Quantcast
Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

SHIROBAKO ♯13「好きな雲って何ですか?」感想。いきなり修羅場×修羅場! 見てるほうも胃が痛い×楽しい!

$
0
0

セカンドシーズンは「原作付き」でいきます! ならではのトラブル満載!!

イメージ 8

イメージ 4

 無事、人気漫画「第三少女飛行隊」のアニメ化権をゲット!しかし新年早々、やる事山盛りてんこ盛り!
 業界二年目のド新人みゃーもりが、やむなき人手不足っぷりで大車輪!
 見てる方も胃が痛い、でも楽しすぎる!

 独断専行なんだよ、「スタッフありき」で企画が通った場合、最悪、企画そのものがひっくり返りかねない。

「良かれと思って!」の失敗
 特に、誰もが「良かれと思った」キャラデザ担当の変更が、思わぬ方向に転がったのが面白い。
 今回は影響なさげですが、言われてみればその通り

 アニメ的に「感動エピソード」で話を盛り上げつつ
 実は、そこが落とし穴だったという展開など、全編ホントに面白かったです。あとタロー自重しろ

『本当なら、放映まで一年は欲しいところなんだけど、条件だって言われてね』

イメージ 2

 今期も現実の時間軸そのままに、「10月放映アニメ」を作るという展開に。

「原作つきアニメ」始動!
 2015年1月、今年の仕事は、10月アニメ「第三少女飛行隊」の元請だと、あおいたちは説明を受ける。
 特に制作サイドは人手が足りず、あおいがいきなり制作デスクに。

 1話制作に2ヶ月かかるが、その為のスタッフ依頼にキャラデザイン、シリーズ構成に資料集め………

 監督が創作的な総指揮なら
 デスクとは、現場作業を取り仕切る実務のトップだと、あおいは慌しい日々を送ってゆく。

 次回、♯14「仁義なきオーディション会議!」

探していた 場所を 見失っても あの日 交わした言葉 座標になる――――♪

いざ行け♪

イメージ 1

 今期も素敵なシーンが盛りだくさん! でもこのカット、破壊力高すぎでしょゥ!?チキショウ!

OP主題歌「宝箱 -TREASURE BOX-」
 ああ、もう「みゃーもり近い近い!」と毎回ツッコんでた、あのOPじゃないんだなぁ……。
 と思ったら今期も素敵!
 二期連続素敵!

 遠くで朝日が昇る♪ 昔見た景色に似た街角 忘れた 時間に追われすぎて♪

 過去に根ざして前に進めって曲も動画も素敵! でも本田さんがいねぇ!他社の車の人もいねぇ!!

渡辺ラインP『制作デスクには、宮森を置こうと思う』

宮森&タロー『えぇ!?』『良いんじゃないッスか?』

イメージ 3

イメージ 5

 なおタロー、自分が監督をやるつもりだった模様。矢野さん早く帰ってきてェ!

ぎゃあああ!
 さて、通常一年の事前製作期間を、九ヶ月でスタートした「第三少女飛行隊」。
 それも制作デスクは宮森!
 大任!

 デスクがやる事は「全部」。作品を作るのは監督、現場を仕切るのはデスク、だから現場に関すること、全部

 今期は、「原作アリ」「事前制作」に軸を置いているらしく
 もう次から次へと!

 聞いてるだけで頭が痛い!やめてみゃーもりのライフはもうゼロよっ!?

ナベP『――――が、初動段階でやるべき事だ』

みゃーもり『初動!?』

イメージ 4

 ナベP担当、cv松風雅也さんによるスーパー長台詞も、あくまで「初動」! 俺たちの制作はこれからだ!
 本田デスクの苦労がしのばれます。
 万策尽きたァ!

 前期は、オリジナル作品&アニメ放映期間中の制作話でしたから、毛色が違うのも面白いですね。

木下監督『俺のっ! 俺の一押しの台詞を聞いてッ!! まず第二章―――』

宮森デスク『すみません、スケジュールにもう、けっこう余裕がありません』

木下監督『……あ、あのねえ、あと俺が好きなのはねぇ~』

イメージ 6

イメージ 7

 今期も監督絶好調!ダメだ、この人ってば反省してない!!(褒め言葉)

「制作デスク」宮森、始動!
 さっそく原作を読み込んで感動したあおいだったが……、いざ現場、バリバリと取り仕切る!
 監督やスタッフに、物怖じせず「必要だから」と押し切る宮森!
 やだ怖い!

 な、「何がやりたい」のか? や、やっぱり期待を裏切らず期待を越えたいって事かな………?

