老倉さんと阿良々木くんと、阿良々木くんを形作った学びの話
なんだか、ようやく鍵が開いたと宝箱を開けたら、その中にまた箱が入ってたような話。
もっとずっと昔から、老倉さんは幼馴染ヒロインだったのか…
そんですっかり忘れてたのか…
自分から釘を刺しながらも、ホントは周囲に喋って欲しいと思っていた身勝手な少女の話…?
■じっくりコトコト煮崩れる愛
でも、そんな彼女の気持ちが「からっぽの封筒そのもの」ってのも面白いですね
お前はハズレだ、ってか!
でも、そんな彼女の気持ちが「からっぽの封筒そのもの」ってのも面白いですね
お前はハズレだ、ってか!
いつもいつも、自分からは明かさないくせに、気付いて欲しいと思ってる少女の話なのね。
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勉強できない事に「正しくない」と危機感を覚えた少年、変わった子だったのね。
『このままでは、正しさが貫けないと彼は思った―――』
勉強できない事に「正しくない」と危機感を覚えた少年、変わった子だったのね。
■忘れてた真実の奥に
中一の夏、阿良々木暦は数学の勉強会を受け、「少女老倉」に育てて貰った。
あの頃があるから、今の自分がある
幸せがある
中一の夏、阿良々木暦は数学の勉強会を受け、「少女老倉」に育てて貰った。
あの頃があるから、今の自分がある
幸せがある
けど、彼女が不幸になったと知った阿良々木は、気付かなかった自分を一層に責めてしまう。
自分を幸せにしてくれた人が不幸になっていて
そして気付けなかった。
そして気付けなかった。
けれど、彼が思い出すべきは、それだけじゃないのでは無いかと羽川は考える。
次回、第四話「そだちリドル 其の参」。
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妖精=斧乃木余接ちゃんという脳内風潮。
■阿良々木 暦のアヴァンチュール
五年前、数学の成績に焦っていた阿良々木君は、数学の手紙に惹かれて廃屋を訪れ
数学の妖精と出会った
阿良々木『手紙を受けて、廃屋にやってきたのは僕だけだったそうだ』
『のこのこと…、まあ、のこのこと、だよ』
妖精=斧乃木余接ちゃんという脳内風潮。
■阿良々木 暦のアヴァンチュール
五年前、数学の成績に焦っていた阿良々木君は、数学の手紙に惹かれて廃屋を訪れ
数学の妖精と出会った
彼女は数学を教え、彼が数学を愛することだけを代価に要求した。
まるで、遊ぶように数学を教えてくれた少女
なんてお得な思い出でしょう
なんてお得な思い出でしょう
よほど数学が好きで、教えるのが上手かったらしい「少女老倉」のおかげ。
彼女のおかげで数学が好きになり、今の高校にも入学できた。
当時の阿良々木君が、「正しさ」を貫けたのも、学級会で折れてしまったのも全ては彼女の恩恵。
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単に成績が上がったってだけじゃなく、おかげで当時の人生観を貫けたから。
それら全てが積み重なって、今の自分があるのだから
だから、この勉強会が彼の全て
『僕は、あの夏で出来ていた――――』
単に成績が上がったってだけじゃなく、おかげで当時の人生観を貫けたから。
それら全てが積み重なって、今の自分があるのだから
だから、この勉強会が彼の全て
人間って、特にこの頃はドミノ倒しみたいなもんなんですね、本当に。
にしてもこの頃の老倉さんの可愛さよ!
