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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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アカメが斬る! 第一話「闇を斬る」感想

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実力満点・田舎者丸出し!! 無残なダークファンタジー「必殺仕置人」開幕!

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 剣と魔法と銃火器の入り乱れる中世ファンタジー世界観で、闇討ち稼業に巻き込まれた少年の物語。
 原作漫画未読。確かに、こりゃ胸糞が悪くなるスタートですな…。

 貴族が遊び半分に起こす悲劇と、その因果応報から開幕!

■田舎者タツミ
 主人公タツミは、世相に疎い騙されやすい性格。
 もう一話目ってば「タツミー! 後ろ後ろー!」みたいな感じでしたね!!(褒め言葉)。

 ただ、報われない人は徹底的に報われない話のようで…。

 騙す者がいて、騙される者がいて
 でも、因果応報がきっちり描かれて進む辺りは、小気味良い展開になりそうですね。面白いです。

旅人『―――帝都は、キミが思うような夢のある場所じゃないぞ…!』

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 圧倒的な強さを誇るも、世間知らずな田舎者。実に解りやすい冒頭劇でしたね。

少年、思い知る
 腕自慢の少年タツミはは、幼馴染二人と共に「一旗上げよう」と帝都に上った。
 が、道中離れ離れになった二人が惨殺された事を知る。

 人面獣心の貴族たちが、遊び半分に帝都を牛耳っている現実を思い知らされるタツミ。

 法は貴族の為にあり
 天罰を待つほどお人よしでもないタツミは
 私刑を行う暗殺者集団「ナイトレイド」に見初められ、半ば強引に彼らと同行する事になるのだった。

 次回、第2話「権力を斬る」

ナレーション『天が裁けぬその悪を、闇の中で始末する―――』

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 あ、これ毎週冒頭で流れるナレーションだ(確信)。

■Skyreach
 のさばる悪をなんとする、天の裁きを待ってはおれぬ、この世の正義もあてにはならぬ―――
 なんてえのを思いださせるナレーション。
 そういう作品なのですな。

 メインメンバー勢ぞろいっぽいオープニングで、それぞれの背景が意味ありげ。

おっぱいさん『私との出会いは、色々勉強になると思うよ? 少年♪』

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 開幕五分で全財産喪失は基本。基本、お人よしなのだな……。

■一旗上げよと叫んだものの
 主人公、タツミは優れた技量を持つ戦士である。
 しかし田舎育ちで世間知らずであり、自分の腕一つで簡単に成り上がれると信じていた。

 が、いざ帝都にきてみれば、そんな簡単なハズは無かった!

 腕さえあれば、軍に入って早々に士官(お偉いさん)になれると信じていたのだが
 不況なのか入隊希望者は多く、トラブって門前払いに。

 あまつさえ昼日中からうろつくおねーさんに騙され、稼いできた金も、根こそぎ騙し取られてしまう。

アリア『もし泊まるアテが無いんだったら、私の家に来ない?』

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 さすがに二度は騙されなかっ……、いや騙された!

■ARIA
 路銀を失い野宿を決め込んだタツミは
 さっそく夜盗に……ではなく、慈善家のお嬢様「アリア」の一家に拾われた。

 捨てる神あれば拾う神あり。

 いえいえ、タツミさん気付いて! 帝都は怖いって散々前振りしてるじゃないですかー!!

『だがね君、この国は三方を異民族に取り囲まれている』

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 回想が仲良すぎて辛い。

■寒村出身
 文字通り寒村出身のタツミは、偉くなって故郷を救うべく出発。
 捨てたのではなく、救う為の旅路。
 若いのに出来た子ですわ。

 その際、友達のイエヤス&サヨと共に旅に出たが、夜盗に襲われ散り散りになったという―――。

 土竜を瞬殺できるタツミ達相手に…、だと!?
※おそらく、対人戦ノウハウが決定的に足りないタイプなのでしょうね。その成長も描かれるのかも。

護衛の人『幼い皇帝を影で操る大臣こそが、この国を腐らせる元凶だ!』

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 なんだこれー!?

