愚王に賢弟、再登場の『捕虜の少年』と女神官ファランギース! 新キャラ繚乱!
自ら動き出したカーラーン卿と、アルスラーン一行の直接対決が迫る、敗戦翌日・決戦前夜回!
勝者となった、ルシタニア共の蛮行をこれでもかと描き
裏切った奴隷たちも哀れ…!
新キャラ、ファランギースも鮮烈ですが、それ以上に『勝者のおごり』が残酷だった!
■ナルサスの勝算とは…?
また信念を以って「蛮行」を行う、裏切りの英雄、カーラーン卿にも決意を感じましたが
4対1000の殿下一行が、どうやって彼を捕らえるのか?
また信念を以って「蛮行」を行う、裏切りの英雄、カーラーン卿にも決意を感じましたが
4対1000の殿下一行が、どうやって彼を捕らえるのか?
■『勝者』というケダモノ
パルス暦320年11月、陥落したパルス王都『エクバターナ』はルシタニア軍に蹂躙され
役人と神官、支配者層は皆殺しもと同然とされた。
パルス暦320年11月、陥落したパルス王都『エクバターナ』はルシタニア軍に蹂躙され
役人と神官、支配者層は皆殺しもと同然とされた。
だがルシタニア王は、タハミーネ王妃を気に入り『王妃にする』と言い出す。
喧騒の中、カーラーンはアルスラーン抹殺に千人を出陣
近隣の村を焼き、殿下を誘い出す。
近隣の村を焼き、殿下を誘い出す。
また、同じくアルスラーンとの会見を求める、ミスラ神殿の使者・ファランギースはギーヴと出会う。
■栄華反転
陥落したパルス王都で行われたのは、敗者に対する、徹底的な虐殺劇であった。
宗教国ルシタニアは、パルス宗教の抹殺と
政治層の殲滅を行ってゆく。
陥落したパルス王都で行われたのは、敗者に対する、徹底的な虐殺劇であった。
宗教国ルシタニアは、パルス宗教の抹殺と
政治層の殲滅を行ってゆく。
対し、その様を冷ややかに眺める銀仮面は、いずれ『この国を取り戻す』決意を見せた。
果たして、その方法とは……?
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cv子安=ギスカール閣下、お疲れ様です……。
兵士『ギスカール様! 陛下が無理難題を仰って、みな困っております…』
『陛下が、タハミーネを王妃にすると言って聞かぬのですっ!』
cv子安=ギスカール閣下、お疲れ様です……。
■ギスカール様は苦労性
一方、王都に我が物顔で入った『ルシタニア国王・イノケンティス七世』は、暗愚を極めた言葉を吐く。
捕らえた王妃、本来なら見せしめとすべき“敵国指導者”を
妻にしたいと言い出したのだ。
一方、王都に我が物顔で入った『ルシタニア国王・イノケンティス七世』は、暗愚を極めた言葉を吐く。
捕らえた王妃、本来なら見せしめとすべき“敵国指導者”を
妻にしたいと言い出したのだ。
しかも、タハミーネ王妃は『彼女を奪い合い、骨肉の争いが続いた』という札付きと判明。
賢き王弟、軍を切り盛りするギスカール様は頭を抱える……。
弟! 悪い意味で血統主義!
弟! 悪い意味で血統主義!
■その『息子』とは?
元々、とある国の宰相の婚約者だったが、惚れた王が奪い妻にしたのが始まり。
その国も、パルスに滅ぼされた。
元々、とある国の宰相の婚約者だったが、惚れた王が奪い妻にしたのが始まり。
その国も、パルスに滅ぼされた。
続いて奪い合ったアルスラーンの父は、実兄オスロエスを殺害……。
だから冷たい夫婦だったのか…。
となると、アルスラーンに冷たいのも納得ですし、銀仮面が『殺されかけた』理由もコレか?
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ギスカール様の胃痛は、マッハを越え光にも近付く!
となると、アルスラーンに冷たいのも納得ですし、銀仮面が『殺されかけた』理由もコレか?
愚王『その方ら、勝利は神のお力によるものじゃ。手をつけてはならぬ』
『この宝物庫の管理は、全てボダン大司祭に任せる』
ギスカール様の胃痛は、マッハを越え光にも近付く!
■王弟と『客将』
王は、シャプールを晒し者にした蛮人司祭・ボダンに、集めた富を管理させるという最悪の命令を下し
この上、もしタハミーネとの息子でも生まれたら…
と、賢い王弟は頭を抱える。
王は、シャプールを晒し者にした蛮人司祭・ボダンに、集めた富を管理させるという最悪の命令を下し
この上、もしタハミーネとの息子でも生まれたら…
と、賢い王弟は頭を抱える。
もしそうなれば、『新たなパルス王族』が生まれるのと同義でもあるのだから。
だが銀仮面は、『王弟ギスカールをこそ周囲は認めている』と言い
彼の謀反をそそのかす。
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しかしギスカールも、しっかり銀仮面を警戒している描写があり、無能ではない模様。
むしろ、『王への謀反アリ』などの罪を着せられ
王に殺されそうな雰囲気?
彼の謀反をそそのかす。
ギスカール『アトロパテネの霧、魔道士の技によるものだ、と言う者もいるが?』
銀仮面『イアルダボート神のご加護でございますよ……』
しかしギスカールも、しっかり銀仮面を警戒している描写があり、無能ではない模様。
むしろ、『王への謀反アリ』などの罪を着せられ
王に殺されそうな雰囲気?
銀仮面がルシタニアを叩きだすなら、この人は明らかに『邪魔』ですし。
■奔走する騎士たち
市街地では、ルシタニアが金銭すら払わず我が物顔で練り歩く、以前より更に悪い治世が誕生
その中を、三年前の『捕虜』だった少年は駆ける
市街地では、ルシタニアが金銭すら払わず我が物顔で練り歩く、以前より更に悪い治世が誕生
その中を、三年前の『捕虜』だった少年は駆ける
裏切り者がデカいツラをしおって……、命がけで戦うより、味方を売ったほうが出世への近道らしい?
カーラーンも、諸将に蔑みを受けつつも銀仮面に忠誠を尽くすべく
アルスラーン捕縛作戦に動く。
アルスラーン捕縛作戦に動く。
少年…、『仲間たち』が皆殺しになった事実は、アルスラーンから聞くんでしょうか?
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エラム君の女装、違和感が仕事をしない!
街娘『噂では、アンドラゴラス王も行方不明なのですってね…?』
ルシタニア兵『ああ、そのようだ。それより――――』
エラム君の女装、違和感が仕事をしない!
■美女と野獣と少年騎士
やがて、同僚の横暴を咎めようとした少年騎士は、『彼女』が同僚を切り殺す場面を目撃
慌てて切り合うが、奴隷たちに阻まれ、逃げられてしまう。
やがて、同僚の横暴を咎めようとした少年騎士は、『彼女』が同僚を切り殺す場面を目撃
慌てて切り合うが、奴隷たちに阻まれ、逃げられてしまう。
ルシタニア国軍将軍、バルカシオン伯爵に仕える見習い騎士、エトワールだッ!
エト君ってば、正義感があって好ましいなぁ
三年前と変わっとらんわ
三年前と変わっとらんわ
そして、街娘=エラムとの激しい剣戟! 二人とも凄腕すぎィ!
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エトさんに詰め寄ったのは、『解放する』が何も実施されてない、生活がよくなってないと嘆く奴隷達
奴隷に対し、解放令すら発していないらしい。
ま、まぁ戦後まもないですしね…
元・奴隷『解放してくれるって話は!?』『俺は主を殺したんだぞ!』
『このままじゃ飢え死にだっ!』
エトさんに詰め寄ったのは、『解放する』が何も実施されてない、生活がよくなってないと嘆く奴隷達
奴隷に対し、解放令すら発していないらしい。
ま、まぁ戦後まもないですしね…
しかし、主を殺し『仕事』を失った彼らは、今すぐにでも『報酬』が欲しいワケで……。
皮肉にも『衣食住の保証があった』、奴隷制度を懐かしむ結果に。
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抵抗勢力も、いざとなれば『アルスラーンが勝手にやった』と言い訳できるしね!
ナルサス『―――それに殿下は、歩く大義名分』
『殿下を押したてれば、ルシタニアに抵抗する勢力を糾合できます』
抵抗勢力も、いざとなれば『アルスラーンが勝手にやった』と言い訳できるしね!
■ナルサスの“試し”
かくして、『行方不明の王』『カーラーン出陣』の情報を得たナルサスは、彼が“村を焼く”と推測。
非道な人質作戦に対し、アルスラーンは出陣を決める。
かくして、『行方不明の王』『カーラーン出陣』の情報を得たナルサスは、彼が“村を焼く”と推測。
非道な人質作戦に対し、アルスラーンは出陣を決める。
殿下が村を救いに行かなければ、『主君たる資格なし』と、見放すつもりだったのではないか?
