早いもので、2009年から足掛け6年、最終巻は半分くらい資料集と「ゼロ」を収録して完結。
なんて見事なダンスタンエンド!
ですよね!
なんて見事なダンスタンエンド!
ですよね!
そも善と悪に分かれて始まった物語、それぞれが学び、再び一つに戻る最終巻!
■スペリオルな最終巻だった!
久々! 久々と最終巻がいっぺんに来てビックリですが、武井先生らしい最終巻でしたね!
潰しあうのではなく、分かり合って終わる
久々! 久々と最終巻がいっぺんに来てビックリですが、武井先生らしい最終巻でしたね!
潰しあうのではなく、分かり合って終わる
後一巻でどうやって終わるんだと思ったら、半巻で終わっちまったよHAHAHA! 流石!
![イメージ 6]()
最終話、懐かしい構図っていうか何度目だって言うか、懐かしい最終回だった!
なんか色々スッ飛ばした気もしますが、大ゴマ狭山さんなら良いじゃない!
最終話、懐かしい構図っていうか何度目だって言うか、懐かしい最終回だった!
■やるしかねーんだ
狭山さんはダンスタンの娘だった、その衝撃の事実を受け止めた大和だったが、彼女は父に攫われ
現れたダンスタンを前に、善悪童子たちの結束は深まり
バイスもまたウルティモと決着に至る
狭山さんはダンスタンの娘だった、その衝撃の事実を受け止めた大和だったが、彼女は父に攫われ
現れたダンスタンを前に、善悪童子たちの結束は深まり
バイスもまたウルティモと決着に至る
それから幾つかの時を経て、善悪、二つに分けられていた童子は再び一つとなった。
機巧童子とは、過去に気付かせ未来をやり直させる為の仕掛け
大和達の日常は再び始まる。
大和達の日常は再び始まる。
実験の第一段階を終え、童子を人に変え、彼らと共に成長するようダンスタンは促す
■究極は反転
結局、善のはずが他人を手にかけたり、「善だから許せない」あまり手段を選ばなかったり
善のウルティモ、その危うさが悪のバイスにもあった
同族嫌悪、その為のキャラもいた
結局、善のはずが他人を手にかけたり、「善だから許せない」あまり手段を選ばなかったり
善のウルティモ、その危うさが悪のバイスにもあった
同族嫌悪、その為のキャラもいた
それは「そうなるだろうな」って話でもあるし、だからこそ分かり合えたんですねーって。
善を貫くあまり悪に、悪も然り、互いの気持ちを理解する最終巻。
![イメージ 4]()
理解を促したのが、Kのお婆ちゃんの遺したシンプルな言葉、ってのが武井先生らしい。
お年寄りのシンプルな悟り
『良い事も悪い事も、ちゃんと知るのが大事だってね』
理解を促したのが、Kのお婆ちゃんの遺したシンプルな言葉、ってのが武井先生らしい。
お年寄りのシンプルな悟り
これ、相手はきっと困るだろうな、って気持ち。
■なぜならば
なぜなら一人の人間の中でさえ、善と悪、相反するものが日々争い続けている。
争いがなくなるハズないじゃないか
なぜなら一人の人間の中でさえ、善と悪、相反するものが日々争い続けている。
争いがなくなるハズないじゃないか
このダンスタンの答えも、またシンプルで印象的でした。
YOUNG JUMP COMICS SQ「機巧童子ULTIMO 12巻(完)」、原作スタン・リー×作画:武井宏之。
月刊ジャンプスクウェア連載、集英社。
2015年12月発売
月刊ジャンプスクウェア連載、集英社。
2015年12月発売