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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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『終物語 最終話』感想、忍の決着。ホント、“先輩”は手厳しい:第十二話 しのぶメイル 其の陸

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終物語“中巻”読了へ。残るは暦物語、そして“下巻”にて完結…?

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 原作既読の家人いわく、アプリ配信の暦物語ラストから下巻へ繋がり、クライマックスになるそうな。
 判明した生死朗という名、体を表すにも程がある!
 更に謎が重なる結末

 不幸でい続ける事は怠慢だし、幸せになろうとしない事は卑怯だよ――――。

とは余接ちゃんの弁
 時間軸上は、昨年ラストの「憑物語」の後だけに、余計に彼女の言葉が残りますね。
 なんたって“先輩”ですから

 死体のツギハギで、もう心も体も人間から程遠い“先輩”の激励、良いラストだと感じました。

戦場ヶ原『電話をかけてきたという事は、トラブルはもう解決したの?』

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 最終話に定評ある戦場ヶ原さん。

終わりの前の物語
 決闘は、阿良々木暦の機転、彼が隠し持っていた「忍野メメのお札」という反則技によって
 怪異殺しは倒れ、阿良々木暦の勝利となった。

 やがて忍が現れ、詫びながら初代の遺体を喰う事で「供養」となる。

 怪異殺しは今度こそ死ねた。
 だが、遺体の一部は密かに回収され、臥煙の手で「心渡」「夢渡」の再現が為される事となる。

 暦は3月13日、受験当日に「忍野扇」に、その全てを語り終えたのだった(終)。

阿良々木『僕より条件の良いヤツが、お前に告白してきたら、どうする?』

ガハラさん『<その時は、100%乗り換えると思う>』

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 最終話のお約束、スーパーガハラさんタイムである。

特別であるという努力
 決闘を決め、最後の弱気で戦場ヶ原に電話した阿良々木君は、彼女のスゴさを改めて知る。
 絶対的な絆なんて無い、そう言い切られたからだ

 だから、特別であろうと努力すること、幸せであろうと努力する事。

 それが互いを幸福にする
 であるなら、そう出来なかった「初代」とは?

 忍を呪い罵倒し自殺して縁切りをしたくせに、いまさら復縁したいと帰ってきた男は?

 きっとそんな話だと感じる。

阿良々木君『(僕は、忍の力で勝ちたいんじゃない)』

『(勝って、忍の力になりたいのだ)』

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 さて、既にフルアーマー&本来の声、cv小山力也さんに戻った全力・初代怪異殺しとの決闘は
 当然ながら、初代に分がある
 勝って当然だ。

 そこで、臥煙さんは「擬似・妖刀・心渡」を用意し、一太刀与えた方の勝ちとする。

 ひとたち、先に加えた方の勝利だと。

暦『剣も闘いも素人なんで、せめて10歩分のRUNの教えを受けていいですか?』

臥煙『専門家?』

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 前期、2013年放送の「物語シリーズ セカンド」のつばさタイガー、その時期の話。

かわいすぎる!
 試合は刀を背に10歩歩き、振り返って、先に刀を奪って一太刀を加えた方の勝ちとされた。
 が、「走り」の教示中、更なる「条件」が出現

 あの学習塾での虎、アレを巡って羽川と戦場ヶ原が危機だと。

 この決闘は最初から無意味。
 だから、後は任せて、二人を助けに行きなさい。

 すると阿良々木君は、自分が幼女を最優先すると、彼女たちは知っていると返すのだ――――。

 なんという紳士の鑑だろう!

臥煙『三人の中で、誰が一番スキなんだい?』

阿良々木『神原、頼む』

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 しかし阿良々木君と神原、ホント、以心伝心っぷりが見ていて気持ちよすぎるっつーか!
 まあアレだ、阿良々木くん一流の照れ隠しなんでしょうけれど
 ホント言動がアレだわ!

 阿良々木暦という男が、恩人や恋人よりも、時に幼女を優先する男だと、判ってくれると信じている

 やだよそんな信頼!

