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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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漫画版『スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX 7巻』感想。ヴァルシオン改、男の笑みだった!:八房龍之助

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 同ゲーム原作、異星人の侵攻に抗う、ロボット戦争アクション漫画。

激突ラッシュの“第一章”完! アギラ博士、清々しいくらい外道だなオイ!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 遂に北米大決戦の“敗戦”が描かれるも、バン大佐のヴァルシオン改がもうホント格好良かった!
 そうそう、本来、こういう戦いをする為に作られた機体なんですよね
 総帥を名乗るに相応しい最期だった!

 敗戦とエクセレンが攫われた事で、キレッキレなキョウスケも描かれ壮絶に第一章完!

掲載誌死亡につき
 多分、「電撃ホビー」がWEB刊行に転じた事を受け、本作もサブタイ変更で一新されるとのこと
 まーたタイトル長くなるのね!

 洗脳の達人、アギラ博士の種明かしといい、業が深い巻だった!

若者達を守り抜いたバン大佐。最期の笑みがまた良いんだ!

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 相棒のヒゲ眼帯副官といい、ホント漫画版バン大佐カッコ良かったわ!

仕切りなおし
 異星人、インスペクターへの度重なる寝返りと奇襲により、窮地に陥った地球連邦軍だったが
 更に“アインスト”が戦線に現れ、陣営を問わず攻撃を開始した隙を突き
 ダイテツ艦長以下、犠牲を出しつつも撤退に成功

 その後もアインストは勢力を問わず、各地の「軍隊」を攻撃し続け、状況は混迷の一途に。

 が、クロガネと共に現れたシュウは「決戦」を提案
 各勢力がアインストに防戦一方な今こそ、彼等に狙われている自分達が、敵拠点に討ちいるチャンスだと。

 その道中、「アインスト」に変じたエクセレンが敵として現れ、クロガネに立ちはだかる。

キョウスケvsアクセル、“アルトアイゼン”最期の決闘!

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 また、決してコマ数的には多くないんですが、数瞬の激突を描き抜いたアクセル戦も良かった!
 ギリギリ、アルトアイゼンが食い下がる姿が描かれ
 最後に華を添えてくれた!

 今回で遂にお役御免、“巨人”に生まれ変わるワケですが…?

 巻末では、「資料を見ずにかける数少ない機体だったのに」、と先生もお嘆きの様子。

マリオン博士『フン、素人考えですわね』

『ですが、気に入りました』

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 戦後、アルトの改修プランを引き受けるシーンでは、またマリオン博士が魔女すぎてカッコ良かった!
 魔女じゃ! 魔女がおるぞ!
 さすが極論の鬼!

 手がけた機体は「マ改造」とも称される、極端な改修を得意とするマリオン博士!

 面目躍如なワンシーンだった!

「敗戦」は、アインストの乱入によってどっちらけに

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 そんなアクセルとの決着はさておき、「戦争」的にも敗北してしまったハガネ部隊ですが
 キョウスケ敗北に、“アインスト”の大集団が乱入
 戦い自体がどっちらけに

 戦闘中、ガチな殺しあいをやりつつ、仲良く軽口をたたき会うイルム達が笑えます。

 版権ゲーム時代の、万丈さんポジションを受け継いでるんですよね。

アインストに取り込まれ、エクセ姉さんは行方不明に

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 今回、無意識アインスト達を「指揮し」キョウスケを守ったり、彼と共に取り込まれるも
 自機の真下に大砲をブチ込み、彼だけは逃がすなど
 エクセレンの描写もガッチリ強化

 いざって時、我が身を省みない姿が愛だった…、ていうかキョウスケの生命力すげえ。

「自分達が目指した世界」へのシンプルな疑問

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 かくて、エクセレンを失ったラミアが、ふと痛みを覚えるシーンも印象深いですね
 永遠の闘争理論は、彼らの経験からは「一理ある」けれど
 その結果、こうなるのかと

 感情を学び行くラミア

アギラ博士『ニンゲンというものは、記憶や感情という衝動に衝き動かされた時』

『素晴らしく大きな力を引き出すことが出来る―――』

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 また、「最強の兵士を作り出す」アプローチとして、積極的に人格や記憶を操作するアギラ博士
 その持論がコレである

 やだ言ってる事はカッコイイけど、やってる事はクソ外道だこの人!

 記憶や感情が力になる
 だからこそ、敢えて「人間らしい感情」を持たせ、人工的に操作して力を引き出すアプローチ!

実はラーダさんも被験者でした

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 既存の漫画、アニメ版では「ミステリアスで、ヨガはともかく仕事の出来る人」だったラーダさん
 実は、彼女も人体実験施設出身者だったと判明
 そうだったのか。

 彼女を、「まっとうな仕事」に推薦してくれたのが、アギラの助手のマトモな博士さん。

 クエルボ博士、そんな事までしてらしたのね。

“アインスト”の出現が激化し、各勢力は防戦一方に

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 ともかく、従うべき政府は「軍閥」と化し、ダイテツ艦長の戦死を始め戦力的にガタガタ。
 が、アインストが各地を引っ掻き回している今なら
 独自行動するチャンスだと

 そんな「各地」の描写として、外伝小説「告死鳥戦記」チームがチラっと登場。

 全二巻で完結!
 この、「ゲシュテルベン」の自重しないカッコ良さよ!

「先に」はじめていてください

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 次なる決戦を前に、老友ダイテツを送るショーン副長がまた渋かった、「先に」という物言いが特に。
 本作、バン大佐と副官、ヒゲ眼帯さんもそうですが
 ベテラン勢も格好良いですよね

 ユウキとカーラを生かす為、身を捨てたカタセ&アンドレ、マディたちDC組も男前でした。

そして事態は「ライン・ヴァイスリッター」登場と共に、次のステップへ

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 なんとなく記憶にある「ウィニペグ」の地で、エクセレンと再会するキョウスケ。
 今回は、仕上がるまでグルンガストで出撃する事に

 平行しセトメ博士と抗戦するビルトビルガー、ヴィレッタの亡霊に踊るマイと事態は混迷の一途!

 ここで物語は「新章」突入へ!

収録

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 そういやマイって、アヤとは血の繋がりもないんでしたっけ。

 電撃コミックス「スーパーロボット大戦OG ジ・インスペクター Record of ATX 7巻」。八房龍之助氏。
 月刊・電撃ホビーウェブ連載、角川書店発行。
 2015年12月発売(前巻2015年4月)。

 ♯41「デッドマン・ダウン」
 ♯42「アンフォーギブン」
 ♯43「オープン・セサミ」
 ♯44「会者定離の理」
 ♯45「エマージェンス・トラップ」
 ♯46「ネバー・レット ゴー」
 ♯47「ストレンジ・ストレンジャー」
 ♯48「レクイエム・フォー・ドリーム」
 ♯49「エンド・オブ・ジ・イノセンス(完)」
 あとがき

 作品タイトル切り替えに伴い、今巻は260ページ級の大ボリュームでした!



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