先生、その最期はあんまりだ…、と思ったら! そして時は流れる―――
まさか、前回で作ってた義肢が前振りだったとか、予想外の生還劇にお茶を吹いた「無惨帳」編!
医学界の闇、“政治”に手を染めざるを得なかった男の嫉妬に
憎めないものを感じる一編
裁判で、あることないこと吹きやがったのは最低でしたけどね! カニ頭てめえ!!
■奥さん、幸せになれたのかなぁ…
意外すぎるほど、あっさり「本命」を下したのもビビリましたね!
むしろ、あそこからが本題だった!
意外すぎるほど、あっさり「本命」を下したのもビビリましたね!
むしろ、あそこからが本題だった!
黒男の善意が、回りまわって、彼の人生を台無しにしたとかいう言葉責めもキツい!
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先頭に師長、教授・助教授・講師・病棟医長、入局順で有給助手・無給助手・研修医と並んだという。
“大名行列”と揶揄されるほど長い、教授総回診――――
先頭に師長、教授・助教授・講師・病棟医長、入局順で有給助手・無給助手・研修医と並んだという。
■戦い終えた者、戦う者を見る
百樹は、宝から聞き知った「学内派閥闘争」の二次被害が、自分の未来を奪った事を語り
独り、その首魁だった現院長に復讐
傷を負うも完遂する
百樹は、宝から聞き知った「学内派閥闘争」の二次被害が、自分の未来を奪った事を語り
独り、その首魁だった現院長に復讐
傷を負うも完遂する
百樹を手術した事も、彼を恨む宝を救ってしまった事も、結果として百樹を傷つけてしまった。
それでも黒男は百樹を救う
黒男は、医者は医療にこそ向き合うべきと確信を深め、医療界の派閥争いを強く忌避するようになるのだった
黒男は、医者は医療にこそ向き合うべきと確信を深め、医療界の派閥争いを強く忌避するようになるのだった
次回、第12話「狂騒の季節(完)」
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名誉副院長じゃなくて、命尾副院長なんだからね! 勘違いしないでよね!
百樹『―――だが、そうじゃなかった! あいつらが奪ったんだ!!』
『俺の身体を、人生を、全ての夢を!』
名誉副院長じゃなくて、命尾副院長なんだからね! 勘違いしないでよね!
■無惨帳
百樹が手足を失った真相、それは「院長」を巡る派閥闘争、その副産物に過ぎなかったと判明する
狙われたのは、院長候補だった命尾…!
百樹が手足を失った真相、それは「院長」を巡る派閥闘争、その副産物に過ぎなかったと判明する
狙われたのは、院長候補だった命尾…!
偶然、百樹が身代わりを務め、しかも「本来は車を動かなくする」ハズだった!
しかも命尾は脳梗塞で死亡
派閥闘争は、放っていても現院長大勝利に終わっていたのだ…!
派閥闘争は、放っていても現院長大勝利に終わっていたのだ…!
百樹先生、とばっちりすぎる!
無残すぎる!
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てっきり、天才にして努力家・百樹自身が狙われたのかと思いきや、ただの副産物という…
黒男は、自首するように説得にかかりますが
百樹『大学病院の権威なんて、どうでもよかった!』
『ただ、患者を治したい…! その為に、手術をしたかっただけなんだ!』
てっきり、天才にして努力家・百樹自身が狙われたのかと思いきや、ただの副産物という…
黒男は、自首するように説得にかかりますが
それ以上言うな! 俺は、自分の方法で奴らを裁く……!
残るは首魁、「院長」のみ…!
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昨日の櫻子さんに続き、まさかの二日連続cv子安! 嬉しいとはこういうものだ!
大剛『あの殺人鬼から、私を護ってくれるんだろうな?』
ヒゲオヤジ『あなたの身は、警察が威信にかけて絶対に護りますよ!』
昨日の櫻子さんに続き、まさかの二日連続cv子安! 嬉しいとはこういうものだ!
■警察の威信vs男の執念
やがて、百樹は「正面突破」と見せかけての変わり身、義手をロープに換装しての頭上突破!
ニンジャじゃ! ニンジャがおるぞ!
やがて、百樹は「正面突破」と見せかけての変わり身、義手をロープに換装しての頭上突破!
ニンジャじゃ! ニンジャがおるぞ!
さあその右足、貰い受けるぜ!
有言実行!
驚異の絡め手、誰が予想しえただろうか!
驚異の絡め手、誰が予想しえただろうか!
四肢を失った男の予想外の奇襲に、院長は足を警察は威信を失う大惨事!
その際、「右足」も落としていったようですが、コレ、ただの意趣返しだったのね。
さすがに「自分に繋ぐ」みたいな、ファンタジーな展開は無かった!
