『ヤングブラック・ジャック第4話』、オペもヨダレもヤブさんも止まらねェぜ！：ベトナムにてその1

ヤブさん、一足飛びの決意！現実ではない、患者を見るのだ！

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　いずれ、あの驚異の技術と物量を持ちながら米国が敗れる泥沼の地上戦、ベトナム戦争に舞台が移る！
　ヤブさん、アンタの決意は解るが行動が大胆だ！
　黒男はもっと大胆だ！

　今回は裏切りも指差しもない、ただただ悲惨な戦場で命に向き合う戦争回！

■なお銃口では指された模様
　開幕ベトナム、治療成功するも捕縛されるなど、展開もダイナミック！
　次回、ゲストはもっとダイナミック！

　類は友を呼ぶ、メスの捌きで互いが解るとかいうカッコイイ予告！これは次回も楽しみすぎる！

1968年1月30日―――、南ベトナム民族解放戦線が本格攻撃を展開した

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　旧正月を意味するテト、名高い“テト攻勢”が大きな転機となった。
　
■無情な現実の中で
　1968年、黒男に感化されたヤブは「自分の原点」、戦場で自分を磨こうとベトナム戦争に赴き
　戦火の中で消息を絶ってしまう

　黒男はレイモンドのツテを頼り、戦場カメラマン高柳と共にベトナムの戦場に。

　だが、彼らが間借りした米軍部隊は不意打ちを受け
　黒男は戦場のど真ん中で手術を敢行、からくも彼を助けるが、囚われの身となってしまう。　

　次回、第5話「ベトナムにてその2」

黒男『だけど、血を見ただけで卒倒しちまうような医者に……』

ヤブ『そこ、そこなんだよ』

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　クロさんが椅子、ヤブさんがベッド、ヤブさんアンタの病院でしょ！

■ダメにならない為に
　1968年、医学生・間黒男はベトナムに降り立ち、ヤブを案内したカメラマン･高柳と出会う。
　この地で消息を絶ったヤブを追う黒男

　ヤブは自分の原点となった「戦場の医師」に立ち返る事で、克服を試みたのだ。

　なんという情熱大陸
　ヤブさん、即断即決にも程がある熱さ！

　そのヤブさんの診療所が巻き込まれたと聞き、心配した黒男もスッ飛んできたという寸法！

　黒男さんも決断早すぎィ！

黒男『高柳さん、何が？』

高柳カメラマン『この国の現実だ――――』

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　偶然、いや日常茶飯事的であるなら、それこそ「必然的に」射殺現場に居合わせる黒男。
　ジャーナリスト達は、決して止めようとはしない
　死体が増えるだけだからだ

　止めない、止める為に伝える、残酷だがそれが唯一の手段であった。

　いつもなら医療に走る黒男すら、止まらざるを得ない状況。

高柳『（コイツ、意外と………）』

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　高柳氏は黒男に協力してくれますが、その際の「身勝手そうな」言葉が意味深。
　実際、後半パートで黒男さんはやらかすんですが

　コレ「意外と、美味しい記事になりそうだから」だったんでしょうか？

　意外と人よしなところを見込んだのかな、と。

高柳『キミを見ていると、ヤブを思い出すなと思ってね』

ヤブさん『＜ここでは、悲劇が日常になっている……＞』

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　俺は日本では逃げてばかりだった、でも、ここでは逃げることは出来ない…、もう逃げたくないんだ。

■黒男は戦場へ行った
　高柳は、ヤブが消息を絶った辺りへ便乗させてくれ、米軍隊長ボブと現地案内人ファンと出会う。
　ヤブさんの突飛な行動は、自分の弱さを自覚しているという事
　強い意志の表れ

　敢えて退路を断った男を捜す為、戦場へと赴く黒男。

　魚の世話は舞子に
　口利きは、もちろん有力者レイモンドに。

　オールスターでのヤブ捜索劇！

黒男『なぜ、わざわざ車の上にいるんです？』

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　面白かったのが、装甲車の上を土嚢で囲い、座席にするという現地の知恵。
　地雷対策。

　こうなるまでに色々あったんでしょうね…

ボブ隊長『俺達は殺しに来たんじゃない、守りに来たんだ！』

『…ところがどうだ、ここの連中はそこのところをちっとも解っちゃいない！』

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　現場のボブ隊長は、自分の部隊を生きて帰すのが任務だと、敵に容赦ない憎悪を向ける。
　敵といっても、同じ人間だと高柳は言う

