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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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アルスラーン戦記 第十一章「ペシャワールへの道」感想。ギーヴはお金が大好きなのに! 銀仮面、正体開示!

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“カーラーンの息子”、電撃参戦! どう転ぶのか楽しみなキャラです!

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 遂に、銀仮面の正体が明かされ、また、大司祭直属の頭がおかしそうな騎士団が来援するなど王都震撼!
 逃げるアルスラーン一行も、ギーブとエラムとの仲を深め
 より結束を強くしていく流れに。

 先ほどはすまなかった。ギーヴはお金が大好きなのに、私の為に捨てさせてしまった…

ちょい待ち殿下ァ!
 しかし殿下、ギーさんの事そんな風に冷静に的確に評価してたの!?そっちのがビックリだよ!
 当人、至って真面目なんですがね!

 同じく真面目で一直線そうなカーラーンの息子も参戦し、どうなる事やら。

『王弟陛下、聖職者どもによる、勝手な異教徒狩りが後を絶ちません』

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 ギスカール殿下こそ、小国をここまで育て上げたらしい。超有能。

「王族」と臣下たち
 パルスに駐留するルシタニア本隊は、教会が「異端狩り」「直属の聖騎士団招聘」など暴走する事に手を焼き
 その混乱に紛れ、パルス先王の遺児・銀仮面ヒルメスは地盤作りに奔走
 忠臣サームを密かに助け、自身への忠誠を迫る

 一方、彼の罠に嵌ったアルスラーン一行は三隊に分散、友軍ペシャワール城塞を目指す。

 ダリューンとファランギースは、カーラーンの息子「ザンデ」に襲われ
 アルスラーンもまた、エラムとギーヴに助けられ
 追撃部隊から必死で逃れる

 道中、王族嫌いのギーヴは、かけ離れた育ちと心を持つ殿下に、彼の作る国を見てみたいと入れ込み始める

 次回、第十二章「騎士の忠義」

王弟『あまり職分を越えた事をなさると、天上の栄光をも失いますぞ?』

ボダン大司祭『否! いまやこの戦は、天上の栄光にも関わる事じゃ!』

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 宗教が建前である以上、司祭を無下にしたら「侵略戦争」に成り下がるとかいうジレンマ。

狂信者たち
 王都、王弟ギスカールは現地の懐柔に務めていたが、ボダン大司祭は執拗な異教徒狩りを望む
 ギスカールは職分を越えるなと忠告するが―――

 パルス暦320年12月、大司祭直属聖騎士団、王都に入場。王都を覆う闇は、一層深まってゆく―――

 ヤバそうな部隊が……。
 ボダンは、戦と異教徒狩り、両方が自身の職分だとかぬかしおる!

 教会直属の騎士団、問題は、彼らが「ルシタニア本隊とは別の軍隊」ってことでしょうか。

 王様たちの命令なんて聞かなそう。

銀仮面ヒルメス『――――跪いて挨拶をせぬか』

万騎長サーム『俺はパルスの騎士だ! 跪く相手はただ一人、国王あるのみ!』

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 い、生きてたァ!? 脱いだァ!?知り合いだった!

生きていた「正統の王」
 そしてもう一つ、六話で銀さんに射殺されたサーム卿、その彼に生かされていたと判明。
 暴れる彼を、制止する為にやった事だった、と

 俺は先代パルス国王の嫡子、俺こそがパルスの正統の王だ……

 十六年前に死んだはずの王子。
 敢えて正体を明かし、有能な部下を増やそうと暗躍する銀仮面の王子、ヒルメス。

一行は、敵の伏兵を避けつつ、最大兵力を残すペシャワールを目指していた

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 当初あれほどツンケンしてたエラム君も、すっかり殿下に馴染んだ感が。

ギーヴと「王族」
 一方、現王の息子アルスラーンは、「どんな王になれば良いか」をひたすら悩みながら
 臣下の従者、エラムと親交を深めていた。

 ミョーな王子だな、エラムは殿下にとって臣下であるアンタの更に従者だ、なぜ気をかけるのか

 フレンドリーな殿下
 対し、異国の男ギーヴは「王族」に嫌悪感を持っていて……。

 そんな今週、ギーさん回です。

ヒルメス『―――恐ろしいか? どうした、それほど恐ろしいか……!』

侍女『い、いえ! そんな事は、殿様、どうかお許しを…!』

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 そら怖いですよ銀さん。

イジメ、カッコ悪い!
 そして明かされたヒルメスの過去、今とは比べ物にならぬほど明るく、父親を慕う少年だった。
 彼は宮廷で、「王の長男」として成長する

 その夜、父はアンドラゴラスに殺され、俺もまた――――

 が、病床の父と自身が襲われ、これをアンドラゴラスのせいだと確信。
 身を隠し、ここまで生き延びたらしい。

 火と、二目と見れぬ自身のやけどがトラウマとなった。

ザンデ『初めて御意を得ます。亡き父、カーラーンに代わりお仕え致します』

『このザンデ、必ずダリューンの首を!』

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 そこに現れたのは、なんと「カーラーン」の遺児、ザンデ。父とは似つかぬ直情型らしい。
 鼻息荒く、アルスラーンとダリューンの首を取ってくると言い
 ヒルメスは許可を与える。

 銀さんは、既にアルスラーン一行の動きを把握し、軍を動かしていたのだ。

 ダリューンの腕力、ナルサスの頭脳に匹敵!
 完璧超人ヒルメスさん!

ヒルメス『お前がダリューンに勝つと?(真顔)』

ザンデ『はい』

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 しかし、この言葉に「ふっ」と笑ったヒルメス卿、呆れたのか頼もしいのか、さあどっち?
 何も知らないって恐ろしいよなぁ、的な嘲笑だったのか
 逆に、やる気溢れる頼もしい奴と思ったか

 いずれにせよ、ヒルメス陣営に新しい「部下」が。

 どう見ても猪武者!

ダリューン『殿下は、先にお行きください』

エラム『――――必ず、ペシャワールで合流できます!』

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 ダリューン、矢が通じなさ過ぎィ!

ヒルメスの罠
 やがて、今までの「伏兵」で行軍をコントロールされていた一行は、遂に追撃部隊の射程内に!
 だが真っ暗闇の仲、ダリューンが遊兵として残り
 たった一騎で迎撃を開始!

 視界の悪い中、追撃部隊はダリューンに包囲攻撃をかけるが、ファランギース加入で状況は安定

 僅か二人に、騎馬部隊を壊滅させられ
 追撃の歩兵は怯む――――

 ナルサスも姿を消し、一行は三手に分かれる事に。

ザンデ卿『――――なんたるザマか! この腑抜けどものが…!』

『ダリューン! 貴様に殺された父、カーラーンの無念、このザンデが果たす!』

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 そこに鉄塊のような剣を持って現れた鎧イノシシ、ザンデ卿!味方を弾いていざ参戦!
 カーラーンの息子と聞き、さすがのダリューンも動揺
 ザンデ卿、本作での初陣である!

 重さとは打撃力! 剣の重みに任せ、ダリューンに打ち込むザンデ!

 ヘァッ!

ザンデ『邪魔をするな女ァ! デヤァ! ドウリャァ! トウ、ドリャァ! ヌ!?』

ダリューン『なんという力だ………!?』

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 力任せに枯れ木を引っこ抜く与作武者! ていうか耐える馬もすげぇ!

イノシシ武者、猛る!
 が、このパワーバカは想像を越えた腕力! いざ刀が枯れ木に刺さらば、切り株ごと引っこ抜くバカっぷり!
 小細工無用、力こそパワーで押しまくるザンデ!

 が、かわされた瞬間の隙に、ファランギースに愛馬を射抜かれ、共々に落下!

 早くも退場かと思われた!
 が、ダリューンは彼にトドメをさせず、そのまま撤退に。

 豪腕の騎士ザンデ、黒星発進……ッ!

ファランギース『ダリューン卿、あの大男を殺す事、躊躇したな?』

ダリューン『うむ…、落馬した者を追い討ちで殺した事はなくてな……』

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 ダーさん自身、殺せなかったのは自分の甘さだと後悔していましたが、果たして言葉通りなのか?
 亡き騎士、エーラーン・カーラーンに負い目を感じたのか?
 次回、「騎士の忠義」とは?

 敵ではあるが、殺すには惜しいパワーバカだったのは確かだ!

