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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ばらかもん 最終話「かえってきてうりしか」感想

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自分の場所って何だ? 一話に戻って再出発! 母の拳、燃え上がる最終回!

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 前半、清さんの両親が楽しすぎ&カッコ良すぎで、これだけでもう立派な最終話!
 後半も楽しく、温かく受け入れてくれる子供らに囲まれ
 なんとも見事なハッピーエンド。

「何も考えず楽しんでるお前らを見てると、感化されるよ。この時間こそが大切って事だ。解るか?」
「うーん……、よぉ解らん」

■二人の成長
 最後の会話でも、先生の優しさ、なるの思慮深げな発音に「成長したなぁ」って感じられましたね。
 ホント、清さんってば立派になって………。

 原作は十分2クールやれるので、なる役の子も考慮すると、是非2期やって欲しい気がしますね。

母『“帰る”ですって? あなたのホームはここ! 島はアウェイなのよっ!』

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 清さん、のっけからオラオラパンチを喰らうの図。

■必要とする、必要とされる
 会心の新作「石垣」を東京で書き上げたことで、逆に「東京で過ごせ」と誘われる清舟。
 どこでも書けるなら、環境が整っている方が良いはずなのだ。

 しかし、島からの贈り物に清舟が、人間的にも成長していると感じた母は
 彼が島へ戻る事を許す。

 清舟は島に居たいし、島のみんなも彼を必要としているのだから。

 また、大御所が出張ったことで「石垣」は結局5位に終わった
 あくまで「今、5位」というだけだ。

 結果を受け止め、さらに良い字を書き上げる為に、清舟は再び五島列島での日々を歩き始める。

『どうせ引き止めても“行く”というのでしょう!? なら意見なぞ聞きません!』

川藤『ま。おばさんの言ってる事が正論だな。諦めろ?』

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 こういうシステムなのか?とか言っちゃう父さん可愛い。

■母、熱弁する
 島でなる達が心待ちにしていた頃、当の清舟は、母に阻止されオラオラされていた。
 半田清舟、本名「半田清(23)」を溺愛する母は
 彼を行かせたくないのだ。

 東京にいても書けると判った今、バリバリ仕事をして欲しいッ!

 一方、川藤も賛成する。
 最近は「休ませていた」訳だが、本来は、川藤を介して字を売り自活していたのだから。

えみ『――――あなた、変な人達と付き合っているでしょう?』

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 しかし母さん、声を張るとまんまナディアである(昔のアニメ「不思議の海のナディア」より)。

■朱に交われば赤くなれ!
 実は「清さんの人格の元凶」ともいえる母さんは
 子離れできず、清さんが「変わってしまった事」に良い歳こいて心配が隠せない。

 清さんは、そんなにギャーギャー騒ぐ人じゃなかったぁっ!

 うるせえよ!
 も、ホントこの人ってば清舟のお母さんだなぁホント!

半田清明『土地や人柄を心配しているなら、何も問題ないと思う』

清『親父も、このシステムやるんだ……』

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 盛り上がる島トーク。先生、若い頃はまんま清さんじゃないか!

■賛成派の抗弁
 が、そもそも清舟を島へ送り出した父は、心配など無いと告げる。
 彼もまた、同じくらいの頃を島で過ごしたのだ。

 もう35年ほど前になるか、木戸とひさんいをを釣りにいったんだ。

 島への信頼と郷愁。
 35年前、父の若い頃の写真にワイワイ盛り上がるのだったが――――

半田えみ『ぷーっ………』

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 そして、夫の正論にふくれてしまうママさん。これが経産婦だと……!?
 この40代可愛すぎである。

