Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

まおゆう魔王勇者 角川版 13巻[石田あきら]感想。勇者は勇者、魔王は魔王として。クライマックス、近づく!

$
0
0
 漫画『まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」』。作画:石田あきら。

女騎士、せっかく勇者とベッドを共にする寸前までいったのにぃ……。。。

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 1

※画像右下隅クリックで拡大。

 いよいよ「開門都市」へ迫る聖鍵遠征軍、そういや「聖なる鍵」って名前にも意味があるのでしょうか?
 本世界観、人類史上最大の軍勢で、魔族との全面戦争に挑む中
 相変わらず「司教」の思惑は見えず……?

 勇者は「勇者」として聖鍵軍に、まおーは「魔王」として魔界に戻り、どうなってしまうのでしょうか?

「街を焼かれる」悲しさ
 そんな中、重要な軍事拠点と見られているけれど、彼ら自身には戦う力なんてない開門都市。
 このまま蹂躙されてしまうのか、或いは、人間軍は理性を見せるのか……?

 彼らがどうなってしまうのか、次巻が本当に気になります。

主要キャラは、次々と「魔界」へと集ってゆくのですが……?

イメージ 11

 ぱふぱふっていたじいちゃんも、再び戦場へ。相変わらずお盛んである(色んな意味で)。

激突前夜
 もう、穏やかな時は残り少ないと察した女騎士は勇気を振り絞るが
 それも空しく勇者は旅立つ。

 図書館族となった女魔法使い曰く、勇者と魔王が戦わない事で、何らかの綻びがおきつつあるらしい。

 人間側のそれは、「聖鍵遠征軍」という巨大な軍となって押し寄せ
 魔界軍も対応を急がされる。

 事ここに至り、それぞれの考えを以って、勇者と魔王はそれぞれの立場に立ち返り、両軍に立つ

勇者に助けて欲しくて、勇者を好きになったわけじゃない

イメージ 10

 積極攻勢に出た女騎士、背中を流すという物理的攻撃に打って出るのだが……。

最後のインターミッション
 今巻、どうも最後の「日常回」って雰囲気があって、女騎士が告白&誘いをかける描写もありましたが
 やっぱり怒涛の戦争展開に突入し、置いてきぼりになるオチに。
 悲しい、でも―――。

 勇者の鈍感さは、怪物的な強さゆえに嫌われてきた経験、嫌われるかもしれない恐れゆえ。

 そんな彼の迷いを消し飛ばす女騎士!
 これには勇者もドキドキだ! いやあ、実に良い精神攻撃でしたね!(褒め言葉)。

メイド長、ファンタジー要素全開の発言をする

イメージ 9

 みんなの頭を悩ます「聖鍵遠征軍」に、メイド長、殺っちまえばいいじゃん発言。
 モンスターだから、めちゃくちゃ強いんですよね……。

 近代的な軍隊に対し、個人の桁違いの強さという「ファンタジー」を持ちこむメイド長ステキ!

 まあ魔王様に却下されましたが
 実際、仮にやろうとしたら「聖鍵軍側のファンタジー要員」に、ヒデー目に遭わされるんでしょうね

 連中、勇者を殺しかけたのはダテじゃない(多分)。

答えは常にある(人によって同一とは限らないけれど)

イメージ 8

 続く二話目の「タイトル台詞」は、女魔法使いのもの。

「答え」
 本来、「勇者と魔王が殺しあう事で、世界を安定させてきた」というシステムを知った女魔法使い。
 ぶっちゃけ、二人が仲良くなったのが原因で世界滅びそう
 まじ困るってなお話。

 その「理屈」を為す存在、システムをなんとかするのが鍵なのでしょうけれども……?

 台詞自体も良いですよね。
 問いには答えがある、けれど人によって状況は違うから、「答え」も人によって違うかもしれない

停戦協定を試みるのは、「本当はやめたい人」にチャンスを提供する為です

イメージ 7

 停戦協定の意味、なるほど、言われれば大切な要素です

「損耗率」の大きな変化
 一方、独自のルートで「停戦協定」に赴くメイド姉は、この戦いの危険性を指摘。
 急速な技術発展に対し、意識が追いついてない。

 致死性の高いマスケットの銃により、「戦死者」が互いに一気に増加する。

 今、人間軍は優位性に進めていますが
 魔族側もマスケットを手にすれば、互いに一気に死傷者が増える。それも今回は「宗教戦争」ですし。

可憐な新キャラ、「羽妖精侍女」登場!

イメージ 6

 あと南部連合への「魔族大使」として新キャラが登場しましたが、すごく可憐!
 いいぞもっとやれ!

 ホント、石田さんの描く妖精は可憐ですわー。

この街が…なんだかすごく大切で

イメージ 4

 開門都市のレギュラーキャラ、この子、こんなに活躍するキャラになるなんてなぁ…。

混淆の街
 どうも、「宗教都市」としての機能も含めて、聖鍵軍に狙われているらしい開門都市。
 重要な場所で、でも、現地の人にとっちゃ純粋に愛する街。
 他所の思惑なんぞ知ったことじゃない。

 護れるはずもない、でもこの街を捨てたくないと嘆く町人たち。さてどうなってしまうのか。

 せっかく発展させてきたのにねぇ……。

収録

イメージ 5

 ござるさんも魔界遠征でしょうか?少尉さんの切り替えし、ホントにステキでしたね。

■収録
 角川コミックス・エース「まおゆう魔王勇者「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」、13巻」
 原作:橙乃ままれ、画:石田あきら。月刊コンプエース連載作品。
 2015年1月(前巻2014年10月)

 第41話「勇者に助けてほしくて勇者を好きになったわけじゃない」
 第42話「答えは常にある(人によって同一とは限らないけれど)」
 第43話「この街が…なんだかすごく大切で」

■コラム
 第39回……制裁的な関税の使い方
 第40回……都市の成り立ちと、都市の建設計画
 第41回……為替の利点と、その誕生

 オマケ漫画&イラスト収録
 カバー裏「おしえて!メイド長 その13」は「抜けメイドはご法度、抜けメイドには死あるのみ!」



Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles