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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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乱歩奇譚 Game of Laplace ♯6「地獄風景」感想、アケチ事務所の悲劇。ダメだ! 私が死んでいる

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扉を開ければ影男! 猫! 赤ちゃん! ヘンタイ! 爆弾! カオス過ぎィ!

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 本作初、誰も死なず終わった徹頭徹尾なコメディ回! やめてください死んでしまいます!影男が!
 コバヤシ以下、全員が外道とかどうなってんですがこの事務所!
 影男、いちいち変装しないで!

 ったく…、子供は嫌いだ、猫は嫌いだ、ヘンタイも大嫌いだ!

フツーと逆
 逆に、Cだけは徹底的にシリアスで、惨劇を思い起こさせる鬼畜仕様。
 ナカムラさん、大丈夫だろうか…。

 オチの紅蜥蜴といい、徹頭徹尾ひどい回だった…。癒される、癒される回だった…。C以外は。

助手&探偵『ウチの家、ペット禁止なんです』『ウチもだ!』

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 話を聞け、話を!

地獄風景(アケチ視点)
 ある日、アケチ探偵事務所の前に捨て猫が、捨て影男が、捨て子が次々と捨てられる事件が起こり
 しかも影男には時限爆弾、階下の金貸し業者には強盗と
 まったくもって厄日となった。

 実は、今日が怪盗「黒蜥蜴」の誕生日であり、爆弾は彼女のサプライズだったと判明。 

 その他の諸々は完全なる偶然に過ぎず
 爆弾処理をきっかけに、アケチを悩ませた地獄は次々と解消された。

 また、カガミ事件を引き金に「二十面相」を名乗る私刑は増加、ナカムラ刑事はあり方に戸惑う。

 次回、♯7「パノラマ島綺譚(前編)」

アケチ『俺だって認めたくは無い、そんな小動物に怯えるなんてなっ』

コバヤシ『じゃあ、アケチ先輩が出て行けば良いんじゃないかな?』

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 一言一言から溢れる外道さ、コバヤシ少年ノリノリである。

人でなしばかりだよねー?
 普段、人も動物も好きじゃないコバヤシが、何故か捨て猫を拾い、飼いたいと言い出した。
 ハシバの家なら飼えるが、名家なので遊びに行きにくい
 アケチの事務所が、一番良いと。

 ボスが冷血で、ここで暮らせないんだ。ごめんね?

 コバヤシくん暴言ラッシュ!
 実はアケチ、猫アレルギーでもあった。

 殴ったら脱臼する等、極度の虚弱体質の一環なのだろうか?

コバヤシ『じゃあ、行ってきまーっす! …あれ?』

影男『やあコバヤシ君、素敵な午後だね? すまない、助けてくれないか?』

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 が、玄関を開けると、今度は影男が捨ててあった――――。
 なんだそりゃ!?

 すまない。爆弾をセットされた、助けてくれないか?

 ってか爆弾!?

アケチ『家に帰れ』

影男『ここがボクのお家♪』

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 ウェイト! ちょい待ち! 逮捕されてしまうっ!!

怪盗紳士は幼女の味方
 無論、アケチは前科者など関わるものかと蹴り出すが、紳士は必死に食い下がり
 コバヤシ君の一声で、ひとまず緊縛を解く事に

 きっと爆弾ってスゴい威力ですよっ! 影男さん、バラバラですよっ♪

 ああ、爆薬に興味があるだけなんだね?
 この人でなしー!

 いわく、気付いたら緊縛爆薬状態だったらしい。

 てか何気にコーヒーが一本多いのは?

ハシバ『コバヤシ、逃げよう!』

コバヤシ『うん。ギリギリになったらね♪』

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 やはり、解体するには設備が足りず、ベルト側を切断しても爆発する親切設計。
 唯一、キーワードを打ち込めば解除できるらしい

 そのヒントなのか、大きなエメラルドが埋め込まれていた。

 もったいない!

