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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ガンダムGP-01 HGUC レビュー [0083 スターダストメモリー]

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 HGUC、初代とZの間隙を描いたOVA作品より。その他レビュー目次はこちら。

13年前に発売開始した「HGUCシリーズ初のガンダムタイプ」

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 HGUC 1/144 RX-78GP01 ガンダムGP01 ゼフィランサス (ガンダム0083 STARDUST MEMORY)のレビュー。
 メカデザインはカトキハジメ氏。

 0080年代の連邦軍試作機。
 軍再建計画の一環「ガンダム開発計画」における試作機の一つ。
 汎用型プランの重力下仕様にあたり、大戦期における「初代機」の三割増の性能を有していたとされる。

OVA作品らしいディテールの多さ

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 頭頂高は大体13cm、アンテナ部を含む全高は13.5cmほど。

■HGUC最初のガンダム
 HGUCナンバー13、2000年8月発売、定価1200円。
 新規金型。TVシリーズで言えば∀ガンダムの翌年辺りに相当。ポリはPC-123プラス。

 約13年前に初版が発売されたHGUC初期の傑作キット。
 色分け、可動、合せ目など、いずれも古いものの、膝装甲が別部品化などパーツ分割が進んでいます。
 武器なしで素立ちさせておく分には現代でも十分カッコ良し。
 色分けと可動は価格と年代相応。

 さてさて、今年7月には同スケールのRGモデルがキット化されますが
 どれほどの進化を遂げているのでしょうね。

■簡単加工
 頭部の各アンテナのダボを切り、削ってシャープ化。
 白色部をグレー、それ以外の部分と頭部をガンダムマーカースミ入れ筆ペンの黒でスミ入れ。
 胸部Vマークをガンダムマーカー金で塗装。
 膝の赤を同じく赤で塗装。
※細い凹面にシールがうまく貼れなかったので。

 うつむけるよう、頬あての内側をほんの少し削っています。

付属品、可動

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 設定上の分離ギミックが「2次元の嘘」で難しかったというコア・ファイター兇魯マケとして対応。
 本来は胸部に水平に収納されます。

■付属品
 ライフル用右手。
 ビームサーベル1本、ビームライフル、シールド、汎用90mmマシンガン(ブルパップマシンガン)。
 コア・ファイター供PC-123プラスポリキャップのLが1個余り。

 サーベルは刀身から柄まで白一体成型。
 背部の「柄」を外すことは出来ますが、凹穴がないので刀身流用は出来ません。
 ただ、現行のHGUC刀身であるSB6より1.2cmほども長く、塗装できればかなり見栄えがする仕様です

 シールドは前腕設置も手持ちも両方オッケー。
 色は真っ白で、青い部分を全てシールで再現することになります。時代を感じますねえ。
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 懐かしさすら覚えるピン式、回転、前後の若干スイングのみ可能な肩可動。
 腰回転のみ、股関節ボールジョイント。
 首は一応程度の二重関節。

 ビームサーベル、ビームライフルは保持しにくいです。
 ライフルは両手持ちが可能。

 ブルパッブマシンガンは引き金周りがあるので問題なく持てます。
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AE社が「ガンダム開発計画」で試作した次期主力候補機

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 陸戦型ではあるが、換装と再調整で宇宙仕様に出来る為か、推進力は大戦期の高機動型より更に高い。
 地上戦においても脚部と併用する事で高い機動性を発揮したという。

■GP-01 ゼフィランサス
 型式番号:RX-78GP01、全高18.5m、本体重量39.7t(全備重量65.0t)。
 ルナ・チタニウム製、反応炉出力1790kw、総推力108000kg。
 UC0081年開発開始、83年に実機完成。

 開発コードネームは「ゼフィランサス」。
 通称「ガンダム試作1号機」。

 連邦軍再建計画の一旦として試作された汎用機。
 戦後、大戦期の「ガンダム」を参考に、連邦と公国の技術融合機として開発された。
 意欲的、先進的な設計が数多く盛り込まれ、初代機の三割増とも言われる高い性能を獲得している。

 開発は軍ではなく、軍の技術供与の下で大手複合企業体アナハイム・エレクトロニクス(AE)社が担当。
 戦後、同社は連邦と公国の複数の軍事メーカーを吸収合併しており
 本シリーズは同社初期の自主開発機となった。

■初代を受け継ぐ「ガンダム」
 コア・ブロックの換装と再調整により、宇宙・地上どちらにおいても適用可能なように開発され
 特化機体には及ばないにせよ、どちらの領域でも高い性能を有した。

 コア・ブロックには生還率向上の為にコア・ファイターの機能が与えられたが
 レイアウトが変更され、機体の剛性と整備性を向上させている。
 空中換装機能はオミットされた。

 ビームライフルは弾切れ時の対策として、銃本体にエネルギーを装填する方式から
 エネルギーをパッケージ化して外付けする方式に変更。
 補給が容易となった。

 などなど、設計の多彩な見直しを図ると共に
 過剰な機能とされた大気圏突入機能、コア・ファイターの空中換装機能などはオミットされている。

■存在の抹消
 試験運用中に兄弟機GP-02が奪取され、追撃任務として実戦投入。
 その後、宇宙にて一度大破し「Fb」と呼ばれる空間戦闘高機動型に改修され、GP-02と共に戦没した。

 GPシリーズは、名機「ガンダム」の名に恥じぬ性能を発揮し、
 開発元であるAE社の技術力を見せ付けたが、とある事件により機体と技術は抹消するよう命じられ
 AE社自体が、軍用機開発から一旦切り離される事態となった。

 GPシリーズは「なかったもの」とされ
 投じた資金に見合わぬ成果にAE社は苦悩する事となるが
 それでも彼らは密かに技術を隠匿し、次世代機開発を自社内で推進、結実させてゆく事となる。

 後にAE社はMSメーカーとして名を馳せ、数々の名機を開発し、数知れぬ量産機を生産していく事となるが
 それも量産性を度外視した「工芸品」的な試作機群だった
 GPシリーズがあったればこそなのかもしれない。

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