絶する彼女に、姉妹を失い、他者を失う悲しみを知ったイオナは「あなたを失いたくない」と叫ぶ。

 現実で、概念伝達空間で、コンゴウとの対話を試み物理的な猛威を潜り抜けるイオナ。

コンゴウ様『変化だと? それは故障というのだ!!』

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 涙、ピアノ、マヤを失ったのが一番響いてそうなコンゴウ様。

■変化の結果
 霧らしくもない非合理的行動を問うコンゴウに、自分は学び、変化したからだとイオナは主張。
 だが、自由意志、統率から外れた行動など霧には不要だとコンゴウは断言。
 それではまるで人間ではないか。

 変化した「自分」の思考は苦痛に晒されている、こんな変化なら欲しくなかった!

 落涙しながらもコンゴウは概念伝達と現実、両方の空間でイオナを圧倒。
 共に消えようと、もろとも超重砲の砲門へと押し付ける!

群像『(撃)てぇッ!』

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 が、沈めたと思っていたイ401からのまさかの支援砲撃、コンゴウ様も目を見張る!
 そして群像の叫びに応えるイオナに、再び目を見張るコンゴウ様。
 どこにこんな力があった?

 意思が自分を突き動かす、と応えるイオナに「自分はそんなもの欲しくなかった」と逆上する。

イオナ『――――もう、大丈夫。友達になれる』

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 触れられる瞬間、やめて、と思わず漏らすコンゴウ様。乙女だ……。

■きっと最初から
 概念伝達空間に踏み込んだイオナ
 怯えるコンゴウとふれあい、繋がればいい、そうすれば友達になれると微笑みかけた時
 空間が広く広く広がり、艦体の融合が崩れ始めた。

 空中で崩れ始めた艦の残骸にイオナを確認し、イ401クルーは歓喜の声をあげる。

コンゴウ『―――401、お前は何を規範に存在している……?』

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 分かり合ったイオナに、きっと最初からつながっていたのだとコンゴウは呟いた。
 同じ霧同士、最初から仲間だったのだから。

 分かり合ったイオナに、その規範を問うコンゴウ。
 するとイオナは「自分の意志」だと答え、コンゴウは感謝を述べた。

 同行は出来ない。でも、寂しくなったらお茶でも飲みにくるとコンゴウは微笑む。

 これは、周囲が変わっていく中『自分達はかくあるべき』という規範を抱いて変わろうとせず
 取り残された少女が変わってゆく物語―――。

群像『―――なあイオナ。初めて出会った時、俺はどんな顔してた?』

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 後日談の無言劇、テーブル上のパンをヨダレ垂らして狙ったあげく怒られたキリクマさん素敵。

■ありがとう
 無事渡米したイ401は「振動弾頭」量産化をアメリカに託し、自らは帰国の途についた。
 再び流れ者に戻った艦上で、群像は問う。

 イオナはざっくりと「酷い顔をしてた」と返す。
 無力に打ちひしがれた過去、あれからようやく世界に風穴を、変化をもたらせた事に思いを馳せ
 群像は礼を言った。

 彼の望みを果たし、その成果を思い、今日もイ401は自らの海を行く――――。

スタッフとしては「続編は既に固まっている」。後はゴーサインのみ?

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 ほぼ全員メンタルモデル。こやつらが出てくる第二期も見たいよねっ!

■アルス・ノヴァ
 しっかり書き込まれた原作から、つるりとしたフルCG、シナリオも変化した「アルス・ノヴァ」。
 ある意味、原作既読組が一番面食らったアニメとなりましたが
 それが面白かった!

 それが面白かったと今なら言える!

 キレイに終わりましたが、振動弾頭による世界情勢変化、霧の正体などハデにやれるネタは盛り沢山。
 後はスポンサーからゴーサインが出ればいつでもやってやらあ!
 って感じのようですね。
※シリーズ構成、上江洲さんのインタビューより(東京アニメニュース)

 ともあれスタッフの皆様おつかれさまでした!



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