いよいよ「開門都市」へ迫る聖鍵遠征軍、そういや「聖なる鍵」って名前にも意味があるのでしょうか?
本世界観、人類史上最大の軍勢で、魔族との全面戦争に挑む中
相変わらず「司教」の思惑は見えず……?
本世界観、人類史上最大の軍勢で、魔族との全面戦争に挑む中
相変わらず「司教」の思惑は見えず……?
勇者は「勇者」として聖鍵軍に、まおーは「魔王」として魔界に戻り、どうなってしまうのでしょうか?
■「街を焼かれる」悲しさ
そんな中、重要な軍事拠点と見られているけれど、彼ら自身には戦う力なんてない開門都市。
このまま蹂躙されてしまうのか、或いは、人間軍は理性を見せるのか……?
そんな中、重要な軍事拠点と見られているけれど、彼ら自身には戦う力なんてない開門都市。
このまま蹂躙されてしまうのか、或いは、人間軍は理性を見せるのか……?
■激突前夜
もう、穏やかな時は残り少ないと察した女騎士は勇気を振り絞るが
それも空しく勇者は旅立つ。
もう、穏やかな時は残り少ないと察した女騎士は勇気を振り絞るが
それも空しく勇者は旅立つ。
図書館族となった女魔法使い曰く、勇者と魔王が戦わない事で、何らかの綻びがおきつつあるらしい。
人間側のそれは、「聖鍵遠征軍」という巨大な軍となって押し寄せ
魔界軍も対応を急がされる。
魔界軍も対応を急がされる。
事ここに至り、それぞれの考えを以って、勇者と魔王はそれぞれの立場に立ち返り、両軍に立つ。
![イメージ 10]()
積極攻勢に出た女騎士、背中を流すという物理的攻撃に打って出るのだが……。
勇者に助けて欲しくて、勇者を好きになったわけじゃない
積極攻勢に出た女騎士、背中を流すという物理的攻撃に打って出るのだが……。
■最後のインターミッション
今巻、どうも最後の「日常回」って雰囲気があって、女騎士が告白&誘いをかける描写もありましたが
やっぱり怒涛の戦争展開に突入し、置いてきぼりになるオチに。
悲しい、でも―――。
今巻、どうも最後の「日常回」って雰囲気があって、女騎士が告白&誘いをかける描写もありましたが
やっぱり怒涛の戦争展開に突入し、置いてきぼりになるオチに。
悲しい、でも―――。
勇者の鈍感さは、怪物的な強さゆえに嫌われてきた経験、嫌われるかもしれない恐れゆえ。
そんな彼の迷いを消し飛ばす女騎士!
これには勇者もドキドキだ! いやあ、実に良い精神攻撃でしたね!(褒め言葉)。
![イメージ 9]()
みんなの頭を悩ます「聖鍵遠征軍」に、メイド長、殺っちまえばいいじゃん発言。
モンスターだから、めちゃくちゃ強いんですよね……。
これには勇者もドキドキだ! いやあ、実に良い精神攻撃でしたね!(褒め言葉)。
メイド長、ファンタジー要素全開の発言をする
みんなの頭を悩ます「聖鍵遠征軍」に、メイド長、殺っちまえばいいじゃん発言。
モンスターだから、めちゃくちゃ強いんですよね……。
近代的な軍隊に対し、個人の桁違いの強さという「ファンタジー」を持ちこむメイド長ステキ!
まあ魔王様に却下されましたが
実際、仮にやろうとしたら「聖鍵軍側のファンタジー要員」に、ヒデー目に遭わされるんでしょうね。
実際、仮にやろうとしたら「聖鍵軍側のファンタジー要員」に、ヒデー目に遭わされるんでしょうね。
■「答え」
本来、「勇者と魔王が殺しあう事で、世界を安定させてきた」というシステムを知った女魔法使い。
ぶっちゃけ、二人が仲良くなったのが原因で世界滅びそう
まじ困るってなお話。
本来、「勇者と魔王が殺しあう事で、世界を安定させてきた」というシステムを知った女魔法使い。
ぶっちゃけ、二人が仲良くなったのが原因で世界滅びそう
まじ困るってなお話。
その「理屈」を為す存在、システムをなんとかするのが鍵なのでしょうけれども……?
台詞自体も良いですよね。
問いには答えがある、けれど人によって状況は違うから、「答え」も人によって違うかもしれない。
![イメージ 7]()
停戦協定の意味、なるほど、言われれば大切な要素です。
問いには答えがある、けれど人によって状況は違うから、「答え」も人によって違うかもしれない。
停戦協定を試みるのは、「本当はやめたい人」にチャンスを提供する為です
停戦協定の意味、なるほど、言われれば大切な要素です。
■「損耗率」の大きな変化
一方、独自のルートで「停戦協定」に赴くメイド姉は、この戦いの危険性を指摘。
急速な技術発展に対し、意識が追いついてない。
一方、独自のルートで「停戦協定」に赴くメイド姉は、この戦いの危険性を指摘。
急速な技術発展に対し、意識が追いついてない。
致死性の高いマスケットの銃により、「戦死者」が互いに一気に増加する。
今、人間軍は優位性に進めていますが
魔族側もマスケットを手にすれば、互いに一気に死傷者が増える。それも今回は「宗教戦争」ですし。
![イメージ 6]()
あと南部連合への「魔族大使」として新キャラが登場しましたが、すごく可憐!
いいぞもっとやれ!
魔族側もマスケットを手にすれば、互いに一気に死傷者が増える。それも今回は「宗教戦争」ですし。
可憐な新キャラ、「羽妖精侍女」登場!
あと南部連合への「魔族大使」として新キャラが登場しましたが、すごく可憐!
いいぞもっとやれ!
■混淆の街
どうも、「宗教都市」としての機能も含めて、聖鍵軍に狙われているらしい開門都市。
重要な場所で、でも、現地の人にとっちゃ純粋に愛する街。
他所の思惑なんぞ知ったことじゃない。
どうも、「宗教都市」としての機能も含めて、聖鍵軍に狙われているらしい開門都市。
重要な場所で、でも、現地の人にとっちゃ純粋に愛する街。
他所の思惑なんぞ知ったことじゃない。
護れるはずもない、でもこの街を捨てたくないと嘆く町人たち。さてどうなってしまうのか。
■収録
角川コミックス・エース「まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」、13巻」
原作:橙乃ままれ、画:石田あきら。月刊コンプエース連載作品。
2015年1月(前巻2014年10月)
角川コミックス・エース「まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」、13巻」
原作:橙乃ままれ、画:石田あきら。月刊コンプエース連載作品。
2015年1月(前巻2014年10月)
第41話「勇者に助けてほしくて勇者を好きになったわけじゃない」
第42話「答えは常にある(人によって同一とは限らないけれど)」
第43話「この街が…なんだかすごく大切で」
第42話「答えは常にある(人によって同一とは限らないけれど)」
第43話「この街が…なんだかすごく大切で」
■コラム
第39回……制裁的な関税の使い方
第40回……都市の成り立ちと、都市の建設計画
第41回……為替の利点と、その誕生
第39回……制裁的な関税の使い方
第40回……都市の成り立ちと、都市の建設計画
第41回……為替の利点と、その誕生
オマケ漫画&イラスト収録
カバー裏「おしえて!メイド長 その13」は「抜けメイドはご法度、抜けメイドには死あるのみ!」
カバー裏「おしえて!メイド長 その13」は「抜けメイドはご法度、抜けメイドには死あるのみ!」