　だが、ボブは「ベトナム人の村」を守りにいって殺された仲間をを知っている。

　村人はその遺体を放置していた。
　これでは報われない、彼らでなく仲間を最優先にする、という事か。

ボブ隊長『！ゴードンの車がヤられた！速度を上げろ、突っ切れ！！』

黒男『…これが、これが、戦争！』

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　立派な装甲車と軍服、何百発と連射する武器を持つ米兵が、為すすべもなく制圧されてゆく。　

■それが現実？
　だが、安価な携帯兵器に容易く装甲車が狩られ、遮蔽物だらけで位置も数も分からない状況に
　黒男達の隊は、一転して全滅寸前の状況に

　間違いない…、このままだと失血性のショックで……、死ぬ。

　そして冒頭へ
　今まさに、人の命がたやすく消える状況にあってなお、スティーブを救わんと黒男は走る！

　こいつはロック過ぎる！

　赤バックで患者だけを見据える、本物の医療バカ！

ヤブさん『俺はもう…、逃げたくないんだ…！』

黒男『…そうだ、俺だって！』

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　しかし、不法医療に手を染めてしまった前回といい、ヤブさんの言葉は確かに温かい！
　が、それが黒男を死のふちに追いやる！

　この皮肉が、最高に本作らしい気がする！

　他人に自分に真摯であろうとするほど、自分を追い詰めていく漢達！！てかまるで遺影だコレー！！

高柳『コイツは…、コイツは、なんて美味しい！』

『美味しすぎてヨダレが止まらねェ！！』

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　タカさんの台詞、迷言すぎィ！！

■男達の本能
　無論、周囲は当惑するばかりだったが、「彼が本気で仲間を救おうとしている」と知ったボブ
　そしてカメラマン、それぞれが“本能”に忠実となる
　彼を守り、彼を撮る！

　それぞれが、互いの為すべきことに集中し、黒男の手術は進行……！

　静かだ…
　音が遠ざかり生々しい手術音が際立つ…！

　耳を塞ぎたくなるような、生々しい音！

『ヤブさん、どうやらアンタを探しに行くどころじゃなくなったみたいだな…』

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　だが、既にボブたちの奮戦でどうにかなる事態ではなく
　一行は敗北

　丁度手術を終えた黒男も、連行される事となる

　クロさん、今週は指差されなかったが、銃口で指されてしまうことに。

あったのは、一つの命を救った充実感だった…

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　他人事のようなクロさん、最後のモノローグで語られた心中は、ただただ充足感があったと。
　場所も恐怖もない、命を救えた充実感。

　そんだけ集中してたんですね…。

医者というなら当たり前、北も南もあるものか！そこに患者がいるのなら…

類は友を呼ぶ、メスの捌きで互いが解る！

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　共産主義に属する北ベトナムと、アメリカなど資本主義に属する南ベトナムの戦争。米露の代理戦争。

■やり遂げた男
　予告、サブタイで解っていた以上に展開が早く、小気味よく進むベトナム編！
　こういうと不謹慎なかもしれませんが。

　早々に味わう現実の洗礼、それでも立ち向かうクロさんとヤブさん！

　しかし、予告はまた過酷な状況…
　そこに国境も陣営も越える医師の登場って、またドハデな展開じゃないですか！楽しみ！

　次回、第5話「ベトナムにてその2」

■関連感想記事
　第1話「医者はどこだ！」
　第2話「拉致」
　第3話「脱走兵」
　第4話「ベトナムにてその1」
　[ 第5話「ベトナムにてその2」]

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ヤブさん、一足飛びの決意！ 現実ではない、患者を見るのだ！

1968年1月30日―――、南ベトナム民族解放戦線が本格攻撃を展開した

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ヤブ『そこ、そこなんだよ』

黒男『高柳さん、何が？』

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黒男『なぜ、わざわざ車の上にいるんです？』

ボブ隊長『俺達は殺しに来たんじゃない、守りに来たんだ！』

『…ところがどうだ、ここの連中はそこのところをちっとも解っちゃいない！』

ボブ隊長『！ ゴードンの車がヤられた！ 速度を上げろ、突っ切れ！！』

黒男『…これが、これが、戦争！』

ヤブさん『俺はもう…、逃げたくないんだ…！』

黒男『…そうだ、俺だって！』

高柳『コイツは…、コイツは、なんて美味しい！』

『美味しすぎてヨダレが止まらねェ！！』

『ヤブさん、どうやらアンタを探しに行くどころじゃなくなったみたいだな…』

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