殿下は地域一帯の為に必要だと考えつつ
村を救う、民の為、危険に飛び込む器量も彼に必要だと考えるナルサス。
村を救う、民の為、危険に飛び込む器量も彼に必要だと考えるナルサス。
ナルサス先生キビシイ!
さて、1000人の兵に対抗する策とは…?
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一方、華麗に城を脱出したギーヴは、ルシタニア兵が待ち受ける街道を行く女に一目惚れ。
ルシタニア兵から救えば、惚れてくれるに違いない!
と、ノリノリで介入を決める。
楽士ギーヴ『(噂通り、辺りの村がヤられているなぁ……、ま、関係ないがね)』
『――――ん? んんん! 滅多にいない良い女だッ!』
一方、華麗に城を脱出したギーヴは、ルシタニア兵が待ち受ける街道を行く女に一目惚れ。
ルシタニア兵から救えば、惚れてくれるに違いない!
と、ノリノリで介入を決める。
御礼をしなくてはと考えるだろう…、そうなるだろう…、そうなるといい、そうなるべきだ!
■そこの絶世の美女!
しかし、旅の女はルシタニア兵を次々と返り討ちにし、ギーヴも加わっては総崩れとなった。
なんせギーヴ、銀仮面とも渡り合える腕だしね!
しかし、旅の女はルシタニア兵を次々と返り討ちにし、ギーヴも加わっては総崩れとなった。
なんせギーヴ、銀仮面とも渡り合える腕だしね!
私を呼んだか? ただの美女ならともかく、絶世の美女といえば、そうおらぬ故。
しかし女、変人であった。
美人ではあるが、『絶世の美女』と呼ばねば振り返らない!
美人ではあるが、『絶世の美女』と呼ばねば振り返らない!
おっそろしく自意識過剰であった…ッ!
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なお英雄神ミスラは、イラン神話の神として実在、広く崇められていた神様だそうな。
女神官『私の名はファランギース、ミスラ神殿に仕える者じゃ』
『――――王太子、アルスラーン殿下の下へ、参ろうとしておったのじゃ』
なお英雄神ミスラは、イラン神話の神として実在、広く崇められていた神様だそうな。
■『アルスラーン』を求めて
ミスラ神官の彼女は、『王都健在』の前提でアルスラーンへの使者に出された、とギーヴに明かし
一方、カーラーンもまた殿下を求めて強硬策に―――!
ミスラ神官の彼女は、『王都健在』の前提でアルスラーンへの使者に出された、とギーヴに明かし
一方、カーラーンもまた殿下を求めて強硬策に―――!
ならば近隣に触れ回れ! アルスラーンとその一党を匿えば、女子供も皆殺しにするとな!
何としても、『銀仮面一党』の手で殿下を捕らえる。
村を焼き、誘い出すカーラーン。
村を焼き、誘い出すカーラーン。
アルスラーンの優しさに付け入ると共に、彼らの逃げ場を無くす強硬策。
彼が、そこまで非道な手を用いる理由とは……?
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押見修造氏、実写テイスト、全編ロトスコープ・アニメで話題となった『惡の華』の原作者さま。
予告『カーラーンの声には、単なる嘲弄と呼ぶには陰惨すぎる響きがあった…』
押見修造氏、実写テイスト、全編ロトスコープ・アニメで話題となった『惡の華』の原作者さま。
■略奪の王都
身分解放どころか、一話でアルスラーンが言った衣食住の保証』さえ失った奴隷たちの皮肉や
政治層を皆殺しにし、容赦ない略奪を行うルシタニア
文明が破壊される様が痛々しい。
身分解放どころか、一話でアルスラーンが言った衣食住の保証』さえ失った奴隷たちの皮肉や
政治層を皆殺しにし、容赦ない略奪を行うルシタニア
文明が破壊される様が痛々しい。
近代でも、中国を英仏が攻めたアロー戦争(第二次アヘン戦争)等に起きている、占領地の略奪
文明人を謳いつつ、他国の文物から『金目のもの』だけ寄り集め
収奪する姿が、なんとも野蛮でしたね……。
収奪する姿が、なんとも野蛮でしたね……。
そんな野蛮人と一線を画すカーラーンが、敢えて非道な真似をしている理由とは?
だって、『王族の遺児』のネームバリュー的に邪魔。旗印は二枚も要らぬ!
特にアルスラーンは『王太子』として既に有名ですから
本当に邪魔。
本当に邪魔。
更に感情的・実利的なものがあるのか、単なる『戦果』狙いってだけじゃないと思うので楽しみ。