“カーラーンの息子”、電撃参戦! どう転ぶのか楽しみなキャラです!
遂に、銀仮面の正体が明かされ、また、大司祭直属の頭がおかしそうな騎士団が来援するなど王都震撼!
逃げるアルスラーン一行も、ギーブとエラムとの仲を深め
より結束を強くしていく流れに。
先ほどはすまなかった。ギーヴはお金が大好きなのに、私の為に捨てさせてしまった…。
■ちょい待ち殿下ァ!
しかし殿下、ギーさんの事そんな風に冷静に的確に評価してたの!?そっちのがビックリだよ!
当人、至って真面目なんですがね!
しかし殿下、ギーさんの事そんな風に冷静に的確に評価してたの!?そっちのがビックリだよ!
当人、至って真面目なんですがね!
■「王族」と臣下たち
パルスに駐留するルシタニア本隊は、教会が「異端狩り」「直属の聖騎士団招聘」など暴走する事に手を焼き
その混乱に紛れ、パルス先王の遺児・銀仮面ヒルメスは地盤作りに奔走
忠臣サームを密かに助け、自身への忠誠を迫る
パルスに駐留するルシタニア本隊は、教会が「異端狩り」「直属の聖騎士団招聘」など暴走する事に手を焼き
その混乱に紛れ、パルス先王の遺児・銀仮面ヒルメスは地盤作りに奔走
忠臣サームを密かに助け、自身への忠誠を迫る
一方、彼の罠に嵌ったアルスラーン一行は三隊に分散、友軍ペシャワール城塞を目指す。
ダリューンとファランギースは、カーラーンの息子「ザンデ」に襲われ
アルスラーンもまた、エラムとギーヴに助けられ
追撃部隊から必死で逃れる
アルスラーンもまた、エラムとギーヴに助けられ
追撃部隊から必死で逃れる
道中、王族嫌いのギーヴは、かけ離れた育ちと心を持つ殿下に、彼の作る国を見てみたいと入れ込み始める
次回、第十二章「騎士の忠義」
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宗教が建前である以上、司祭を無下にしたら「侵略戦争」に成り下がるとかいうジレンマ。
王弟『あまり職分を越えた事をなさると、天上の栄光をも失いますぞ?』
ボダン大司祭『否! いまやこの戦は、天上の栄光にも関わる事じゃ!』
宗教が建前である以上、司祭を無下にしたら「侵略戦争」に成り下がるとかいうジレンマ。
■狂信者たち
王都、王弟ギスカールは現地の懐柔に務めていたが、ボダン大司祭は執拗な異教徒狩りを望む
ギスカールは職分を越えるなと忠告するが―――
王都、王弟ギスカールは現地の懐柔に務めていたが、ボダン大司祭は執拗な異教徒狩りを望む
ギスカールは職分を越えるなと忠告するが―――
パルス暦320年12月、大司祭直属聖騎士団、王都に入場。王都を覆う闇は、一層深まってゆく―――。
ヤバそうな部隊が……。
ボダンは、戦と異教徒狩り、両方が自身の職分だとかぬかしおる!
ボダンは、戦と異教徒狩り、両方が自身の職分だとかぬかしおる!