■貧富格差の象徴
 その後、この国の内情と重税の理由が。
 コメディタッチでしたが、見事な貧富格差があるという意味で、割と解説的なシーンなんですな。

『心根も腐っていた自分には、当然の報い、か……!』

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 アカメの刀には特殊な効果があるようです。フツーは触れるだけでアウトらしい。

■暗殺団と後悔と
 やたらコメディタッチな展開でしたから、杞憂だったかなと思ったら襲われた!!
 慈善家の邸宅を襲った賊は、護衛と住民を次々と殺害。
 その惨状に、タツミも思わず剣を取る!

 しかし死にゆく護衛の方々は、どこか満足そうな雰囲気もあり……?

 また、暗殺団の一人「アカメ」と対峙したタツミでしたが、彼女はタツミを無視してしまいます。

『金目当てか何かだろ!? 戦争でもないのに、罪も無い人間を殺す気か!』

『―――お前、罪も無い人間を殺す気か、と言ったな?』

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 まあオープニングでバレバレだったんですが!

■タツミ、見初められる
 当初はタツミを無視したアカメですが、執拗にアリアを庇う彼に、今度こそ刃を向けます。
 動く動く! さすが第一話、素晴らしい動画を描きつつ
 作画もほぼ崩れぬ好動画!

 しかしタツミ自身が察していたように、アカメの実力は折り紙つき。

 そこに割って入ったのは
 昨日タツミを騙し、そして今度は「真実」を教えてくれる女性、暗殺団のレオーネでした。

イエヤス『―――その女が…、サヨを、イジメ殺しやがったッ!!』

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 無残すぎる……。

■イエヤスとサヨと
 アリアの家は、慈善家ではなく「世間知らずを騙し、もてあそぶ」サディストの家だったのです。
 まるで鬼婆か何かのように、他人の善意を疑わぬものを騙し
 拷問、投薬、苦しむ姿を楽しむサディスト。

 その中には、他ならぬ共に旅立った幼馴染のイエヤス、そしてサヨもいました。

アリア『大体その女、家畜の癖に髪がサラサラで生意気すぎ!!』

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 しかし、アリアが苛だったという理由がある意味リアルで胸糞が悪い。
 そしてタツミが取った行動は――――

タツミ『待て―――、俺が斬る!』

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 タツミの決断。罪を罪だと思っていない者に、もう言葉は要らんのです。

■イエヤス
 同じように田舎から出てきたイエヤスとサヨも、タツミと同じように騙され
 サヨは苛め抜かれ、それでも屈さず息を引き取った。

 イエヤスは感謝し、満足した彼も、そのまま息を引き取ります。

 王道のシナリオなら、いつか再開する仲間達。この扱いだけでも賛否は分かれるでしょうね。

その決断力を評価され、タツミは「暗殺団」就職となる―――

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 結果、レオーネに見初められ暗殺団に参加。ところでヒロインがほぼ「葬る」しか言ってない件について。

■闇に隠れて生きる!
 深夜番組らしい「人の善意を信じちゃダメだよ?」から始まった第一話!
 前評判通り、胸が悪くなるような展開でしたが
 これもまたアリだと思えます。

 一話で世界観を描きぬき、また、最後をコメディタッチで締めたのも本作らしいノリなのでしょうね。

 基本がシリアスだからこそ
 あんまり重くすると、見る側が楽しめないだろうという作風でしょうか。

 正直、一話目にしてかなり無残な話でしたので、今後どうやっていくのかが気になる作品ですね。
 サブタイ的にはいきなり大物狙い? 敗北展開でしょうか?

 次回、第2話「権力を斬る」

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 なし

 なお原作担当のタカヒロ氏は、「つよきす」「真剣で私に恋しなさい!」を作った方なのだそうな。

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