 が、元々、原作付きアニメで有名になった木下監督
 すごくマトモ

 演出担当、山田☆まどかの両氏も続投。今回もかけあい漫才が楽しい現場!!

木下監督『―――そんで、最後は褒められたいっ!』

イメージ 8

 アチャーと思わせつつ、「褒められるに値する作品を作って、そんできちんと褒められたい」
 なぁんて、真っ当な事もおっしゃる木下監督。
 今期もフルスロットル!

 ともかく、えくそだすっ!を成功させたメインスタッフをスライドし、万全の布陣でレッツ&ゴー!

ゴスロリ様『お断りさせていただきます』

監督『ファッ!?』

イメージ 9

 と思ったらコレだよ!

 実は杉江さんの絵に触発されたので、今期は、一原画マンとして修行したいというゴスロリ様。
 この人、ホント人としてのクオリティが高いわ……。
 伊達にゴスロリ着てないわ…

 ともかく、キャラデザイン担当&総作画監督は、別の人に頼みたいという。

ゴスロリ様『―――推薦したい人がいます』

井口さん『キャ、キャラデ!? あっしが!?』

イメージ 10

イメージ 11

 井口さん、ノリが完全に江戸っ子

「何にでも、“初めて”はあるものです」
 白羽の矢が立ったのは、ゴス様の相棒「総作画監督補」だった井口さん。
 当然、当人は慌てたものの……

 私も元気が溢れてる原画だなって思ってました、線が走ってて勢いがあって、描く楽しさが溢れてる感じで!

 オマケに、出るわ出るわ宮森の盛り上げっぷり!
 同じ職場だから、みゃーもりが出任せ言うような、器用なタイプじゃないとも知ってるでしょうし。

 井口さんも、これを機会にキャラデザに挑戦決定! トライ!!

監督『空と雲、それだけで心理描写になるような、そんな雲を頼みたいんです!』

美術の渥美さん『心理描写、ですか……、監督は、どんな雲が好きですか?』

イメージ 12

 渥美さんといえば渥美清、寅さんみたいな名前ですね。

「どんな雲が好きですか?」
 さて、監督に付いてメインスタッフ集めに出向いた宮森は、何とも当惑する質問を受ける。
 渥美氏は、アニメでの雲、その扱いがテンプレート的な事を
 気にしていたらしい

 アニメで夏っていったら入道雲、セミの声を入れるじゃ無いですか。アレって思考停止じゃないですか?

 何とも気難しい人である。でもプロですわ。

あおい『渥美さんにとって、雲の魅力って何ですか?』

イメージ 13

 だって雲って、すごく多彩な表情がある自然現象で、もっと「絵作りに活かせる」はず。
 そうした現状への不満があったんでしょうね。

 あおいの、まさかの逆質問に詰まった渥美氏とは出直しになりました。

 が、戦闘機と雲は、切っても切り離せません。
 これは良い絵になりそう。

姉ちゃん『それって普通の会社だと課長? お給料上がるの?』

あおい『わかんない、デスク手当てがつくって』

イメージ 14

 その後、何故かロロとミムジーを書きながら、実家と会話するシーンがありましたが
 あおいってば倒れそう(確信)。

 たぶん節約の為とはいえ、しっかり自炊してる絵麻ちゃんと比べると栄養が偏りそうですよね。

 絵麻ちゃん可愛いですよね。

あおい『今週中に資料をまとめなきゃだけど、どこから手をつけたら…』

みどり(脚本志望)『―――レポート程度で良いなら、まとめましょうか?』

イメージ 15

イメージ 16

イメージ 17

 割と「食」の描写が多い本作、仕事と「食」は切り離せませんし、切り離しちゃいけないのです。多分。

好きと焦り
 更に、劇中の専門用語や描写をリアルに描く為に、戦闘機の資料をまとめようとしたあおいは
 偶然居合わせたみどりに、フォローを申し出られる。

 あと自分、“知らない事を知る”のがすごく好きみたいッス。

 解るわかる!
 それに、まだ学生のみどりは焦っているようで。

 夢に一番足踏みをしている上に暗中模索すぎるみどりは、とにかく成長したいのだ、と。あと可愛い。

しずか(声優)『―――それとも、頭数要員なんでしょうか』

縦尾(元教官)『そんな余裕、事務所にも先方にも無いってのっ!』

イメージ 18

 縦尾さんを見ていると、先輩とはこうでなくちゃとシャンとさせられますね。

若者よ大志を抱け
 一方、「声優になる」夢は果たしたけれど、一人前とは言えないしずかにも仕事が。
 それも武蔵ニの仕事の、オーディションだった!

