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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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ALDNOAH ZERO -アルドノア・ゼロ- 第11話「ヴォスタリスクの攻防 -Wind, Snow and Stars-」感想

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艦長即断即決! 攻防をスイッチしてゆく第11話。雪中に立つ重装型KG-6!

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 いやもう、何がカッコ良かったって、マグバレッジ艦長の即断即決振りがカッコ良かった!
 敵であるザーツバルムも、「デューカリオン」の名を聞き
 少し辛そうな顔をしたのが何とも言えません。

 少しでも対空火器を潰しておけば、後続が楽になるから―――。

■伊奈帆(重装型)
 また、相変わらず自分自身を顧みない伊奈帆の姿も印象的。
 あの弾幕の中、殆ど減速せず突っ込むって!

 その伊奈帆の作戦をザーツが潰し、艦長が強引に引き継いだ所で続いたわけですが、いよいよ決戦ですね。

ザーツバルム『―――出撃!!』

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 率先して敵陣に突っ込む上司の鑑。

■守るための突撃
 火星最大の出先機関「月」が敵であったことに、アセイラムは火星全てが敵となった錯覚を受ける。
 姫は引き起こした惨禍を止めるべく、揚陸城突入を提案。

 姫を揚陸城中枢まで運べれば、この戦いは終わる。

 司令部機能を失った連合本部から、乾坤一擲で飛び発ったデューカリオンだが
 その前に、ザーツバルムが直接襲来。

 被弾し落下するデューカリオン、艦長は、その軌道を強引に変えさせ、揚陸城へと突撃させる―――。

 次回、第12話。

『バンカーバスターです! 基地施設に降下中―――着弾!!』

『カタクラフト隊、全機発進準備急げ!』

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 いわゆる地中貫通爆弾。二次大戦頃に登場し、現在も進化を続けている対防空壕兵器。

■絶望的な防衛戦
 地球連合本部は「上からの攻撃」に対して強い、地下シェルター構造となっている。
 故に、ザーツ卿も近接戦を挑む!

 シェルターには効果が薄い衛星爆弾ではなく、接近してのバンカーバスター!

 さらに兵員を満載したスカイキャリア
 そして空戦型カタクラフトを複数投入した火星軍に対し、地を這う地球は為す術も無い!

※ただ逆に言えば、この作戦に人員を割いた為、揚陸城はほぼカラッポのはず。

ザーツ軍『姫殿下を捜索し、発見しだい撃て!』

アセイラム『―――私の命など、はじめからどうでも良かったのですね…』

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 敬われて当然の社会体制だった事もあってか、ショックがデカかった模様。

■媛様の「政治的」価値
 地球本部から、火星の月面本部へ送った通信が仇となり、戦禍が起こってしまった。
 本来、最も重要な中継所「月」すら反逆者だった
 その事実は、姫の心を打ちのめす。

「姫様は、ヴァース帝国にとって大切な―――!」
「では何故、ここが攻撃を受けているのですか!!」

 現代でいえば、大使館にもあたる施設に直接通信を入れた結果、ご覧の有様!!

 もはや何も信じられない。
 一応、地球本部攻めという大事件に気付き、他の騎士が来てもおかしくはないのですが……?

『政府機関が壊滅したら、交渉もままならなくなるというのに………』

鞠戸大尉『交渉するつもりなんか無いんだ』

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 言われてみればその通り。

■「連合本部強襲」の意味
 また「連合本部」は地球のトップであり、火星にとっても重要な「交渉相手」のはず。
 姫が通信したのは、その安心感もあったのかもしれません。

 その地にバンカーバスターをブチ込み、中から大暴れする火星軍!

 大尉は、これを「奴らに交渉するつもりが無い証拠だ」と言い切り
 相変わらずのニヒリズムを語ります。

 というか誰かそこの大尉をふんじばれ!ニヒルに決めてる場合じゃないでしょ!!

鞠戸大尉『産業革命以前の、原始的で、純粋な戦争だ―――』

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 火星軍が「皇帝と騎士」の、前時代的な組織をとっている事も絡んでいるのでしょうね。
 でも中世は中世でルールはありましたよ大尉!

 ともかく、現代軍隊であるデューカリオン組は、現代組織らしく上官の発令を待ちますが―――

アセイラム『―――皇帝の血を引くものなら、強制的に止める事が可能です』

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 コレ、三話の付箋じゃないですか!まだ持ってたのか……。

■媛様の「戦術的」価値
 そんな中、アセイラムの通信を元に、伊奈帆が突破作戦を立案する。
 姫の持つ上位権限で、城の動力を止めるのだ。

 政治的な交渉が出来ないと解った以上、姫の存在は力とならない
 でも、戦術的でも力があるなら活用すべきだ

 僕は、一番可能性が高い方法に賭けるのが良いと思う。

 危険な作戦にユキ姉は心配するが、それでも伊奈帆はやりぬくと決める――――。

一方、今週のスレイン君。ニアミス続き……。

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 姫様が「デューカリオン」にいるらしい、という通信が響き渡る中、スカイキャリアで出撃!
 結局、彼も置いていかれる格好に。

 あの「タルシス」も、結局触れもしないままだった模様。
 キャリアにも積んでません。

 乗り込んだら動かせる気がするんですが、スレイン君自身にはそういう発想は無かった模様。

ライエ『生きてる? ……そのまま走って。援護する!』

エデルリッツォ『いってください! 早くっ!』

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 生きてる?の発音がすごく気安くて、すごく優しげで、すごく良かった!