 サーム卿も含めて、迷いどころですね。 

ギーヴ『ファランギース殿と離れ、王太子なんぞの為に戦わねばならんとは!』

エラム『今の言葉、不敬ですよギーヴ様!』

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 殿下かっこいい!

王族ってクズさ!
 一方、不満タラタラのギーヴに守られ、騎馬で強行突破を図っていた殿下・エラムのコンビは
 殿下を庇ってエラムが落馬し、絶体絶命に――――

 何で助けにいく!? アンタ、王族だろう!

 駆け戻る殿下!
 王道! だが「部下を捨石にする王族」ばかりみてきたギーヴには、意外な光景だったッ!

 落馬したエラムの為、殿下ってば馬から降りちゃうし!

 危うすぎィ!

ギーヴ『――――なるほどね。とっ!』

歩兵たち『き、金貨だ!?』

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 これに感じ入ったギーヴは、金貨の詰まったズダ袋を放り投げ、兵士たちの気をそらす荒業!
 現地の兵士にゃ、手柄より金貨だよね!

 どうせ捕らえても、自分らじゃなくて「隊長」の手柄だろうし!

 ヒャッハー! 金貨だァ!

騎馬隊長『川を下るつもりか! 下流に行って奴らを探せッ!』

『しかし、この高さを……?』

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 飛び込むワケないだろ?と、眉間を打ち貫くギーさん、マジイケメン。

今日からお前も友達だ!
 やがて、川に飛び込んだと見せかけて追っ手を撒いた後、エラムは心から悔やむのだが……
 無論、殿下は「友達を見捨てられない」と言う

 身分などと言うなら、私は誰一人友達が出来なくなる。エラムは私の事が嫌いか?

 やだ、最後の一言がラブコメっぽい…!
 殺し文句だ!

 い、いずれにしてもご恩はお返ししますから!

 どもるエラム君、殿下、ヒロインだと思ったら主人公だった

殿下『すまない、ギーヴはお金が大好きなのに、私の為に捨てさせてしまった…』

ギーヴ『い、いやいや大真面目に謝られてもっ!』

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 王族を嫌うギーさんだからこそ、異端の王子に興味を持つ。

ギーヴはお金を愛してる
 やがて、大真面目に礼を言われたギーヴは、アルスラーンが「王族らしくない」理由を知った。
 実は殿下は、幼少期を一般家庭で育てられたのだ。

 ナルサスが殿下に入れ込む理由が解りますよ、あなたが王になった時、どんな国が出来るか楽しみです

 部下の為、身を投げる甘ちゃん殿下。
 が、彼が「王様」となった時、その善意を民みんなにもたらすのなら。

 お金を愛するギーヴもまた、彼を信頼するように。

 この場合、ギーヴが王族を嫌悪する事が、強く彼を驚かせ、殿下を信頼させたって感じですね。

予告『ダリューンとファランギースが、結果として大いなる災厄と出会った』

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 アニメーター・渡邊和夫氏、今回の総作画監督、『ベルセルク』で作画監督を担当。まるで鉄塊だった…。

忠義のうまれ方
 今回、銀仮面が権威でサームを従えようとしたのに対し、殿下は人徳と行動力で、知らず忠誠を得る流れ。
 迷いないヒルメスと、迷い答えを探そうとするアルスラーン
 キレイに対比なのが面白いです。

 幼少期、「王の嫡男」として持てはやされ、そこから凋落させられた恨みに燃えるヒルメス

 一方アルスラーンは、ずっと庶民同然の暮らしをしていた「予備の王子」。
 その違いが、発想を分かっているんでしょうか。

 生まれた当初のアルスラーンは、王の嫡男でなく『王の弟の息子』だった為なんでしょうか……?

 次回、第十二章「騎士の忠義」

ギーヴ『なんとなく…、です』

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 また今回、アルスラーンが「場外=大衆育ち」とギーヴが見抜いた一件に思うんですが
 この人、同じ境遇なんじゃないないか、みたいな
 どっかの第10王子とか、その辺

 妙に「王族」を嫌いすぎている事と、腕が立ちすぎること的に。

 ちゃんとした教育を受けてるっぽいし
 自分自身、「王族」に嫌な目に遭わされて国を飛び出したっぽい気がするんです。この風来坊。



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