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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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SHIROBAKO ♯22「ノアは下着です」感想。サブタイ回収秀逸! 掴めチャンス、またまたやりやがったな茶沢ァ!?

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最後の最後でハリケーン到来! チャンスに向かい、一歩踏み出す第22話!

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 冒頭、食事シーンって難しいと振りつつ、あっちもこっちも飲み食いしまくった暴風雨前夜回!
 平岡の「挫折した過去」のすぐ後に、杉江さんと絵麻を挟んできたのも
 先輩に恵まれる幸せが際立ってましたね。

 僕は才能っていうのは、まずチャンスを掴める握力と、失敗から学べる冷静さだと思う――――。

謎の躍動感!
 杉江さんの言葉は説得力があって渋いし、サブタイ回収の躍動感で爆笑するしかないし!
 久乃木ちゃんのキャラ、ここで爆発しおったわ!
 監督もノリノリじゃないの!

 そして地獄の「リテイク」開始ですが、いや変な話、今こそずかちゃんの出番ですね! ですよね!?

社長『第三飛行少女隊も後八本、最終話に向かってェ、ロック・オン!』

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 狙い撃つぜ!もう「5話放映の2週前」ですよ!

挑戦する若者たち
 十月も半ば、最終話13話の作画監督補佐に絵麻が抜擢され
 本人も熟慮に末に了解、先輩である彼女が頑張る姿に、久乃木も頑張って巣立ちを始める。

 平岡もタローに飲みにつき合わされ、新人時代の夢を思い返していた。

 武蔵ニは、明らかに無理がある最終盤スケジュールに戦々恐々しつつも、アフレコの全工程を終了。
 後は「作る」だけとなった時、原作者からの怒号が鳴り響く。

 完全オリジナルで作った最終話、これをゼロからやり直せと原作者が言い出したのだ。

 次回、♯23「続・ちゃぶだい返し」

井口『にしても、監督にこんなリリカルなところがあるなんて、知らなかったなァ?』

監督『ふぇ? それって褒めてるの?』

井口『ですよぉ、珍しく褒めてます♪』

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 リリカル、ザクッといえば「少女チックなところがあるんだなぁ?」

指名バッター・絵麻!
 ご存知、キッツキツの日程の中で、監督は最終話450カットを提示する鬼畜プレイを敢行(通常300強)。
 作監のチェックも、井口とゴス様が組んでも370が精一杯―――。

 絵麻っちだって良いですよ? えくそだすっから一年、むっちゃ上手くなったっしょ!

 語尾に「ショ」が付く先輩は良キャラ。
 井口さん、絵麻っちを抜擢!

 しかし絵麻は「原画歴三年」の若輩ゆえ、監督は難色を示すが――――。

井口『三女四話、ありあが梅干食べるシーン、唸ったもんっ!』

監督『まぁねぇ、キャラが食事するシーンって難しいからねぇ』

井口『アレで、ありあの“不器用系いじらしキャラ”伝わった感あるよね♪』

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 特に、あおいとみどり全力でサポートした「うめぼし作画」が大ウケだった模様。
 頑張った甲斐があったね!

 また、この時の台詞「食事するシーンって難しい」を意識してか、今週はとにかく飲み食いが多い!

 監督もからあげサンド食べてないで!

絵麻『作監補佐!?』

あおい『良かったねぇ、絵麻♪』

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 さっそく食べてるし!

臆病
 原画三年で「作画監督補佐」という、役職付きに抜擢される絵麻。
 でも、願ってもないチャンスに彼女は怯える。

 迷惑かけちゃったら…、自信、ないな――――。最終話で変な風になっちゃったら………

 大抜擢に萎縮してしまう絵麻。
 当然ですし、よく考えて!と留めるあおいさん優秀!

 それに、既に人材はギリギリの状態で、絵麻が断れば後が無いのも確かという。

宮森『瀬川さんのお気持ちもあると思いますが……』

瀬川『それって、次、何かあったら宮森さんが責任取ってくれるって事?』

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 瀬川さん名物圧迫祭り。そして。

クリエイターの「名刺」
 続いて、平岡に担当制作を続けさせて欲しいと瀬川に頼み込み、なんとかOKを貰う。
 厳しい日程の中、高いクオリティを約束させられたが―――?

 覚えておいて、クリエイターは、関わった作品一本一本が名刺代わり。流して描く作品なんて無いって事。

 瀬川さんのクオリティへのこだわりは、今後に繋がるから
 監督だって、ぷるてんで干されてますしね。

 瀬川さん厳しいだけに、チラッと胸襟を開いて話してくれると、言葉が重いわ。

みどり『アフレコ台本発注用の、絵コンテを作ってるとこッス♪』

『音響さんに関係ない説明は削って、必要な情報を書き足したりとか』

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 なるほど……、でも最近はあまりやってないらしい。手間かかるしねぇ。

仕事から見えるもの
 その頃、みどりは「アフレコ向け絵コンテ」の制作を任され、脚本家へのノウハウを吸収。
 また、実際に携わる手ごたえが嬉しいと笑っていた。

 何言ってんスか絵麻先輩、怖いのは脚本家になれない事ッス!

 重要な仕事を任される恐れ。
 それよりも、夢を目指せなくなるのが怖い

 元々、一番「夢」への手がかりが無くて燻っていたとはいえ、すごい熱意だわ……。

タロー『行こうぜ大ちゃァん♪ 俺の行きつけの店いっちゃう? ちゃ~う♪』

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 なんだかんだで、飲みに付き合っちゃう平岡。

「信用」のお話
 その後、早上がりした平岡を強引に付き合わせ、タローが飲み屋に連れて行くのだが
 見守るエリカ様、視線の優しいこと―――。

 でも、(失った信用も)絶対元に戻せないってワケじゃないですからっ!

 平岡を下させないで欲しい
 と、頼んだ手前、瀬川さんの回答を気にしていたエリカさん。

 ホント、あおいがデスクとして優秀すぎる――――、ものの現場に不満が無いってワケでもない。

堂本 知恵美(動画検査)『あいつ、平岡やタローみたいになるのかなぁ……』

新川 奈緒(色指定・検査)『それは全力で阻止しようよっ!』

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 メガネさんが新川さん、メガネじゃないのが中学生の子持ちの堂本さん。

最後の晩餐
 一方、ベテランコンビも修羅場前・最後の晩餐と洒落込んでいたが……、って中学の子持ち!?
 酔うにつれ、制作への不満がボンッボンと飛び出す!

 あおい嬢によるラスト二本のスケジュール、あれは夢ね。夢で悪けりゃ願望?

 制作としての、あおいは「頑張ってる」と評価。
 けど、デスクとしては……。

 堂本さんのツテで、補助を確保できそうですが、やっぱりスケジュールは完遂不可能レベルらしい。

アイドル声優『<私、旅行が好きなんですけど、予定が立てられなくって~>』

しずか『じゃあ、代わったげようか……』

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 割とオシャレだったずかちゃんによる、かなり衝撃的な一人飲みシーン……。

代われよオラァ!
 そして、レギュラー四本も持ってる「女子高生アイドル声優」のインタビューを
 独り、暗い部屋で飲みつつツッコむしずか。

 これは凹む(視聴者も)

 なんなんですか、この持てる者と持たざる者の構図は!?
 残酷にも程がある!

 ずかちゃん毎日働きづめで、舞台や着ぐるみもやってそれでも売れないのに……。

平岡『お前、いつも楽しそうだよな……』

タロー『俺は楽しくない、むしろ辛い!』

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 ベテラン組が屋台おでん、タローの行きつけは「ラーメンチェーン内の居酒屋メニュー」とかいう対比。

レッツゴータロー!
 一方、酔い始めた平岡はポロッと言葉を洩らし、ベロンベロンのタローが食いつく。
 いやまったく、その通りです。

 何故なら、野望に向かって一歩一歩進んでいるところだから……!

 意外やマトモな答え?
 やっぱり、監督になる野望は捨ててない!

 初期なら鬱陶しかっただけでしょうけど、最近だと、大成しそうにも見えてしまうタローさん。

平岡『何になりてぇとか、そんなのとっくに捨てたよ……!』

タロー『? とっくにって事は、前はあったの?』

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 そりゃあ熱意も冷めるよ……。

熱意の空回り
 酔った勢いで洩らした平岡の過去は、新人が熱意を持って取り組んで、ベテランにあしらわれて終わった
 無責任な上司とクリエイターの間で奔走し、すりつぶされた物語。

 クソみたいなところだったよ……、なのに俺一人、間に入って、さんざん調整して――――。

 あおいと正反対……。
 熱意に反し、散々に「クオリティなんていらない」と投げつけられた。

 実際、A―1 Picturesの制作進行さんが1ヶ月に600時間働いて鬱病、自殺されたなんてありましたし……。

平岡『バカか、俺は……』

タロー『大ちゃんはバカじゃないよ……』

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 タローの涙、絵は完全にギャグなのに、何故かすごくグッときました。ホント良いシーンだった。

がんばったね
 熱意があった頃の自分を責める平岡に、思わず涙し、酔っ払いのテンションで大騒ぎするタロー
 でも、照れたように苦笑する大ちゃんが素敵だった!

 ひょーしょーじょー! 平岡だいすけ殿、貴殿の努力に敬意を表しまして、私高梨タローが表彰いたしますっ!

 実際、めちゃめちゃブラックだとされるアニメ業界。
 その表現を一身に背負った平岡。

 頑張ったねというエールに照れる平岡、平岡がんばれ超がんばれ。

美沙『すごい、ウチとやっぱ全然ちがうっ!』

あおい『そうかなぁ?』

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 二人ともー! 後ろ後ろー!!

CGもアニメなんですね!
 同じ頃、「うりぼう」のCGが上手くいかなかった美沙は、アドバイスを得るべく武蔵ニを訪問。
 見た目の改善でなく、“動き”を誇張し表現する技法を学ぶ。

 目の前が、ぱぁっと開けた気がしますっ!

 確かに、CGで、動きが整然としすぎておかしい例ってありましたものね。
 見ることに“快感”を与える動画、か。

 ここ二週、美沙ちゃんが可愛すぎてヤバい!変な話!

