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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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京騒戯画 ♯08「あっちとこっちでもめる話」

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破壊の末の回答、コトの熱い居直り宣言! 種明かし満載の第8話!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 コトが原因で鏡都が――――どころではなく、全ての世界が壊れだす!
 あらゆる原因が実は自分だと思い知らされたコト
 折れそうになるも開き直る!

 明恵の説教、熱い腹パンチ、お前らどこの昭和の不良だ!

 コトの特異性、誕生の経緯や古都が閉じ込められていた原因などなど、続々と謎が明かされる快感。
 折れそうになる元気印、それを力ずくで立ち直させる腐れ縁
 これだからクライマックスってのはたまりません。

 勢いはともかく、具体的な手段がない。ならばみんなで考えよう! 解決編はどうなるんでしょうね。

上人『――共にあってくれる者の存在が、どんなに自分の中で大きいか!!』

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 神社に与えられた『役割』を砕き、家族の大切さを叫ぶ父。熱いぞcv石田影!

■「どうせなら全部!」
 鏡都、絵の中、鏡の中の都。
 しかしそれは謳い文句、真実は『存在しないはずの並行世界』であった。

 大昔、明恵上人が「観察者」の任務を放り出して隠した楽園。
 その崩壊が始まった事で、つながった他の並行軸、あらゆる世界が崩壊を始めていると宮司は語る。

 それもこれも、母に逢いたいと願ったコトが強制介入したからだと知り
 絶望に震える彼女を、明恵は力強く叱りつけた。
 生きている内にやれることをやれ、と。

 鏡都の崩壊は間近、立ち止まっている暇はない。

 自分が原因で世界全てが壊れかかっていると知った上で、コトは高々と居直りかえる。
 神社よ、全部救ってくれなければ、自分が全部ぶっ壊してやるぞ!

 次回、♯09「どうしたらいいかみんなで考えよう」。

宮司『反省がなくていかんな。……我々は』

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 久々の宮司。たそがれの司令室で『反省がない』と上人にでも呆れているのかと思いきや
 それは自省の言葉でした。

 思えばえらい大騒ぎだったんですねえ。

『おばあちゃんが、居なくなっちゃったの。……あなたも何か無くしたの?』

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 古都登場シーンといいスクーターの明恵といい、疾走感がなんか凄い。

■崩れ去る理想郷
 続々と崩壊してゆく鏡都に、自分が原因だと呆然とするコト。
 思い出のカップを「蹴散らす」八瀬、明恵に対し、まるで見知らぬ他人のように語り掛ける少女。
 BGMと相まって危険な雰囲気。

 ―――なんですが、ことここにいたって夫婦喧嘩する上人夫妻がなんか可愛い。
 ふてくされるなそこの夫!

古都『どうしていつもそんなに勿体ぶっているんですか、あなたは!』

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 そりゃあ声が石田影だから……。

■ポイント
 鞍馬さんのワンポイント疑問点。
 この惨状、出て行った理由、そしてコトの存在。いい加減語れ。というのが今回のお話。

コト『大丈夫。なんとかする。絶対、なんとかするから!』

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 コトさんの立ち直るプロセスがなんとも男らしい。

■絶対!
 元凶とされるコトは、ロクに真実も聞かされぬまま町を徘徊。
 滅び行く町、怪我をした見知った「彼女さん」。

 以前「好きだ」と言った町が、自分のせいで崩壊してゆく時、コトは自分で自分を叱咤する!

