Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

SHIROBAKO ♯16「ちゃぶだい返し」感想。いや変な話、キャラデザを巡る大混乱でしたね! エンゼル体操!

$
0
0

原作者の“問い”を解き明かせ! まさかの「ゴスロリ様誕生秘話」収録!?

イメージ 12

イメージ 25

 いや変な話、視聴しててずっと“縦に押しつぶされるような”ミョーな圧迫感があった、ストレスフル回!
 だからこそ「回答」に到達した快感、Pコンビの華麗な連行っぷりとか
 〆のアリアの敬礼まで、最高の回でしたね!

 辛い時期の無い職業なんてありません。ですから後は、屈辱をバネにどれだけ自分が頑張れるかです…!

ゴスロリ様かっけぇ!
 何より、自分の苦さまで語って協力してくれたゴスロリ様が最高でした。
 あのヒトも、ちゃんと人の子だったんだなぁ……。

 でも制作期間は更に圧縮、後たった三ヶ月!?監督、予告でモンブラン食ってる場合じゃありませんぜ!?

提供画面、絵麻ちゃんinバッティングセンター……?

イメージ 18

 提供の時点で、視聴者を混乱させるスタイル。

足踏みの一ヶ月
 六月、放映まで四ヶ月を切ったところで、原作側から「キャラデザ修正」がかかった
 大混乱に陥る武蔵ニだったが、他の作業を先行して進め
 担当、井口がかかりきりで思案する。

 そんな彼女を見かねた先輩キャラデザ小笠原は、スタッフのサポート不足を指摘し、自らの精神論を語る。

 苦境批評非難にあって、なお自分自身を信じ、動じない強さを得た「経験」。
 その言葉と、適切なサポートで井口は難関を乗り越える。

 放映まで、後三ヶ月――――!

 次回、♯17「私どこにいるんでしょうか…」

宮森『落ちる!? まさか、一話目からでありますかっ!?』

イメージ 1

イメージ 2

 ちゃっかり、三女のコスプレになってるみゃーもりであった。

原作者リテイク
 原作側が、ちょうど漫画締め切りで面談できない中、その「リテイク要求」に現場は混乱する。
 何より、どう直せばいいか情報が足りないのだ。

 何か自分の絵と違います。何か可愛さが足りない。何か納得がいきません。

 これだからクリエイターって人種は!
 なんとも感性的な指摘。

 確かに、原作と比べると、どこか寂しげすぎる感じはある……?

平岡『原画は進めておいて、後から作監作業で直せばいいだろ』

『(作業)止めたら、三週間以内に原画をあげなきゃいけなくなる……』

イメージ 3

 作画監督一人に負担を押し付けるか、待って、作画全員で頑張るか、という困難な選択…。

教科書と「裏道」
 キャラデザ=キャラ作画が完全にストップしたことに対し
 平岡は「強引な手段」を提案するが、宮森は、“正しい道”を行くのだと乗り切る。

 ハイハイ、了解ですよデスク様。ちょっと出てきます……。

 しかし不穏。
 特に、彼の紹介で一話丸々、別の会社に制作委託した一件が、どうしても頭をよぎりますね。

監督『せっかく、コンテも調子にノッてたのになぁ……』

みどり『! ぷるんぷるん天国の再来ですかね?』

イメージ 4

 いま待てりーちゃん、空気読め。

ぷる天
 制作期間の短さは、スタッフのテンションで補っていたような制作現場。
 余波で、監督までテンションを落とす場面も。

 しかしりーちゃん、人の頭に、漬物石落とすような発言は勘弁してさしあげて!

原作者『可愛いと幼いは違います、描き直してください』

イメージ 5

イメージ 6

 確かに「幼くなった」し、原作絵に近付いた気もしますが……?

キャラデザ五里霧中
 井口さんは幾度も修正を繰り返すが、作者からの反応はどんどん悪くなっていきます。
 つまり、どんどん時間が押していくワケで……
 ああああああああ。。。。

 どんどん悪くなります、自分の書いたものを良いと思ってるんでしょうか? この人で良いんでしょうか?

 作者さん、鬼か!?
 ただ、根底にあるのは「イメージを共有し切れてない」という問題。

 前回の話、監督がさんざんイメージ共有を訴えましたが、アレ、本当に大事なんですねぇ……。いや変な話。

宮森『―――すいません、井口さんばかりに負担をかけてしまって……』

井口『待たせてゴメンね…、もう、どう直していいか、解んなくなっちゃって…』

イメージ 7

 頑張ったは他人が送るべき声援、“頑張る”は自分が奮起する為の言葉。

「頑張るにゃ!」
 早一週間、既にオンエアまで三ヶ月を切り、制作開始から七ヶ月が経過した事になります。
 七ヶ月もかけて、ようやくこの段階なのか……。

 でも頑張る! 小笠原さんが推薦してくれたんだし、アリアやキャサリン達の事、すごく好きになったし

 糸口も掴めない
 けれど、原画マンと総作画監督輔佐をやって業界六年目、井口さんは頑張る!

タロー『こいつ、初めて一話丸々担当した時、めっちゃパニクってたんだよなぁ?』

宮森『アレは高梨さんが原画を隠したからっ!』

イメージ 8

 そして今週、地味に大活躍したタローさん劇場に、時の流れを感じますね。
 コレ、一話で「原画が上がらない」って大騒ぎになって
 そのまま三話まで尾を引いた話か。

 三話で、一番良く知ってる、みゃーもりが動いてこそ、四話は完パケるんだよっ!!って激励されたアレ。

 みゃーもり逞しくなったなぁ……。

宮森『監督のコンテが信じられない程早く上がった、勢いをキープしたいです!』

監督『―――褒め言葉だよね? イヤミじゃないよね?』

イメージ 9

イメージ 10

イメージ 11

 いやもう、ホンット強くなったな宮森……、業界二年目の風格じゃねえぜ…!

ノリと勢いの監督
 ともかく、「止まってない作業」を全力で推し進める監督、そして宮森
 特に監督の情熱は、本当に素晴らしかった。 

 音楽乗っけて、ずっと空と雲を映すって絵も作りたいなぁ……。この作品は、美術が主役だからね

 八方美人のように、××が主役だといって呆れさせる監督。
 ですが、その絵作りは確かじゃないでしょうか。

 見せ場では、飛行機や背景も、キャラ以上に「主役」なんだって語りは、素敵だと想いました。

監督『三女はさ、絵に心象が反映されるようにしたいんだよね』

イメージ 12

 風景が、何も言わなくても「こういう感情なんだ」って、視聴者に訴えかけてくる
 戦闘機の動きに「感情を乗せる」のも同様。

 作品が叩かれて泣きそうになった帰り道、ふと見上げた赤い夕日……!

 ただの戦闘、背景って以上に、作品に参加してくる絵作りかぁ……。

絵麻『いち、に、さん、し、ごー、ろく、しち、はち!』

井口『あ、ごめん。……それ何の体操?』

イメージ 13

イメージ 14

 全体に暗いトーンから、急に始まる軽快BGM!何事!?

エンゼル体操
 一方、行き詰っていた井口は、ふとタバコを吸いに上がった屋上で、体操中の絵麻と遭遇
 ひと汗かいて、すっきりとしたところ―――

 私…、好きです。井口さんの絵、元気があってとても好きです。動かすの、すごく楽しみです!

 井口さんの特徴、元気の良さ!
 元気のG!

 全体にシュールな体操から、良い話にもっていくスタイル!絵麻ちゃんも成長してる!!

井口『私も楽しみ、どれだけやっても、自分の絵が動く感動は何ともいえないよ』

『ましてや今回はキャラデだもん……、すごく見たい!』

イメージ 15

 
自分が描いた絵がTVで放送されるのって正直、いまだに怖かったりするんだよね。
と同時に描いた絵が動くことに今も感動できるからアニメーターを続ける事が出来るんだろうね。
 https://twitter.com/G1_BARI/status/560112139277328386

 先日、ベテランのアニメーター(監督)大張氏が、ガンダムBFT放送時に同じ事を言っておられ
 偶然でしょうが、このシーンが一層印象的になりました。
 熱い人ですわ……。

 ガンダムBFTで、トライオン3の合体作画を担当された方です。

ゴスロリ様『―――サポートが足りないと思うのです』

『原作者が何も言ってくれないからといって、全部丸投げはあんまりです』

イメージ 16

 ゴス様、ホントに何歳なんだ……。

山が動いた
 やがて、自分自身の言葉通り、原画マンに徹してきた小笠原も、堪え切れずに動きだした。
 井口一人に悩ませず、相談に乗ったり環境を整えたりしてあげて欲しい

 抜擢したのなら、ちゃんと相談したり、アドバイスに乗ったり―――、最後まで支えてあげてください。

 抜擢したなら最後まで。
 確かに、すごく大切な事ですよね。言葉が重い。

井口『私、どこに連れて行かれるんですか?』

小笠原『わたくしのオアシスよ』

イメージ 17

 やがて宮森運転の下、レッツ・ゴスロリオン!
 ではなく。

 わはは! あたし絶対似あわないですっ!