タロー『大ちゃん、もう一軒行くよ、宮森あおい打倒計画だっ!』

平岡『小せぇよっ! 俺の野望はなぁ―――』

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 アニメで初めてカンヌで国際批評家連盟賞を取るつもりだったんだよ! …バーカ! 俺のバーーーカッ!

俺のバーカ!
 ホントに、もうバーカ! でも取ろうと思わなけりゃ何だって取れませんっての!
 平岡、ホントに熱い奴だったんだなぁチキショウ!

 帰る、ケメコが来るから……

 そして野良猫に優しい平岡。
 チキショウ、タローや監督といい、問題児ほどかえって良キャラになる構成って最高じゃないですか!

しずか『なんでだよぅ……』

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 そして徹頭徹尾に良い娘なずかちゃんも、ホント報われて欲しいわ……。
 なにこの切ない構図。

 ズルい事を言えば
 彼女の場合、「潔癖」すぎる。
 それこそ前回のアレでコネを作ったり、声優の先生のコネを頼る姿勢も必要なんでしょうけれど。

絵麻『やっぱり、まだ作監なんて無理…』

杉江『―――受けたほうが良い』

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 翌日、平岡が見違えるほどコミュニケーションとってたのも見所。

チャンスと失敗と
 翌日、リテイク要請に自信を失い、絵麻は「作監補」を辞退しようとするのだが
 これを留めたのは、隣に居た杉江さんだった。

 僕は才能っていうのは、まずチャンスを掴める握力と、失敗から学べる冷静さだと思う――――。

 今が、絵麻の頑張りどころだと激励する杉江
 その声に応える絵麻!

 挑戦心と、失敗した時に分析できる冷静さ、杉江さんの言葉がまたいい!

井口『やんないと、解んない事もあるから?』

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 井口さんもまた、作画監督をすることで、原画マンとしてもレベルアップできると語る。
 出来上がった作画を通しで見て、「直す」仕事。

 だからこそ、どんな絵を描いちゃダメなのかというのも、深く理解できるのだ。

 カット単位でなくシーン全体
 シーン全体から、やがて話数全体で「必要となる絵」が見えてくる

 それは難しくて怖くて、だからこそ楽しい、と。

杉江『これは……、僕には描けないなぁ』

『安原さんにしか描けない絵だ―――、良いね』

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 やがて杉江さんから最高の賛辞を貰う絵麻、ホント、良い笑顔だった。
 そして良い先輩たちだわ!

木下監督(回想)『あ、あと……、出来れば次は一人で来てね?』

久乃木『……う!』

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 謎の緊迫感、からの躍動感ッ!

「はい、それは下着です!」
 その頑張りを見ていた後輩・久乃木愛ちゃんも頑張った!めっちゃ勇気を出した!
 監督他二名、ゴールデントリオも息を飲む!

 これは……、これは下着、ですか!

 謎の躍動感!
 もう、こんなの笑うしかないじゃないか!

 監督・山田・円さんのトリオも、ホっント良い味出してましたわ! なんで翻訳文風なの!?

絵麻『あのね、お母さん、私、アニメーターで食べていけると思う…』

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 そして、アニメーターで食べていけるのかと必死だった絵麻さんに、家族にプレゼントする余裕が。
 まだ「思う」だけど、きっと確信に変わる!
 ついに絵麻さん完結編か……。

 ここ最近は久乃木ちゃんと癒し要素担当になってましたが、良い最終回だった……。 

『これで、第三飛行少女隊、全13本の収録終了となります、お疲れ様でした』

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 新人声優の鈴木さんも、ホント良かった……。だがしかし!

怒れ原作、吹けよ嵐
 そして、懸念材料だった「鈴木さん」の成長譚を経て、アフレコ作業も感動のフィナーレ、感動だわ……。
 だが、そこに吹き荒れたのは原作者の怒り!

 え!? 野亀先生怒ってる!? 激怒り!? ―――最終話、絵コンテ全ボツぅ!?

 ってバッカじゃねぇの!?
 もう、アフレコ収録まで終わっちゃったんですよ!?

 しかし作中時間はまだ四話の放映前、原作の人は「まだ作業に入ってない」と思ってるのか!!

予告・タロー『あ、本田さん、また差し入れですか?』

『俺は良いですけど、ほどほどにしないと、監督また十キロ太ってますよ?』

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 十キロ太ったって、どないやねん!?
 
ラストバトル突入!
 うーむ、原作者の許可を“茶沢担当経由で”取って、オリジナル最終話という自爆フラグ。
 やっぱりやりやがったな茶沢ァ!
 いや変な話!

 だがそんな怒涛のラストにも負けない、インパクト溢れる話だった!超面白かった!

 しかし、声優さんはスケジュールがありますから、録り直しに全員集めるのは難しいはず。
 オーディション回で、スケジュール確保が大変
 って前振りしてますし。

 これはずかちゃんの出番が来るね! そうでなくても最終話近いし!!
 そして、予告の平岡に頼りがいを感じる…?

 次回、♯23「続・ちゃぶだい返し」

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 公式 http://shirobako-anime.com/




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