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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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『ヤング ブラック・ジャック 第11話』感想。エンドカードが“おそ松さん”なんだが!?:無惨帳 その3

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先生、その最期はあんまりだ…、と思ったら! そして時は流れる―――

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 まさか、前回で作ってた義肢が前振りだったとか、予想外の生還劇にお茶を吹いた「無惨帳」編!
 医学界の闇、“政治”に手を染めざるを得なかった男の嫉妬に
 憎めないものを感じる一編

 裁判で、あることないこと吹きやがったのは最低でしたけどね! カニ頭てめえ!!

奥さん、幸せになれたのかなぁ…
 意外すぎるほど、あっさり「本命」を下したのもビビリましたね!
 むしろ、あそこからが本題だった!

 黒男の善意が、回りまわって、彼の人生を台無しにしたとかいう言葉責めもキツい!

“大名行列”と揶揄されるほど長い、教授総回診――――

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 先頭に師長、教授・助教授・講師・病棟医長、入局順で有給助手・無給助手・研修医と並んだという。

戦い終えた者、戦う者を見る
 百樹は、宝から聞き知った「学内派閥闘争」の二次被害が、自分の未来を奪った事を語り
 独り、その首魁だった現院長に復讐
 傷を負うも完遂する

 百樹を手術した事も、彼を恨む宝を救ってしまった事も、結果として百樹を傷つけてしまった。

 それでも黒男は百樹を救う
 黒男は、医者は医療にこそ向き合うべきと確信を深め、医療界の派閥争いを強く忌避するようになるのだった

 次回、第12話「狂騒の季節(完)」

百樹『―――だが、そうじゃなかった! あいつらが奪ったんだ!!』

『俺の身体を、人生を、全ての夢を!』

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 名誉副院長じゃなくて、命尾副院長なんだからね! 勘違いしないでよね!

無惨帳
 百樹が手足を失った真相、それは「院長」を巡る派閥闘争、その副産物に過ぎなかったと判明する
 狙われたのは、院長候補だった命尾…!

 偶然、百樹が身代わりを務め、しかも「本来は車を動かなくする」ハズだった!

 しかも命尾は脳梗塞で死亡
 派閥闘争は、放っていても現院長大勝利に終わっていたのだ…!

 百樹先生、とばっちりすぎる!

 無残すぎる!

百樹『大学病院の権威なんて、どうでもよかった!』

『ただ、患者を治したい…! その為に、手術をしたかっただけなんだ!』

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 てっきり、天才にして努力家・百樹自身が狙われたのかと思いきや、ただの副産物という…
 黒男は、自首するように説得にかかりますが

 それ以上言うな! 俺は、自分の方法で奴らを裁く……!

 残るは首魁、「院長」のみ…!

大剛『あの殺人鬼から、私を護ってくれるんだろうな?』

ヒゲオヤジ『あなたの身は、警察が威信にかけて絶対に護りますよ!』

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 昨日の櫻子さんに続き、まさかの二日連続cv子安! 嬉しいとはこういうものだ!

警察の威信vs男の執念
 やがて、百樹は「正面突破」と見せかけての変わり身、義手をロープに換装しての頭上突破!
 ニンジャじゃ! ニンジャがおるぞ!

 さあその右足、貰い受けるぜ!

 有言実行!
 驚異の絡め手、誰が予想しえただろうか!

 四肢を失った男の予想外の奇襲に、院長は足を警察は威信を失う大惨事!

 侍と思ったらニンジャだった!

『大人しく投降しろ百樹! 抵抗するなら撃つぞ!!』

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 どころか、義足に煙幕まで仕込んでおくとか、発想が別アニメなレベル!
 見た目はシュールそのものだが!

 今週、パッ見る問題ないけど、どことなく作画が変だった!

百樹、被弾し「獲物」を落とす

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 が、煙幕の中で刀に被弾、跳弾して負傷する百樹。
 どこを怪我したのか…?

 その際、「右足」も落としていったようですが、コレ、ただの意趣返しだったのね。

 さすがに「自分に繋ぐ」みたいな、ファンタジーな展開は無かった!