怪盗紳士・影男『(恨まれる事?)身に覚えがない!』

アケチ『ありまくりだろ』

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 うん? 女子小学生の通学路パトロールを日課としている事かい? 善良そのものじゃないか!

なお男子は
 しかし、影男は「見放したら即、アケチの秘密をバラす」と言い出し
 アケチは途方に暮れる。
 が。

 この子は探偵さんの子です、悪いママを許してください

 追い討ちで捨て子まで!
 オマケに、アケチの子だと添え書き付き!

 どうも噂が広まって、すっかり「何でも屋」扱いされたらしい。

 アケチ君受難編!

アケチ『心当たりは――――』

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 そういえば、一話で「雑居ビル屋上で、性的サービス店員が喋っている」描写があった
 どうも、彼女たちの誰かがやらかしたらしい

 なんて身近な駆け込み寺……。

 アケチ事務所、すっかり地域密着型になっちゃって! 

アケチ『銃声? 下で何かあったか?』

影男『あぁアケチ君ひどぉい! ホントに警察を呼ぶだなんてぇ!!』

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 そして女装、ホモ、アケチの三拍子!

東京レボリューション
 更に、追い討ちをかけるように「六階の金融」に強盗が入り、警察まで押し寄せる事態に!
 厄日にも程がある!

 ったく…、子供は嫌いだ、猫は嫌いだ、ヘンタイも大嫌いだ!

 とか、言いつつ世話するアケチ
 ツンデレか!

 いやー懐かしいですねぇ、こういうベタな立てこもり強盗!

 おかげで飛行制限までかかり、ハシバ家のヘリで脱出する事も不可能に。

アケチ『ハシバ、赤ん坊の入っていたバッグを調べろ!』

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 ひとまず、10分もかけて赤ん坊の世話をしたアケチは、ちゃんと彼女を「げっぷ」させつつ……
 って、やっぱりアンタの娘だろコレ!

 アケチ君の痴情のもつれも大変気になるところだが、そろそろ私の爆弾も気にしてみてはどうだろうか!

 にしても、余裕あるな影男!

コバヤシ『そうだ! ボクに良い考えがありますよっ!』

『皆が過激派の注意をひきつけ、頃合をみて、爆弾で一網打尽にすれば!』

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 影男もツッコミに回るレベル。

やさしい影男の殺し方
 そこで、コバヤシにアケチにハシバと、三者三様に賢い脱出計画を立案するが
 不思議と毎回、影男が死ぬ流れに。

 なるほど、良い考えだ……。ダメだ! 私が死んでいるっ!!

 ハシバ君もダメな子か!
 珍しく、長めの説明台詞までやったのに!

 よーし、次は別のパターンで殺すぞ!

 趣旨まで外れてるし!

影男『はぁ…、まったくキミ達に相談した私がバカだったよ……』

コバヤシ『下は盛り上がってますねー。。。』

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 おもわず、影男も呆れるほどにマヌケな三人、コバヤシ君も完全に他人事である。
 余裕があるにも程がある!

 一方、六階では立てこもり強盗が激化中だが、それはそれとして。

 そこでプランD
 今回、標的がアケチなのは明白だ、つまり彼なら「暗号解除できる」のではないか、と。

コバヤシ『影男さんの自作自演とか? 友達が欲しくて……』

影男『そこまでしないと友達が出来ないなんて、悲しすぎないかね!?』

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 影男、馴染みすぎィ!

五月の誕生石
 結局、恨みを星の数ほど買っているアケチは、なかなか答えにたどり着けなかったのだが
 コバヤシは、エメラルドが「今月の誕生石」だと気付き
 即座に今日の日付を入力

 サプラァイズ! 覚えていたかしら、私の誕生日っ!!

 それは黒蜥蜴の誕生日。
 彼女による、サプライズ(私の誕生日を祝ってね)パーティーだったのだ――――

 って、解るかそんなもん!?

