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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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乱歩奇譚 Game of Laplace #2「人間椅子(後編)」感想、異常者の共感。3分間ショッキング!

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コバヤシ少年の狂いっぷり! 「美しい」って、いや、そんな……!?

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 意外や、完全な「モブ」が犯人だったワケですが、確かに伏線が有ったと気付く解決編。
 しかもベタすぎる凡ミスですが、まったく気付けなんだ…
 なるほどなぁ。

 この後、ハナビシ先生は一ヶ月学校を休みました

三分ショッキング!
 また、狂気しかない設定を和らげる為か、やたらめったらシュールでしたね!
 ハナビシ先生、突っ走り過ぎィ!

 しかし、あの「人間椅子」をして美しいと評し、ゆったり座りこむコバヤシ少年、狂気過ぎィ!

コバヤシ『――――お願いっ』

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 のっけからサービスシーンを演出するコバヤシ少年、だが男だ!

椅子の形、愛の形
 人を「椅子」風に加工する、謎の猟奇事件に巻き込まれ、濡れ衣を着せられたコバヤシ少年だったが
 実は、彼もまた事件の発端だった

 殺害された教師は、愛し合う者を「椅子」に加工し、傍に置いておく猟奇殺人者だったのだ。

 そして、コバヤシが見初められ「捨てられた」少女
 教師への愛ゆえに殺害したのだ。

 少女は自分こそ椅子になりたかったのにと慟哭し、無罪放免となったコバヤシはアケチ探偵の助手となる。

 次回、♯3「影男」

モブ学生『今、テレビでやってる少年Aって、コバヤシの事だろ?』

ハシバ『―――いや、本当に病欠なんだ』

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 コバヤシの件は公になった。けどそれでも多くの人には、「どうでもいいニュース」だった……。

先生のケータイ
 さて、「コバヤシが容疑者になった」という噂で持ちきりだったが、ハシバは「病欠だ」と主張
 と同時に、“お願い”遂行に全力を尽くす。

 あれぇ? 何かしらコレ、落とし物?

 既にハナビシ新担任に事情を話し、共謀してたのね、ハシバ君!
 先生のケータイ発見。

 もちろん、いまさら見つかるはずは無い。

 が、真犯人はビビった!

コバヤシ『見えませんよぉ』

カガミ警視『いや、こういうのは中学生には……』

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 一方、とっ捕まったコバヤシ少年は『人間椅子』を子細に眺め、とある結論に至っていたのだが
 っていうか、こんな写真をじっくり眺められる時点で
 既におかしいよ!

 キミ、イケる口だねェ……?

 とはナカムラ警部ですが、これまた色気のある声が素敵。さすがジョジョの上院議員!

アケチ『よぉ、少年A?』

コバヤシ『―――犯人の目的は、先生が殺人者だったと公にする事ですよね?』

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 死体くんって、そういう役目なのかよ!

先生の「椅子」
 さて、先生の「検死」報告も行われるのだが、どうもアレ、“椅子”にされていたらしい。
 が、それより問題なのは!

 ミナミ検死担当! 死体君の! 三分間ショッキングぅ♪

 以上だ
 いや、異常だよ検死報告のシチュエーションが!?

 まったく動じない面々がおかしい!

 なんだこの検死!?

コバヤシ『犯人は先生を、先生がやっていた方法で殺したんだ……』

『ボクはあの日、先生に呼び出されていました』

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 何故「あんな形にしたのか」、が解った所で、続いて「コバヤシが狙われた」理由について。
 実は、コバヤシは先生に呼び出されたらしい。

 犯人はそれを利用し、コバヤシに罪をおっ被せたというワケ。

 気絶させ指紋を凶器に
 そうすれば、コバヤシが被疑者になるワケだ。

コバヤシ『それで、お願いした事どうだった?』

ハシバ『――――コバヤシの言ったとおりだ。犯人は、教室に居る』

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 人間椅子の異様な雰囲気は、「奇麗だ」という描写だったのか……!

人間椅子/推理編
 ハシバも揃い、初の謎解きで明かされた犯人像とは、やはり“先生の恋人”であった――――。
 実は「椅子」は、先生の“恋人たち”の成れの果て

 こんなに奇麗なんだ、愛されている証拠だよ――――

 連続殺人がバレなかった
 それは、被害者が「進んで椅子にされていた」から。

 椅子となって、ずっと一緒に居る為に。

 かなりの異常者だ…!

コバヤシ『僕に罪をなすりつけたのは、直前まで恋人だった人物です』

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 全ては、「この椅子たちは美しい」と考えたコバヤシによる、想像上の犯行理由に過ぎなかったが
 既に、コバヤシは“真犯人”をあぶりだす罠を用意し
 ハシバに実行させていた。

 なんとも、思考が異常で理解が追いつかない!