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ただ、勉強会は夏休み最終日に唐突に終わり、しかも「書置き」と呼べる封筒は
ちゃぶ台の裏側、しかもカラッポ
阿良々木『初めてその時、彼女を怖いと思ったのだろう―――』
ただ、勉強会は夏休み最終日に唐突に終わり、しかも「書置き」と呼べる封筒は
ちゃぶ台の裏側、しかもカラッポ
当時の彼は、やがて彼女が不可解になり「怖い」と思ったそうな
■何もいわずに
つまり、老倉の言う「恩知らず」とはそういう事、彼女に気づかなかったことだと考えた時
ホームズ・扇ちゃんが謎を解き出した
つまり、老倉の言う「恩知らず」とはそういう事、彼女に気づかなかったことだと考えた時
ホームズ・扇ちゃんが謎を解き出した
彼女は「言わない」だけで、「いつも期待していた」のだと。
あの廃屋は彼女の家
当時、彼女は家庭崩壊しており、転校したのも苗字が変わったのもその為なんだと。
当時、彼女は家庭崩壊しており、転校したのも苗字が変わったのもその為なんだと。
そして、その苦境に気付いて欲しかったのだと。
ホントは期待していたと。
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つまり中一の頃の彼女は、彼の「数学」の苦境を見抜いて家に招くという手段を用いて
家の現状、自分に保護が必要だと伝えて欲しかった
彼の両親にだ
扇ちゃん『ご両親ですよ、警察官なんでしょ?』
つまり中一の頃の彼女は、彼の「数学」の苦境を見抜いて家に招くという手段を用いて
家の現状、自分に保護が必要だと伝えて欲しかった
彼の両親にだ
自分の両親を告発するのは気が引ける、だから「気付かせる」やり方を選んだ。
けど気付かなかったから―――
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彼女は、お前はカラッポでハズレだ、という意味を込めて封筒を残したのだと。
やがて再会し、今度は「数学の妖精ちゃん」とも気付かず
初対面で対応した
『からっぽでハズレ、アテにならない男だった……』
彼女は、お前はカラッポでハズレだ、という意味を込めて封筒を残したのだと。
やがて再会し、今度は「数学の妖精ちゃん」とも気付かず
初対面で対応した
のみならず、学級会では「正しさ」すら貫こうとしなかった彼に、遂にブチ切れてしまった…?
登校拒否ったのも、先生だけが理由じゃなかったのか?
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そういや、羽川さんも語らなかった末、暴発した少女ですな。あのエピソード切ない。
阿良々木『―――そんな幸せな僕を、僕は少し嫌いになってしまったよ』
扇『ならばその分、私があなたを愛しましょう』
そういや、羽川さんも語らなかった末、暴発した少女ですな。あのエピソード切ない。
■結論と羽川の気付き
こうして、自分の不誠実に気付いた彼は、ちょっとだけ「阿良々木暦」を嫌いになったという話
だが謎解き、リドルにはまだまだ続きがあった話
こうして、自分の不誠実に気付いた彼は、ちょっとだけ「阿良々木暦」を嫌いになったという話
だが謎解き、リドルにはまだまだ続きがあった話
ご両親が警察官だって事を、老倉さんはどうやって知ったの?
自分が隠してた秘密を知ってた
きっと老倉と自分は、もっと以前にも出会っていた。
きっと老倉と自分は、もっと以前にも出会っていた。
つまり、中一の老倉と出会ったときも、彼女に「初対面」として接して傷つけていたと…?
でも、当時の彼女って今より幸せそうに笑っていたんですよね…?
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謎が解けるにつれ、背景が真っ赤、陰惨を示す危険色になる演出。
■他人として出会いなおして
やはり、「恩知らず」に怒っていたんじゃないのってのは解ったけど、けっこう自分勝手な理由
彼女、常に「何も期待していない」といって
ホントは期待してたのね
次回も「そだちリドル」。どんどん出てくる阿良々木くんの罪!
謎が解けるにつれ、背景が真っ赤、陰惨を示す危険色になる演出。
■他人として出会いなおして
やはり、「恩知らず」に怒っていたんじゃないのってのは解ったけど、けっこう自分勝手な理由
彼女、常に「何も期待していない」といって
ホントは期待してたのね
EDは昔、何も言わなくても通じ合えるくらい仲が良かった人、今も傍にいるって詩。
だからこそ、いつも「期待した」んでしょうか。
気付いてくれるはずだと?
気付いてくれるはずだと?
そんな気付かない阿良々木さんを、「それ古傷でしょ?」とぐりぐりとやるのが扇ちゃんなのか…?