王都陥落。誠意を貫いた万騎長サーム、哀しくもカッコ良かった!
陥落する王都、肝は“王族逃亡用の水路”を知っていた銀仮面卿、カーラーンが教えたのかもですが。
状況的に、王さまも彼が密かに捕らえているようですし
アルスラーンの兄で確定でしょうか?
また、ラストでは“運命の歯車は回り始めた”と語り、序章の終わりといった風情。
■そして少年は王となる
素晴らしい強さを見せたギーヴも、飄然としてるくせに女官を殺され怒ってしまう辺り
合理性だけでなく、ちゃんと芯があって男前!
素晴らしい強さを見せたギーヴも、飄然としてるくせに女官を殺され怒ってしまう辺り
合理性だけでなく、ちゃんと芯があって男前!
■王都陥落
パルス暦320年11月、王族用脱出路を、何故か知っていた『銀仮面卿』らの直接攻撃を受け
中枢たる王宮が真っ先に落城、更に内部から奴隷が扇動され
遂に、王都自体が陥落の憂き目を見る。
パルス暦320年11月、王族用脱出路を、何故か知っていた『銀仮面卿』らの直接攻撃を受け
中枢たる王宮が真っ先に落城、更に内部から奴隷が扇動され
遂に、王都自体が陥落の憂き目を見る。
予見していたナルサスは、事後、カーラーンが独自に動くと読み行動を開始。
また、銀仮面と戦った楽士、ギーヴは密かに難を逃れ
黒髪の女弓使いはいずこかへ急ぐ。
黒髪の女弓使いはいずこかへ急ぐ。
次回、第七章「美女たちと野獣たち」
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第2話登場組では、大酒呑みのクバード、クシャエータの名前は挙がらず。生存?
兵士『万騎長ガルシャースフ様! あれを!』
ガルシャースフ『大将軍、ヴァフリーズ殿…………!』
第2話登場組では、大酒呑みのクバード、クシャエータの名前は挙がらず。生存?
■唾棄すべき敵に
王都では、敵は殺害した諸将を晒し、パルス軍を挑発。
理知的な万騎士長サームは、ここはぐっと堪えて、近郊の味方国“ペシャワール”を待とうと提案する。
王都では、敵は殺害した諸将を晒し、パルス軍を挑発。
理知的な万騎士長サームは、ここはぐっと堪えて、近郊の味方国“ペシャワール”を待とうと提案する。
また王妃は“王”の心配こそするも、“殿下”に言及しない。
■“パルス文化”の埒外より
王都は、ナルサスが予見した通り『奴隷への呼びかけ』がきっかけとなり、不満が噴出し始める。
だが“支配者層”の多くは、危機感が薄かった。
王都は、ナルサスが予見した通り『奴隷への呼びかけ』がきっかけとなり、不満が噴出し始める。
だが“支配者層”の多くは、危機感が薄かった。
見ろ、おぬしは十人の謀反人を殺したが、代わりに千人の謀反人を生むことになるぞ―――!
そもそも、『奴隷は従うもの』という常識があり
それゆえに鈍感になるのだ。
それゆえに鈍感になるのだ。
今回の件は、奴隷解放という『異文化』がもたらされたのが大きいのでしょうね。
一話で王子がいってたみたいに、当たり前だったのですから。
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傍目には間抜けとも言えるやりとりが、今回『いかに予想外の事態であるか』、と語っています。
理知的な万騎長サームは、奴隷の待遇改善を提案しますが
数が多過ぎ、即断できるはずもなし
万騎長サーム『奴隷たちを、力で押さえつける事は不可能です』
王妃『何故ですか?』
傍目には間抜けとも言えるやりとりが、今回『いかに予想外の事態であるか』、と語っています。
理知的な万騎長サームは、奴隷の待遇改善を提案しますが
数が多過ぎ、即断できるはずもなし
結果、ここで『問題を先送りにした』が為に、王都は陥落したとも言えましょう。
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宰相、君主の政治的補佐が役割。この国だと事実上の政治トップか。王様は政治苦手らしいですし。
宰相『そなた、弓だけでなく才智も優れていると見たが、どうかな?』
『その才智を見込んで、一つ、頼まれてくれぬか?』
宰相、君主の政治的補佐が役割。この国だと事実上の政治トップか。王様は政治苦手らしいですし。
■流れ者には囮の役を
一方、戦いで優れた腕前を示したギーヴは、『密かに王妃を逃がす』大役を押し付けられたが
実際は、単なる囮役だったのだ、と自ら察知する。
一方、戦いで優れた腕前を示したギーヴは、『密かに王妃を逃がす』大役を押し付けられたが
実際は、単なる囮役だったのだ、と自ら察知する。
エクバターナ百万の民を捨て置くとは…、やれやれ、どこぞにまともな王はおらんもんかね…。
とはいえ、王妃が脱出を企んでいる事自体は事実。
楽士ギーブは呆れる。
楽士ギーブは呆れる。
この人、王族をやたら嫌っている感が、逆にどっかの王族っぽいと感じます。
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ナルさんが王都陥落を確信しきってて辛い。
ナルサス『敵はルシタニアと奴隷、合わせて数十万……』
『しかし、軍に勝つ事はできずとも、将を討つ事は出来よう』
ナルさんが王都陥落を確信しきってて辛い。
■“インフラ”の反乱
一方、ギーヴのいう『まともな王』たる器を持つアルスラーン殿下は、なお郊外に留まっていた。
ナルサスは、奴隷による王都陥落を確実視し
その後を見据える。
一方、ギーヴのいう『まともな王』たる器を持つアルスラーン殿下は、なお郊外に留まっていた。
ナルサスは、奴隷による王都陥落を確実視し
その後を見据える。
彼は、敵の信頼を得ていないカーラーンは、戦後に殿下を狙い手柄を立てようとすると見る。
手柄を独り占めすべく突出した彼を
逆に返り討ちにし、敵を削り情報をも得ようという寸法だ。
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金的を喰らって悶絶するギーヴ!? 嗚呼、声からイケメンさが消えた……!
逆に返り討ちにし、敵を削り情報をも得ようという寸法だ。
偽・王妃『王妃様のお考えがどうであろうと、私は役目を果たすまで!』
ギーヴ『そういうのを、“奴隷根性”というのさ』
金的を喰らって悶絶するギーヴ!? 嗚呼、声からイケメンさが消えた……!
■奴隷根性
一方、偽王妃の正体を看破したギーヴは、“奴隷根性”を痛烈に指摘してのけるのだったが
使命感に燃える官女は、その真意を考える余裕もなく
ギーヴを置いて、先に行ってしまう。
一方、偽王妃の正体を看破したギーヴは、“奴隷根性”を痛烈に指摘してのけるのだったが
使命感に燃える官女は、その真意を考える余裕もなく
ギーヴを置いて、先に行ってしまう。
彼としては、捨て石にされたんだから、お前も奴らを見捨ててやれ的な雰囲気なのですが……。
見事なゴールデン☆ボール狙いであった――――。
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この場に居る女=王妃と考えた、この通路が『そういう通路だ』と知っているという事。
銀仮面卿『まさかこのようなところで、王妃様に出会えようとは…』
『王座に座る者の威厳はどこへやら』
この場に居る女=王妃と考えた、この通路が『そういう通路だ』と知っているという事。
■狂乱する“銀仮面”
が、通路を逆に通ってきた『銀仮面』とカーラーン率いるルシタニア強襲部隊に、官女は鉢合わせ。
正体を見破られ、役に立たぬ者は要らんと殺害される。
が、通路を逆に通ってきた『銀仮面』とカーラーン率いるルシタニア強襲部隊に、官女は鉢合わせ。
正体を見破られ、役に立たぬ者は要らんと殺害される。
パルスに、真の正義を敷こうと志す者だ――――!
当初、王妃と誤解した彼は理知的。
目的すら口にします。
目的すら口にします。
パルス『再建』を図っているのは明白ですが、ルシタニア軍をどうする気なんでしょ?
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ギーヴ、銀さんの素顔を知ってるんでしょうか?
ギーヴ『―――顔を見せたらどうだ、色男!』
『それとも、血の代わりに水銀が流れているから、そんな素顔になったのか?』
ギーヴ、銀さんの素顔を知ってるんでしょうか?
■怯える仮面
しかし、多勢に無勢を承知で進み出たギーヴは、仇討ちとばかりに銀仮面と一対一に。
肝が据わった男じゃあないか!
しかし、多勢に無勢を承知で進み出たギーヴは、仇討ちとばかりに銀仮面と一対一に。
肝が据わった男じゃあないか!