教会直属の騎士団、問題は、彼らが「ルシタニア本隊とは別の軍隊」ってことでしょうか。
■生きていた「正統の王」
そしてもう一つ、六話で銀さんに射殺されたサーム卿、その彼に生かされていたと判明。
暴れる彼を、制止する為にやった事だった、と
そしてもう一つ、六話で銀さんに射殺されたサーム卿、その彼に生かされていたと判明。
暴れる彼を、制止する為にやった事だった、と
俺は先代パルス国王の嫡子、俺こそがパルスの正統の王だ……。
十六年前に死んだはずの王子。
敢えて正体を明かし、有能な部下を増やそうと暗躍する銀仮面の王子、ヒルメス。
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当初あれほどツンケンしてたエラム君も、すっかり殿下に馴染んだ感が。
敢えて正体を明かし、有能な部下を増やそうと暗躍する銀仮面の王子、ヒルメス。
一行は、敵の伏兵を避けつつ、最大兵力を残すペシャワールを目指していた
当初あれほどツンケンしてたエラム君も、すっかり殿下に馴染んだ感が。
■ギーヴと「王族」
一方、現王の息子アルスラーンは、「どんな王になれば良いか」をひたすら悩みながら
臣下の従者、エラムと親交を深めていた。
一方、現王の息子アルスラーンは、「どんな王になれば良いか」をひたすら悩みながら
臣下の従者、エラムと親交を深めていた。
ミョーな王子だな、エラムは殿下にとって臣下であるアンタの更に従者だ、なぜ気をかけるのか
フレンドリーな殿下
対し、異国の男ギーヴは「王族」に嫌悪感を持っていて……。
対し、異国の男ギーヴは「王族」に嫌悪感を持っていて……。
■イジメ、カッコ悪い!
そして明かされたヒルメスの過去、今とは比べ物にならぬほど明るく、父親を慕う少年だった。
彼は宮廷で、「王の長男」として成長する
そして明かされたヒルメスの過去、今とは比べ物にならぬほど明るく、父親を慕う少年だった。
彼は宮廷で、「王の長男」として成長する
その夜、父はアンドラゴラスに殺され、俺もまた――――。
が、病床の父と自身が襲われ、これをアンドラゴラスのせいだと確信。
身を隠し、ここまで生き延びたらしい。
身を隠し、ここまで生き延びたらしい。
火と、二目と見れぬ自身のやけどがトラウマとなった。
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そこに現れたのは、なんと「カーラーン」の遺児、ザンデ。父とは似つかぬ直情型らしい。
鼻息荒く、アルスラーンとダリューンの首を取ってくると言い
ヒルメスは許可を与える。
ザンデ『初めて御意を得ます。亡き父、カーラーンに代わりお仕え致します』
『このザンデ、必ずダリューンの首を!』
そこに現れたのは、なんと「カーラーン」の遺児、ザンデ。父とは似つかぬ直情型らしい。
鼻息荒く、アルスラーンとダリューンの首を取ってくると言い
ヒルメスは許可を与える。
銀さんは、既にアルスラーン一行の動きを把握し、軍を動かしていたのだ。
ダリューンの腕力、ナルサスの頭脳に匹敵!
完璧超人ヒルメスさん!
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しかし、この言葉に「ふっ」と笑ったヒルメス卿、呆れたのか頼もしいのか、さあどっち?
何も知らないって恐ろしいよなぁ、的な嘲笑だったのか
逆に、やる気溢れる頼もしい奴と思ったか
完璧超人ヒルメスさん!
ヒルメス『お前がダリューンに勝つと?(真顔)』
ザンデ『はい』
しかし、この言葉に「ふっ」と笑ったヒルメス卿、呆れたのか頼もしいのか、さあどっち?
何も知らないって恐ろしいよなぁ、的な嘲笑だったのか
逆に、やる気溢れる頼もしい奴と思ったか
いずれにせよ、ヒルメス陣営に新しい「部下」が。
■ヒルメスの罠
やがて、今までの「伏兵」で行軍をコントロールされていた一行は、遂に追撃部隊の射程内に!
だが真っ暗闇の仲、ダリューンが遊兵として残り
たった一騎で迎撃を開始!
やがて、今までの「伏兵」で行軍をコントロールされていた一行は、遂に追撃部隊の射程内に!
だが真っ暗闇の仲、ダリューンが遊兵として残り
たった一騎で迎撃を開始!
視界の悪い中、追撃部隊はダリューンに包囲攻撃をかけるが、ファランギース加入で状況は安定
僅か二人に、騎馬部隊を壊滅させられ
追撃の歩兵は怯む――――
追撃の歩兵は怯む――――
ナルサスも姿を消し、一行は三手に分かれる事に。
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そこに鉄塊のような剣を持って現れた鎧イノシシ、ザンデ卿!味方を弾いていざ参戦!