 貴方に足りないのは自信と覚悟だね。失敗も財産、若者は根拠の無い自信を持たなきゃっつーの。

 自信を持てないしずかを、激励する縦尾さんが超イケメン!

ナベP『お~い、それ事後承諾? お前に任せるっつったのは俺だけど…』

『確かに妥当な線だが、せめて俺に相談してくれ』

イメージ 19

イメージ 20

 だって先方の立場になれば、「キャラデザ初挑戦」とか不安材料ですよね。確かに。

失敗も財産?
 一方、あおいは今まさに「失敗」を叱責されていた
 社外との交渉役であるラインプロデューサーに、勝手にスタッフを変えた件を叱責されたのだ。

 独断専行なんだよ、「スタッフありき」で企画が通った場合、最悪、企画そのものがひっくり返りかねない。

 あおいの責任じゃない。
 けれど、社会的に見れば立派に「デスク」の責任で、しかも交渉が失敗しかねない。

 このさじ加減、なるほどって感じでしたね。あとタロー仕事しろ

井口『どのアニメーターにも書ける様に基準点を作らないと…』

ゴスロリ様『―――マンガは二次元ですが、アニメは三次元で動かしますから』

イメージ 21

イメージ 25

イメージ 26

 実際は2パートに分けられてましたが、やはりキャラデザは難しい……。

キャラデザイン
 そのキャラデザは難航の末、何とか成功
 ポイントは「三次元」。

 同じ絵でも、「動かす」以上、より三次元に近い二次元、立体として通じるデザインが求められます。

 それでいて原作の持ち味を残し
 誰でも描けて、場合によっては線を簡略化して描きやすくし、一枚辺りにかかる手間を減らす。

 平均クオリティを上げる為の様々な苦労、ノウハウが詰まってるんですね。

担当編集『いや変な話、良いと思います!』

イメージ 22

 この人に、「タロー二号」のアダ名を送りたいんですが構いませんね!

「いや変な話」
 一方、いや変な話「原作者」との打ち合わせに赴いた監督たちは、担当編集さんにあしらわれる。
 漫画家さんは忙しいからね
 仕方ないね。

 ただ、「何かご注文があれば」「いや無いと思いますよォ?」は、明らかに失敗フラグ! やべぇ!

舞茸さん(脚本)『僕、一言もしゃべれなかった……』

木下さん(監督)『俺も…』

イメージ 29

 そしてこの台詞である。嵐のような編集さんでしたね……。

舞茸さん『原作がまだ続くなら、“オレタタエンド”ですか?』

あおい&舞茸『オレタタ?』『俺達の戦いは続く』

イメージ 23

イメージ 24

 監督と舞茸さん、すごい楽しそうに打ち合わせしてて何だか笑えます。いい仕事しますわ。

命名「ディーゼルさん」
 続いては、みどりの資料を元に「航空博物館」に取材に行った監督は、舞茸さんとシリーズ構成を進める
 放送開始は九ヵ月後、最後の二話は原作次第だな、と。

 何だそれ、ディーゼルさん女子大生なの? ミリオタでもないのにここまで調べられんの!?

 加えて、みどりの資料作成能力に驚かされ
 すっかり外注マン扱いに。

 オープニングでも舞茸さんにダメ出しされてますし、みどりも、業界への第一歩ですね! 良かった!

そして声優のしずかも再挑戦! 次回、激闘編!!

イメージ 27

 本作「第三飛行隊」のオーディションに誘われ、しずかも参戦!
 今度こそ上手くいって!
 頑張れ!

 担当cv千管春香さんの初心者っぽさ(失礼)もあって、ホントに応援したくなるキャラですよね。

予告ナベP『ああ先日はどうも、すいません接待なのにカモッちゃって』

イメージ 2

イメージ 16

イメージ 28

 新エンディング「プラチナジェット」は、アニメ絵が出来上がっていく姿を映していくという……。

新たなる暗雲!
 やはり矢野さんは一時離脱という事になり、業界二年目、あおいが制作デスクという暴挙!
 万策尽きるのはこれからだ!

 アニメ放映中の現場「制作」の視点から、初動を中心とした高所の視点へとシフト!

 メタ的に言えば、その為のスタッフ転出劇だったんでしょうね。
 更に、「執筆作が一作アニメ化済み」という原作者さんや、担当編集の存在が暗雲! 真っ黒!!

 次回、♯14「仁義なきオーディション会議!」

■用語集はこちら
 公式 http://shirobako-anime.com/




Viewing all articles
Browse latest Browse all 5115

Trending Articles