宝『―――覚えているよ、百樹と一緒のところを見た』

黒男『真実を話して欲しい…、いや、アンタは真実を話すべきだ!』

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 カニさん、髪型のチョイスが謎なだけで、実はイケメンという謎の風貌。

暗黙のルール
 やがて、「宝は百樹の親友だ」と信じていた黒男は、彼が捕まっても死刑にならぬよう協力を依頼
 宝が、本当は百樹を妬んでいたと知る

 宝自身、いやいや派閥闘争に身を投じたのに、参加もせず出世した彼が憎かったのだ!

 人間らしい悩み
 天才、百樹だからこそ理解できなかった妬み。

 日本の医学界は、「派閥」を制してこそ出世できる、という「ルール」にさえ気付かなかった!

 ヤツの天然天才っぷりが憎かったのさ!

宝『ヤツが再起不能になった時、心の底で思ったよ…、ざまあみろってな』

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 前述の通り、百樹が四肢を失ったのは不幸の積み重ねですが、それでも思ったと。
 彼が、「キミじゃなければダメだ!」と懇願し
 断ったときもそう

 断ったときは胸のすく思いだったよ、ようやくヤツに勝てたんだって!

 あの時、「断ること」自体が大事だったのか…。

宝『ヤツが落ちていくところを見ると、ゾクゾクする…』

『とことんまで落ちたところで、俺が死刑台に送ってやるさ!』

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 宝教授、めっちゃ人間らしいというか…。

俺の手術を後悔するか?
 宝は、そもそも黒男が百樹を復活させなければ、ヤツはそれなりの幸せを手にしていたと責める
 宝を助けた事も、百樹の立場を悪くした。

 やがて、さっきの弾丸が、右目に飛び込んでいた百樹が現れる。

 自分は死刑だ
 いまさら、治しても無駄

 それに、黒男が手術したことが、事態を悪くしたという側面があるのも確かだ。

 それでも黒男は手術する、またも違法手術を…!

百樹『―――覚悟はできてる』

黒男『ダメです、死んではダメです…、生きてください……!』

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 かくて、黒男は百樹の命を永らえ、同じく黒男に助けられた宝が証言に立ったことで
 百樹は死刑が決まった。
 皮肉だ…

 だが、百樹は刑の執行を待たず、自身を罰するように自殺を敢行。

 なんというハイスピード自殺…!

しかし、百樹の「義眼」は―――――

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 見た目を補う為に義眼を入れてもらった、と思ったら、その正体は工具だった!?
 真実を知った百樹は、脱走を敢行!
 警察の威信、丸つぶれ!

 結局、警察も本腰を入れなかったのか、それから季節は流れ――――

医師『また、頼むよ』

??『―――医学生が身代わり手術とは、危ない事に手を染めているね?』

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 違法手術が板についてきた黒男さん。一応、まだ学生である。

医学界への怒り
 今回の件で、黒男の「医学界」への敵視は決定的となり、積極的にルールに歯向かう様になった。
 再会、傍目に義肢と思えない容貌である。

 キミが進もうとする道は、私など及びもつかない茨の道かもしれないな……

 怒りを募らせる黒男
 生き延びたが、人生が台無しになった百樹。

 宝のウソ発言で名誉は失われたまま、人生台無しの百樹さんが悲しい。

 本作らしい、重い後口の回でしたね…。

予告『だが、疾風怒濤の時代は去った―――』

『ブラックジャック、お前の戦いはこれからだ!』

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 百樹先生、救われたけど人生自体は台無しというのが辛い。
 
「狂騒の時代」の終わり
 次回予告、角材を振るったりした「闘争」の終わり、1972年「あさま山荘事件」を連想させる!
 ただ、本作が1968年スタートだったと思えば
 ギリギリなのか…?

 アニメ版は、「学生運動」から始まりましたし、その収束が最終回なのか?

 久々に運動家の女性も登場
 憔悴した彼女、そして手塚先生の著名作「リボンの騎士」モチーフとは、最終回らしいじゃないか!

 次回、第12話「狂騒の季節(完)」



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