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Channel: GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記
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シドニアの騎士 ♯11「衝突」

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シドニア、ガウナ、相食む総力戦! 互いの全てを出し切る戦い、決着は……?

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※画像右下隅クリックで拡大。

 シドニア、斜め加速に対惑星弾、48騎掌位に新型カビ弾の総力戦!
 超巨大ガウナもまた、ヘイグス砲に紅スズメ投入と、これまでの総決算と呼べる大決戦!!
 瞬間瞬間が見逃せませんでしたね。

 特に紅スズメが肝で、その投入が今か今かと恐ろしかった!!

■衛人隊奮戦!
 ナガテの技量は言うまでも無いとして
 カビ弾の反動をこらえ、無数の岩塊を避けながら飛ぶ衛人隊がカッコよかった!

 特に、実質的なリーダーを務めたサマリ小隊長
 無茶振りの連続を受けても、“やるしかないんだ”でやりとおす気概が凄まじい!
 相方の弦打さんも良い味出しすぎ。

 まさにクライマックス総力戦! たった12話程度なのに、これほど「決戦だぁ!」と感じさせる勢いも凄い。

緑川纈『逃げてッ!!!』

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 完全に私情で「逃げて」と叫ぶ緑川。震える足で持ち直す気丈さも良かった。

■ガウナの衝突
 カビ発見の英雄の一人にして、狂った科学者「落合」による新兵器の名残、量産カビの製造が成功。
 シドニアを、巨体の物理的衝突によって消滅させんと迫るガウナに
 緑川ユハタは実戦投入を決断する。

 推定200の本体を「量産カビ弾」によって除去できれば、残った小惑星も対・惑星弾で破壊できる。

 順調かと思われた「本体」除去作戦だが、機動性に優れた紅スズメの出現で覆った。
 重く反動の大きい量産カビ兵器の天敵であったのだ。

 残った戦力を「主本体除去」に集中すべく、ユハタはシドニア全動力をヘイグス砲へ注ぎ込む。

 次回、♯12「帰艦」

ユハタ『エナで、小惑星を丸ごと飲み込んでいる…? ぶつけるつもり!?』

『相対加速量を出して! ―――斜め加速で緊急回避します!』

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 田寛さんの光合成してただけですので。あくまで光合成ですので

■超巨大連結型
 一種のコロニーであるシドニア、その約20倍の全長、約8000倍もの体積を誇る巨大ガウナの襲来。
 主本体を核にした、推定200ものガウナの集合体であった。

 まるでシドニアのように、小惑星を飲み込んだ巨大ガウナ。

 だが長距離を高速接近してくる以上、コースを多少変えるだけで「避けられる」とユハタは踏む。

オペレータ『ガ542、進路転進! 再び衝突起動に乗ります!』

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 即座に「惑星ごと破壊しろ」と言い出す艦長の存在感。

■シドニアの総力戦!
 が、斜め加速したシドニアの進路にガウナは追従、運動性能差からみて回避は不可能と判断された。
 ならば破壊するしかないと艦長は決断
 対惑星弾をスタンバイする。

 が、巨大で低速な対惑星弾は「撃墜されてしまう」のがセオリーであった。

 小惑星にあてるには、これを取り巻くガウナを除去するしかない。
 ユハタは「量産カビ」の戦線投入を提案。

 切り札投入とあって多少の間はあったが、艦長はこれを承認するのだった。

『あの新兵器、こんなに完成してたのかよ……スゲェ…』

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 技術班も、無茶を承知で開発中の48本を全て投入。当然ソフトウェア的には未完成の兵器である。
 これだけ巨大だけに、発射時の衝撃を推進器でカバーする
 その同期だけを最低限行った。

ナガテ『だ、だ……、だ、だって俺は!“シドニアの騎士”ですから!!』

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 窮地に立ち向かいながら、ナガテは艦長に“シドニアの騎士になってくれ”と託された事を思い出す。

 こんな旨い食べ物が沢山あって、大勢の人達が幸せに暮らしているシドニアが凄く好きです―――

 昔いた、そんな偉い人みたいになれる自信は、全然ないですが……
 守れる為にできる事があるなら、なんだってします!

 傍から見れば
 地上に出てきて決して「良い目」ばかりじゃないナガテ。
 けれど爺さんと二人、特訓付けで過ごしてきた日々から一転、今が本当に楽しいのでしょうね。だからこそ!

