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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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鉄のラインバレル 22巻 [清水栄一×下口智裕]

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『予告』を折りこみ予想外の流れへ。ディスィーブとイズナ、決意の22巻。

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 アイドル、九条さんが遂に転機を迎える。表紙がちょっとしたホラーだ…。
※画像右下隅クリックで拡大。

 ある日、謎の巨大ロボット「ラインバレル」を得た少年、早瀬浩一を描いたロボットバトルもの。
 現在、彼は休場中なのですが。

■ペインキラー
 前々から危ういところが多く、20巻ラストでは壮絶な『予告』までされていた九条さん
 そして、その予告の中で描かれていたイズナとの『結末』が描かれ
 ニューヨークに来着したヒトマキナとの決戦に移る第22巻。

 ペインキラー、直訳すれば『鎮痛剤』。
 これまでの伏線を踏まえ、色々納得できましたし、予想を越えつつしっくりきて引き込まれました.

 決して『誰かが悪かった』とも言い切れないのがやるせませんね。

 直接の原因となった『暴動』も、色々抑圧された現環境では、ああなるのも仕方ないでしょうし。
 一般人の視点から見れば本当に何が起こってるのかさっぱり解らんでしょうし
 そこで解りやすい人身御供が見つかれば、ああもなろう、と。

 まさに偶像、アイドル。しかし。うーん。

ニューヨークに現れた『リンカーン』へ、加藤は攻勢をかけるが…?

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 しかしアメリカ大統領は一体『リンカーン』に何を吹き込まれたんだろうか?
 というかリンカーンは何がしたいのか。

■決戦!
 その後、予定通りニューヨーク攻略戦に。相変わらず加藤さんは思わせぶりだ!
 最後のアレを予想しての事だったのでしょうか?
 それとも?

 次巻が楽しみ。

収録

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 テロリスト認定され、事務所から引退勧告。アイドル生活最後のステージに立ったものの……。

 チャンピオンREDコミックス「鉄のラインバレル 22巻」。清水栄一×下口智裕。
 秋田書店。月刊チャンピオンRED連載作品。
 2013年8月発売。

 第96話「偶像による謬見(びゅうけん)」
 第97話「与えられた価値」
 第98話「鏡が映すモノ」
 第99話「ヨモツヘグイ」
 第100話「怪物」
 第101話「舞い荒ぶインターセプター」
 第102話「メテオ」

 巻頭綴じ込みポスター、及び巻末解説は『ペインキラー有機統一体』
 ポスター裏は『リンカーン』。

 総扉イラストは九条さん&イズナ。帯はネタバレ文。
 巻末、オマケ漫画あり。

 巻末の機体解説が『性能向上は限定的、外見的なハッタリが最大の効果。ただしリスクは極めて大きい』
 と読める気がして、ちょっとばかり不憫な気持ちに。
 今後どうなるんでしょうね彼女。

収録。その2

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 イズナさんの秘められた過去。うーん、ここらで一気に全巻読み返すべきだろうか。

■第96話「偶像による謬見(びゅうけん)」
 びょうけん、間違った考え、見解の意。うーむ、なんてまんまなサブタイトルだ!
 日常パートがすごくほのぼのしてるのが切ない。
 なじみすぎだお前ら…。

■第97話「与えられた価値」
 イズナの過去、彼に父親が下した判断、マキナ『ディスィーヴ』は何故、あんな特異性を得たか?
 一連のエピソードを終えてから読み直すと、また印象が。
 マキナさんは仕事が多すぎる。

■第98話「鏡が映すモノ」
 当初の予想から少し外れてきた印象があって、おや、と思ったらコレだよ!
 しかし相変わらず道明寺さんは洞察力が高いなあ。

■第99話「ヨモツヘグイ」
 黄泉の国の食べ物を食べる、という日本神話の逸話から。
 食べてしまうと、そちら側の住人となって、現世に帰れなくなってしまうのです……。

■第100話「怪物」
 ある意味、ヨモツヘグイpart2。垣間見た『悲劇的な予知』を防ぐ為に、別の悲劇が起こる話。
 単行本20巻巻末、単なる予告パートかと思いきやこう絡めてくるとは。

■第101話「舞い荒ぶインターセプター」
 この場合、やっぱり最後に出てきた彼を示すサブタイトルだったのでしょうか。
 彼がどうなっていくのかイマイチ解らん。そして気になる。

■第102話「メテオ」
 ヒーローしすぎだテメエ!
 せっかくもったいぶって出てきた方に配慮してよホント!!
 あんだけもったいぶったのに、ゲートが強制切断されたから酷い有様になってるじゃないですか!?

■巻末
 いやだからお前らなにやってんのよホント(褒め言葉)。

 ここしばらく、伏せカードばかりで、もやもやする展開が続いていただけに読後感すっきり。
 と言うとイズナ君には悪い気がしますけれども。

 やはり面白いです。この作品。

関連記事

 鉄のラインバレル 21巻[清水栄一×下口智裕] http://blogs.yahoo.co.jp/saranndonn/66029438.html
 2013年1月発売。

 もう今年も折り返しから大分過ぎましたな…。

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