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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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乱歩奇譚 Game of Laplace ♯10「変身願望」感想、死ぬには良い日だ(暴動)

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やはり、ナミコシ少年が本当に欲しかったものは…。次回、最終回!?

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 全てを予測する数式、その欠陥とは「製作者の死」、アケチとナミコシ、いずれかの死へ加速する前夜回!
 あの十字傷、ホントに「アニメを真似て」面白半分でヤられたとか
 いちいち悲惨すぎる!

 ご覧? 死ぬには良い日だ…………。 

東京心中
 ラスト、暴動に包まれたどうしようもない街を、硬い表情で評するナミコシ。
 あれが彼の望んだ光景…?

 謎めくラスト、ちょっと早いけれど最終回が楽しみ!

ハシバ『収拾されるハズだった事態は、混迷を見せ始めていた……』

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 二十面相は、自身の復活、「抑止力アケチ」の完敗を見事に演出する…!

死に至る数式
 三年前、本物の二十面相の休止と同時期に、炎上自殺したナミコシは都市伝説と化していた
 彼が復活し、“抑止力”アケチを出し抜いた事は
 二十面相復活を印象付ける

 全ては、この復活劇で「二十面相支持」を引き上げ、悲劇を起こす為だったのだ。

 ナミコシは長々と「動機」を語った
 諒解したコバヤシは、彼と「二十面相ら」と共に自殺すると宣言。

 全ては数式完成、社会の変質、数式の有用性の実証、アケチと過ごした日々を証明する為に。

 次回、♯11「白昼夢(完)」

コバヤシ『何故、ボクを誘拐するんですか? ナミコシさん?』

十字傷の男『へえ…、キミは僕を知っている、それに驚くそぶりも無い』

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 この時は、ナミコシの目的が解ってなかったのね。
 
牢獄の少年時代
 コバヤシ誘拐、その目的は「昔話を聞かせる事だ」というナミコシ、彼の生い立ちが語られる
 優秀、優しく人付き合いが苦手な少年。

 彼の小さな「社会」、自宅と学校は地獄だった

 家で虐待、学校はイジメ。
 そして残酷な事に、「中学生」には他に居場所なんて作れなかった。

 この二つが地獄であれば、人生丸ごと地獄も同然。

 さらりと、「また転んだのか?」、なんて言っちゃう教師もヒドすぎる!

二十面相『彼と出会ったのは、その直後だった』

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 ナミコシは、「自分」を突き放し、或いは「自分自身の事」だと織り交ぜて過去を語る。
 アケチ先輩の回想と同じ場面

 ただし、周りがみんな髑髏に見える以外、ナミコシの見ている世界は普通である。

 アケチ先輩の場合、背景とか薄れてましたもんね

ナミコシ『僕が作りあげる法則、暗黒の世界を照らすもの、暗黒星』

アケチ『導き出すのは、社会の変質か? ―――面白い』

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 先輩お気に入りの音楽って、ナミコシ譲りだったのね。

ラプラスの悪魔
 ナミコシは、数学者ラプラスの考えを実現させ、数学的に社会を変えようと試みていた。
 それは妄想だったが、二人の天才性が実現へ近付ける

 僕たちはのめりこんだ、世界を変える為に…、いや、実際どうだろうね…?

 だが逆に、それが「手段」に変わっていく。
 同じ目標という幸福。

 祭りの為に始めたはずが、祭りの支度の方が面白くなっちゃったタイプ。

二十面相『暴力は、当然続いていた。教室でも、家庭でも』

『でもね、辛くはなかった………』

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 もちろん、暴力も虐待も止まらなかったけれど、生き甲斐ができたことがナミコシを元気付けた
 居場所がある、それは大きい。
 とてもとても大きい

 しかも―――

アケチ『久しぶりに来てみれば…、まだやっていたのか、クズ共!』

モブ『はい、コイツ死亡~~グハッ!?』

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 ただの空手だった!

通信カラテすげぇ!
 ずっと、図書館にこもりきりだったはずのアケチが、わざわざ助けに来てくれた喜び。
 彼にとっても、自分が特別だという証明。

 通信空手の限界だ。いかんせん、筋力と体力が追いつかない

 あの脱臼、そういう事!?
 ただの虚弱!?

 てっきり天才すぎる代償に身体がどうたら、とか、そんな設定なのかと!

アケチ『前から思っていたんだが……、良い顔で笑うよな、お前』

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 そうして、救われていくナミコシ少年に、コバヤシ少年の目にも涙……、涙、だと……!?
 あの人でなしのコバヤシ君が!?
 どんな涙!?

 ナミコシの半生に、共感をしたというのか……!?