カーラーンの息子と聞き、さすがのダリューンも動揺
ザンデ卿、本作での初陣である!
ザンデ卿『――――なんたるザマか! この腑抜けどものが…!』
『ダリューン! 貴様に殺された父、カーラーンの無念、このザンデが果たす!』
そこに鉄塊のような剣を持って現れた鎧イノシシ、ザンデ卿!味方を弾いていざ参戦!
カーラーンの息子と聞き、さすがのダリューンも動揺
ザンデ卿、本作での初陣である!
重さとは打撃力! 剣の重みに任せ、ダリューンに打ち込むザンデ!
■イノシシ武者、猛る!
が、このパワーバカは想像を越えた腕力! いざ刀が枯れ木に刺さらば、切り株ごと引っこ抜くバカっぷり!
小細工無用、力こそパワーで押しまくるザンデ!
が、このパワーバカは想像を越えた腕力! いざ刀が枯れ木に刺さらば、切り株ごと引っこ抜くバカっぷり!
小細工無用、力こそパワーで押しまくるザンデ!
が、かわされた瞬間の隙に、ファランギースに愛馬を射抜かれ、共々に落下!
早くも退場かと思われた!
が、ダリューンは彼にトドメをさせず、そのまま撤退に。
が、ダリューンは彼にトドメをさせず、そのまま撤退に。
豪腕の騎士ザンデ、黒星発進……ッ!
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ダーさん自身、殺せなかったのは自分の甘さだと後悔していましたが、果たして言葉通りなのか?
亡き騎士、エーラーン・カーラーンに負い目を感じたのか?
次回、「騎士の忠義」とは?
ファランギース『ダリューン卿、あの大男を殺す事、躊躇したな?』
ダリューン『うむ…、落馬した者を追い討ちで殺した事はなくてな……』
ダーさん自身、殺せなかったのは自分の甘さだと後悔していましたが、果たして言葉通りなのか?
亡き騎士、エーラーン・カーラーンに負い目を感じたのか?
次回、「騎士の忠義」とは?
敵ではあるが、殺すには惜しいパワーバカだったのは確かだ!
■王族ってクズさ!
一方、不満タラタラのギーヴに守られ、騎馬で強行突破を図っていた殿下・エラムのコンビは
殿下を庇ってエラムが落馬し、絶体絶命に――――
一方、不満タラタラのギーヴに守られ、騎馬で強行突破を図っていた殿下・エラムのコンビは
殿下を庇ってエラムが落馬し、絶体絶命に――――
何で助けにいく!? アンタ、王族だろう!
駆け戻る殿下!
王道! だが「部下を捨石にする王族」ばかりみてきたギーヴには、意外な光景だったッ!
王道! だが「部下を捨石にする王族」ばかりみてきたギーヴには、意外な光景だったッ!
落馬したエラムの為、殿下ってば馬から降りちゃうし!
どうせ捕らえても、自分らじゃなくて「隊長」の手柄だろうし!
■今日からお前も友達だ!
やがて、川に飛び込んだと見せかけて追っ手を撒いた後、エラムは心から悔やむのだが……
無論、殿下は「友達を見捨てられない」と言う
やがて、川に飛び込んだと見せかけて追っ手を撒いた後、エラムは心から悔やむのだが……
無論、殿下は「友達を見捨てられない」と言う
身分などと言うなら、私は誰一人友達が出来なくなる。エラムは私の事が嫌いか?
やだ、最後の一言がラブコメっぽい…!
殺し文句だ!
殺し文句だ!
い、いずれにしてもご恩はお返ししますから!
