槍と潮、そして“縁”の誕生譚。うしおの名に込められた心!
やはり常軌を逸した剣を生むには、常軌を逸した代価しかない。神話を再現する人身御供回。
柄は兄が変じた姿、知らず三位一体で戦っていたのか…
ラストの旅立ちが清々しい。
タイムパラドックスで最初から選ばれていた潮、潮の為の槍だったと。
■「母」初登場
潮の母も、とっつぁんの奥さんだけにスゲエ美人! 僅か二年の逢瀬だったのか。
白面を討てなかった理由といい、納得の回
潮の母も、とっつぁんの奥さんだけにスゲエ美人! 僅か二年の逢瀬だったのか。
白面を討てなかった理由といい、納得の回
■もう後には引けねえぞ
2200年前、ジエメイが「人柱」として身を投げ、ギリョウが自身を焼きこんで獣の槍は完成した
いつか、自分達の無念が晴れる日まで覚えていて欲しい
そうギリョウは言い遺す
2200年前、ジエメイが「人柱」として身を投げ、ギリョウが自身を焼きこんで獣の槍は完成した
いつか、自分達の無念が晴れる日まで覚えていて欲しい
そうギリョウは言い遺す
うしお達は帰る途上、白面が「日本の支柱」と一体化した事を聞かされる。
転生したジエメイは「槍」による打倒を望み
二代目、三代目に結界を引き継ぎつつ、三代目の見た夢をヒントに潮の誕生を促したのだという。
二代目、三代目に結界を引き継ぎつつ、三代目の見た夢をヒントに潮の誕生を促したのだという。
ギリョウとジエメイが宿った槍を手に、うしおは決意を新たにする―――。
■あんたの手は
結局、とらの助力でなんとか一行は生き延びるが、白面は首都を壊滅させ飛び去ってしまった。
神剣など、生まれようがないと見せ付ける為の虐殺
結局、とらの助力でなんとか一行は生き延びるが、白面は首都を壊滅させ飛び去ってしまった。
神剣など、生まれようがないと見せ付ける為の虐殺
あんたの手は、これから白面を殺す剣を作るんだ、諦めちゃ悔しいよ!
絶望したギリョウを激励する潮
しかし、彼にしてみれば絶望的な激励だったのね…。
しかし、彼にしてみれば絶望的な激励だったのね…。
確かに作れるかもしれない、しかし、その手段がたった一つしか思い浮かばないという絶望
そして内心の密かな歓喜だと!
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やはりギリョウはもう一つの手段、「髪」ではなく、愛する者を捧げる邪法を聞き知っていた。
百年前、天帝から命じられた鐘作り師の邪法
ギリョウ『ダメなんだ…、後は、あの方法しか残ってないんだよ…』
『もう一つあるんだよ、強い剣を作る、暗黒の邪法が…!』
やはりギリョウはもう一つの手段、「髪」ではなく、愛する者を捧げる邪法を聞き知っていた。
百年前、天帝から命じられた鐘作り師の邪法
もっと強い方法を知っていた、だからこそ前回、追い詰められた顔をしていたと。
髪ではダメかもしれない、と。
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これを聞いていたジエメイは、「剣の匠の娘」として、身を捧げる事を選ぶのですが―――
対する、うしおの叫びがストレート。
うしお『やめろ! アンタまで死ぬ事なんかない、白面なんかの為に!』
これを聞いていたジエメイは、「剣の匠の娘」として、身を捧げる事を選ぶのですが―――
対する、うしおの叫びがストレート。
白面なんか、と言ってのけるうしお!
放置すれば犠牲は一人じゃすまない、けどそれでも「白面なんかの為に」ってのは正しいと思う!
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ならば、俺は鬼だ! 鬼が為すべき事は、一つだ!
ギリョウ『俺は…、あの時、本心から言ったのだろうか……』
『本当は、心の底でこうなる事を望んでいたかもしれないんだ……、ならば!』
ならば、俺は鬼だ! 鬼が為すべき事は、一つだ!
■妹の許しに兄は燃える
しかし、ジエメイは「許す」といわんばかりの笑みと共に、炎に身を投げこの世を去った。
許された以上、もうギリョウは自分すら責められない
妹への裏切りとなるからだ
しかし、ジエメイは「許す」といわんばかりの笑みと共に、炎に身を投げこの世を去った。
許された以上、もうギリョウは自分すら責められない
妹への裏切りとなるからだ
お前は良い男だ…、俺は暗黒の槍になるが! いつかお前のような者と共に戦いたいなぁ!
妹の望んだ槍の完成。
ギリョウは、魂どころか肉体すらも鋳込み、槍と一体と化してしまう。
ギリョウは、魂どころか肉体すらも鋳込み、槍と一体と化してしまう。
妹の遺した炎の穂先、柄は兄そのものだったのか…
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槍誕生は2200年前、2000年生きるとらは、何かを思い出しそうになったそうで…?
ギリョウ『ザンユエよ、証人となってくれ…』
『証人の名を刻まん、我らは、白面の者を倒すまでザンユエの心の内にある!』
槍誕生は2200年前、2000年生きるとらは、何かを思い出しそうになったそうで…?