 もう、一緒に島に住んでしまえ!とは思いますが、まあそれも難しいわけでして。

清明『離れることで、子供が成長するなら、それが一番良いだろう?』

えみ『体が弱くて病気ばかりしてたあなたを世話した、母を捨てるなんて!』

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 そしてスムーズに流れ弾を喰らう川藤。

■決めるのは自分か?
 結局、利便性は東京にあるし、実は敢えて島で暮らすメリットは弱い。
 父は「自分で決めろ」と促してくれる。

 一緒に結果を受け止めて、喜んだり、励ましたりすれば良かった―――。

 けれど、島から荷物が届いた。
 スランプに陥ってた時、島の空気を吹き込む為に依頼したもの。

 そこにあった「自分の教え子たちの結果」に、清舟は、島を離れてしまった事を後悔する。

『―――あなたが必要とされてるなら、戻るしかないでしょ……!』

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 その姿に、母は半泣きで納得をしてくれた。

 あの子が人の為に何かしたい、と思ってるんだもの。これ以上は「私のわがまま」になってしまう……
 成長したのは、書道だけじゃなかったのね

 清さんが必要とされていて
 清さんが、誰かの為に何かをしたいと燃えている。それを止めてはいけないと判る―――。

ヒロ兄『しっか片付けせれ、早う片付けんば、先生帰ってくんぞ!』

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※糸巻きは二クール目への布石ッスよ!

■燃える五島列島
 一方、先生がアレやコレやあったとは露知らず
 先生が帰ってくると決め込み、いつものメンバーは掃除に励んだ。

 色々あったけど、ヒロ兄がいれば大丈夫!

 地味に家事スキルの高いヒロ兄! 普通に家事スキルの高いヒロ兄!!

『息子には、目先の結果よりも、それを受けてからの先を見て欲しいものです』

爺ちゃん『おおー! 先生、なんばしよっとか?』

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 普通である事も、海も、今度こそ「良いものだ」と清舟は笑う―――。

■清舟、島へ帰る
 あれほど待っていた鳴華院の結果も見ず、五島列島へ帰ってしまった清舟。
 館長も父も、彼を心配するものの
 やっぱり父の予想通り。

 今日は天気が良いから綺麗だなぁ――――。

 でも、きっと彼は成長できた。
 一話目と同じように、なるの爺ちゃんと海を見る清舟。違いを実感できる一幕

川藤『まあ、これが本来あるべき結果と言えるがな?』

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 もっとも、小さな書展の筈の鳴華院だったが、若手にデカい顔はさせておれん!と爺様方が奮起
 軒並みベテラン勢が並ぶ中、清舟、会心の一作は5位。

 特に一位、92歳で、なお新作を出品する創作意欲!

 頭が下がるような結果。
 その結果を川藤から聞いても、清舟は、納得して受け入れたようだ。

美和『先生は、どがん字ば書いた?』

清舟『――――しいて言えば、俺がいま一番大切に思っているものだ……』

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 島の人々を、石垣に見立てて書いた「石垣」。よか字やった!

楽しかね?
 帰り着いた清舟は、いつものメンバーの手荒い歓迎、そして一緒に卓を囲む。
 彼が書いた字は、ちょっと気恥ずかしい
 とても大切な場所。

「何も考えず楽しんでるお前らを見てると、感化されるよ。この時間こそが大切って事だ。解るか?」
「うーん……、よぉ解らん」

 にぎやかな五島の食卓。
 なるに、優しい声で「感化」を告げる先生、なる、良い最終回でした。

公式配信みじかもんで、最後の挨拶を配信中!

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 最後、みんなでガヤガヤ言ってる感じがまた良かった!

■同じ場所でもう一度
 最後の最後、題字をなるが書き直す演出もまた良かったですねー。綺麗な最終話。
 なぜ深夜だったのかと社会に問いたい最終話。

 というか、先生の発作的な衝動って、ママさん由来なんじゃ………

 そんな衝撃母さん
 お茶目で、ナイスミドルなお父さん。
 二人だけでなく、川藤も館長も島のみんなも、色んな形で半田先生を思っている。

 半田先生!
 成長の第一歩、これにて閉幕!
 スタッフの皆様、特に素晴らしい声と音楽とえーと色々諸々、素晴らしいアニメ化をお疲れ様でした!






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