どもるエラム君、殿下、ヒロインだと思ったら主人公だった。
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王族を嫌うギーさんだからこそ、異端の王子に興味を持つ。
殿下『すまない、ギーヴはお金が大好きなのに、私の為に捨てさせてしまった…』
ギーヴ『い、いやいや大真面目に謝られてもっ!』
王族を嫌うギーさんだからこそ、異端の王子に興味を持つ。
■ギーヴはお金を愛してる
やがて、大真面目に礼を言われたギーヴは、アルスラーンが「王族らしくない」理由を知った。
実は殿下は、幼少期を一般家庭で育てられたのだ。
やがて、大真面目に礼を言われたギーヴは、アルスラーンが「王族らしくない」理由を知った。
実は殿下は、幼少期を一般家庭で育てられたのだ。
ナルサスが殿下に入れ込む理由が解りますよ、あなたが王になった時、どんな国が出来るか楽しみです
部下の為、身を投げる甘ちゃん殿下。
が、彼が「王様」となった時、その善意を民みんなにもたらすのなら。
が、彼が「王様」となった時、その善意を民みんなにもたらすのなら。
お金を愛するギーヴもまた、彼を信頼するように。
この場合、ギーヴが王族を嫌悪する事が、強く彼を驚かせ、殿下を信頼させたって感じですね。
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アニメーター・渡邊和夫氏、今回の総作画監督、『ベルセルク』で作画監督を担当。まるで鉄塊だった…。
予告『ダリューンとファランギースが、結果として大いなる災厄と出会った』
アニメーター・渡邊和夫氏、今回の総作画監督、『ベルセルク』で作画監督を担当。まるで鉄塊だった…。
■忠義のうまれ方
今回、銀仮面が権威でサームを従えようとしたのに対し、殿下は人徳と行動力で、知らず忠誠を得る流れ。
迷いないヒルメスと、迷い答えを探そうとするアルスラーン
キレイに対比なのが面白いです。
今回、銀仮面が権威でサームを従えようとしたのに対し、殿下は人徳と行動力で、知らず忠誠を得る流れ。
迷いないヒルメスと、迷い答えを探そうとするアルスラーン
キレイに対比なのが面白いです。
幼少期、「王の嫡男」として持てはやされ、そこから凋落させられた恨みに燃えるヒルメス
一方アルスラーンは、ずっと庶民同然の暮らしをしていた「予備の王子」。
その違いが、発想を分かっているんでしょうか。
その違いが、発想を分かっているんでしょうか。
生まれた当初のアルスラーンは、王の嫡男でなく『王の弟の息子』だった為なんでしょうか……?
次回、第十二章「騎士の忠義」
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また今回、アルスラーンが「場外=大衆育ち」とギーヴが見抜いた一件に思うんですが
この人、同じ境遇なんじゃないないか、みたいな
どっかの第10王子とか、その辺
ギーヴ『なんとなく…、です』
また今回、アルスラーンが「場外=大衆育ち」とギーヴが見抜いた一件に思うんですが
この人、同じ境遇なんじゃないないか、みたいな
どっかの第10王子とか、その辺
妙に「王族」を嫌いすぎている事と、腕が立ちすぎること的に。
ちゃんとした教育を受けてるっぽいし
自分自身、「王族」に嫌な目に遭わされて国を飛び出したっぽい気がするんです。この風来坊。
自分自身、「王族」に嫌な目に遭わされて国を飛び出したっぽい気がするんです。この風来坊。
■関連観想記事
第一章「エクバターナの栄華」
第二章「十四歳、初陣」
第三章「黒衣の騎士」
第四章「厭世の軍師」
第五章「王都炎上 ~前編~」
第六章「王都炎上 ~後編~」
第七章「美女たちと野獣たち」
第八章「裏切りの英雄」
第九章「仮面の下」
第十章「カシャーン城塞の主」
第一章「エクバターナの栄華」
第二章「十四歳、初陣」
第三章「黒衣の騎士」
第四章「厭世の軍師」
第五章「王都炎上 ~前編~」
第六章「王都炎上 ~後編~」
第七章「美女たちと野獣たち」
第八章「裏切りの英雄」
第九章「仮面の下」
第十章「カシャーン城塞の主」