命の楽園となった骨。「悪い人」のいない、清々しいけど切ない結末
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またも、食べ物に釣られた正太郎君。スムーズに死体を見つけて大喜びする櫻子さんって話。
周囲の冷たい推測に、きっとそうじゃないと答えを見つける
救われるけど、切ない話。
まさかの鴻上さん、身内が気付けば亡くなっていたとか辛すぎる。
■介護の現実
一方で、祖母が亡くなった事実や、認知症の祖父が残されるなどの後味の苦さ
身寄りを失ったいーちゃん姉弟にも通じますね。
一方で、祖母が亡くなった事実や、認知症の祖父が残されるなどの後味の苦さ
身寄りを失ったいーちゃん姉弟にも通じますね。
謎は解けるけど状況はそのまま、けど前向きな気持ちが残る、そういう作風なんだなと。
正太郎君、またも食べ物に釣られるの巻。ぜんぶ北海道という土地柄が悪いんや!
ばあやさん『―――そろそろ、伝助スイカが出回る時期ですねえ』
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正太郎君、またも食べ物に釣られるの巻。ぜんぶ北海道という土地柄が悪いんや!
■当麻に出かけても死体
夏休み、櫻子さんと当麻に出かけ「白骨化した遺体」に遭遇する正太郎、彼女はその謎を解く。
が、実は鴻上さんの祖母の遺体だった。
夏休み、櫻子さんと当麻に出かけ「白骨化した遺体」に遭遇する正太郎、彼女はその謎を解く。
が、実は鴻上さんの祖母の遺体だった。
祖母はある日、ふらっと出かけたような状況で行方知れずとなっていた。
周囲は夫の介護に絶望した自殺と判断
しかし、櫻子さんの推測は「思い出の場所を訪れた際の事故死」だと鴻上は知る。
しかし、櫻子さんの推測は「思い出の場所を訪れた際の事故死」だと鴻上は知る。
快活な祖母の不可解な死、納得できていなかった彼女の心は、その推理に少しだけ救われるのだった。
次回、第四骨。
この鍾乳洞、北海道天然記念物なんだよ当麻!
正太郎『だって! この間は正太郎って呼んでくれたじゃないですか!』
櫻子さん『覚えてないな…』
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この鍾乳洞、北海道天然記念物なんだよ当麻!
■当麻鐘乳洞を抜けて
さて、前回ラストでは「正太郎」と呼んでくれた櫻子さんだが、明けてみれば「少年」に戻っていた。
ふて腐れつつも、スイカに釣られて小旅行。
さて、前回ラストでは「正太郎」と呼んでくれた櫻子さんだが、明けてみれば「少年」に戻っていた。
ふて腐れつつも、スイカに釣られて小旅行。
素晴らしい…、見たまえ少年! 見るべきだ、これこそ自然の神秘だよ!
そして死体発見。。。
どうにも、死体と縁がありすぎるな少年!
どうにも、死体と縁がありすぎるな少年!
道中、櫻子さんの無防備な胸元にドキドキさせられてしまう場面も。
思春期ならではの感動だな! 味わうがいい少年!
野ざらしの遺体は、ハエがたかって大量のウジに覆われ、その捕食を狙う昆虫、小動物…
食物連鎖で、あっというまに「生命」の楽園となる
櫻子さん『束の間、亡骸は、命の楽園になるんだ!』
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野ざらしの遺体は、ハエがたかって大量のウジに覆われ、その捕食を狙う昆虫、小動物…
食物連鎖で、あっというまに「生命」の楽園となる
人間、遺体は「自然」という大きな生物の一部となるのだと。
そう捉えると、本当に神秘なんですな…。
肺は心臓を包む為に左側が小さい、大きいという事は、それだけ心臓が小さい、心が小さいと。
正太郎『では、そろそろ通報しますよ』
櫻子さん『……きっとキミは、左の肺が通常より大きいんだろうな』
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肺は心臓を包む為に左側が小さい、大きいという事は、それだけ心臓が小さい、心が小さいと。
■冷静に的確に
結局、少年が呼んだ警察に引っ張り出されるまで、延々と講釈を続けた櫻子さんであった
ブーたれたり、ホント可愛い人である。
結局、少年が呼んだ警察に引っ張り出されるまで、延々と講釈を続けた櫻子さんであった
ブーたれたり、ホント可愛い人である。
いわく、着衣からして秋、ミイラ化している事から去年の秋以前に失踪した「老人」だろうと。
一部のミイラ化は、冬から春を経てのこと
歯の具合から老齢と解る。
歯の具合から老齢と解る。
また骨の状態から、「首を骨折」した事で窒息した事も解る――――。
それはそれとして連行され模様。
そんで「邪魔しちゃアカン」と、婚約者さんにこっぴどく叱られて不満顔の櫻子さん。
子供か!
ばあやさん『ええ、今回ばかりはナオエ様にいたく叱られたようで』
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そんで「邪魔しちゃアカン」と、婚約者さんにこっぴどく叱られて不満顔の櫻子さん。
子供か!
いや、子供みたいな人ですけど!
それこそ子供の頃から、骨となると我を忘れる人だったそうな。
おお、オープニングで彼女が話してる喫茶店だ!
櫻子さん『―――それが、“ソウタロウ”だよ』
『私の死んだ弟だ…。ずっと、それが聞きたかったんだろう?』
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おお、オープニングで彼女が話してる喫茶店だ!