■「打倒白面」に懸けた想い
ギリョウは、最期に「自分ら一族が懸けた想い」を覚えていて欲しい、槍に蒼月の名を刻み遺し
飛び去った槍は、やがて“妖怪殺し”に狂ったという
ギリョウは、最期に「自分ら一族が懸けた想い」を覚えていて欲しい、槍に蒼月の名を刻み遺し
飛び去った槍は、やがて“妖怪殺し”に狂ったという
大陸の妖怪達は震撼し、彼ら自身が変じた「紐」で槍を封じた。
その後、「とら退治した侍」が持ち去ったのでしょうか?
槍は“白面が消えたからむしゃくしゃしてやった、今は反省している”と……。
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また、時逆は「さかのぼること」しか出来ないらしく、相棒の「時順」によって現代へ。
なるほど、それでこんな珍妙な。
時逆『いよょーう! 見るものは見、聞くものは聞いたかい?』
時順『今度は、時を順に行こうかぁ?』
また、時逆は「さかのぼること」しか出来ないらしく、相棒の「時順」によって現代へ。
なるほど、それでこんな珍妙な。
富士鷹ジュビロ先生、どっからこんなデザイン着想されたんでしょう。
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察するに、二代目が老いた姿が、あの“お役目様”なのでしょうね。
初代お役目様『私は白面を斃したい』
『もう二度とお兄様と私のようなものが、この世に生まれぬように!』
察するに、二代目が老いた姿が、あの“お役目様”なのでしょうね。
■足掻きと封印
また、西暦1160年に白面を逃した真相とは、奴が“日本を支える柱”と同化した事件にあった
奴が動けば、日本が滅びる―――
また、西暦1160年に白面を逃した真相とは、奴が“日本を支える柱”と同化した事件にあった
奴が動けば、日本が滅びる―――
やむなく結界で封じる事を選び、真相は彼女一人が知る事態に。
が、身体が滅びかけ
魂だけで脱出、戦前に産んだ子の子孫に役目を継いだ。
魂だけで脱出、戦前に産んだ子の子孫に役目を継いだ。
あの人、子持ちだったのか!
そして二代目も力が尽き、同様の三代目に継承。
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初お披露目、潮の母ちゃんってだけあって、意志の強そうな顔をしていると思ったら優しい声
ある日、彼女は「子を生む」夢を見たのだそうな
『それが日崎須磨子、あなたのお母様です―――』
初お披露目、潮の母ちゃんってだけあって、意志の強そうな顔をしていると思ったら優しい声
ある日、彼女は「子を生む」夢を見たのだそうな
その予知夢に、ジエメイは「槍使い」育成を着想。
槍を正しく使える者を育成すれば、自ずと槍が現れるだろうと―――。
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でも、負けないで。あなたはあなたらしく元気に頑張ってくださいね、ザンユエ―――。
ジエメイ『須磨子、戯れに名付けましょう…、名付けるとしたら何と…?』
須磨子『私の座する場所、何にも負けぬ意より…、潮、と……』
でも、負けないで。あなたはあなたらしく元気に頑張ってくださいね、ザンユエ―――。
■もう後へは引けねえぜ
かくて、二年の暇を貰った母は夢に見た「夫」と出会い、潮は誕生。
全てはずっと昔に始まっていた
かくて、二年の暇を貰った母は夢に見た「夫」と出会い、潮は誕生。
全てはずっと昔に始まっていた
そうだよな…、一緒に戦いたいって、この世界に来たいって言ってたもんな!
ギリョウとジエメイとの約束
槍もまた、生まれる前から潮の「仲間」であったというワケか。
槍もまた、生まれる前から潮の「仲間」であったというワケか。
この槍は魂喰らいの妖怪殺し、その由来も悲しい善意か――-
さあ帰ろう!
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ギリョウ、cv宮野真守さん担当に納得するしかない血涙回。
■槍とうしお
つまり、槍は潮の為に生まれ、潮もまた槍の為に産み落とされたというと語弊がありますが
槍使いの誕生、そう期待されていたのね。
生まれる前からの相棒
次回、「4人目のキリオ」。ようやく最後の“伝承者候補” か?
ギリョウ、cv宮野真守さん担当に納得するしかない血涙回。
■槍とうしお
つまり、槍は潮の為に生まれ、潮もまた槍の為に産み落とされたというと語弊がありますが
槍使いの誕生、そう期待されていたのね。
生まれる前からの相棒
由来は判明、また「白面を斃すリスク」もハッキリ提示される展開に。
日本自体が人質じゃん!?
いずれにせよ、兄妹成仏とお母さんが揃った新しい日常の誕生は、果たされるのでしょうか?
いずれにせよ、兄妹成仏とお母さんが揃った新しい日常の誕生は、果たされるのでしょうか?
次回、第弐拾壱話「四人目のキリオ」。
■関連感想記事
第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
第拾伍話「追撃の交差~伝承者」
第拾六話「変貌」
第拾七話「カムイコタンヘ」
第拾八話「復活~そしてついに」
第拾九話「時逆の妖」
第弐拾話「妖、帰還す」
[ 第弐拾壱話「四人目のキリオ」]
第拾四話「婢妖追跡~伝承者」
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第拾七話「カムイコタンヘ」
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