■三人の火星人
 姫様たっての希望もあり、いよいよ始まる突入作戦!
 まず姫様が合流しなきゃ始まらない!

 こわくない、こわくない、こわくないっ!!!

 涙目で運転するエデルリッツォ!
 幼女侍女有能!

 そこにライエ、そして艦長の強引なフォローも加わり、姫様、デューカリオンと共に離陸―――!

『―――ミサイル装填、目標、メインゲート』

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 だが「司令部」は既に沈黙していた為、艦長はやむなくゲートを自ら破壊、離陸する―――!
 艦長の現場判断っぷりが凄い!
 男前!

 ただ、この時の判断が後々響いたりは………、しませんよね?

ライエ『バックして、ゲートに戻るの。――ここはあたしが食い止める』

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 どうも、ザーツさんが連れてた「魚」が変形した機体らしい。

■スレイン合流?
 基地内に残されたライエとエデルの前に、火星の無人機(?)が登場。
 さてどのくらいの強さなのか?

 また、エデルがゲートに戻ったって事は、そこにいるスレイン君との合流? 顔見知りですし。

ザーツバルム機「分離中」?

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 というより、この「魚」はザーツバルム機のパーツなのかもしれませんね。
 ザーツのディオスクリアですが、以前と形が違います。

第8話「鳥を見た日 -Then and Now-」と顔からして違う。

伊奈帆『僕が第一陣に加わります。多分、僕が一番火星機との経験が多いから』

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 これがフルアーマー伊奈帆の姿か……!

■Wind, Snow and Stars
 伊奈帆の発案に基き「強襲」は発動した。
 デューカリオンを安全な成層圏まで上昇させて機動兵器を投下、雲を隠れ蓑に、強襲する作戦だ。

 第一陣で敵の対空砲を潰し、安全を確保して姫様を降ろす。

 レーダー妨害効果のある「チャフ」が詰まった、無人のバルーンをありったけ投下し、隠れ蓑に突撃!
 とはいえ、その危険度は正気の沙汰じゃない!

 だが伊奈帆は、ギリギリまで減速せず突破する強攻策を取り、一番乗りで対空砲火を潰してしまう。

艦長『鞠戸大尉、強襲隊の編成をお願いします』

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 また、ブリーフィング中は「鞠戸大尉に編成を任せる」場面も。
 前回のアレで心境変化か。

 そういえば艦長、これが初めての「鞠戸大尉への命令」だった気がしますね。

伊奈帆『少しでも対空火器を潰しておけば、後続が楽になるから』

ユキ姉『ちょっと待って!? あたしを助ける為だって言うの!?』

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 爆薬を満載した「外骨格」を装着し、弾幕の中を降下、単騎で一気に火器を潰すクソ度胸!
 確かに、この装備なら一気に潰せますが
 フツーの度胸じゃねえ!

 おかしい、通信がやけにクリアだ……?

 また、ザーツ卿が何故かジャミング(通信妨害)を使っていないというフラグも。
 ライエを襲ってるカタクラフトを操る為でしょうか?

ザーツバルム『デューカリオン、―――忌まわしき船よ』

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 地球側の電波を傍受、愛した女の愛機の名、哀しげな顔をするザーツ卿であった……。

■強襲
 伊奈帆自身が身体を張った作戦は、予定通り推移しつつありましたが―――
 そこに現れたのは、地下にいたはずのザーツ卿。

 元々、姫が船にいると察していた彼は、早々に切り上げてこちらを追ってきたのか!

 切り替えが早いザーツ卿!
 艦橋は、寸前で「シャッター」して守れたものの、飛行機能に障害―――! 

 元々あっちのノウハウな為か、的確に飛行機能&ブリッジを狙った模様。さすがザーツ卿は有能。

マグバレッジ『全エネルギーを推力モーターへ、目標、揚陸城……!』

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 墜落したと思った? 残念、強襲だァ!!

■即断即決
 デューカリオンの「飛行」に障害が出たと聞いた艦長は、即座に「推進力」を全開に!
 艦が墜落する前に、敵城に特攻させる!

 この艦で、直接乗り込みます―――!

 思わず伊奈帆も冷や汗!
 姫を降下できず、瓦解寸前となった作戦は、艦長の決断で見事続行となったのでした―――!

次回、デューカリオン隊、揚陸城へ突貫! そこに待つものは?

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 この付箋、まさかまた見ることになろうとは………。ものすごくユキ姉死亡フラグな気がする

■守りたいもの
 無感情さが目立つ伊奈帆さんですが、前回を繰り返した冒頭パート「姫様の友達」宣言
 なにより、ユキ姉の前で、身体を張り続ける姿が印象的。

 三話目での「付箋」を肌身離さず持ってたり、やはり家族の為というのが一番の要因なのか。

 彼が戦う動機は、ただ家族や仲間を守りたいから。
 その為なら、たとえアセイラム姫だって「利用する」事を厭わない伊奈帆。

 この視点からみれば、アセイラムを利用させまいとするスレインは、「敵」だとさえ言えます。

 だからこそ
 アセイラム自身と絆が深まり、伊奈帆は戸惑っているように思えます。
 果たして、この新しい絆が生み出すものとは?

 次回、第12話。



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