 なおアケチ、記憶から抹消済みだった模様。

コバヤシ『じゃあ、この赤ちゃんは?』

黒蜥蜴『<私の想像上の赤ちゃん!? 遂に現実になったの!(水音)>』

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 今回の件は、獄中の黒蜥蜴が部下に命じ、影男をネタにしてサプライズを祝わせたのだった。
 なお、猫も子供も過激派も
 ただの偶然

 また黒蜥蜴女史、すっかり失禁が持ちネタ化した模様。

 乱歩先生はキレていい!

アケチ『まったく、今日は酷い目に遭った……』

アケチ(本物)『お前がいうな!』

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 シルエットになる=興味を無くすという事、赤ん坊もシルエットに。

コバヤシの世界
 やがて、正気に戻ったという「母親」が現れ、つい気の迷いで捨ててしまったが
 もう捨てない、返して欲しいと懇願する

 当たり前? 一度捨てたのに?

 コバヤシ手厳しい!
 が、彼が「興味をなくした」なら、普通になったという事か…?

 にしても水商売とはいえ、美人さんであった。

 幸せになると良いのですが―――。

母親『ハート型の蒙古斑がありますっ!』

影男『確かにコレは、あけ――――』

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 なお、アケチ先輩の秘密とは、お尻にまだ蒙古斑があることらしい。
 やだ先輩、急に好感度上げすぎィ!

 そういう回だった!

コバヤシ『ふふ、ボクはお前を捨てないよ?』

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 コバヤシ少年、かわいいけど外道すぎィ!

見捨てないって
 結局、爆弾の爆発は過激派のせいになったらしく、焦った警官隊が突撃して解決に。
 影男も無事放免となり、おうちに帰った。

 残った猫も、コバヤシがエサをやる為、住み着いたらしい。

 アケチ先輩、受難すぎ!
 勝手に他人の敷地でエサやるの、マジ迷惑だから!

 これはホントに迷惑だから!

 なおアケチ、猫に一番好かれているのであった。

カガミ『俺の、あこがれの先輩のままで、いてください……!』

ナカムラ『…それじゃ、また来っから』

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 一転、Cパートではナカムラが面会に訪れ、以来「二十面相」が増え続けていると愚痴った。
 警察と法、その「抑止力」から外れた者たちに対し
 私刑が横行している、と。

 元・熱血刑事ナカムラは、世論はカガミのやり方を支持した、と自分の正義に惑う

 カガミも自分が間違いだと知っている
 が、制止するカガミに、ナカムラは答えをはぐらかして去ってゆく。

次回、「パノラマ島(前編)」。久々に前編と銘打ったが…?

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 確かに地獄だった、アケチ君にとっては!

この影男ノリノリである
 正直、ヘンタイである影男以外は全員外道だったという、やりとりがひどすぎるコント回!
 影男ってば、レギュラーで良いじゃん!
 居ついちまえよ!

 胸糞悪い展開への癒しと、子供、動物に好かれるアケチの意外な姿を描いた回に。

 コバヤシも、普段は動物なんて好きじゃないといわれつつ
 子供に猫に優しい事!

 ラストでは、再び二十面相事件に軸を戻し、ナカムラさんの今後を暗示していましたが……?

 次回はまた別件なのか?
 次回、♯7「パノラマ島綺譚(前編)」

■関連感想記事
 #1「人間椅子(前編)」
 #2「人間椅子(後編)」
 #3「影男」
 #4「怪人二十面相」
 #5「芋虫」

原典「地獄風景」とは?

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 とある富豪が、財力に任せテーマパークを作るも、そこで連続殺人事件が……というもの。
 読者へのサービスとして書かれた、という経緯がある。

 詰め込まれた娯楽性、視聴者サービスという点に共通項があるのかも。

 或いは、チラッと語られた二十面相たちの「私刑」の拡大。
 その地獄を指していたのか……?



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