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カニさん、髪型のチョイスが謎なだけで、実はイケメンという謎の風貌。
宝『―――覚えているよ、百樹と一緒のところを見た』
黒男『真実を話して欲しい…、いや、アンタは真実を話すべきだ!』
カニさん、髪型のチョイスが謎なだけで、実はイケメンという謎の風貌。
■暗黙のルール
やがて、「宝は百樹の親友だ」と信じていた黒男は、彼が捕まっても死刑にならぬよう協力を依頼
宝が、本当は百樹を妬んでいたと知る
やがて、「宝は百樹の親友だ」と信じていた黒男は、彼が捕まっても死刑にならぬよう協力を依頼
宝が、本当は百樹を妬んでいたと知る
宝自身、いやいや派閥闘争に身を投じたのに、参加もせず出世した彼が憎かったのだ!
人間らしい悩み
天才、百樹だからこそ理解できなかった妬み。
天才、百樹だからこそ理解できなかった妬み。
日本の医学界は、「派閥」を制してこそ出世できる、という「ルール」にさえ気付かなかった!
ヤツの天然天才っぷりが憎かったのさ!
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前述の通り、百樹が四肢を失ったのは不幸の積み重ねですが、それでも思ったと。
彼が、「キミじゃなければダメだ!」と懇願し
断ったときもそう
宝『ヤツが再起不能になった時、心の底で思ったよ…、ざまあみろってな』
前述の通り、百樹が四肢を失ったのは不幸の積み重ねですが、それでも思ったと。
彼が、「キミじゃなければダメだ!」と懇願し
断ったときもそう
断ったときは胸のすく思いだったよ、ようやくヤツに勝てたんだって!
■俺の手術を後悔するか?
宝は、そもそも黒男が百樹を復活させなければ、ヤツはそれなりの幸せを手にしていたと責める
宝を助けた事も、百樹の立場を悪くした。
宝は、そもそも黒男が百樹を復活させなければ、ヤツはそれなりの幸せを手にしていたと責める
宝を助けた事も、百樹の立場を悪くした。
やがて、さっきの弾丸が、右目に飛び込んでいた百樹が現れる。
自分は死刑だ
いまさら、治しても無駄だ
いまさら、治しても無駄だ
それに、黒男が手術したことが、事態を悪くしたという側面があるのも確かだ。
それでも黒男は手術する、またも違法手術を…!
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かくて、黒男は百樹の命を永らえ、同じく黒男に助けられた宝が証言に立ったことで
百樹は死刑が決まった。
皮肉だ…
百樹『―――覚悟はできてる』
黒男『ダメです、死んではダメです…、生きてください……!』
かくて、黒男は百樹の命を永らえ、同じく黒男に助けられた宝が証言に立ったことで
百樹は死刑が決まった。
皮肉だ…
だが、百樹は刑の執行を待たず、自身を罰するように自殺を敢行。
結局、警察も本腰を入れなかったのか、それから季節は流れ――――
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違法手術が板についてきた黒男さん。一応、まだ学生である。
医師『また、頼むよ』
??『―――医学生が身代わり手術とは、危ない事に手を染めているね?』
違法手術が板についてきた黒男さん。一応、まだ学生である。
■医学界への怒り
今回の件で、黒男の「医学界」への敵視は決定的となり、積極的にルールに歯向かう様になった。
再会、傍目に義肢と思えない容貌である。
今回の件で、黒男の「医学界」への敵視は決定的となり、積極的にルールに歯向かう様になった。
再会、傍目に義肢と思えない容貌である。
キミが進もうとする道は、私など及びもつかない茨の道かもしれないな……。
怒りを募らせる黒男
生き延びたが、人生が台無しになった百樹。
生き延びたが、人生が台無しになった百樹。
宝のウソ発言で名誉は失われたまま、人生台無しの百樹さんが悲しい。
本作らしい、重い後口の回でしたね…。
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百樹先生、救われたけど人生自体は台無しというのが辛い。
■「狂騒の時代」の終わり
次回予告、角材を振るったりした「闘争」の終わり、1972年「あさま山荘事件」を連想させる!
ただ、本作が1968年スタートだったと思えば
ギリギリなのか…?
予告『だが、疾風怒濤の時代は去った―――』
『ブラックジャック、お前の戦いはこれからだ!』
百樹先生、救われたけど人生自体は台無しというのが辛い。
■「狂騒の時代」の終わり
次回予告、角材を振るったりした「闘争」の終わり、1972年「あさま山荘事件」を連想させる!
ただ、本作が1968年スタートだったと思えば
ギリギリなのか…?
アニメ版は、「学生運動」から始まりましたし、その収束が最終回なのか?
久々に運動家の女性も登場
憔悴した彼女、そして手塚先生の著名作「リボンの騎士」モチーフとは、最終回らしいじゃないか!
憔悴した彼女、そして手塚先生の著名作「リボンの騎士」モチーフとは、最終回らしいじゃないか!
次回、第12話「狂騒の季節(完)」
■関連感想記事
第1話「医者はどこだ!」
第2話「拉致」
第3話「脱走兵」
第4話「ベトナムにて その1」
第5話「ベトナムにて その2」
第6話「ベトナムにて その3」
第7話「苦痛なき革命 その1」
第8話「苦痛なき革命 その2」
第9話「無惨帳 その1」
第10話「無惨帳 その2」
第11話「無惨帳 その3」
[ 第12話「狂騒の季節(完)」]
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第11話「無惨帳 その3」
[ 第12話「狂騒の季節(完)」]