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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ログ・ホライズン 2期 第20話「バースデイ・ソング」感想。死なない者たちの苦痛に、五十鈴は歌う!

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五十鈴、渾身の「ふざけんな!」。“43番目の歌”で、システムを越えろ!

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 結果的に、旅の目標だった「ワイバーン」を大量に倒し、ミナミも撤退、“締め”に入りつつある旅路編。
 友達であるにゃん太を傷つけぬ為に、敢えて刀を取るカズさんカッコいい!
 が、歌を巡る「解決」がイマイチ解らない……?

 ふざけんなッ! ――――私、43番目の歌を響かせたい! 私の作った歌を、この世界で、初めて!

バースデイ・ソング
 良い歌でした、が、それが“世界”に影響を及ぼしたのかはまだ不明。
 大地人が、自ら歌えるようになっていれば
 成功なのでしょうか……?

 ともあれ、「この世界」に絶望した大人たちに、ふざけんな!って叫ぶ五十鈴、男前だった!

ロンダーク『元々貰っちゃいないんだもんな、この世界の“説明書”なんて?』

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 マニュアルマン、ロンダーク!

この世界
 元々、この世界に好きで来たわけじゃない、という思いが人一倍強いロンダーク達は
 この世界を否定し、大地人への迷惑を省みず大暴れする。

 一方、「死」に深い興味を抱く大地人ミズファは、死んでも蘇生する冒険者に、羨望入り混じる憎悪を向けた

 だが、トウヤ達への返礼に「濡羽」は作戦中止を命令
 そして五十鈴は、「この世界」はゲームなんかじゃないと強く思い抱く彼女は、渾身で歌った。

 この歌が、大地人にとって「43番目の歌」になるように――――。

 次回、第21話「ひばりたちの羽ばたき」

にゃん太『ロンダーク! お前は、この世界に戦乱をバラまく気なのかニャ!』

ロンダーク『そんなつもりはまるで無い……!』

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 一期四話で、「この世界はゲームだ」と大暴れしていたデミクァスさんの相棒、再び。

自暴自棄の魔術師
 にゃん太は、「装甲列車」が戦乱をばら撒くと見て、その阻止に立ちはだかった。
 対するロンダークは、そんな「結果」になど興味がなかった。

 だまれ偽善者! 俺は……、俺はこの世界に“招かれて”無いんだよッ!

 そりゃそうだ。
 彼は「身勝手な誰か」に巻き込まれ、イヤイヤこの世界にいるだけなのだから。

ロンダーク『この世界は、俺の意思とは関係なく、俺に勝手な事をしようとした』

『だから、俺もこの世界に“勝手な事”をしてやるッ!』

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 ロンさんの、畳み掛ける暴論

暴論で正論
 彼も、この世界に巻き込まれて、脱出も叶わず、怒りをどこかにぶつけたくて堪らなかった。
 その捨て鉢なに怒りに、にゃん太は思わず立ちすくむ。

 他にあるなら教えてくれよ…、こんな世界に、勝手にもてあそばれたままで、良いっていうのかよ!

 ロンさんも悩んでたのか……。
 以前、アキバはむしろ「楽しむ」空気を作ったけど、ミナミは切実なんですな……。

にゃん太『―――それは、全ての人がそうなのニャ……!』

『世界に産み落とされる時、同意を求められる者は、いないニャ!』

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 班長が人格者過ぎて辛い。

どんな世界でも
 対し、赤ん坊だった時を考えてみろ、産み落とされるか否か、誰も選択なんか出来ないと班長は諭す。
 誰だって、状況に対応していかねばならないのだ。

 それだけか? 俺に説教は出来ても、お前たちは所詮、俺を“追放する”事はできないだからなぁ……

 だが言葉ではロンダークは止まらない。
 いい加減、「この世界」から抜け出してたくて、彼もうんざりしていたのだ。

ロンダーク『ここには“死”なんて無いんだからな……』

『できるものならやってくれよ、俺を終わらせてくれッ!』

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 聞いていて、もうホント、死にたくてたまらないって伝わるくらい絶望したロンダーク
 その言葉に応えた「ミズファ」は、唐突に彼を処刑する。

 冒険者ってのはサイコーだねぇ♪ 殺し放題、殺され放題ってワケだ!

 車輪に放り込んでデッドエンド!
 エグい!

にゃん太『何故……、殺したニャ…!』

ミズファ『黙って貰っただけさ、どうせ部屋を移動する程度の感覚なんだろ?』

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 身近に、死なない人間が実在する興味と、羨望なんでしょうか?

剣と殺意
 討伐将軍「ミズファ」は、ありていに言って殺し合いが大好きな、戦闘狂の大地人だった。
 だからこそ、死なない冒険者を目の敵とする。

 あたしは、あたしの命を燃やすのさ! 戦というアルコールでね! 踊りなよ不死者<アンデッド>!

 ミズファ強い!
 班長が、「大地人だから」手加減してるのもあって強い!

 彼女の話を聞いてると、ホント冒険者って異常!ミズファも異常だけど!