臥煙『時間は少々過ぎてしまったが、その“刀”に、背中合わせになっておくれ』

初代『すぐ傍まできてくれながら、どうして姿を見せん…』

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 お前は僕にはなれないよ、僕の代わりはいくらでもいるけど、僕は僕しかいないから―――

ひとたち
 が、そこに姿なく忍が投げ寄越した「心渡」が飛来、勝負は真剣で真剣につけるものとなる。
 一太刀加えられれば、真っ二つだ――――

 が、阿良々木君は、一太刀ではなく「ひとタッチ」で勝利する。

 実は「忍野メメの札」。
 以前、北白蛇神社の邪気払いにと使用された札だ。

 これを直接貼られたものだから、集まっていた邪気が雲散霧消し、彼は崩壊する。

 せっかくここまで復活したのに…!

阿良々木『なあ、僕が何歳まで生きるかわからないけど、また会えたら――――』

『―――また会おう』

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 だが、「太陽に晒され続ける灰」から、無となってなお復活した彼だ、きっとまた復活するだろう。
 阿良々木君は、心渡で“一旦の”引導を渡そうとする
 再会しようと約束しながら

 いつかまた、彼が必ず復活する、その時まで生きていようと背負っての事でしょうか―――。

初代・怪異殺し『キスショット…、キスショット………!』

忍『―――謝らんで良い、許した。ワシの方こそ悪かった……――生死朗』

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 会えて嬉しかった…、もう会えないと思ってたから…、だけど、もう会わない……

彼氏彼女の事情
 だが、そこに他ならぬ忍が現れ、彼女がすべて「食べて」しまう事で、彼は事切れる。
 400年目にして、ようやく彼は死ねたのだ

 今のわしにはうぬより大事な者がおる…、今しばらくは、そやつの為のわしで居たい―――

 先日の合体怪異との対決
 あの、忍の怪異喰らいはコレの前振りだったのか…。

 ざっくり、よりを戻そうと現れた元カレとの別れは、こうして終わる事となる。

 ここまでを描く為のシリーズだったのか…。

忍野 扇『それで? それからどうなったんですか?』

『後日談というか、今回のオチは?』

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 あ、そういやコレ、「扇ちゃんに語ってる昔話」だった!

受験当日の物語
 その後、彼は「妖刀・心渡」の所有権を得て、羽川を助けに現れたってスンポーだったのね。
 嗚呼、セカンドシーズン当時が懐かしい。

 しかし扇ちゃん曰く、臥煙さんの狙いは「残骸」にあったという。

 忍の食い遺し
 戦いの際、彼が重いから脱ぎ捨てた鎧。

 アレもまた彼という怪異の一部だから、アレから「心渡」と「夢渡」を作るつもりだと。

 元々、今の心渡は彼が血肉から真似て鍛造した刀、模造品ですから。

斧乃木ちゃん『―――鬼いちゃん、あの子には何だかユルいよね』

阿良々木『そうか?』

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 繰り返し言われてますが、扇ちゃんの異常性をスルーし、彼女には何でも話してしまう傾向が。

幸せになるということ
 結局、今回の事件は忍の心を抉っただけで、誰も幸せになどならなかったと結論する
 が、だからこそ余接ちゃんは言うのだ

 不幸でい続ける事は怠慢だし、幸せになろうとしない事は卑怯だよ――――。

 不幸からは脱出できるはずだ
 不幸なのは、脱出の努力をしないという怠慢なんだよと。

 不幸だと受け入れ、達観するだけじゃ、何もしてないのと変わらないんだよと手厳しい。

 だから、阿良々木君もまた前に進む決着となりますが―――。

『その時間がなくなるのも、或いは時間の問題なのかもしれなかった』

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 教えてもらった彼の本名、死屍累生死朗、これまたスゴい名前だったのね。

幸せになろうとする物語
 時間軸上、「憑物語」で余接の製造者にアドバイスされ、忍野メメを探さないと大変だ言われた彼。
 でも、そうした「不幸」も受け入れてしまうような
 そんな性格なのも彼。

 だから今回、ちゃんと幸せになろうと努力しないと、初代みたいになっちゃうぞと。

 前期セカンドシーズンが2013年だった上
 当時の話とリンクがする部分が多く、追いかけるのも大変だった上に終わらなかったエピソードに。

 あーもう、やっぱし終わらなかったよ!

そして「終物語・下巻」へ

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 物語の上では、更に暦物語で振り返り、そのラストが終物語(下)、そして続・物語もあるとか。
 とりあえず、「下巻」で完結自体はするらしいので
 制作が待たれますね。

 スタッフの皆さま、お疲れ様でした!



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