凛と殺人おっかけっこ! 切嗣に始まり切嗣に終わる第5話
士郎と凛、衛宮切嗣と遠坂家の「魔術師」への認識の差を描く事となった第5話。共闘に定評のある凛。
魔術師失格の衛宮家、緊張感ゼロの士郎、でも咄嗟に腕を犠牲にして庇う姿
やっぱり士郎ってばカッコイイわ!
あなたの父親は、魔術師である前に“親である事”をとったのよ―――。
■うごめく敵!
新手のナイスバディなサーヴァントも登場し、あの可愛い美綴が行方不明となるハプニングも!
前回、あんなに乙女だったのに!
新手のナイスバディなサーヴァントも登場し、あの可愛い美綴が行方不明となるハプニングも!
前回、あんなに乙女だったのに!
■学校の英霊
厳しく「聖杯戦争とは何か」を教え込み、さらにバーサーカー戦をも経験した翌々日
英霊もつれず学校に現れた士郎に、凛の怒りは炸裂した。
厳しく「聖杯戦争とは何か」を教え込み、さらにバーサーカー戦をも経験した翌々日
英霊もつれず学校に現れた士郎に、凛の怒りは炸裂した。
聖杯戦争の危険をまるで知らない士郎に、凛は「自分の手で退場させる」と決めた。
しかし、学校に結界を張っていた「三流マスター」操る英霊が現れた事で
その撃退の為に、二人は休戦協定を結ぶ。
その撃退の為に、二人は休戦協定を結ぶ。
■緊張感/Zero
いきなり始まった衛宮邸同居騒動は、朝からもりもり食べるセイバーさんに終始した。
要するに、二人は分かり合えたようである。
いきなり始まった衛宮邸同居騒動は、朝からもりもり食べるセイバーさんに終始した。
要するに、二人は分かり合えたようである。
だから大丈夫だって、学校なら大勢の人の目もある――――。
あれから、タイガーは気を利かせたのか桜とセイバーを二人っきりにしたらしい。
まあホントに仕事があったのかもしれませんが。
まあホントに仕事があったのかもしれませんが。
そんで士郎は、「セイバーは霊体化できない」って訳で、護衛もつけずに学校に行くという寸法。
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ああ遠坂家よ、優雅たれ!気の抜けた表情で、「よっ!」と挨拶する士郎。
凛がその気なら、今すぐでも殺せる……。
その結果が、この凛の変顔である
ああ遠坂家よ、優雅たれ!気の抜けた表情で、「よっ!」と挨拶する士郎。
凛がその気なら、今すぐでも殺せる……。
先週、殺すわ……、そんな事も解らない相手なら、かける義理なんて無い!と言った凛。
聖杯戦争とは何たるか!
それを理解せず、無防備に「敵」である凛に笑いかける衛宮士郎。
それを理解せず、無防備に「敵」である凛に笑いかける衛宮士郎。
これには凛も大呆れであった。
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ちゃんと陸上部トリオの出番があるのが嬉しい。そして一成が良い声すぎる。
士郎『一成、肝心な事をぼかすな。行方不明になっているのは誰なんだ?』
柳洞一成『―――美綴綾子、弓道部の主将だ』
ちゃんと陸上部トリオの出番があるのが嬉しい。そして一成が良い声すぎる。
■昨日、笑いあった人
士郎としては、「聖杯戦争も気になるけど、やっと日常が帰ってきた」という感じの風景。
ランサーに殺されたあの日、翌日の日曜にセイバーを案内し
そして平日。
士郎としては、「聖杯戦争も気になるけど、やっと日常が帰ってきた」という感じの風景。
ランサーに殺されたあの日、翌日の日曜にセイバーを案内し
そして平日。
一年生が道場に戻った時、慎二と“行方不明になった生徒”が口ゲンカしているのを見かけたそうだ。
だが、昨日、'笑って別れたばかりの美綴が行方不明
容疑者は友達である間桐慎二……。
容疑者は友達である間桐慎二……。
心穏やかならぬ士郎は、ついつい学内を走り回る。そりゃあ気になる。誰だって気になる。
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凛の魔術は、北欧の地味な呪い(物理)
凛『衛宮くん、自分がどれくらいおバカか解ってる?』
『―――じゃあ聞くけど、ここは“人目のある場所”かしら?』
凛の魔術は、北欧の地味な呪い(物理)
■怒髪天
強制で全校下校となった学内を、独り走り回っていた士郎は、他ならぬ遠坂凛に襲われる。
彼女は怒っていたのだ、それはもう怒っていたのだ!
強制で全校下校となった学内を、独り走り回っていた士郎は、他ならぬ遠坂凛に襲われる。
彼女は怒っていたのだ、それはもう怒っていたのだ!