ナミコシ『彼は理解した――、数式だよ』

『そう気付いたからこそ、僕は成し遂げると決めたんだ……』

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 だが、ナミコシの出した結論は、あまりに「間違ったもの」だったようです
 ちょうど、前回のアケチにも似ているかも

 彼は、アケチが良くしてくれるのは、「数式」への興味ゆえだと思い込んでしまったらしい。

 自分の価値を考えない。
 ついつい、自分自身の価値を見過ごしてしまう二人。

モブ『せんせー、テレビアニメ見て、カッター振り回しましたァ♪』

モブ『ハハッ、アニメなんて見るかってェの、キモ♪』

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 ああ、二十面相マスクに「傷がある」のはそれでか!

怒りの武道
 やがて、イジメはますますエスカレートし、あの「頬の傷」を刻み付けられるのだが
 行った者、教師はアケチが殲滅

 しかし、「家庭の事情」には踏み込めず、子供の無力を露呈する。

 更に、「アケチをリンチにする」という噂に
 遂にナミコシはキレた。

 あれほど、イジメられてもキレなかったナミコシが、ここで「数式」を実行。

 呆気ないほど簡単に、“原因”は消え去る。

二十面相『この計算は、僕が導いたものだけど、現行法では犯罪とならない』

コバヤシ『どうして、アケチ先輩に助けを求めなかったんですか?』

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 さっき泣いたコバヤシは、ナミコシを苦しめた者たちの死に、ニコヤカな笑みを浮かべる。
 無論、疑問もあった

 彼をヒーローか何かのように思っているのかな? …彼も、僕と同じ中学生だったんだ

 傷を負わされた時、アケチは「家庭の事情」に踏み込めなかった
 ナミコシは彼の限界を知った。

 だから「数式」に頼ったのだが――――

アケチ『解っているのか! 俺達の数式には欠陥が判明した!』

『文字通り、“致命的な”欠陥、数式作成者の死!』

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 なるほど、前回の「検視官の弟」の自殺、ナミコシの身代わりになって死んだのか!

恐ろしき錯誤
 が、アケチは「もう数式は使うな」、これ以上進めれば、俺たちいずれかが死ぬという。
 それが“致命的”欠陥だった。

 が、数式だけが、自分とアケチを繋いでいると彼は思いこんでいた。

 故に完成させるべく暴走
 数式で二十面相という象徴を生み出し、次々と事件を起こし、自殺までも偽装した。

 全ては、ここで「二十面相は誰にも負けない」と演出する為

 長い計画であった!

二十面相『ネット上では、僕の顔写真は広まったよ――――』

『全て、法則の一部だ』

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 前回、多くのモブが「ナミコシ復活」に驚いたのも、意図的に流出させた為だった。
 彼の「死」と共に、本物の二十面相は沈黙
 三年の月日が流れた

 情報操作により、死んだナミコシ少年こそ、“本物の二十面相だ”と噂が広まる。

 最近の二十面相活発化で、噂も活性化したでしょうし。

コバヤシ『何がしたいんですかあなたは? 世界を変える?』

『それは、結果的なものですよね?』

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 また今回の流れからして、「二十面相」は本来は想定外、世直しなんて考えていなかった!
 考えていたとしても、きっと別の形

 だが、アケチが危ないと感じた彼は、断罪装置として数式を使用。

 世界を変えるなんて、「結果的なもの」だった。

二十面相『そうだね…、僕はアケチ君にみて欲しい、知って欲しいんだ』

『あの日々に見た夢が、幻ではなかったと』

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 解りました。つまり、法則の最後のピースとして、ボクの命が必要なんですね?

夜の夢こそまこと
 昔話は、数式「暗黒星」完成こそが彼の望み、アケチとの友情を確かにする為の事だと語る為
 コバヤシは、その真意を諒解する

 ご覧? 死ぬには良い日だ…………。

 ナミコシは、自分とコバヤシと「二十面相たち」の死によって
 数式が完成すると語る

 既に、地獄絵図が展開された地上を眺め、ナミコシ達は「自害」を図るが……?

 コバヤシ君、察し良すぎィ!!

次回、最終話「白昼夢」。夜の夢こそまこと、なら昼の夢は…?

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 まさかメンヘラ「担任」さん、改心ナミコシを刺し殺して終了。なんてオチは…? まさかね!

濃厚な心中計画
 といったら身もフタも無いですが、手を差し伸べてくれたアケチ、彼との友情を確かにする為か
 ナミコシは、アケチが「数式」にしか興味を持ってない
 そう誤解して暴走

 彼が数式が誤りだと拒絶したから、それが本物だと、そう証明する為の暴走だと。

 むしろ「お前が死ぬ! やめろ!」って止めてたのに
 アケチ、気持ちが伝わらない!

 早くも最終話、思ったのとは違う展開になりそうですが、あと一話でどうまとめるのでしょう?

 次回、♯11「白昼夢(完)」
 夜の夢こそ真実。




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