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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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東京喰種 トーキョーグール 第8話「円環」感想

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真戸の残酷な罠。金木くん、耐えに耐える第8話! もう取り返しがつかない……

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 ひとまず決着がつきましたが、亜門くんの気持ちを思うとやりきれない第8話。
 これが円環……。

 貴様らに報復を……、奴を“隻眼”をこの手で葬るまでは………ッ!

■報復の円環
 私生活が謎で、喰種同士の情を嘲笑い、最後まで「報復」を口にして死んでいった真戸さん。
 左手の薬指の指輪、意味をついつい考えてしまいますね。

 このままでは、同じ道を辿るであろう亜門君。

 彼と因縁が出来てしまった董香と金木、20区の行く末はどうなってしまうのでしょうか。

『真戸さん、それは?』『キミは知らないほうが良い。ふ、ふふ』

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 こんな小さなカバンに……。

■報復の連鎖
 母の匂いに引き寄せられたヒナミを追い、リョーコのカグネを操る捜査官「真戸」と対峙する董香。
 だが、不意にカグネを発現させたヒナミが真戸を追い込み
 董香が引導を渡す事となる。

 一方「人を喰おうとしない喰種(金木)」に襲われた真戸は遅れに遅れ、遺体となった真戸を見つける。

 次回、第9話「鳥篭」。

ヒナミ『喰種って、生きてちゃいけないのかな……』

真戸『そうそう、贈り物は気に入って貰えたかな? 逢いたかったろう、母親に!』

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 ヒナミ自身はリョーコの死を見ていません、金木くんの配慮が仇になったとも言えるのかも……。

■喰種捜査官
 罠を張った董香だったが、その「罠」の場所へ、ヒナミがおびき寄せられる。
 リョーコの「匂い」をエサにしたのだ。

 一縷の望みにかけて出てきたヒナミは、無残な姿の母を目撃。

 一度に両親を失った少女は、連れ帰ろうとする董香を拒絶して泣きじゃくる。
 ここまでされる程、「生きていてはいけない」のだろうか。

 少なくとも、真戸捜査官にとってはそうなのだ。

真戸『やはりそこらの雑魚とは違うなあ!? 跳ねろ、もっと跳ねろッ!』

董香『――――てめえの武器は、ここでは使えない!』

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 董香ちゃんラスボス過ぎである。

■羽虫
 覆面をつけるヒマも無かった董香は、そのまま素顔で対峙。
 真戸、死亡フラグ。

 董香の狙い通り、狭い場所では「笛口アサキのカグネ」は扱えない!

 障害物だらけの狭い空間
 逆に、俊敏な董香はあっさり「クインケ」を限界まで引っ張りまわしてしまいますが――――。

亜門『貴様らに一度聞いてみたかった。罪の無い人を平気で殺め―――』

董香『訳もなく命を狙われる恐怖、アンタに解る?』

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 教えて、教えてよ。

■居なければ
 真戸は、「エサ」で笛口ヒナミをおびき寄せる算段はあったものの、“ラビット”は未知数だった。
 別行動を命じられた亜門は、金木くんの妨害に遭遇。

 が、逆に一蹴!

 身のこなしとマスク姿
 金木を「喰種」と察した亜門は、彼と戦い、喰種に殺された同僚の嘆きをぶつけるのですが―――

 敢えて人を殺さず生きる喰種たちといっても、亜門氏には判らない訳で………。

真戸『どうだ? 見覚えあるだろう……、お前の大好きな…、母親だ!』

『クインケはお前らのカグネから作るものだからなぁ!』

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 この真戸さん、ノリノリである。

■両親二刀流
 が、敢え油断を誘った真戸は
 勝利を確信した董香に、とっておきのクインケを振るう!

 狭い場所でも有効に使える新クインケ、「笛口リョーコのカグネ」!

 夫妻は戦いを好まなかったが
 共に、相当に強いカグネを持っていたらしい。皮肉なものである。

カネキ『喰種の僕だけだ……、人間の僕だけだ…、僕だけなんだ―――!』

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 喰種の、人間の、両方なのは自分だけという自負。

■金木の「カグネ」
 一方、仲間を殺された亜門を説得できなかった金木は、他人とわかりあう難しさを肌で感じていた。
 肌というか、殴られていた。
 ひたすら殴られた。

 理解しあうのは難しい、自分自身には力が無い、出した答えは「カグネ」。

 一方的にボコられた金木だったが
 その姿に油断したのか、亜門の守りを一瞬でかいくぐった金木は、ただ一口だけ「食って」しまう。

 旨さに悶絶しながらも、金木のカグネは、亜門のクインケをあっさりと破壊してしまう!