岐神『継衛―――、あれは本来、俺が乗るべきだったのだ……』

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 海苔夫仕事しろ。

■岐神海苔夫
 一方、ナガテと対象的なのが岐神。
 劇中「シドニア最強」と謳われた赤井さんと、訓練生時点で、ほぼ互角に達していた若き操縦士。
 ナガテがいなければ、きっと彼がシドニア最強となっていたのでしょう。

 その若さとプライド、すごく人間味のあるキャラクターだと私は思います。でも海苔夫仕事しろ。

イザナ『すごく……、大きい…………』

『掌位解除! 全機周回軌道突入!!』『第二小隊は推進源に向かってっ!!』

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 48騎掌位の猛加速で惑星弾を追い抜いた衛人隊は、2手に分かれて作戦を遂行。
 第一小隊は迎撃機能を除去、第二小隊が推進部を除去
 あくまで惑星弾をカバーする作戦だ。

 事前にエナを破壊せずとも「本体」ごと破壊できるカビ弾により、ようやく一斉攻撃が可能となった衛人。

 第一小隊は、点在する200の本体を次々破壊して行くものの………。

ガウナ『地上からヘイグス粒子砲!?』

サマリ『―――地上スレスレまで降下してヘイグス砲をかわすッ!!』

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 やだサマリさん男らしい!

■猛攻と決断
 触手が届かぬ距離のはずが、ヘイグス砲再現によって「対空砲火」を開始するガウナ。
 速射性で劣る以上、ナガテは回避を優先しろと叫び
 サマリは降下攻撃を決断。

 重力によって機動性能が低下してでも、狙い撃ちにされるよりマシだという決断だった。

 距離が近付く以上、命中精度を補正する砲身は不要となり、次々とパージしながらサマリ隊は突撃してゆく。

『破壊度70%!』『貫通弾、残弾間に合いそうだ!』『ヘイグス砲もまだ使える!』

『―――第二小隊長からの信号途絶!?』

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 あまりの惨状に、ユハタは司令補の重責さえ忘れる。

■高機動型ガウナ
 一方、順調に「推進器ガウナ」を潰しつつあった第二小隊だが、その反応が次々と消滅する。
 ガウナ本体の一つ、紅スズメの襲来であった。

 快調に破壊し、破壊度70から90とどんどん盛り上がってゆく中でのBGM停止!
 ややあってBGMが「ガウナの曲」に切り替わる頃には
 第二小隊は半壊、そして壊滅した。

 長い砲身を携え、惑星の重力に引かれて機動性が落ちた衛人では、紅スズメに喰われるばかりであった。

『第二小隊の機体からの信号、全て、消失しました……!』

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 モブのオペーレータさんですが、ここで鼻声になってたのは鬼気迫るものがありましたね。
 第二話でガウナに喰われた山野さんといい、感情のこもりっぷりが凄い。

ユハタ『この限られた戦力で何が出来る……?』

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 足から映し、その震えを描写するのがまた良かった!

■緑川纈の決断
 紅スズメの登場と第2小隊壊滅により、200のガウナを各個撃破する戦術は不可能となった。
 それでも「作戦は続行だ」と、断言した小林艦長を前に
 緑川纈は「攻める」戦術を決断する。

 巨大ガウナの胞衣(エナ)に、シドニアの艦載ヘイグス粒子砲を絞り込む事で大穴を開け
 内部に突入、主本体を破壊せよとの指令を下す。

 もはや残機15機となったサマリ隊もまた、この決断に賭けるのだった。サマリさん男前!!

艦内大停電

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 全動力をヘイグス粒子砲にして打ち出す為、各施設も次々と停電になっていきます。
 エナ星白、もしやこの局面で「逃げる」可能性も?

※ちなみにヘイグス粒子は「宇宙空間に無尽蔵に存在する」為、ガウナのエネルギー源でもあります。
 単行本3巻146ページ、ガウナ解説ページより。
 太陽光発電みたいなモンか。

船員会『愚かな……』『いつでも分離できるよう、脱出艇を用意しておけ』

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 ガウナの推進器を潰した以上、斜め加速で逃げるのも一つの決断かもしれません。
 徹底抗戦を決めた艦長を、不死の船員会は嘲笑います。

 同じく、現状に絶望してしまった海苔夫も死を待ちますが
 お付きの海蘊さんが必死につなぎとめる!

 だが何を起こすか判らないのがガウナ!
 全シドニア民、そして視聴者がハラハラと見守る中、なんとかヘイグス砲は突き刺さる……!?

次回、壮絶なネタバレタイトル。果たして誰が帰艦できるのか?

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 第二小隊壊滅からのユハタ、無茶振りに応じるサマリがとにかくカッコ良かった!

■濃密な総力戦!
 見終えてみるとあっという間だったんですが
 見ているときは「え? まだAパート!?」と思ってしまうほど内容が濃密。

 後半も、いつどこで「ツヅク」がきてもおかしくない、クライマックス揃いの凄まじい激突だった!

 艦長・ユハタ・サマリと気丈な女性陣が気張る中
 これを「失敗」と切って捨てる船員会、悪夢が終わってくれると微笑む海苔夫で引き立つ!

 不快感はありますが、彼らのような「そういう考えもあるか」と思わせてくれる連中が居るからこそ
 常識外れの決断、死地に活路を見出すメンツが栄える!

 さあナガテ、次回はお前がやらかす番だ!
 次回、♯12「帰艦」


■原作漫画感想
 シドニアの騎士 1巻(弐瓶勉)※アニメ♯1~3話冒頭まで。
 シドニアの騎士 2巻(弐瓶勉)※アニメ♯3~7話まで。

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