宮司『―――良いところだなァ稲荷。お前が隠しておきたい気持ちも解る』

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 宮司、来郷。矢尾一樹氏のもったいぶった喋りが大物の風格。

■「ダメだ」
 空が開き、突然現れた宮司。
 神社の最高位曰く、ここはもうどうにもならないという。

 コトは並行軸(世界)の安定こそが神社の仕事、だから自分が何とかするというも「ダメだ」と。

宮司『ここは、お前の父が与えられた任務を冒し、力に任せて作った禁忌の地だ』

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 宮司自身は上人に同調気味ですが、立場上どうしても譲れない一線がある模様。

■楽園
 ここは十三番目の並行軸。本来は存在しないはずの、稲荷=上人が力に任せて作り上げ、隠していた世界。
 上人は「監視者」と呼ばれる神様のような存在だった。

 鏡都は絵の世界ではない。
 他の世界と地続きの、並行世界のひとつ。

宮司『言っただろ。つながっているんだよ。他の十二の並行軸すべて』

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 鏡都は、上人が勝手に作りあげた並行世界。だが放っておけば他の世界もすべてが崩れ去る。
 とんでもないことをしてくれたな!
 とはまさに。

 勝手に上人が世界をつくり、コトが勝手に介入して崩壊し、巻き添えで全てが崩れ去る。
 その有様を宮司は厳しく戒めた。

 宮司としては、鏡都だけを切り離し崩壊させ、他の世界を守るのがベストな選択なのか?

上人『人でなければ、情を欲してはいけないとでも―――!』

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 宮司はずっと上人に好意的だった。けれど絶対に譲れない一線で『鏡都は壊せ』と迫る。
 だから上人は牙を剥く!

 宮司曰く、上人たちは、本来『観察者』と呼ばれる神のような存在だった。
 けれど上人は、いつしか家族を欲しがった。
 家族ごっこをやった。

 たとえ『ごっこ』と言われようと、守りたいから牙を剥く!

宮司『彼女はもはや、聖域でなければ存在できないはずの曖昧な存在』

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 父が傷つけられる中、母が倒れた。

■「わたしのせい…?」
 元々、古都は『コト』が生まれた時点で全ての力が委譲していた。
 聖域にいたのは保護の為で、あの空間でなければ存在を保てないほどに消耗していたのだ。

 コトが生まれたから、母は一人聖域に閉じこもっていたのだ。

 コトが介入した為に鏡都が崩壊を始め、ひいては全世界が危険に陥った。
 鏡都の存在がバレ、父は厳しく追及された。
 母が帰り、死に瀕した。

 全てはコトのせい。
 神である父、仏の身体を持つ母から生まれた、コトのせい。

明恵『オメーの親は、今! そこで! 生きてるだろうが!!』

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 なんという腹パンチアニメ。でも女の子はお腹は大切にせにゃ!

■「何やってんだ!」
 全てをひっくり返したのは明恵だった。
 彼には我慢ならなかったのだ。

 だってコトは本当の両親が生きてる。目の前で生きてる。なのに諦めようだなんてふざけるな!
 俺の両親なんてとっくのとうに死んでるんだぞ!

 終わってから後悔したって遅い
 後悔なんてするには早い
 諦める等まだ早い!

■「ブッ壊すぞ!」
 明恵との熱い腹パンチの応酬、きりりと立ち直ったコトは、宮司に図太く言い放つ。
 鏡都を救え、でなきゃ先に全世界をぶっ壊すぞ!
 どーせなら全部終わらせてやる!

 壊すか救うか、さあどっち!
 破壊神のお願いだ!

 次回、♯09「どうしたらいいかみんなで考えよう」。

 いや救いようがないから宮司だって諦めた訳で、いったいどこからどうひっくり返せばいいのやら……

上人『俺の願いを、全部たくすよ!』

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 次回予告、上人バージョン! 爽やかに熱く託す上人! ……ってそれは前回いやまあそれはそれとして!
 こうなると「上人が縮んだ理由」も少し想像がつく気がしますね。

 色々と「実は…」が出てきた第8話。途中「全部俺に言わせる気か」とすごんでましたが
 なんだかんだで、宮司さんが殆ど話してくれた気も。
 宮司、ナイスワーク。

 もう一回、も一回、ちゃんと笑って会えるように♪


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