亜門『―――いや、敵を前にしたら手足をもがれてでも!』

金木『逃げて…………、ください…』

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 僕を、人殺しにしないでくれ――――

■異常な喰種
 生身では常人なみに弱く、異常に打たれ強く、何より「こちらを食おうとしない」覆面喰種。
 武器を失い、なお闘志衰えぬ亜門くんでしたが
 その異様さを前に、一時撤退。

 しかし亜門さん、なぜ眼帯していたのでしょう……?
※前回ラストでは普通でした。

 メタ的に見れば、人間側視点の主人公=金木くんの対なのでしょうけれども。

董香『人しか喰えないなら、どうやって“正しく”生きりゃいいんだよ!』

『あたしだって―――、アンタらみたいに生きたいよ……』

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 一方その頃、董香ちゃんは死ね死ねと叫び続けていた。

■ハイブリッド
 誘いを察した真戸の隠し球、「リョーコのカグネ」に圧倒される董香だったが
 不意に、“笛口アサキのカグネ”が消える。

 クインケが、消えた? ―――いや、消えたのは私の右手かあ?

 呆然と呟く真戸
 窮地を覆したのは董香でも金木でもなく、幼いヒナミのカグネであった! この一家ポテンシャル高すぎ!

『お姉ちゃんを傷付けないで、お父さんとお母さんを……、そんな風にしないで!』

『素晴らしい! 優れた所だけを見事に引き継いでいる! 欲しいッ!』

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 月山さんといい、欲しがる人多すぎィ!

■円環
 ヒナミのカグネに、むしろ嬉々とした真戸!
 だったが、スペシャリストの彼を、瞬く間に戦闘不能にしてしまうヒナミ

 できないよ……、そんなの、どうでもいい。復讐なんてどうでもいい……!

 早く、親の仇をとれと促す董香
 だがヒナミは拒絶し、すぐさま立ち上がった真戸に、董香が引導を渡す事となる。

『貴様らに報復を……、奴を“隻眼”をこの手で葬るまでは………ッ!』

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 董香も、そしておそらく真戸も、誰かを殺された「報復」で戦っていた。
 だがその結果、董香は「草場」捜査官を手にかけ
 亜門くんを悲しませた。

 殺されたから殺し、殺されたから殺し返す。

 ヒナミはただ哀しいだけと言う。
 芳村店長は、矛を納めるようにいい「食料」を自殺者で賄おうとするのが、白鳩はそんな事は知らないのだ。

『こんなもん着けやがって……、そんなにあたしらに触るのも嫌なのかよ!』

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 また、息絶えた真戸捜査官の「手袋」を剥がした董香は、彼も結婚していた事を知る。
 さんざん笛口親子をいたぶったが、彼にもまた家族があった。

 手袋の下は古傷だらけで、辛い戦いを越えてきた跡も感じ取れます。

ヨモ『芳村さんが、お前に目をかける理由が解った気がする』

『俺も、お前がこれから先、何を為して行くのか、みたくなった……』

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 手を貸してはいけないから、ヨモさん、ずっとずっと「見守っていた」のでしょうか。

■生きて
 人間を喰うから迫害される、きっと、それはヒナミにも理解できている。
 だから「生きていいのか」をくり返し問うた。

 ヒナミちゃん、あの時、リョーコさんは「生きて」って言ったんだと思うよ………

 錦先輩との戦い同様、カグネ発動でおかしくなった金木だが
 ヨモによって心身ともに助けられた彼は
 ヒナミを慰める。

 人間を出来るだけ殺さず、波風を立てず過ごそうとする「あんていく」のメンバー。

 けれど真戸捜査官を討たれた亜門は、一人慟哭する。

Cパート真戸さん『まったくこんなところで……、亜門君が気がかりだが』

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 笛口夫妻、お幸せそうで何よりです。写真立てがニクい。

■三つ子の魂
 Cパートでは、ウキウキで「どんな業を背負うのか?」とあの世にゆく真戸さん。
 やっぱり地獄行きなんですね!

 しかし、地獄を堪能する喰種どもに「白鳩」の怒りが叫ぶ!

 にしても真戸さん、やっぱり「人間側」では良い人なんですよね……。そこまで心配するとは。

次回「鳥篭」。白鳩への反攻作戦? それとも?

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 同族のせいで買った恨みだけど、誰かが我慢しなければ円環は止まらない。悲惨すぎる。

■円環
 人を喰わねば生きていけないし、中には月山さんのように、意図して暴れる者もいる。
 喰種と人間、どうしようもない対立構造の中
 亜門君の絶望進行中……。

 さて、あの世ではどんな業を背負わされるのかな?

 なんて言ってた辺り、真戸さんは「承知の上で壊れている」感じに見えますが
 一方、自分が正義だと固く信じている亜門くんは……。

 次回サブタイは「鳥篭」と、白鳩を閉じ込める、的なイメージのタイトルですが
 前回、白鳩が作戦を準備しているって言ってましたから
 そっちの意味っぽいですね。

 次回、第9話「鳥篭」。


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