■物語は繋がっている
それから、櫻子さんはさらっと、「ソウタロウ」は死んだ弟だと語ってくれるのだったが
それ以上の質問を拒むような態度でもあった
それから、櫻子さんはさらっと、「ソウタロウ」は死んだ弟だと語ってくれるのだったが
それ以上の質問を拒むような態度でもあった
やがて、いつもの鴻上さんから「あの遺体は、行方不明だった自分の祖母だ」と聞かされる正太郎。
彼女からの感謝。
だけでなく、彼女は祖母の死に疑問があったのだ。
だけでなく、彼女は祖母の死に疑問があったのだ。
今度は鴻上さんが、「過去に囚われてしまう」という話だった。
状況を伝える為、櫻子さんにも来てもらう正太郎君。
このシーンだったのね。
正太郎『ちょっと変わっているけど、悪い人じゃないからさ』
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状況を伝える為、櫻子さんにも来てもらう正太郎君。
このシーンだったのね。
後々のパートで大切だと解った「絵」を、しげしげと眺めている櫻子さん。さすが。
また、同じくさらっと「正太郎くんは、櫻子さんの保護者だ」と関係が語られる。
そんな感じですよね
鴻上『ところで、二人は……、その…』
正太郎『いやいやいや! そういうのじゃないんだ!!』
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また、同じくさらっと「正太郎くんは、櫻子さんの保護者だ」と関係が語られる。
そんな感じですよね
いつも死体を発見し夢中になる彼女の、常識面でのストッパー。
どうしてそうなったのかは、中盤くらいの山場?
自殺するには低すぎる崖、ちゃんと周囲に「立ち入り禁止」が張ってあるのね。
鴻上『でも今になって、お婆ちゃんがどんなに大変だったか解ったかな…』
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自殺するには低すぎる崖、ちゃんと周囲に「立ち入り禁止」が張ってあるのね。
■私のせいで
実は、亡くなった祖母は認知症の夫を介護しており、「その疲れで自殺した」と周囲は結論した
彼女は、自分たちが追い詰めたと後悔
自分のせいだと涙する
実は、亡くなった祖母は認知症の夫を介護しており、「その疲れで自殺した」と周囲は結論した
彼女は、自分たちが追い詰めたと後悔
自分のせいだと涙する
だが同時に、何故あんな場所で亡くなったのかが気になっていたという。
獣道による結構キツい場所
なんで祖母は、部屋の電気もつけっぱなしのまま、不意に思い立ったように自殺したのか?
なんで祖母は、部屋の電気もつけっぱなしのまま、不意に思い立ったように自殺したのか?
何故、こんな寂しい場所で……?
もちろん、そこまで精神的に追い詰められたって可能性もありますけど。
意外、そして納得させられる「答え」の第一歩は、自殺じゃなかったという事。
ただの事故だと。
櫻子さん『キミの祖母は、ここを死に場所に選んでなどいないだろう』
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意外、そして納得させられる「答え」の第一歩は、自殺じゃなかったという事。
ただの事故だと。
その点で、とても大きな勘違いがあると。
朝日には、「幸福ホルモン」を分泌させ、元気にさせる効果があるという。
鴻上『そんな…、じゃあ、どうしてお婆ちゃんはここに?』
櫻子さん『キミは“それが知りたくて”ここに来たのだろう? 登ってみれば解る』
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朝日には、「幸福ホルモン」を分泌させ、元気にさせる効果があるという。
■共に生きてゆく為に
ここは、玄関にあった「朝日」が描かれた場所、その光景をもう一度見る為に訪れたのだと。
死ぬ為でなく、生きる希望を得る為に
勿論、全ては推論だけど
ここは、玄関にあった「朝日」が描かれた場所、その光景をもう一度見る為に訪れたのだと。
死ぬ為でなく、生きる希望を得る為に
勿論、全ては推論だけど
私なら警察よりも、自分の知る祖母の人となりを信じるね――――。
そうですよね。
推論、そのどれを信じるかは「人となり」が大切だから。
推論、そのどれを信じるかは「人となり」が大切だから。
あの元気だった祖母が、何故こんな死を遂げたのか、それは本当はただの不幸な偶然だった。
祖母は帰らない、けど孫は元気を得る前向きな結末に。
悲しいけれど、いい、笑顔でした。あと遺骨発見時の二人がとてもいい感じでした。
■少なくとも心だけは
真相は明らかに、状況は好転しないけれど、心が救われるのが本作の味なのでしょうか。
その意味でも、深夜番組らしくない作風なんですね
アルドノアにもちょい似てる。
次回、第四骨。オープニングの「喫茶店」はこれで回収って事で?
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悲しいけれど、いい、笑顔でした。あと遺骨発見時の二人がとてもいい感じでした。
■少なくとも心だけは
真相は明らかに、状況は好転しないけれど、心が救われるのが本作の味なのでしょうか。
その意味でも、深夜番組らしくない作風なんですね
アルドノアにもちょい似てる。
最後、幻の光に照らされる鴻上さんの美しいこと!
二人の関係
また、弟の死を引きずっている事も判明。
また、弟の死を引きずっている事も判明。
彼が弟さんの代わりなのは明白ですが、それがどんな影響を及ぼしてゆくのでしょう。