あなたに無くても、私にはあるの! いいから覚悟なさい、士郎ッ!
先日の夜、エセ神父とあれほど語って聞かせたのに!
死ぬような目にあったのに!
死ぬような目にあったのに!
まるで緊張感ゼロの士郎に、「こうなりゃ私の手で殺ってやるわ!(意訳)」の凛。容赦ねえ!
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凛の呆れ&怒りとガンドのパワーがたまらん!
士郎『これが“ガンド”!? 俺の知ってるのと違う、殺す気か!?』
凛『だから“そうだ”って言ったでしょッ!』
凛の呆れ&怒りとガンドのパワーがたまらん!
■「遠坂」のガンド
本来、地味な呪いに過ぎないガンドを、幾世代もかけて磨き上げてきたのが「遠坂」の魔術!
継承の証、魔術刻印を見せ付け、凛は学内で大暴れ!
これ全部エセ神父が事後処理するのよ!?
本来、地味な呪いに過ぎないガンドを、幾世代もかけて磨き上げてきたのが「遠坂」の魔術!
継承の証、魔術刻印を見せ付け、凛は学内で大暴れ!
これ全部エセ神父が事後処理するのよ!?
おとなしく令呪を出しなさい。最悪、腕の神経を剥がす事になるけど、命をとられるよりは良いでしょう。
令呪が無くば、少なくとも“聖杯戦争への再参加”は出来ない。
敵に襲われる危険性は大きく下がる。
敵に襲われる危険性は大きく下がる。
なんだかんだで、凛が平和ボケした士郎に対する、最善の手段を選んでいるのも彼女らしい。
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対する士郎も、彼なりに「聖杯戦争に勝つことで、セイバーの願いもかなえてやりたい」思いがある
彼女に勝利を誓ったのは、士郎も同じ。
士郎『ダメだ! それは“セイバーを裏切れ”って言ってるのと変わらない!』
対する士郎も、彼なりに「聖杯戦争に勝つことで、セイバーの願いもかなえてやりたい」思いがある
彼女に勝利を誓ったのは、士郎も同じ。
とはいえ、現状が危なっかしすぎるのも確かなワケで。
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が、夕暮れをつんざく乙女の悲鳴に、戦いは中断。
駆けつけてみれば生徒が一人。
士郎『―――気を失ってるだけみたいだ』
凛『! そんなワケないでしょ、“中身”が空っぽだって解らない!?』
が、夕暮れをつんざく乙女の悲鳴に、戦いは中断。
駆けつけてみれば生徒が一人。
魔力、もっと極端にいえば生命力が全然足りないのよ。この娘、放っておいたら死ぬわ!
事切れる寸前の少女に、慌てて蘇生を試みる凛。
やっぱ良い子。
やっぱ良い子。
だったが、士郎が咄嗟に右腕を犠牲にし、それを止めた。
グチャ!
という生々しい効果音、鬼気迫った様子、このシーンが凄く良かった!
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腕が杭で打ちぬかれる、という残酷なシーンだけに、制作側も気を遣った模様。
しかし「規制」で隠すことなく、カメラワークを工夫!
刺さっていた場面も、ほんの一瞬だけ描写。
という生々しい効果音、鬼気迫った様子、このシーンが凄く良かった!
「規制」を使わないグロ演出
腕が杭で打ちぬかれる、という残酷なシーンだけに、制作側も気を遣った模様。
しかし「規制」で隠すことなく、カメラワークを工夫!
刺さっていた場面も、ほんの一瞬だけ描写。
腕くらいで、という言い方もあるでしょうけれど、気を遣ったのが伝わってきて凄く良かった!
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cv浅川悠さん。ゾクゾクする声だわ。
『そう、私のマスターと違って勇敢なのですね……。ではやり方を変えましょう』
『あなたは、優しく殺してあげます』
cv浅川悠さん。ゾクゾクする声だわ。
■第5のサーヴァント
女生徒を手にかけた「敵」を追った士郎を、女性サーヴァントは勇敢だと評し、正面から応じる。
右腕が使えない士郎だったが、アーチャーやランサーと比べれば
まだまだ、目で追える範疇だと強がる。
女生徒を手にかけた「敵」を追った士郎を、女性サーヴァントは勇敢だと評し、正面から応じる。
右腕が使えない士郎だったが、アーチャーやランサーと比べれば
まだまだ、目で追える範疇だと強がる。
まずはその眼から頂きます。残った手足はその後に…………。
しかし所詮は英霊と人間、本気をちょっとだけ出したサーヴァントに捕らえられ
あわや士郎、セイバーと離れたところで討ち死に―――
あわや士郎、セイバーと離れたところで討ち死に―――
もちろん凛が乱入したが、サーヴァントはあっさりと身を引いてくれたのだった。
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元々、凛は「学内に結界を張った三流魔術師がいる」と理解していたため
ようやく、といったところ。
凛『ようやく尻尾を出したってワケか――――』
元々、凛は「学内に結界を張った三流魔術師がいる」と理解していたため
ようやく、といったところ。
俺が言ってるのは、さっきの続きだよ。やるのか?
けれど、満身創痍でなお「続き」を促す士郎に、凛はすっかり毒気を抜かれてしまった。
バカ正直で生真面目な士郎。
バカ正直で生真面目な士郎。
今の彼を討てる凛じゃあない。これぞ心の贅肉。
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普段は衛宮くん、咄嗟の時は「士郎」と呼び分けてる凛ちゃんさん。
凛『生徒みんなをいけにえにして、サーヴァントを強くしようっていう魂胆よ』
『衛宮くん、私から振るのは何だけど……、休戦しない?』
普段は衛宮くん、咄嗟の時は「士郎」と呼び分けてる凛ちゃんさん。
■休戦協定
学校に張られた結界、その主と女性サーヴァントへの分析を進めた凛は、休戦を呼びかける。
凛にとって、まず許せないのはそちらなのだ。
学校に張られた結界、その主と女性サーヴァントへの分析を進めた凛は、休戦を呼びかける。
凛にとって、まず許せないのはそちらなのだ。
けど、あなたが私を裏切らない限り、私は衛宮くんを助けるから。
対し、「なんだ、ならずっと一緒じゃないか」と返す士郎がイケメン。
裏切る気なんか、最初から無いのですから。
裏切る気なんか、最初から無いのですから。
まっすぐな士郎、照れてコロコロと表情を変える凛の二人が可愛い。
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それが、Fate/Zeroの衛宮切嗣が選んだ道。
凛『後継者じゃないんだ? 魔術刻印を受け継ぐ前に、お父さんが死んじゃって』
士郎『どうなのかな。親父は、俺が魔術師になるのに反対してたみたいだし……』
それが、Fate/Zeroの衛宮切嗣が選んだ道。
■衛宮と遠坂と
ひと段落した士郎は口を滑らせ、エリート魔術師である凛を呆れさせ、怒らせてしまう。
士郎の「衛宮」は、魔術師失格だったと。
ひと段落した士郎は口を滑らせ、エリート魔術師である凛を呆れさせ、怒らせてしまう。
士郎の「衛宮」は、魔術師失格だったと。
あなたの父親は、魔術師である前に“親である事”をとったのよ―――。
魔術とは、家系が幾世代もかけ、研究を重ねに重ねて磨き上げる技術
それを士郎の義父、切嗣は放棄させた。
それを士郎の義父、切嗣は放棄させた。
士郎は魔術師になりたがったが、切嗣は「こんな生き方は止めておけ」と言い続けたのだ。
その判断は、魔術師ではなく「親」としての判断だったのだ、と。
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あの「ガンド」が、地味な呪いでなくなっていたように、遠坂家は幾世代もかけて研究し続け
魔術刻印という形で受け継ぎ、また研究させ、受け継がせ
一族の成果を受け継ぎ、発展させ続ける。
士郎『やめたければいつでも止めろ、って、口癖だった――――』
凛『ふざけないで!』
あの「ガンド」が、地味な呪いでなくなっていたように、遠坂家は幾世代もかけて研究し続け
魔術刻印という形で受け継ぎ、また研究させ、受け継がせ
一族の成果を受け継ぎ、発展させ続ける。
生まれた瞬間から後継者で伝承者。私たちはその為に生まれて、その為に死ぬ――――。
ご先祖が生きた証そのもの。
だからこそ、凛は自分自身に強い誇りを持っているし、それを放棄した切嗣を「失格」と言ったのだ。
だからこそ、凛は自分自身に強い誇りを持っているし、それを放棄した切嗣を「失格」と言ったのだ。
■圧倒的な温度差
士郎と凛、二人の生き方の違いが浮き彫りになった回。
そりゃ噛み合いませんわ。
でも良いコンビ。
士郎と凛、二人の生き方の違いが浮き彫りになった回。
そりゃ噛み合いませんわ。
でも良いコンビ。
一方、セイバーさんは、嬉しそうにモリモリ飯を食べてちょっと怒って寝てただけじゃないか!
いやー、本当モリモリ食べてましたね!
いやほら今期は「UBW」、略して凛ルートだから仕方ないね! 劇場版は桜ルートだよ!!
※一応、まだ分岐する前です。
いやほら今期は「UBW」、略して凛ルートだから仕方ないね! 劇場版は桜ルートだよ!!
※一応、まだ分岐する前です。
次回、第06話「蜃気楼」。
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