コバヤシ少年(男)

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 にしても声や背格好から体格まで、完全に女の子のそれなんですが、掘り下げはあるんでしょうか?
 原作の「明智の助手」コバヤシ少年は、女装を始めとする変装が得意で
 その反映なのでしょうけれど

 一説には、謎の多い某キャラが「実は小林が女装した姿ではないか?」、なんて議論もあるくらいらしい。

コバヤシ『先生は、キミが一番でなくなった事を、ちゃんと告げたんだよね?』

ホシノ『――――正直な人だったの』

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 まさかのモブ犯人、しかもちゃんと伏線あり

承認欲求
 犯人は、情報統制された第一話で“先生が「あんな形にされた」”と知っていた、モブの少女だった
 偽ケータイに釣られ、誤魔化そうとしたものの――――

 そもそも、「存在感が無い」事こそ、彼女が狂気に走った理由だった。

 先生だけが特別視し
 それゆえ、椅子にされてもいいくらい彼を愛した。

 だが、先生は「特別な」コバヤシに興味を移し、こんな事態に。

 浮気はいけない。

ホシノ『私は先生の椅子にならなりたい! なりたかったの!』

『だから終わらせたの、先生を私だけのものにする為に――――』

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 また先生は、男らしく「心変わり」した事を話し、事情を知る彼女を自由にしたのだという。
 なんて正直な人なんだ……。

 そして彼女も、もう「椅子」を作れないよう、彼を殺してしまった

 椅子にするのは愛の証。
 だから、もう出来ないように、彼を終らせたという……!

ホシノ『なんでそんな平然としていられるの!? 罪を被せようとしたのよ!』

コバヤシ『楽しかったよ♪ ホシノさんが見えて』

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 こんなに楽しいのは初めてだった! ありがとう、ホシノさん♪

異常者二人
 ゆえに、今回の件は「やってない」と否定するのは、先生への愛が無かったと証言するに等しい
 ホシノは、ちゃんと自供するだろう――――

 これで解った…、先生はあなたに同じ匂いを感じたのね……!

 ホシノさんの的確な一言!
 もちろん、やってのけたホシノさんも立派に異常だ!

 だがコバヤシはもっと異常だ!

 おまわりさんこいつです!

コバヤシ『それより、この先生の椅子を調べてください。証拠になりますよ』

『大切なものは、一番傍に置いておきたいんじゃないかなぁ?』

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 また、それなら「先生」が日中使う学校の椅子もまた、怪しいのでは無いかと言われ
 開けてみたなら、このザマだよ!

 やべぇ、職員室の椅子も明らかにヤベェぞ!

 これが愛の形だって…!?

ハナビシ『何? ……ぎぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

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 なお、その「椅子」を目撃したハナビシ先生が混乱し、窓から落ちるファンサービス。
 新任教師32歳、熱い二次被害…!

 この後、ハナビシ先生は一ヶ月学校を休みました

 続くコバヤシ君のナレーションが、やけに可愛くてムカつくゥ!

年齢不詳の32歳、ハナビシ教師の「手首の傷」とは?

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 また今回、可愛くリアクションするシーンで、彼女の両手首の傷が再びクローズアップ。
 通常、手首の傷は「自殺を試み、躊躇した痕」とされます
 死にきれなかった証

 転じて、「死にたい」という自分をアピールする証、と捉えられる面も。

 さて彼女の傷の意味とは?
 また、両手首に傷があるのも妙な話ですが…?

アケチ『ギリギリの推理だった…、犯人が折れたから上手くいっただけだ』

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 カガミ警視、シスコンとかいう新たな属性を獲得。

ギリだな?
 無論、今回みたいな推理は「犯人が折れたから」、ギリギリで成立したに過ぎ無い。
 それでも、コバヤシが解いたのは事実

 だって楽しい、楽しいんだ…! やっと……、生きてるっ!

 弟子入り、成立!
 合鍵に心の底から喜ぶコバヤシ、可愛すぎ!

 だが男だ!

 そして紛れもない異常者なのだ…ッ!

ハシバ『カガミさんって、良い人みたいですね♪』

アケチ『みたいなだけだ、人間、本性がどうなっているかは解らん』

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 また、それこそ「ハナビシ」が見たまんまじゃなさそうなように、誰も本性は解らないものだ。
 特にカガミさんは、絵に描いたような好漢です
 が、本当にそうなのか?

 ただのモブが実は前回で自供してて、犯人だったように、誰だって本心は解らない。 

次回、「影男」。謎の男は何を語るのか………?

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 ハシバを体よく利用している風もあるコバヤシ、さて? 

奇譚版「人間椅子」。
 元々、原典の人間椅子にも「椅子に入る事で、他人と深く接し他人を愛してしまう」くだりがあり
 その点を踏まえ、再構成するとこうなる!
 こうなってしまった!

 江戸川先生、墓石でスタッフをブン殴っていいレベル!

 けれど意表を突かれ
 また、何よりぐんぐん異常さを増すコバヤシ君が、何故こうなったのかが気になる!

 そしてこんな少年は、ひでえ目に遭うと相場が決まってますが…?

 次回、♯3「影男」
 さあ次回、満を持して子安キャラが登場するって寸法よ!

■関連感想記事
 #1「人間椅子(前編)」

原典「人間椅子」とは

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 グロではなく、「椅子職人」の気持ち悪い話が、手紙の形で作家に持ち込まれ読み上げる話。
 彼は、ふと悪戯心で椅子に細工をし、中に入り込んでしまうのだが
 その椅子が売れてしまう

 彼は運び込まれた先のホテルで盗みを働くのだったが、ふと新しい感覚に気付く。

 椅子越しに「女性」を感じる
 その感触に、病み付きになってしまったのだった。

 やがて彼は―――――。



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