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アオイホノオ 14巻 [島本和彦]感想、“必殺の転校生”の結果は…! これが逆境だ!!

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 1980年代始めを舞台に、原作者の青春っぽいものを描く、痛くて熱いオタク闘魂物語

“必殺の転校生”、少年漫画賞・佳作入賞! おめでとう、おめでとう焔!

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※画像右下隅クリックで拡大。

 そんな受賞の喜びに燃え上がったはずが、最後の最後までダメ出しをされまくって終わった青春巻!
 小学館の人、最後までヒドすぎィ!
 これが逆境だ!

 君が今回の五人の中で一番遅れているから! そのつもりでいて! それだけは忘れないで!!

そ、そこまで言うか!?
 意気揚々と、受賞後は連載にして貰って延々と書こう!とまで決めていた自信作を
 ズッタズタにダメ押しされまくったラスト!

 最後の最後で、上の大ゴマが来たときは思わずビビった!

 なんちゅうラストなんや…、なんちゅう…!

何せ、せっかく付いてくれた編集が「この人」ですっていうね!

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 以前、焔の原稿を捨てた男が、見栄の為にブーメランするとかいう逆境。

これが逆境だ!
 一度は、逆境に追い詰められたホノオだったが、「漫画賞佳作入選」が彼を不死鳥の如く甦らせ
 無駄に熱い人生設計へと駆け上がらせる。

 だが、ホノオの結論「アホな漫画を描く」手法を理解しなかった編集者が担当に。

 意気揚々と授賞式に臨んだホノオだったが
 受賞者五人中、もっとも低評価でもっとも年長という事実に動揺

 あまつさえ、最後の最後までダメ出しをくらったが、ホノオは賞と賞金とうな重の上を手に入れたのだった。

月刊ホノオモユル、大反省会

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 とはいえ今巻、冒頭からして「ワンダーマスミ」が実は婚約していた、と発覚して大ショック!
 何がって、美人がどんどん売れていくことだよ!
 急がないと!

 打ちのめされるも、自分は酔えないから、代わりにヤケ酒してくれとか頼むホノオ!

 その頼みもどうなんだホノオ!
 ホントこの男、めんどくささの極致にあるぜ!

なるほど、よくわかった!!

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 人が全く別の存在にチェンジするのに要する時間は、5分あればよいということが!

ホノオ無敵変
 が、「サンデー漫画賞佳作入賞」と聞いて、ホノオモユル、無敵モードにチェインジ!
 なんだコレ無駄に名言っぽい!

 が、周囲は「あ、うんそうなんだ」程度だったという……。

 リアルすぎる…。
 そうだね、その価値は解らないよね……。

俺のライフワークにピッタリの作品なのだ!

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 ともかく、「必殺の転校生」に確かな手ごたえを感じたホノオは、100話分のサブタイを考えるほど
 無駄に燃え上がっていく始末!
 アオイホノオ!

 が、前述の通り「受賞作」は酷評され、しかも担当はホノオのノリを理解しない男……!

 これが逆境か!

しかしホノオ、その発想はどうなの!?

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 受賞者が揃い、他の面々が次々と褒められていく中、自分だけ褒められないホノオは焦った。
 けれどこの「発想の違い」が、島本先生を生き残らせてきた!
 きっとそう。

 さて「必転2」はボツとなりましたが、その先はファンの一部ならご存知の通り…!

 次巻が楽しみですねぇ。

時代は今、それなのだ!

ひとつ上手くいったら、それを利用していけるところまでいかないと!

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 現代、いわゆる「意識が高い」方に避けられる、旧作を延々とリメイクする手法について
 正解だと大絶賛し、やってやるぜと燃え上がるホノオ!
 なんと。

 そういうのがキライな人に、ケンカを売るが如き発言!

 なんて熱い漫画なんだ!
 ともあれ、「作風を貫く」という意味では、多くの作品で一貫されている気がします島本先生

収録

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 ホノオ、実はトンコさん目当てでバドミントンに入ったそうな。やだスケベ!

 少年サンデーコミックススペシャル「アオイホノオ 14巻」。
 島本和彦。ゲッサン連載、小学館発行。
 2015年7月発売(前巻2015年1月)。

■収録
 大芸祭で打ちのめされるも、人が多すぎて青春ダッシュも出来なかった第79章から
 誰にも褒められなかった第84章まで収録。

 カバー下はいつも通り、今巻シーンの詰め合わせ。



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