意外、あっさり脱出ッ! むしろ追い詰められたのは偽姫様の方じゃないか!
前回ラスト、伊奈帆達はどうやって脱出するんだろう?と思ったら、意外にあっさりした展開。
むしろ、もう人間関係の袋小路っぷりの方がヤバイ。
マジヤバイ。
自分のやっている事を軽蔑されようと、罵られようと、別に構わないと思っています――――。
■ダブル地雷!
マズゥールカ卿は勘付くし、姫様も思い出したし、レムリナ姫は核爆発寸前だし、どうすんの!?
何より、ここからどんな結末に持っていくのか!?
個人でなく戦争的な意味で!
マズゥールカ卿は勘付くし、姫様も思い出したし、レムリナ姫は核爆発寸前だし、どうすんの!?
何より、ここからどんな結末に持っていくのか!?
個人でなく戦争的な意味で!
■姫の衝撃
アセイラム姫は、「ザーツバルム城攻防戦」を始めとする記憶を、ショックで失っていた。
その隙に、伊奈帆を殺そうとしたスレインだったが
作戦は失敗に終わる。
アセイラム姫は、「ザーツバルム城攻防戦」を始めとする記憶を、ショックで失っていた。
その隙に、伊奈帆を殺そうとしたスレインだったが
作戦は失敗に終わる。
やがて地球軍は、数に任せた反攻作戦を立案し、スレインはその対策に忙殺された。
彼が不在の「揚陸城」では、偶発的にアセイラムは記憶を取り戻し
基地では、レムリナがアセイラム不在に気付く。
基地では、レムリナがアセイラム不在に気付く。
レムリナを政治的に必要とし、何よりアセイラムを護る為に戦うスレインの足場は、ここに崩れる……!?
■「奇跡」でも起こらぬ限り
開幕回想、アセイラムが医療カプセルに投じられた当時と、スレインの絶望が描かれる。
スレイン無罪、姫の回復は、本当に奇跡だった。
開幕回想、アセイラムが医療カプセルに投じられた当時と、スレインの絶望が描かれる。
スレイン無罪、姫の回復は、本当に奇跡だった。
すまぬ、スレイン。
二期の初期、スレインが落ち着き払っていたのは、十九ヶ月絶望しきった末だったのだ、と。
もう涙も枯れ果ててたのね……。
もう涙も枯れ果ててたのね……。
そして、髪を下ろした姿がセクシーですザーツ卿。
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むしろ、ユキ姉はよく頑張った。
鞠戸『マスタングリーダー! どうした界塚! 雷撃の足止めは!?』
ユキ姉『すみません! そちらに攻撃を集中するかのように、矛先を変えて!』
むしろ、ユキ姉はよく頑張った。
■標的は「オレンジ色」
前回ラスト、火星の「透明型」と交戦中に、伊奈帆達は「雷撃型」「詳細不明」の増援を受けた。
まず、弱点がハッキリした透明型を優先しようとしたが―――
前回ラスト、火星の「透明型」と交戦中に、伊奈帆達は「雷撃型」「詳細不明」の増援を受けた。
まず、弱点がハッキリした透明型を優先しようとしたが―――
囲まれた―――!
伊奈帆にも手は無く
明らかに、オレンジ色を優先している敵に、包囲される!
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おいおい! 敵の人型機をスケールアップしただけなのに、無茶し過ぎィ!
明らかに、オレンジ色を優先している敵に、包囲される!
鞠戸大尉『デューカリオン!?』
艦長『着陸し、全カタクラフトを回収する! ―――着陸するッ!』
おいおい! 敵の人型機をスケールアップしただけなのに、無茶し過ぎィ!
■突貫
しかしデューカリオンが強引に割り込み、戦艦クラスの巨体で敵機をブロック。
残存機を収容、撤退してしまう。
しかしデューカリオンが強引に割り込み、戦艦クラスの巨体で敵機をブロック。
残存機を収容、撤退してしまう。
クソッ! 透明の矢の攻撃で、放電索にダメージが!
三機がかりでの猛攻を受けたものの、物理的にデカくて攻めあぐねたのか、致命打は受けず。
各部を損傷しつつ、戦線離脱に成功する。
各部を損傷しつつ、戦線離脱に成功する。
初の火星連携戦闘でしたが、なんとも力押しな脱出で成功しちゃいましたね。
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また、三人組中最年長「ゼブリン卿」の愛機は、分身能力付きカタクラフトの模様。
どんな原理なんだ……。
詰城祐太朗『敵影12…、26…、どんどん増えてます!』
副長『分身能力!?』
また、三人組中最年長「ゼブリン卿」の愛機は、分身能力付きカタクラフトの模様。
どんな原理なんだ……。
もっとも、ゼブリン・ラフィア・オルガらは、OPに出ていないので、あまり活躍しなさそう。
ともかく脱出に成功!
あっさりと!
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バルークルス卿、すっかりダメなタイプの政治系キャラになっちゃって悲しい。
あっさりと!
バルークルス卿『それはなかなか難しいが……、便宜が図れるよう努力はする』
『それなりの見返りは、必要になると思うがな?』
バルークルス卿、すっかりダメなタイプの政治系キャラになっちゃって悲しい。
■マズゥールカ、宇宙へ
一方、単身「和平派」で動くマズゥールカ卿は、バル卿を頼ってスレインの麾下に。
アセイラムの正体を確かめるべく、謁見も申し出る。
一方、単身「和平派」で動くマズゥールカ卿は、バル卿を頼ってスレインの麾下に。
アセイラムの正体を確かめるべく、謁見も申し出る。
あまり野心を表に出すなよ? 足元をすくわれるぞ?
オイオイ、アセイラム様に忠誠誓って、出世する気か?と遠回しに釘を刺され
当惑するマッさん。
当惑するマッさん。
バルさんの忠告なのでしょうが、的を外しすぎててつらい。
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信頼するが為とはいえ、うっかり墓穴を掘ってしまうスレイン。
ハークライト『それから、バルークルス様よりご依頼の件ですが』
スレイン『かまわん、マズゥールカか? 姫に会いたいなら会わせればいい』
信頼するが為とはいえ、うっかり墓穴を掘ってしまうスレイン。
■覇王の墓穴
対して、伊奈帆を始末できなかったと悔しがるスレインは、らしからぬ雑な対応をとる。
信頼の現われだったが、結果的に墓穴を掘るスレイン。
対して、伊奈帆を始末できなかったと悔しがるスレインは、らしからぬ雑な対応をとる。
信頼の現われだったが、結果的に墓穴を掘るスレイン。
姫も喜んで、こちらの勢力を増やす役割を果たしてくれる。少なくとも、今は……!。
勢力の拡大。
そして、レムリナがいつ裏切るかと緊張するスレイン。
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艦のセンサーも代行するとか、さすがです伊奈帆さん!
そして、レムリナがいつ裏切るかと緊張するスレイン。
士官『ダメだ、応急で復旧できるレベルじゃない!』
ニーナ『そんな!? 暗視装置もやられてるし、有視界飛行じゃとても…』
艦のセンサーも代行するとか、さすがです伊奈帆さん!
■その後のデューカリオン
雷撃などで、センサー類の大半をヤられたデューカリオンは、人の目を頼りに操艦。
幸い、伊奈帆の「目」が代行してくれ、状況は解決する。
雷撃などで、センサー類の大半をヤられたデューカリオンは、人の目を頼りに操艦。
幸い、伊奈帆の「目」が代行してくれ、状況は解決する。
ここから先は、経験の方が物を言いそうだ……
いや、でも残ろうよ伊奈帆さん!
何があるか解らないし!
何があるか解らないし!
一段楽したからと、艦がタチの悪い気流に入ったのに帰る伊奈帆さん、マジぱない。
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護れよスレイン、この笑顔。
レムリナ『楽しみにしているのですよ? 新しい王国、あなたの故郷に行ける事も』
スレイン『故郷といえるような、安らげるところでも……』
護れよスレイン、この笑顔。
■安住の場所
そして、「王国建国」に尽力するレムリナの原動力、安らげる居場所が欲しい想いが描かれる。
元々、父の不倫で生まれ、身体も悪く不遇だったレムリナ姫。
そして、「王国建国」に尽力するレムリナの原動力、安らげる居場所が欲しい想いが描かれる。
元々、父の不倫で生まれ、身体も悪く不遇だったレムリナ姫。
スレイン、あなたと共にいられる場所が、私にとっては、どこよりも――――。
心を許したレムリナは、スレインの傍にいたいと語る。
が、スレインはそうではない。
が、スレインはそうではない。
■暗雲のデューカリオン
対し、伊奈帆も「メカ義眼」の副作用に悶え、艦長は上層部の無策に怒る。
地球軍・上層部は、物量を利した攻略戦を命じてきたのだ。
対し、伊奈帆も「メカ義眼」の副作用に悶え、艦長は上層部の無策に怒る。
地球軍・上層部は、物量を利した攻略戦を命じてきたのだ。
相手が、計画的に事を動かしているとすれば、こちらも物量で対抗するような安易な策では……。
これまで、物量戦で勝てた描写があったならともかく
あまりに安易な司令部。
あまりに安易な司令部。
上層部無能・一般兵が無力という描写が、すこし安易すぎるアルドノア・ゼロ。
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なにかと目をそらしたけど、姫様を幸せにしたい事だけは、真っ直ぐなスレイン。
アセイラム『体調はすっかり……、でも記憶は少しぼんやりしていて…』
スレイン『無理もありません、お目覚めになられたこと自体、奇跡なのです』
なにかと目をそらしたけど、姫様を幸せにしたい事だけは、真っ直ぐなスレイン。
■スレインの根源
わざわざ、アセイラムを、レムリナとは別の居城に匿いつつ、スレインは最悪の状況に備える。
目的は、ただ「アセイラムを幸せにする」事のみ。
わざわざ、アセイラムを、レムリナとは別の居城に匿いつつ、スレインは最悪の状況に備える。
目的は、ただ「アセイラムを幸せにする」事のみ。
自分のやっている事を軽蔑されようと、罵られようと、別に構わないと思っています――――。
レムリナが、自分を愛し、愛されたいのだと深く理解しつつ
それでも応えられないと明言するスレイン。
それでも応えられないと明言するスレイン。
酷い話ですが、スレインの戦う理由を改めて明言するワンシーン。それだけです、と。
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レムリナ様、またもボロを出すの図。
マズゥールカ卿『姫殿下も、同様な辛酸を味わわれたと……?』
偽アセイラム『―――地球人は、粗野な者ばかりでした』
レムリナ様、またもボロを出すの図。
■偽姫様とマズゥールカ
一方、スレインの力になろうと、「建国」を急ぐレムリナは、アセイラム役を代行。
部下になりたい、というマズゥールカと対面する
一方、スレインの力になろうと、「建国」を急ぐレムリナは、アセイラム役を代行。
部下になりたい、というマズゥールカと対面する
あのような者たちと、一度は和睦を考えた事もありましたが、愚かな事だったと、今は思います。
あなたも、地球で酷い目に遭いましたよね?とか言うマズさん。
これにはバルさんも苦笑い。
これにはバルさんも苦笑い。
偽姫様もしどろもどろで、一人、事情を知らず気を遣うバルークルス卿が妙に笑えます。
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ああ、義父・ザーツ卿は「揚陸城」を一期で失ったんでしたっけ。
レムリナ『スレインは、最近は、“城”にこもっている事が多すぎます!』
『だったら……、私が揚陸城に移りますッ!』
ああ、義父・ザーツ卿は「揚陸城」を一期で失ったんでしたっけ。
■レムリナの涙
どうやら、スレインは「マリルシャン卿から奪った揚陸城」に姫を隔離し、足しげく通っていた。
ザーツ卿の基地に留め置かれ、レムリナは泣き崩れる。
どうやら、スレインは「マリルシャン卿から奪った揚陸城」に姫を隔離し、足しげく通っていた。
ザーツ卿の基地に留め置かれ、レムリナは泣き崩れる。
いつになったら……、ねぇ、いつになったら――――。
ちゃんと、二人の姫を別々に隔離していたスレイン。
スレインは賢いな……。
スレインは賢いな……。
しかし、それが原因でレムリナ姫のストレスがクライマックス。いい加減かわいそうだ……。
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やはり、エデルリッゾに腹芸は無理。マジ無理。かわいいし。
マズ卿『とんだ失態、よもや船が故障するとは。お城が近くて助かりました』
『(トロイヤードは、この城と月面基地を必要以上に往復している……)』
やはり、エデルリッゾに腹芸は無理。マジ無理。かわいいし。
■界塚伊奈帆
しかし、マズ卿はその点に着目し、事故を装い、スレイン不在の「城」に踏み込む。
ハークライトも居らず、エデルリッゾが出迎え―――。
しかし、マズ卿はその点に着目し、事故を装い、スレイン不在の「城」に踏み込む。
ハークライトも居らず、エデルリッゾが出迎え―――。
本当に行った事はありませんか? 地球での事は知りませんか? 界塚伊奈帆という少年の事は?
偶然、ボロを出しまくったエデルリッゾに
マズさんトドメの一撃!
マズさんトドメの一撃!
クリティカル! エデルリッゾは、「伊奈帆の届け物」を受け取ってしまった!
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姫様姉妹、ダブルショック!
レムリナ『お姉さま……、ねぇ…、いつになったら……』
『いつになったら、解放してくださるの……? あの人の…、気持ちを……』
姫様姉妹、ダブルショック!
■当人不在の核地雷
結果、かつて「スレインがくれたペンダント」に、アセイラムは全ての記憶を取り戻し
憔悴したレムリナも、面会謝絶の禁を破ってしまう。
結果、かつて「スレインがくれたペンダント」に、アセイラムは全ての記憶を取り戻し
憔悴したレムリナも、面会謝絶の禁を破ってしまう。
私……、私は……!?
アセイラムは、一期ラストでの悲劇を全て思い出し
レムリナは「姉の不在」に気付く。
レムリナは「姉の不在」に気付く。
■綱渡り人生スレイン、綱から落ちる…?
腹黒そうで、アセイラムの為に涙したり、スレインを深く愛していたり、正反対に感情的だった偽姫様。
互いに利害関係、ビジネスパートナーと思って婚約したはずが
グダグダになっちゃったケースっぽい。
腹黒そうで、アセイラムの為に涙したり、スレインを深く愛していたり、正反対に感情的だった偽姫様。
互いに利害関係、ビジネスパートナーと思って婚約したはずが
グダグダになっちゃったケースっぽい。
そしてレムリナは、現在の火星軍が「望む姫さま像」である、のも確かなんですよね。
火星軍は戦争して地球を奪いたい
対し、本物のアセイラムは、むしろ彼らに反発される思想です。
対し、本物のアセイラムは、むしろ彼らに反発される思想です。
現状、偽者は政治的に欠かせないし、スレインにとっては、本物こそ唯一無二の価値がある。
そして二人の姫に、まさに決定的な不信感が――――
スレイン地獄の直滑降!
そして二人の姫に、まさに決定的な不信感が――――
スレイン地獄の直滑降!
そこに地球人であるスレインが、地球と和平しようぜ!って言っても、百パー無理じゃないですか。
前期、無力だけど姫様の意思を守りたいってやってたら
散々な目に遭ってますし
仕方ない。
散々な目に遭ってますし
仕方ない。
そこは仕方ない、と私は思うんですよ。いやホントに。あと最近レムリナ姫が可愛いと思うんですよ。
■関連感想記事
第13話「眠れる月の少女 -This Side of Paradise-」
第14話「異星の隣人たち -The Beautiful and Damned-」
第15話「旋転する罠 -Toll for the Brave-」
第16話「熱砂の進撃 -Soldiers' Pay-」
第17話「謀略の夜明け -The Turning Wheel-」
第18話「深い森を抜けて -The Rose and the Ring-」
第19話「楽園の瑕 -Here to There-」
ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 1期 放映終了、感想リンクまとめ
第15話追記 スレインの行為は「姫の夢」と反している?
第13話「眠れる月の少女 -This Side of Paradise-」
第14話「異星の隣人たち -The Beautiful and Damned-」
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第16話「熱砂の進撃 -Soldiers' Pay-」
第17話「謀略の夜明け -The Turning Wheel-」
第18話「深い森を抜けて -The Rose and the Ring-」
第19話「楽園の瑕 -Here to There-」
第15話追記 スレインの行為は「姫の夢」と反している?