ギーヴは、ランプを壊して火を弾けさせ、銀仮面卿を激しく動揺させる。
仮面は火傷。
やはり、火がトラウマであるらしい。
やはり、火がトラウマであるらしい。
察するに王に焼き殺されかけ、生還したってところなのか?
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壁に追い詰められた…、と見せかけての逆転劇!
銀仮面卿『その…、その小うるさい蚊を叩き潰せ! 我々は先に行く』
ギーヴ『おやおや? つれないねェ…、銀仮面』
壁に追い詰められた…、と見せかけての逆転劇!
■そうしよう♪
結果、銀仮面を戦闘不能に追い込んだギーヴは、彼が残した五人を瞬殺する。
その剣技、実戦慣れした鮮やかさ!
結果、銀仮面を戦闘不能に追い込んだギーヴは、彼が残した五人を瞬殺する。
その剣技、実戦慣れした鮮やかさ!
良し。混乱に紛れて財宝の一部を頂戴しよう、ついでに美人もいたら頂戴しよう。そうしよう♪
実戦慣れした彼は、火事場泥棒を決め込もうと決め
こっそりと場を離れる。
こっそりと場を離れる。
だが『王族用通路』は、いまや敵兵で満ち満ちる無残な有り様――――。
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勇士サーム、無残に雑兵に殺されるのが一層に辛い。
万騎長サーム『王宮から火が…! まさか!?』
『―――カーラーン! 寝返ったとの話は、本当だったのかッ!』
勇士サーム、無残に雑兵に殺されるのが一層に辛い。
■騎士、落日を走る
やがて、予期せぬ『内側からの攻撃』に晒された王宮は、火を放たれ燃え落ちてゆき
護ろうとしたサーム、ガルシャースフは戦死。
やがて、予期せぬ『内側からの攻撃』に晒された王宮は、火を放たれ燃え落ちてゆき
護ろうとしたサーム、ガルシャースフは戦死。
狗が人間の地位を云々するなど、片腹痛いッ!
頑固な男はカッコイイ!
が、銀仮面に言わせれば『仕える主を間違えた』という事か……。
が、銀仮面に言わせれば『仕える主を間違えた』という事か……。
誠実なサームも、頑固なガルシャースフも戦死。
中から攻め寄せた部隊は、捕縛された奴隷たちを煽って内側から開門、遂に落城する。
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直接制圧には加わらない銀仮面、ってか彼ってシリーズだったの!?
単なる衣装なのか、同じ過去を持つのか?
ある者は 暗き暴威に暗躍し――――
直接制圧には加わらない銀仮面、ってか彼ってシリーズだったの!?
単なる衣装なのか、同じ過去を持つのか?
■“序章”閉幕
やがて、これで物語のプロローグはお終いです的なナレーションが入り、殿下たちも出陣。
王都陥落=カーラーンが動くと見て、迎撃に出る。
やがて、これで物語のプロローグはお終いです的なナレーションが入り、殿下たちも出陣。
王都陥落=カーラーンが動くと見て、迎撃に出る。
無数の思惑が渦巻き、運命の歯車は、回り始めた―――――。
OPとEDを見るに、ギーヴたち二人の合流で
また物語が動くっぽいですが…?
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金田一少年の事件簿の作者、さとうふみや先生。『幸福の科学』入信でも知られる女性作家さん。
また物語が動くっぽいですが…?
予告『異教徒の王妃を遇するのであれば、残酷な刑死あるのみのはずであった』
金田一少年の事件簿の作者、さとうふみや先生。『幸福の科学』入信でも知られる女性作家さん。
■交易路の陥落
さて、友好国“ペシャワール”の存在とED,砂漠を渡って友邦を頼る展開でしょうか?
やはり王国は陥落してしまいました。
さて、友好国“ペシャワール”の存在とED,砂漠を渡って友邦を頼る展開でしょうか?
やはり王国は陥落してしまいました。
が、交易の要衝が『他の宗教を一切認めない、ガチガチの一神教に占拠』たぁとんでもない……。
状況的に、パルスを『道』に通商していた文化圏には大問題ですから
とりあえず手は借りられそう。
さて?
とりあえず手は借りられそう。
さて?
次回、第七章「美女たちと野獣たち」
亡国といえばだ…。
亡国といえばだ…。