ミズファ『強いねぇ――――、だけど、剣に殺意が無いよッ!』

にゃん太『それが自慢なのかニャ! 殺意がある事がッ!』

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 以前と変わらぬレベル、「冒険者」として、現状最高レベルを誇るカズ彦

旧友
 彼女の言動に、「自他の、大地人の命をないがしろにする姿」にキレた班長は
 遂に、彼女を殺す気で剣を振るってしまい―――

 カズ彦ち!

 同じ「茶会」に属した友、カズ彦に凶刃を止められる――――

濡羽『何なのでしょうね、ちょっかいかけてみようというだけだったのに……』

『―――胸に、しっかり刃を秘めている…』

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 いや、トウヤは特別だと思いますよ!?

濡羽のきまぐれ
 一方、トウヤの言葉に感じ入った濡羽は、彼らの為に「作戦」の中止とモンスター駆除を命じる。
 元々彼女は、この作戦に何の興味も無かったのだから。

 これはただの気まぐれ……、贈り物ではありません……、早く…、濡羽はシロ様の声を聞きたいです……。

 謎の女、周囲を振りまわして帰る
 付き合わされるほうは堪ったものではありませんが、相手はミズファだから、まあオッケー!

にゃん太『そこをどくニャ、カズ彦ち! 正さねばならない事があるニャ!』

カズ彦『どく訳にはいかねえなあ……』

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 ミズファと班長、夕日の激闘が熱過ぎる! 作画すげぇ!

「赤き夜」の真意
 カズ彦が、ミズファの凶行を支持していると誤解したにゃん太は、彼と言葉を交える。
 が、焦れたミズファが介入、激しく刃を交わらせるが―――

 赤き夜作戦は既に成っている、だから、アンタら冒険者はこの世界の主役になれないのさッ!

 この世界の、絶対的多数である「大地人」
 彼らを怪物化して、兵力化する実験。

 その成功は、「数の暴力」で冒険者を越える戦力を生みだしうると実証した、と言っていいかもしれません。

ミズファ『アンタらは強いねえ、けどアンタらの優しさがアンタらを殺す』

『助けたい、その気持ちが大地人を殺すのさ!』

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 ミズファは、にゃん太が「手加減している」と悟った上で、手加減しちゃ自分は止められない
 お前が自分を殺さなけりゃ、他の大地人が死ぬぞ、と
 挑発する!

 狙いは一つ、ただ、ミズファ自身の首をはねさせる事のみ――――

カズ彦『濡羽からの命令さ。撤退だ、作戦は中断する』

『―――御託はいいんだよ!』

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 渋い、他に、手段が無い状況に追い込まれた男の渋さだわ……。

カズ彦の友情
 戦いは、カズ彦が割って入った事で水入りとなり、赤き夜作戦も中断が下った。
 班長もまた、そこに一欠けらの友情を感じる

 これがまだマシなんだ……、班長が大地人を殺さずに済む――――!

 班長とカズ彦、二人の直接対決は肩透かしな感じ。
 ですが、姿勢は明確ですね。

ロエ2『弟妹諸君、お姉ちゃんは、キミたちを見捨てない!』

『私の最初の友達が、この悲しみしか生まない場所に怒っているッ!』

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 ってコレ、かつて世界を滅ぼしかけた「六傾姫」ですじゃん!?第1期の第14話より!

私の歌
 ロエ2は「剣のお姫さま」を召喚、その圧倒的な戦闘力で、街をオーバーキル気味に護る!
 その援護を受けながら、五十鈴も考えて続けていた

 ルディがあたしを引き寄せてくれた、私の歌を、私にくれた……!

 才能が無いと、歌を諦めようとした
 けど、そんなの関係なかったと

 ルディと語り合ったことで、一生音楽を好きでいると、ようやく自分に納得したのだ。

トウヤ『絶対に、兄ちゃんを投げ出してなんか、やるもんか!』

シュンイチ『―――ここが“俺たちの死に場所”なんだ、黄泉への道を遮るな!』

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 忘れない きらきら キミと指きり 臆病なリュートも、今日は違うわ―――♪ 

ふざけんな!
 そして、「この世界」に、絶望しきった大人たちに五十鈴はキレる!
 この世界はルディ達の世界なんだ!

 ふざけんなッ! ――――私、43番目の歌を響かせたい! 私の作った歌を、この世界で、初めて!

 この世界で、五十鈴は沢山の出会いをし、仲間たちと歩み、沢山の事を学んだ
 この素敵な世界を、ゲームだと切り捨てないで!

 黄泉<死の世界>だと呼んだ男たちに、この世界を響かせたくて、五十鈴は渾身で歌い続けた。

予告『シロエ宛の手紙を託すロエ2、アキバに新たな脅威が迫っていた――』

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 スライムさんのレギュラーっぷりは異常。

そうだWonderfulWonderWorldWorld*
 とにかく、「ふざけんな!」って男前な叫び、大切に思っている「この世界」を否定されて
 ガチでキれた五十鈴さんの、渾身の叫びと歌が炸裂した!
 そんな第20話!

 現実を大切に思い焦るあまり、この世界を否定する大人たちに叫び、歌う五十鈴!

 その歌は、「43番目の歌」になれたのでしょうか?
 なっているといいなぁ……。

 次回、第21話「ひばりたちの羽ばたき」





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