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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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Fシリーズと相対したアナハイム実験機「MSA-120」

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アナハイムはサナリィとの競作に敗れ、小型MS世代が始まった

イメージ 1

 右はアナハイムが小型機開発トライアルを行う作品「シルエットフォーミュラ」より。
※画像右下隅クリックで拡大。

 一年戦争uc0079年、シャアの動乱uc0093年、ガンダムUCことラプラス戦争0096年の後
 uc0111年に行われたF90との競作に挑んだ機体です。
 ちなみにF91はuc0123年となります。

■MSアナハイム-120
 宇宙世紀110年代、アナハイムとサナリィの競作は「F91にまつわる話」としては割と有名ですが
 その「幻の実験機」というのがこのMSA-120だったのです。
 なんだか別作品っぽいですよね。

 機体性能も宇宙世紀を踏襲しつつ「らしくない」もので
 ミノフスキー・クラフトを転用した擬似重力武器「インパクトガン」を装備していたとされています。

■トライアル
 小型MSを提唱したサナリィはFシリーズを提出。
 MSA-120と模擬戦が実施され、最大出力と対弾性能というスペック的な部分で勝る120に対し
 F90は圧勝したとされています。

 F90は運用コスト、機動戦力比の総合評価も高く
 以降、サナリィが軍開発の中核を担うことになっていったという逸話ですね。

※ただし「量産機開発」に際しては、やっぱり大々企業であるアナハイムに分があったらしく
 実はその後も主力機の設計、生産は同社が担当しています。

■MSA-120
 ただ本機のサイズは、頭頂高15.0mとF90とほぼ同等の大きさでした。
 このトライアルよりもずっと前から「小型MSの要求」自体は始まっていたからです。
 またMSA-120は反応炉にちょっとした工夫があり、一時的にとんでもないパワーを実現可能でした。

 それでも敗れたという事から、F90がどれだけ革新的だったかが察せられますね。

 この後、アナハイムはFシリーズの性能再現に躍起になり
 敗れたMSA-120のアイデアを直接継承した機体は現れなかったようです。
 が、今後この辺にスポットを当てた話が作られてゆくなら、面白いエピソードにもなりそうですね。

■スペック
 頭頂高15.0m。
 ジェネレータ出力3040kw(ほぼFシリーズ同等)。
 ビームライフルの「弾丸」エネルギーを貯蔵するする、エネルギーCAP技術を応用したブースト技術により
 一時的にジェネレータ出力を6800kwまで引き上げる事が可能。

 資料によっては機動性も高かったとされるものの「高コストであった」とも併記されています。

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