 いや似合うよ?(半笑いで)。

小笠原『―――昔はいつも、TシャツにGパンでした』

イメージ 18

イメージ 19

イメージ 20

イメージ 21

イメージ 22

イメージ 23

 ゴスロリ様クオリティ高すぎィ!!

「ゴスロリ様」誕生秘話
 ゴス様の気分転換とは、絵麻と同様に「身体を動かす事」で、バッティングセンターへ連れて行ってくれた。
 遊び終えた彼女らに、ゴスロリ様は自らの苦い思い出を語る。

 そのとき理解したのです、全てにハイハイと頷いていてはいけないのだと―――。

 初めてのキャラデザの時、同じく散々リテイクを出された彼女は
 結局、自分が正しかったと知った。

 小笠原さんの場合、これが自分の思うデザインだという押し、自信が足りなかったのだ。

小笠原『クリエイターは誰しも、繊細で傷付きやすい心を持っている』

『しかし、絶えず、批評、ダメ出し、注文を付けられる』

イメージ 32

イメージ 25

 だから自分を護る為に、私は「鎧」を纏ったのです――――!

武装ゴスロリ
 彼女の、いつも泰然自若と惑わされない態度は、彼女の「正しさ」を周囲に印象付けしています。
 それを培ってくれたのが、このゴスロリ服だったのだ、と。
 いやそのりくつは略

 辛い時期の無い職業なんてありません。ですから後は、屈辱をバネにどれだけ自分が頑張れるかです…!

 確かに正しい。
 誰にだって辛い時期はある、そこから「頑張る」「頑張らない」が分水嶺なのだ、と。

 一番アニメっぽいのに、ゴス様も人の子だったんだなぁ……。

ゴスロリ様『“何か可愛さが足りない”……』

『原作者の考える「可愛さ」とは、中性的な可愛さなのではないでしょうか?』

イメージ 26

イメージ 27

イメージ 28

 井口さんまで武装しちゃったァ!?

日本語って難しい
 やがて、実際に「解釈」に参加してくれたゴスロリ様は、豊富な経験で「読解」してしまい
 その糸口を元に、井口は丸一日がかりで手直する。

 アリアになった――――!

 井口さんの場合、足りなかったのは「原作者の持つイメージを汲み取る力」
 その達成に、ようやく成功した。

 後は「許可」を取るだけなのだが――――。

ダブルP『現場はもう一ヶ月も止まってるんです!』『すぐに確認を!』

イメージ 29

イメージ 30

イメージ 33

イメージ 34

イメージ 31

 このPさん、ノリノリである。カーアクションのCGのノリノリである!!

「変な話ィ!」
 後は、さっきのゴス様の話の通り「抜擢した責任を取る」べく、ダブル・プロデューサーが奮戦!
 編集に電話し、その場所を察するや否や
 安全運転で飛び出す二人!

 じゃあさっそく、担当編集にアポをとる! 絶対今日中に返事もらってくるからなっ!!

 ナベPに葛城P、どっちもカッコイイ!
 悪い顔しすぎでカッコイイ!

 たっぷりと動きまくって、スカッとくるラストパートでしたね! 気持ちよかった!!

予告『はい武蔵ニの安藤です! あ、平尾さん夏フェス参加されてましたよね!』

イメージ 2

イメージ 5

イメージ 28

イメージ 24

 最後に「えっ?」って感じで動かすワンシーン、これはズルかった! 素敵!

七月突入!
 結局、なんと一ヶ月も「キャラ作画」がストップしてしまったそうで、ぷるきゅーの危機!
 しかし予告の監督は、差し入れのモンブランにご機嫌!

 チキショウ、十話の監督と本田さんの会話をキッチリ拾ってきやがる!(褒め言葉)

 ここからが本当の地獄ですが
 悩んで、解決する流れが気持ちよかったし、ゴス様誕生秘話とTシャツ姿も可愛かった!
 楽しかった! 絵麻ちゃんのエンゼル体操も謎の可愛さだった!!

 次回、♯17「私どこにいるんでしょうか…」

■用語集はこちら
 公式 http://shirobako-anime.com/




Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles